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静岡市清水区にある高野整形外科医院です。

電話でのお問い合わせはTEL.054-371-1322

〒424-0114 静岡市清水区庵原町121-1

院長のひとりごと2023HEADLINE

お湯によるやけど(3/13)
10代男性 カップラーメンのお湯を大腿にかけ受傷 当日当院初診
  
初診時 水疱膜切除          翌日(2日目)

 
  4日目              7日目

 
 10日目              21日目
被覆材はズイコウパッドを使いました。若干色素沈着ありますが、時間の経過で改善していきます。

湯たんぽによる低温熱傷
(2/8)
30代男性 湯たんぽによるやけどを受傷し、8日後受診
 
    初診時          水疱膜を切除しズイコウパッドで被覆

 
6日後 被覆材をハイドロコロイドに変更     27日後
低温熱傷は治癒までに時間がかかる事が多いのですが、予想より早く治癒しました。

足皮膚壊死 開放骨折
(12/29)
50代男性 仕事中にアングルを落とし受傷。翌日当院受診。

    受傷翌日初診時             受傷2日後


    7日後           12日後        27日後



    40日後                55日後



      76日後                  104日後       
創は約3ヶ月で治癒しました。治療はズイコウパッドを使いました。

大腿挫創
(12/29)
車から降りるとき転倒し受傷した80代の患者さんです。
   
  受傷翌日 初診時            翌日

 
     3日後                 7日後



  16日後
ズイコウパッドで治療しました。


足関節熱傷
(7/24)
味噌汁をこぼして受傷された20代の患者さんです。
  
受傷2日後 初診時 水疱膜を切除しズイコウパッドで被覆。 

 
受傷6日後              10日後   

 
19日後               52日後
一部3度熱傷と思われましたが、幸い肥厚性瘢痕とはならず色素沈着のみ残存しています。

乳児顔熱傷
(06/15)
4/14にアップロードしたヘアアイロンで受傷さ6れた患者さんです。久しぶりに来院されました。
 
      初診時                3ヶ月18日後
やけどの痕はほとんどわからなくなりました。お母さんからも「やけどした事に周りの人も気付かない」と言って頂けました。治療は終了となりました。

私の膝蓋骨骨折
(04/27)
3月21日某テニスクラブのシングルスの大会に出場しました。そのテニスの試合中に転倒し、左膝を強打。しかも1回戦、第一ゲームのファーストポイントでした。膝を曲げると痛かったのですが、歩行できましたし圧痛も大した事が無かったので、まさか骨折しているとは思わず、そのまま試合を続行しました。しかし膝が痛くて走れず、試合は完敗。翌日になっても膝痛が続くため、皮下血腫でもあるのかな、と思い自分で超音波検査をしてみました。
 あれ、骨折している!!

 レントゲンを撮ってみました。
 やはり骨折していました。幸い歩行は可能だったので、仕事は支障ありませんでしたが、痛くて脚を引きずりながらがら歩いていました。早く骨折を治したいと思い、医院にあった超音波骨折治療器を自宅に持ち帰り、毎日治療しました。その甲斐あってか、受傷して3週間後にはほぼ疼痛が無くなり、ダッシュさえしなければ痛みが出なかったので、テニスに復帰。現在受傷して5週間経ちましたが、ほぼ完治の状態まで回復しました。超音波骨折治療器を使用すると、骨折の癒合期間がが3割早くなる、というデータがありますが、身をもって体験し、その効果を実感しています。

指尖部の創
(04/22)
50代女性 仕事中カッターナイフで右示指指尖部を切り受傷。同日当院初診。
 
受傷当日初診時                      翌日

 
      8日後                      15日後


      50日後
湿潤治療により、ふっくらとした指尖部が形成されます。知覚障害も無く、使いやすい指になります。


乳児顔熱傷
(04/14)
1歳女児 ヘアアイロンで受傷。当日救急当番医受診。翌日皮膚科受診後当院受診
   
受傷翌日、初診時 ハイドロコロイドを使用      受傷2日後   

   
   5日後                     15日後     


 47日後 若干の発赤はありますが、時間の経過で良くなっていくと思われます。


手関節部熱傷
(03/21)
70代女性 土鍋のお湯をかけ受傷。救急で○○病院受診。その後××皮膚科通院。治療に不安になりネットで検索し受傷後16日後当院初診。
 初診時の状態。カサブタが付着し創面の汚れが気になります。カサブタはすべて除去しました。
以後ズイコウパッドで治療。

受傷21日後
浸出液が大分少なくなりハイドロコロイドに変え治療。

受傷34日後
創は上皮化完了していました。若干発赤がありますが、時間の経過で改善していきます。



母指異物(02/20)
70代女性。10日くらい前、草取り中、母指にトゲを刺し、自分で抜いたが傷が治らない、と訴え受診されました。
           
初診時の状態です。早速超音波検査をしてみました。     矢印が異物です。

  
異物の位置にマーキングします。   麻酔後5mm程の切開をし異物を取り除く事が出来ました。
手術前にあらかじめ超音波検査をしておくと、異物の位置や深さがわかり摘出が容易になります。

小児の大腿熱傷の患者さん
(01/17)
8歳のお子さん。カップラーメンで受傷。
  
    受傷当日             翌日              5日後

 
    10日後             20日後
受傷直後はズイコウパッドを使用し、10日後からはハイドロコロイドを使用しました。

乳幼児腹部、手関節熱傷の患者さん(11/22)
生後11ヶ月の乳幼児の患者さんです。ケトルのお湯をかぶって受傷。○○病院で加療し、受傷5日目に当院受診。

 
初診時の状態です。表皮壊死部分を切除しズイコウパッドで加療しました。

 
受傷80日後の状態です。初診時腹部熱傷の一部は深くて3度熱傷と思われましたが、大分綺麗になりました。少し傷跡は残っていますが、時間の経過で良くなっていくと思われます。(詳しくはこちらから)


高齢者の皮膚剥離
(10/17)
高齢者によく見られる表皮剥離創の患者さんが続きました。
75歳 自宅でよろけて引っかかり受傷。受傷当日、他医を受診し剥離した皮膚は切除されていました。
翌日当院初診されました。
 
受傷5日後               13日後

  
 23日後                 44日後 
受傷当日、救急で受診した病院で剥離した皮膚は駄目だから切除します、と言われ切除されたそうです。
切除しても、湿潤治療で治りますが、時間がかかります。  

85歳     椅子に挟まり受傷        
 
受傷当日初診        剥離した皮膚を元の位置に戻しテーピング。ほぼ欠損なくカバーされまし              た。

 
翌日              1週間後テープを外した状態です。
1週間後には創は治癒していました。

93歳の患者さんです。段差で転倒し受傷され、受傷直後来院されました。
  
受傷当日 剥離した皮膚をなるべく元の位置に戻し、テープで固定します。

 
受傷翌日 テープはそのままです。
   
1週間後の状態です。          テープを剥がしたところです。一部皮膚欠損があります。

  
2週間後 完全に治癒していました。
剥離した皮膚は、一見駄目そうに見えても丁寧に元の位置に戻すと、欠損部はかなりカバーされテーピングでほぼ生着します。1例目のように切除してしまうのはもったいない。


小児手の熱傷
(5/13)
ストーブの天板を触り受傷した患者さんです。
受傷2日後当院に受診されました。お母さんが湿潤治療をご存じで
、ワセリン+ラップの状態で受診されました。
 
初診時(受傷2日後)          水疱膜は切除。創面は赤色で血行は良さそうです。
                    自信を持って、「キズは綺麗に治りますよ」と言えます。
ミトン型にしたプラスモイストで創を覆いました。(お母さんは夏井先生のHPをご覧になっていて、そのやり方もご存じでした)


5日後(受傷7日後)なんと創は完全に上皮化され、予想より大分早く治りました。傷跡は全く残らないものと思います。早くから適切な治療をすれば創も早く治り、痕も残らない事を、改めて再認識しました。

顔面、手熱傷
(4/19)
熱湯が噴き出し受傷された患者さんです。受傷2日後に当院受診されました。
  
受傷3日後

   
受傷31日後
当初はズイコウパッドを使用し、浸出液が減ってからはハイドロコロイドを使用しました。若干の色素沈着がありますが、時間の経過で改善していくものと思われます。

小児手の熱傷
(2/22)
1/28に投稿した、手の熱傷の患者さんが久しぶりに来院しました。
受傷後3.5ヶ月位です。MP関節部に若干の瘢痕拘縮を認め、軽度の進展障害があります。乳児は普段どうしても、指を屈曲位に保つため進展障害が生じやすくなります。軽度の水かき形成もあるため、手術適応と考え形成外科を紹介しました。受傷直後から湿潤治療をしていれば、3度熱傷にはならず拘縮が防げたかもしれません。

前腕熱傷の患者さん(2/21)
仕事中に熱湯がゴム手袋の中に入り受傷した患者さんです。他の皮膚科医院で軟膏+ガーゼの治療を受け、その後ご自分で湿潤治療をしていたが、心配になり受傷して10日後に当院を受診されました。
      
初診時(受傷10日後)              17日後

    
 24日後                    5ヶ月後


小児手の熱傷
(1/28)
ポットの湯気で生じた熱傷のお子さんです。他の病院で加療後、ネットで当院を知り、受傷後5日目に来院されました。
 
 
  初診時         13日後          26日後
当初3度熱傷で瘢痕形成が必発かと思いましたが、3週間後の状態は経過良好でした。(くわしくはこちら)

指にトゲを刺した患者さん(1/14)
3日前に左手にトゲを刺した、と訴え来院された患者さんです。

中指の掌側に腫れがありますが、傷はすでに塞がっていました。
早速、超音波検査をしました。

赤矢印がトゲです。


超音波検査でトゲのある位置を確認しマークをします。


マークに沿って5mm程切開したら、傷口からトゲの端の部分が自然に出て来て、簡単に摘出できました。

摘出したトゲです。
通常、このような異物を摘出するのは、皮膚の外から異物が触れない限り、実は意外と大変で、簡単に見つける事が出来ない事が多いのですが、超音波検査をすることによって、あらかじめ異物の位置がわかりますので、摘出はかなり容易になります。