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建方工事
天候回復でいよいよ瓦葺き

☆8月20日
M城監督さんの話によると瓦工事が遅れているとのこと。木工事が始まる前に瓦が載るはずだったが、どうやらずれ込んでしまうと言っていた。ひとえに台風の影響であることは間違いない。
今日は天気が良くて渡辺かわら店さんによる瓦の敷設が実施されました。

一階の屋根は終了したようですが、天窓の周囲は瓦の葺き方が少し独特です。

二階は、西側切妻の北面のみ終了しました。

二階の残りの面の瓦は、一番下の列だけが施工されています。
右の写真を見ると野地板に固定している釘と瓦同士を引っ掛ける金具がわかります。

電気工事です。

左は玄関扉付近の配線です。玄関外の照明、玄関の照明用スイッチ、廊下の照明スイッチ用の配線などが集合しています。
右は洗面所天井部の配線です。ここに分電盤が設置されるために配線が集合しています。

一階便所の配線です。窓の上にあるのが換気扇、窓の横を上下に巡らされた配線はウォシュレット用、天井の黄色いのはダウンライト照明用です。
家中に張り巡らされた配線を見ると電気の重要性が痛感させられます。

このような透明樹脂キャップが数箇所だけ見られましたが、ケーブルの中継がされているようです。解体前の店舗の屋根裏には、この樹脂キャップが多く存在していたのですが、最近は少ないようですね。

このグレーの箱が配線の省力化を実現する部品のようです。矢崎電線の”矢崎ユニット”という商品みたいですが、これが数多く天井裏に敷設されています。


☆8月21日
昨日に引き続いて屋根工事と電気工事がおこなわれますが、今日から給排水工事も始まりました。サッシのコーキングも実施されました。

瓦の設置は、頭頂部の数列と隅棟部の端材を残すだけとなりました。

写真では全くわからないのですが、アルミサッシのコーナー部にコーキングされました。コーキングに使用されたシリコンは、もちろん外壁と同じ色・模様です。
一本欲しいとお願いしたのですが却下されました。きっと特注品で高価なのでしょうね。

洗面所の床下に給湯・給水ヘッダーが設置されています。
瞬間式の給湯器の場合、使い勝手を考えると浴室のすぐ脇に給湯器が設置されて、給湯ヘッダーも給湯器や浴室の近くに設置されるべきです。
話は変わりますが、給湯パイプは樹脂管がさや管に通されているだけです。これで断熱は大丈夫なのかな?最近の給湯は、どのメーカーもこれが当たり前のようですが、さや管は保護管であって断熱材じゃないはず。

排水管のパイプはエルボ部での接着がはっきりとわかるように透明な材質のものが使用されています。(左) しかしながら、右図の設置場所はエルボが異径のため透明なエルボ部材が存在しないのでしょう、グレーのエルボが使用されています。ちょっと残念。

二階の便所からの排水管です。
ちょうど納戸の中のパイプスペースを通ることになります。

排水管は上図、右図のように基礎をくぐって家の外へ配管されています。

電線やCD管は天井のALCに穴を開けて通路を確保しているところがあります。
これを見ると電気工事屋さんは、電気だけじゃなくて大工仕事も出来ないと勤まりませんね。

左は屋外へのAC100V供給用ケーブルが外壁を貫いています。
右は玄関先の四つの配線(二連照明、スポットライト、人感センサー)です。センサーは逆の壁に設置されるという打合せ時の取り決めでしたが、逆の壁は単なる飾り壁なので電気配線等を通すことが出来ないそうです。聞けば納得することですが、私にその旨の連絡は一切ありませんでした。

土間のベタコンに線がけがかれています。木工事で大引きが施工される準備のようです。

この日は土曜日ということもあり現場でM城監督と話をさせていただきました。
玄関照明の配置、食洗機用の給水コンセントの増設、キッチンの水栓位置の修正など実施工を考慮した場合に図面とは異なる工事にしたほうが良いと思われる点を教えていただいた。そして、その通りに工事内容を変更してもらうことにしました。
また、外壁の擦れ痕の補修をお願いし、コーナー外壁の段差については少し対策を検討してもらうことになった。