木工事
軽天井の仕組み

☆9月8日
木工事は一階のみでした。

東西方向のスタッドは梁にボルトで固定されている（写真左）場合と木枠パネルに打ち付けられている場合があるようです。南北方向に敷設されるスタッドは東西方向のスタッドと金具で固定されています。（写真右）

南北方向に敷設されたスタッドは基本的に等間隔なのですが、所々写真左のように密接した施工もあります。

記憶が定かではないのですが、密接したスタッドは写真右のように柱の両脇を通されていた場所だったかもしれません。

階段とリビングの吹き抜けに挟まれた廊下部分のスタッドです。（写真左）
天窓のところはスタッドが不揃いの長さで施工されています。おそらく後日長さを揃えるのでしょう。（写真右）

一階は天井のスタッドが全部施工が終わったようですが、二階には部材が搬入されていました。

壁面に貼られる木枠パネルが搬入されています。右側の丈が短い木枠パネルは窓の上下に施工されるものです。

東芝製の部品ですが何に使われるのかわかりません。24時間換気用のダクトに用いられるのかな？

☆9月9日
今日は二階の木工事も始まり、床暖房パネルの敷設もあり一気に工事が進展した感があります。
まずは一階の状況です。

天井にグラスウールの断熱材が敷かれました。厚さがどのくらいだったか計り忘れましたが、結構厚かったです。写真右はリビングの天井部分ですが、何故か断熱材のビニールの色が違います。この上はバルコニーだから異なる断熱材が使用されるのでしょうか？真相はよくわかりません。

左は和室とリビングの境目で襖の枠が施工される位置です。右は天井点検口が設置される場所です。スタッドの間隔が狭まっているところは、やはり、それなりに理由があるのですね。

昨日は不揃いであった天窓部分のスタッドも綺麗に処理されています。

今日から始まった二階の工事を担当する大工さんは、酒井工務店さんの次男の方でした。非常に若くてエネルギッシュな作業をされて、”一日でこんなに工事が進むんだ！”と感心させられることが、これ以降もたびたびありました。一階を担当されるI田さんは年配でもあり、地道で確実な作業をされる方なので好対照な大工さんたちです。

二階はあっという間にギンギラギンになりました。

ギンギラギンの木枠パネルは、外壁に面した場所にだけ設置されると思っていましたが、玄関吹き抜けの上部に一面だけ外壁に面していない木枠パネルがありました。下の写真は、その木枠パネルの裏側です。外壁に面していないのに断熱材入りの木枠パネルが施工されているのは何故だろう？当時は何も疑問に思わなかったけれど、建築記を書くために見直してみたら疑問が湧いてきました。
下の写真には大工さんのハンドメイドによる木材の壁下地が作られています。部屋の間仕切りは通常スタッドが用いられるため、木材を使用した壁面の造作はこの場所だけだったような気がします。（たぶん．．．）

吹き抜けで床が無いので、板を渡して足場を作って作業するんですね。落ちたら洒落にならないので片足だけ乗せてみて止めました。

二階の施工を見てみると、木枠パネル表面のアルミのシートに破れた痕が多々見受けられました。保管・搬入時に傷つけたのか、施工時の取り扱いが荒くて傷ついたのかわかりませんが、後者だとしたら建築を急いでいないから丁寧にやってほしいな。最後にアルミテープで補修するのだから関係無いって言ってしまえばそれまでだけど．．．。建物の根幹に影響するようなことではないけれど、やっぱ、施主としては気になりますね。

次は静岡ガスエネルギーによる床暖房工事です。

床暖房パネルがリビングに施工されました。写真でも実際見てもわからないのですが、温水循環式のため細いチューブが、このパネルの中に張り巡らされています。
ダイニングや子供部屋も床暖房すればよかったかなという後悔が．．．。

床暖房用温水が循環するパイプは給湯器が設置される予定の場所まで引き回されています。
そして圧力計を取り付けて漏れ検査がされています。