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☆玄関ドアを親子ドアにする
これも”若旦那”と”あけ”が感じた見栄えだけの問題です。別に玄関から大きな荷物を入れる必要も無い(他の掃き出し窓から大物の荷物は搬入可能)ので、無理して親子ドアにする意味は無いと指摘されると反論する言葉もありません。施工現場を見させていただいたときに、やっぱり親子ドアのインパクトは強いなと夫婦ともども思ったから変更してみました。これだけで結構な金額アップですけど夫婦の意見が一致したので採用しました。ただ完成後に感じたことなのですが、家の中の玄関付近に立っていると意外と自動車の騒音が気になるのです。もしかしたら親子ドアにして遮音が著しく損なわれているのかもしれません。ただし、これに関しても比較する術が無いので私の勝手な推測です。
☆外壁の色
私達の建てる家の商品シリーズは、契約当時セントレージアビーナという分類でした。(その後2004年5月頃に商品名がBe Freeに変更され再契約しましたが・・・) このアビーナシリーズには二種類の外壁模様があり、一つはテッセラストーンでもう一つはスクエアストーンでした。当初積水ハウス側から薦められた外壁は、スクエアストーン模様の色がホワイトウォームブライト1-JG(ジュエルグレイン塗装)でした。外壁に関しては実際の施工現場にて実物を見ることができるので、宮山さんに紹介していただいて見て回りました。ただ、残念なことに静岡県東部でスクエアストーンのホワイトウォームブライト1-JGという現場が一例も無かったのです。したがって、テッセラストーンのホワイトウォームブライト1-JGを見ては色を確認し、スクエアストーンのホワイト1-JGやホワイト4-JGを見ては模様の確認をするといった段取りでした。
積水で検討をされている方は、ご存知だと思いますが、ホワイトウォームブライトはベージュに似た色であり、ホワイト4は真っ白、ホワイト1は白とベージュの中間といった色目になります。これ以外にもライトウォームブライトという茶色に近い外壁の現場も紹介していただき比較しました。
模様に関しては、スクエアストーン(四角い大きなモザイク調)で即決でしたが、色に関しては非常に悩みました。まず、宮山さんお勧めのホワイトウォームブライトは、全く印象に残らないといったのが正直な感想でした。それに比べてホワイト4の白さのインパクトの強いこと強いこと。日が暮れてしまった薄暗い雰囲気の中で見た真っ白な外壁と破風サッシの衝撃は今でも忘れません。出来ることなら、この外壁にしたいと思ったのですが、我が家は県道の交差点に位置しており排気ガスが家全体を包み込んで汚すことは、昔からわかっているので絶対に真っ白な外壁は選択できません。したがって、ホワイト1とホワイト4の選択肢はありえないのですが、先にも述べたようにホワイトウォームブライトのどっちつかずのインパクトの薄さは、何か物足りなさを感じざるをえません。そこで、ライトウォームブライトの現場を見に行きました。この日は雲ひとつ無い快晴の太陽の光が眩いばかりの天候でした。燦燦の太陽のもとに現れたライトウォームブライト・テッセラストーンのお宅は、これまたインパクトの強いものでした。明るくて若々しさに満ちたような印象を受ける建物でした。
結局、東は裾野市から西は富士宮市まで10件のお宅を拝見させていただきました。そして出した結論は茶色っぽいライトウォームブライトのスクエアストーンで決まりという内容でした。ただ、この方針を打ち出して積水ハウス側に伝えたあとも暇を見ては近所にあるホワイトウォームブライトの現場に脚を運びました。何回も足を運ぶうちに思ったことが二つありました。一つは、天候が晴れか曇りか雨かによって白っぽく感じたり、茶色く感じたり印象が全然違うということ。そして二つ目は最初インパクトが無いと感じた印象が、何回も見ると無難な落ち着いた雰囲気をかもし出しているということです。ライトウォームブライトのインパクトの強さが逆に飽きるのではないかと心の奥底に一抹の不安を感じていたため、徐々に無難さを強調してくるホワイトウォームブライトが気になって仕方がありませんでした。
現場を見始めてから約3ヶ月かかって最終的に出した結論は、
スクエアストーンのホワイトウォームブライト1-JG
でした。なんてことはない元に戻っただけです。右往左往しながら振り出しに戻ったような感じです。外壁は家の雰囲気をあらわす大きな要素であるだけに非常に悩む点だと思います。今でも我が家が県道から数十m引っ込んだ位置にあったら絶対にホワイト4-JGにしたかったというのが正直な気持ちですが、悩んだ末に出した結論なら自分の判断を正しいと信じて後悔しないようにと自分に言い聞かせています。
☆弱電工事
15年前に家庭内LANがこれほど発展すると皆さん思っていましたか?本当にPC関連の進歩は目覚しいものです。15年前に家を新築した人で将来のためにCD管の空配管をした人は先見の明がある方だと思います。要するに今現在弱電工事に関してベストだと思われる内容を選択したとしても、それが10年・20年後に十分通用するものかどうかはわからないと言いたいのです。だからといって何もしないでおくわけにもいきません。もしかしたら全く無意味な先行投資になるかもしれませんが、現時点で最善と思われる準備をせざるをえないでしょう。
私が求めたかったのは基本的に全居室でLANのポートとTVの端子を設けておく、そして双方向通信のための電話のモジュラージャックもTV端子と隣り合わせて配置しておくということです。さらに集中管理をするために趣味室にTV・TEL・LANをすべて集めた情報総合盤のようなものを設けることもしたい。最初はプラボックスに全部押し込むことを考えていたのですが、かなりの部材を詰め込む必要があるため大きなプラボックスになってしまうなと頭を抱えていました。そんななか間取り図面をじーっと見つめていると趣味室の壁と子供部屋のクローゼットの間に幅60cm奥行き40cmくらいのデッドスペースを発見しました。これだ!この何にも使われていない空間をすべて情報総合盤としよう、これだけのスペースなら必要機材を配置してもお釣りがくる広さだ、ただ目隠しのためのドアだけは設置しておいてもらおうというように決着しました。この壁面内に隠蔽される予定の部材は以下のとおりになります。
・CATVブースターと分配器
・TELスプリッタとケーブルモデム
・ブロードバンドルーターとハブ
・ホームテレホン用交換機
・ホームテレホン用配線分配器
ちなみに一部TV配線と一部TEL工事以外は全て施主工事としました。
☆プロジェクターとスピーカー用の空配管
プロジェクターとスピーカーを将来天井設置する予定なので、信号端子台を天井に設置し、信号線を通すための空配管も先行して設置してもらいます。スピーカーの信号線は簡単なのですが、プロジェクターの信号線は各機種とも複数の入力を有しているため二本のCD管を埋め込んでもらいました。実はプロジェクター配線の仕様を理解していなかったのですが、自らホームシアターを構築している宮山さんから助言をいただいて映像用にどういう配線をしておけばよいのか知ることが出来ました。
結局、弱電とホームシアター用のCD管は合計で31本となりました。後から追加は出来ないので必要になりそうなものは全て設置するという方針でいったら、このような大量の本数になってしまいました。のちほど別ページにオレンジ色のCD管だらけの写真が紹介されていることと思います。 |
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