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建築前の段取り 〜構想編4〜
エアコンの撤去

次におこなわなければいけない工事はエアコンの撤去作業です。現在エアコンはリサイクル対象製品であるため、リサイクル料金を支払って電気屋さんにお引取りをお願いする必要があります。
電気屋さんに撤去費用を聞いてみると、これが微妙に高い金額なのです。リサイクル料(\4200)以外に一台あたり\5000〜\7000を頂戴するそうです。エアコンを購入すれば一台だけ撤去費用をゼロにしてくれる店舗もあるようですが、解体する店舗兼住宅の住居部分には二台のエアコンが設置されているので、最低でも\20000以上の出費にはなりそうです。
解体工事・新築工事の期間中に両親は、離れで生活することになります。この離れには、クーラーが設置されていますが古いものなので壊れていて動きません。解体工事と新築工事は夏をまたぐため、年寄りにとってエアコンの無い離れでの生活は厳しいものになると想像できました。そこで、新しいエアコンを一台買って、解体部分のエアコン二台と離れのクーラーを安く撤去してもらえないだろうかと考えました。

エアコンを一台購入するという条件を提示して古いエアコンの撤去費用を尋ねたところ、返ってきた答えは電気屋によって担当者によってバラバラでした。
家電店Hのエアコン担当者Aさん:(おそらくチーフ)
離れの撤去費用無料、解体部分のエアコン撤去費用は一台あたり\3000、これ以外にリサイクル料を徴収。
家電店Hの店員Bさん:(別の売り場が専門らしい)
離れの撤去費用\3000、解体部分の撤去費用は一台あたり\5000、別途リサイクル料。
家電店Yのエアコン担当者Cさん:(たぶんチーフ)
離れの撤去費用無料、解体部分のエアコン撤去費用は一台\7000、別途リサイクル料が必要。
家電店Yの店員Dさん:(フレッシュマンと思われる)
エアコンの撤去費用は全て\7000、リサイクル料は別途必要。

電気屋さんによって撤去費用の規定が異なることは想定していましたが、担当者によって提示される金額が異なるとは思ってもいませんでした。教育が行き届いていないのか、社員の裁量に任せているのか?ちょっと疑問に感じました。
また、新しく取り付けるエアコンの延長配管(通常は4m程度まで無料)の費用についても、家電店Hの方が結構安いことがわかりました。
結局、家電店Hにてエアコンを一台購入して、古い三台のエアコンを撤去してもらうことにしました。エアコン単体は家電店Yさんが安いと思われましたが、トータルで考えると家電店Hさんに軍配が上がりました。
今回廃棄したエアコンは、一番新しいものでも九年前の商品であったため再利用しませんでした。エアコンの消費電力やCOPは近年著しい改善が見られるうえ、移設費用も意外と安くないので余程新しいエアコンで無い限り買い換えたほうがメリットが大きいと思います。積水ハウスの営業宮山氏から、そのように言われましたが、実際に調べてみるとまさしくそのとおりでした。