本文へスキップ

静岡市清水区にある高野整形外科医院です。

電話でのお問い合わせはTEL.054-371-1322

〒424-0114 静岡市清水区庵原町121-1

生後10か月の赤ちゃんの熱傷

ティファールのポットによる熱傷の患者さんです。ティファールのポットは、コードと本体が離れないため、コードに引っかかると容易に本体が転倒するので、熱傷の発生が多いことで有名です。http://www.wound-treatment.jp/next/case/446.htm
患者さんは生後10か月の赤ちゃんでした。受傷後2日目に当院を受診しています。
【左前腕】
 
2日後                 3日後

 
4日後                 6日後

 
7日後                 8日後
        
 
9日後                 10日後

16日後

【左下腿】
 
2日後                  3日後

 
6日後                 7日後

 
8日後                 9日後

 
16日後
【左手】
 
                    7日後
              
 
8日後                 9日後

 
10日後                 16日後
       
【顔面】
 
2日後                8日後

いずれの熱傷も2週間くらいで上皮化しました。最終的にはやけどの跡は全く残らない状態まで回復すると思われます。受傷してすぐに、お母さんが、赤ちゃんをかかりつけの皮膚科医院に連れてゆき、湿潤治療をして欲しい、と言ったそうですが、皮膚科の先生は湿潤治療に否定的でゲーベンクリーム等で治療したとの事です。初診時、お母さんに当院の治療を説明した時、治療をどちらの医院にするか、随分迷っていたようですが、当院に通院して頂けました。顔面の熱傷は、ハイドロコロイドを使いましたが、他の部位はプラスモイストで治療しました。