目次

地鎮祭
えい!えい!えい!

☆7月10日
いよいよ地鎮祭の当日を迎えました。本当は13時からの予定だったのですが、親戚に不幸があり”若旦那”両親が告別式出席のため15時からに変更してもらいました。
空一面を雲が覆いどんよりとした天候で、会社のQC大会に出席していた午前中は何とか雨が降らずにすんでいました。
ところが、午後になると堰をきったかのように雨が降り始め、現場に到着した14時
30分頃には豪雨と強風である。

テントが準備され、建物の外観とおりに地縄も張られていました。
ホームページを公開している皆さんがおっしゃるように、想像以上に小さいというのが家族全員の感想でした。

現場には既に神主さんと静岡ガスエネルギー担当のT屋さんと植松設備の方(?)がいらしてました。
定時になるまで離れの家の中に退避していましたが、15時に出て行くと積水ハウスの宮山さん、設計S田さん、現場監督M城さんの代役でY下さんが揃っておられました。

さっそく地鎮祭が始まりました。神主さんの言葉に吹出して思わず笑ってしまう方も多いようですが、私は全然別のことを考えていました。
一つは県道を走る自動車の騒音が相変わらずうるさいなということと、轍に溜まった雨を跳ね上げる音もかなり耳につくなということ。遮音はそれなりに考えたつもりだけれど大丈夫なのかな?期待はずれって事は無いだろうな〜。一抹の不安を感じざるをえません。
もう一つは、積水ハウスで建てられた方がホームページ上で書かれていた事なのですが、地鎮祭の天候が晴れだった人は工事が問題なく進み、雨に降られた方は最終的には無事に完成するのだが中途にトラブルを抱えてしまうという言い伝え。するってえと、こんだけの豪雨に見舞われたということは大量のトラブル発生を暗示しているということかい?
杞憂であることを祈ります。

家の四隅に米を撒きました。

噂に聞いていた鍬入れです。
もちろん、えい!えい!えい!と叫んでみました

”あけ”と”マポピ”が、榊を捧げたあとにペコリ〜。

家族全員で記念撮影です。
このときには雨は止んで、晴れ間が出てきました。

地鎮祭終了後に神主さんに御礼を渡さなければいけないのですが、私は地鎮祭費用に神主さんの御礼も含まれているのかと勝手に誤解をしていたため御礼を用意してありませんでした。宮山さんに言われて急遽用意したため古いヨレヨレの紙幣でしたが、同じお金なので勘弁してください。
積水ハウスの資金計画案に地鎮祭費用\30000と書かれています。これは、積水ハウスが施主に請求している金額だと私は思っていました。実はそうではなくて、神主さんに鯛を初めとした儀式に用いるものを用意してもらって、地鎮祭のお祈りをしてもらうまで全てをひっくるめて三万円でやってもらうので、支払ってくださいという意味なのでした。印紙代やつなぎ金利といったその他の諸費用の欄に地鎮祭費用が書かれていた為、積水ハウスから請求されているものだと完璧に誤解してました。地鎮祭が施主のために催されるものであるのだから積水ハウスが渡すものではなくて施主が渡すべきものであることも当たり前ですね。ちょっと考慮が足りませんでした。
いきなり、つまづきましたね。

地鎮祭のあとに現場での打合せがおこなわれました。
こわもてのY下さんより、建物の位置関係と、GLは現在よりも12cmほど高くすることなどを説明されて工事開始の書面にサインをしました。
さらに地盤改良が二日ほど要したのちに基礎工事に入り、7月25日ごろには建方工事に着手するという説明も受けました。うわぁ、ついに建っちゃうんだな、本当に本当に後戻りは出来ないんだな、何千万という借金は夢・幻じゃないんだな。と思いながら、責任の重さをひしひしと感じるのでした。

この日は二点の追加見積を受け取りました。一点は外構工事の追加費用で、もう一点は情報配線関係の費用である。合計で50万円以上である。受け取った時点では何のことやら理解できず、家に帰ってから冷静になって考え直してみると段々と怒りが込み上げてきた。
外構工事追加分は駐車場の門扉の費用がほとんどである。我が家の西側の駐車スペースは昔からオープンではなくて、夜になるとシャッターを閉めて完全なクローズ状態としていた。それなりの理由があってシャッターを設けていたのだが、店舗兼住宅を解体したことでシャッターはなくなってしまい今後はオープンな状態になってしまう。それでは少し安心できないので門扉を追加してくださいということになっていた。ただ、間口が5mと長いこととアコーディオン型では耐久性が心配ということから丈夫なものにしたいという問題点があったため、汎用の安価なものは無いけれど良いものが見つかりましたよという返事を半年近く前にいただいていた。
その見積を今日いただいたのである。
情報配線関係の仕様は、2月および3月に積水ハウス側に渡してあった。他の人のホームページを見ると情報配線工事に数十万かかったという話を聞くが、私は2月に仕様を出した後に金額の変更が出てこないため良いのかなという疑問は感じていたが、4ヶ月以上経過してようやく見積として出てきたのである。しかも詳細の無い一式いくらの見積もりである。
さらに渡された外構工事の見積をじっくり見てみると、打合せのときに追加したいと言ったコンクリート製車止めや埋没式ポールが含まれていないことに気がついた。
さらに、以前私が発注した(口頭で見積もりを教えてもらい、追加してくださいと言ったつもりなのですが、確証がありません)キッチンの家電収納庫も総見積もりに含まれていないのではないか?バス乾も以前見積もりから漏れたことがあったが、現時点の総見積もりには入っているのだろうか?と金額に対する不安がこみあげてきた。
おい、おい、全部含めると100万円は下らないんじゃないの?俺は一体いくら払えばいいんだよ。全部自分が要求した仕様なので費用を払うのは当たり前ですし、総見積もりを精査すれば何が欠落しているかもわかります。しかし、すべてを把握しておくことはなかなか難しいことです。今回の追加費用も自分の気持ちの中では皆総見積もりに既に含まれていると誤解していたものばかり。頭の中では仕方ないことだから納得しなければと思うのですが、気持ちはおさまりません。
今日一日の慌しさと見積もりの件で頭が参ってしまったのか、頭痛と吐き気がおそってきて夕方には床についてしまいました。


☆7月11日
翌日になって体調も復活して宮山さんに一くさり文句を言いました。そして外構工事は全ての要求を含んだ仕様で速やかに見積もりを出してもらうこと、そして情報配線関係についても詳細な見積もりをいただけるようにお願いしました。
外構工事に関しては、今までしっかり考えたことも無かったのですが、総額でかなりの費用です。積水で頼んだ外構工事は高いよという話をホームページ上でも頻繁に聞きます。そこで少しでも安価に収めるために、積水ハウスをとおさない他の業者にも見積もりを出してもらうと伝えました。

これら一連の話をしているときに私は実は間違ったことを宮山さんに言ってしまいました。”外構工事は総額を聞いていたが詳細を受け取ったことが無くて昨日初めて貰った。これでは、何が含まれていて何が足りないのかわからないじゃないか。”と宮山さんを責めました。これに対して宮山さんは、”大変申し訳ないです。”と謝られました。しかしながら、この二ヵ月後に書類を整理していたら、昨年11月に受け取った外構工事の初期詳細見積もりが発見されたのです。
ちゃんと見積もりを受け取っていたのに、積水ハウスがよこさないからいけないなどと私は偽りの責任転嫁をしていたことになります。私自身も自分のミスを恥じ謝罪したのですが、宮山さんは詳細な見積もりを渡していた確信はあったけれどフォローを全然していなかった自分にも非があるので気にしないでくださいとおっしゃってくださいました。営業職にとって、こういうことはつきものなのかもしれないけれど、自分には真似できないなと思いました。宮山さんは私よりも年下ではありますが、大人だな〜と感じさせることが、このとき以外にも何回もありました。
宮山さん、この外構工事の総額のトラブルに関しては私が一方的に悪かったです。本当に申し訳ない、反省しております。