トランクスルー式のロールケージを組んだらリアピラーバーが取り付かなくなり、サーキット走行時にビデオカメラをマウントする所が無くなってしまいました。
リアシートのある辺りに三脚を立ててカメラをセットしてみたところきちんと撮れる事は撮れるのですが、その都度タイダウン・ベルトで固定しなければならず、また万が一倒れたりベルトから外れたりした時の事を考えると、その使用状況下ではあまり芳しい出来事ではありません(^^;。
という事で、クスコ製のボルトオン追加バーをリアの斜行バーとして追加する事にしました。
ピラーバーは磨きのアルミ地でしたが、夜に他の車のライトが反射して、思わぬ方向から他車が迫ってきている様に見えてびっくりした事が何回かあった為、反射が少ないだろう、とカーボン製にしました。
取り付け部を決めて長さ(ロールケージのパイプの内側-内側)を出し、発注して数日で入荷。取り付け自体は問題はありません。ただ、取扱い説明書に、取り付け時にはバッテリーのマイナスターミナルを外す事/外さないと車両の電気部品が壊れる、と書かれていましたので、それに従いました(^^;。
取り付け後は、何となく排気音が大きくなった様に思いました。また、ビデオカメラを取り付けて走ってみたのですが、ピラーバー固定の時に対して若干ぶれが大きい様な気がしますが、観るのに問題になるほどではありません。ただ、アイドリング状態では何かと共鳴するのか、見てわかる位に振動しています。
あとボディ剛性の変化ですが、リア側が少しかっちりした様に思えますが、これと前後して足回りを仕様変更し、サーキットには2つを同時に持ち込んでしまった為、タイムや操縦性にどれくらい影響しているのかはわかりません(笑)。
尚、カーボン製のパイプは圧縮/引張り/曲げにはかなり強いのですが、途中にクランプを取り付ける様な「潰し・締め付け」方向の力には弱い様です(割れてしまう)。この為店主は、ビデオカメラのマウント(パイプへのクランプ式)は、アルミ製の長さ調整ネジ部に取り付けています。
店主のDC2Rのグレードは「TypeR-X」で、標準でABCペダルの踏面がアルミなんですが、フットレストは樹脂製の黒い箱の様な形で、何となくコーディネートができていない感じがしていました。で、アルミ縞板の端材が手に入ったので、これをフットレストの上に張ってみました。
土台は純正のフットレストで、この上にネジ止めする構造にします。フットレスト表面の滑り止め模様をベルトサンダーで削り落として平らにし、縞板に当てて採寸♪
上に数mm、下には30mm位延長し、幅はクラッチペダル側に5mmほど広げました。これは、縞板が厚さ2mmの一般アルミ板材だったので、踏んだ時に延長部分(=純正フットレストのバックアップがない)が曲がりにくい様に、10mmほどの高さで直角に補強曲げを入れた為です。
縞板を両面テープで仮止めし、フットレストの裏側から穴を明けます(裏側には結構細かく補強の為のリブが入っているので、これを避ける位置に穴を明ける為)。
固定は、なるべくボルトの頭が飛び出さない様に低頭ボルト(頭の高さが1mmほどの特殊ボルト)で行いました。ボルトの頭が縞の部分にかかる所があるので、軽く座刳りを入れて削り取っておきます。
あと、上側のフットレストの取り付けネジには縞板取り付け後も何とか工具が届くのですが、下側はそのままでは無理な為、ソケットレンチを通す穴を明けました。
実際に踏んでみた感想ですが、純正フットレスト(滑り止め模様の目が結構細かい)よりもしっかりグリップしてくれる様に感じました。あと、純正フットレストですが、取付けネジがかなり緩んでいたので、時々点検した方が良さそうです(^^;。
走行距離6万キロを超えても快調に回る小間物屋号のB18Cですが、サーキットで酷使している事もあり、予防措置としてマイクロロン XAを入れました。
作業は個人でも行える様ですが、色々とコツがあるみたいなので、いつもお世話になっているアーバン(マイクロロンの認定ショップです)に依頼しました。
エンジンオイル交換時に施すのがベストとの事なので、同時に実施。オイルの量に対して指定割合で注入します。あと、ガソリンタンクにも、タンクにあるガソリンの量に対して指定割合で入れます。これはインジェクター等の摺動部分にもコーティングする為、だそうです。注入後、1時間ほどはエンジンを止めずに回しておかなければならないとの事で、暫くアイドリングさせた後、ちょこっとお使いに走って処理は完了です。
効果ですが、街乗りの範囲では、エンジンの回りが少し軽くなったかな、と思えます。あと、メカニカルノイズが殆ど無くなった様に感じました(ロータリーエンジンみたいです(^^;)。
違いがはっきりとわかるのが、冷間時の始動です。特にこの季節、小間物屋号はバッテリーが小さい事もあってか朝晩のクランキングがかなり重たい感じになるのですが、マイクロロンXAを入れた翌日から、明らかに回りが軽くなりました。オイルは今までと同じものを使っていますので、回りが軽くなった分はマイクロロンの効果である筈です。
この回りの軽さが高回転域でどう出てくるのか・・・サーキットを走るのが楽しみです(^^)。
これまで、ヒートクラックは経験していたのですが、今回はぱっきりとディスクローターが割れました(^^;。画像上がヒートクラック(交換時期と判断したもの)、下が今回のクラックです。因みに、ヒートクラックは、成長して内側から外側までクラックがつながった様な状態になっていなければ使っても大丈夫な様です(無理はお勧めしませんが・・・)。
ディスク自体は以前からサーキットでも街乗りでも使っているDIXCEL SD(スリット入り、熱処理なし)で、4セット目にして初めてです。先週、富士ショート・サーキットを1本(25分)走った後に気が付いたんですが、いつ割れたのか、はっきり判りません。 もしかしたら、先のTC2000で割れていたけどパッドの影になっていて気が付かなかった、のかもしれません。
中央のハブ部分まで割れて、更にディスクがばらばらになると非常に厄介・・・ブレーキが無くなるのもそうですが、場合によってはディスクの破片がホイールのリムやフェンダーに穴を開けてしまうそうです。面倒ですが、走行前に回してきちんと表裏、パッドの陰になっている部分まで見た方が良さそうです。
ちょっと気になるのが、ディスク表面のスリットの外周側の「底」とクラックの開口部が合っている事ですが、偶然かもしれません。
3年ほど装着していたC-WESTのGTウィングが内側から壊れてしまった(ウィングが膨らんで、内部の補強の一部が取れてしまったらしい)為、交換する事にしました。
車検対応している事を前提として、できるだけ高く、広く、また純正取り付け穴が使用できるもの、で検討し、VOLTEXのGT WING Type2を選択しました。VOLTEX言う所の「Vマウント」タイプで、翼端版と純正ウィングの取り付け穴を結ぶ形で脚が設定されるレイアウトです。
材質はウェットカーボン、ウィングポスト(脚)の高さは225mmを選択。これにオプションとして車種別専用マウント(8,400円)を組み合わせ、あとショップ経由でクリア塗装(26,250円)をお願いして、納期は3週間ほどでした。
取り付けですが、ちょっと穴が合わない感じではありましたが、修正加工等は無く、そのままボルトオン、です。聞いたところによるとType2/DC2/専用マウントの組合わせは初めて製作した、との事でした。
DC2Rに取り付けると・・・ちょっと大きい(^^;。以前取り付けていたものと左右幅は同じですが、前後幅(320mm)が大きい事と3Dウィングである事があいまって、かなりの存在感です。またウィングの高さは50mmくらい上がった感じで、店主の座高、ドライビングポジションだと丁度リアウィンドウの上縁辺りにウィングが見える様になり、後方視界が良くなりました(笑)。
2007年4月30日-サーキットにて
一番寝かせた状態で、富士ショートサーキット(A1-B3-C2レイアウト)を走りました。ダウンフォースに関しては、角度のセッティング等にもよると思いますが、この状態とこのサーキットとの組み合わせでは、以前のウィングとの差は感じられませんでした。HKSサーキットアタックカウンターによるトップスピードは、以前のウィングの時と変わりません。
2007年6月5日-サーキットにて-その2
一番寝かせた状態でTC2000を走りました。直前に足回りのブッシュを交換している為もあるかもしれませんが、体感できる位に効きました。
ダンロップ・アーチ下では、以前と同じ操作(=スロットルオフのみ)ではリアが外に出ず、向きを変えきれなくなった為、軽くブレーキを当てて曲がりました。
最終コーナーの進入(小間物屋号DC2Rでは 4速、メーター読みで165km/hkらい)では、以前はブレーキ〜ステアすると、すっとリアが流れたがると言うか、リアが伸び上がる様な感じで不安定になって恐かったのですが、それが無くなってヨーがしっかり感じられ、安心して切り込める様になりました。
最終コーナーの旋回では、最初、以前よりアンダーステアが強まった感じがしたので、リアの車高を5mm上げてみたところ殆どニュートラルステアの状態になりました。4輪の接地感は格段に上がって安定しています。
この区間(セクション3/最終コーナー手前100mからコントロールラインまで)のタイムは前回と変わらなかったのですが、安定性と安全性が高まったという事で、今後限界を探っていきたいと思います。
尚、最高速は以前と変わらない様です(155〜157km/h、HKS サーキットアタックカウンター/車速センサーから)。
何と呼ぶのか、「マット」と言うには金属過ぎるし、フロアプレートと言うと構造材みたいだし、ヒールプレートと言うには大きい様に思うし、で、結局マットから採寸したのでそのまま名前をスライドさせました(笑)。内装(フロアカーペット)ありの状態で取り付ける場合、市販のものは「置くだけ」のタイプが殆どの様ですが、サーキットでの使用を考え、ネジで固定する事を前提に自作しました。
材質は厚さ2mmのアルミ縞板です。これを四角く切り出して前側を曲げた状態まで業者さんに加工してもらいました。これにフロアマットからの採寸を元に起こした型紙を貼り付け、外周に倣ってジグソーでカットします。周囲のバリ取りは、軽くベルトサンダーを当てた後に手仕上げしました。
固定は、ロールケージの脚の止めボルト(M8)が室内側に結構長く余っていたのでその2点(ロールケージの固定用ナットの上に置き、その上からフロアマット固定用のナットで締める)と、フットレストの止めネジ(M6)に共締めしたステーの1点、の計3点です。また靴底がひっかかりにくい様に、ロールケージへの固定部を含めて上面に出ているネジの頭は全て丸い頭にしました。
あと、ネジ固定してしまうのでフロアの掃除が簡単にできなくなるかと思い、ゴミや水が落ちるのを防止できればと、高さ15mm X 厚さ1mmのアルミのアングル材で「堤防」を作って前半分につけました。固定はM4ボルトで、フロアパン(マット)側は袋ナットにし、ネジの頭がフロアパンやマットに当った場合でもダメージを与えにくくしました。
この状態で上面は、純正フロアマットに対して多分10mmくらい上がっていると思います。ちょっと走ってみた限りでは、ABCペダルの操作に違和感はありません。アルミ板が結構しなるので、もしかしたら運転していて気になるかな、とか、乗り降りの時に体重をかけると曲がるかな、などと思ったのですが、そんな事もない様です。
これでペダルワークが上手くいく様になってサーキットでもタイムアップ・・・すればいいんですが(^^;。
購入から7年を経て、かなり黄色っぽくなってつやが消えてしまったヘッドライトのプラスチック製レンズカバーを磨いてみました。
以前、「ヘッドランプ用コンパウンド」で磨いてみたのですが、あまり変化がなかったので、今回は細目の耐水サンディングペーパーを使って本格的に(?)表面を削り取る事にします。
まず、削りたくないところを外すかマスキングします。店主の場合はボンネットは開け、バンパーは外し、フェンダーにかかる部分はマスキング、としました。特にバンパーは、サンディングペーパーで磨いている時には削り粉が水と一緒にだばだばと流れますので、外してしまった方が気が楽だと思います。
磨きは、1000番->1500番->2000番の耐水サンディングペーパーで水砥ぎし、「鏡面仕上げ用超微粒子コンパウンド」で均しました。
2000番で研いだ時点でカバーは全体的につや消し状態で、大丈夫かな、と思いましたが、コンパウンドで何回か磨くと透明感が出てきました。黄色い感じはなくなっていますが、レンズカバーは内側から霞んだ様に曇っていて、新品の様なクリアさは得られませんでした。画像は、右が作業前、左が作業後、です。こうして見るより現物の方が、色調や透明感の差は大きくなります。
尚、この作業を行うとメーカー出荷時についているコーティングを削ってしまう為、そのままではすぐに黄色くなってしまうとの事なので、Soft99「プロスペックナノハードクリアー」でコーティングしてみました。
所要時間は、かなりぼちぼちと作業して(^^;両側で約2時間、でした。尚、ヘッドランプの前に座り込んでの長時間作業となるため、低めの椅子があると便利だと思います。
2008年2月23日-磨き直し(^^;
1年を待たずしてレンズがかなり黄色く曇った様な状態になってしまったため、磨きなおしをしました。やはり、メーカーで施したコーティングを剥がしてしまうと劣化が急速に進む様です。
今回はサンドペーパー等は使わずに、塗装用の「鏡面仕上げ用超微粒子コンパウンド」で直接磨いてみましたが、片側15分ほどの作業で透明感が戻りました。尚、Soft99「プロスペックナノハードクリアー」ですが、前回使った残りは白いゲル状(本来は青い液体)になってしまっていた為、新たに買い直して処理しました。コーティングの効果は半年くらい持続する、と謳われているので、研磨〜塗布を考える場合はこれを守ったインターバルで作業した方が良さそうです。
足回りのブッシュを交換しました。
最初に無限製を考えて在庫を当ってもらったところ、ある程度は予測していましたが、交換したいブッシュ10点中7点が欠品(/_ _)/。
それでは純正で、と当ってもらったら、アームやリンクに組込まれた状態じゃないと出ないブッシュがかなりあります(=もったいない(^^;)。社外のブッシュもあるんですが、やはり組込み済みだったり、希望のブッシュの設定がなかったりで、結局、全点無限でオーダーを入れて、揃うのを待つ事にしました。
で、まず10日ほどでトレーリングアーム・ブッシュが入荷し、これは割れているのが明らかだった事もあり、先に交換しました。画像は6万6千キロ使ったブッシュです。
交換には油圧プレスと抜き/入れの為の治具が必要です。治具は入れ代をきちんと出せるストッパー付きの専用品があればベストですが、ブッシュの外径と合う強固なリング(ばらしたベアリングなど)があればOK・・・って、ブッシュやアームを傷めずに取り外して組み込むには技術が必要で、ここはショップにお願いし、店主はアーム類の脱着を担当しました。
で、組んだ後の公道走行では、違いは感じ取れず(^^;、翌日、サーキット(富士ショート)へ・・・何となく、リアサスペンションの動きが良くわかる(良くなる、と言うより、良くわかる)様に思いました。
その後、1箇月ほどで他が入荷した為、
・フロント |
- アッパーアーム(4個) - ロアアーム(2個) - ダンパーフォーク(2個) - コンプライアンス(2個) - スタビライザリンク(4個) - ステアリングギアボックス(5個) | ・リア |
- アッパーアーム/インナー(2個) - アッパーアーム/アウター(2個) - ロアアーム(4個) - コンペンセータアーム(4個) - スタビライザリンク(2個) |
先週ブッシュを交換したときに見つけた、ガタが出てしまった左リアハブベアリングを交換しました・・・って、「修理」が続きます(^^;
ブッシュを交換したら、ブレーキをかけた時にカツン、と音がする様になり、車を上げて叩いたり揺すったりしてみたら、左後輪がカクカクと、見てわかる位に動く・・・ブッシュ交換前は気が付かなかったんですが、新品の強化ブッシュにした事で、音が伝わり易くなったのかもしれません。
交換に際して圧入等はなく、ブレーキ周りを外してセンターナットを緩めればOKで、予想していたより楽でした。
あと、リアサス周りからしていたガタつき音が小さくなりました。この音はかなり前からしていて、増し締めや組み直しをしても小さくならず、リアスプリングに5mmくらいのラバーシートを挟んだ時に小さくなったんですが(その後、取り外したら復活)、ベアリングのガタつきも一因だった様です。
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