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ごく私的なパーツ・インプレッション

● 外装系部品

- Wurz カーボン・ボンネット
- かいおんくん(ボンネット用防音、断熱シート)
- C-West GT Wing Carbon Neo
- VOLTEX GT WING Type2
- カナード
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Wurz カーボン・ボンネット     ↑Topへ戻る
取り付け時 >> 暫くして
直接のメールでオーダーを入れ、約3週間で手元に届きました。今回オーダーした内容は、
DC2(角目)用カーボン・ボンネット(綾織り) / 79,800円
オプション-1 裏面クロスマット仕上げ / 3,000円
オプション-2 黒アルマイト ダクトネット / 1,500円 (インターネット申し込み特典 2)、です

取り付けは基本的にボルトオンですが、作業は、2人以上で行うことが必須、特にノーマルの鉄ボンネットの取り外しは、1人では極めて困難であると思われます(^^;。尚、ストライカー用のフックは調整式ですが、小間物屋号の場合は高さ、横位置共にメーカーから出荷されてきたそのままの状態でOKでした。
「チリ合せ」の状態ですが、各部の隙間や面の合い具合は、なかなか見事なものです。あと、裏骨は純正形状を基本としたものをマットで覆った形になっていますが、全く純正形状どおり、とはなっていません。この為か、右側前縁付近が支えのラバーブロックから浮いている感じでしたが、ラバーの高さを調整してOKとなりました
重量は、ノーマル・ボンネット : 15.1kg - Wurzボンネット : 6.6kg、差 = -8.5kg、です。で、とりあえずその辺りを一回りしてみたくらいの範囲では、「回頭性が良くなった」、というレベルまでの変化は、店主は感じ取ることができませんでした(^^;。
  高速道路を走る機会があったので、高速度下での性能確認を、ぬやわkm/h(^^;辺りまで行いました。単独で走っている分には、若干の上下動を見せるものの不安を感じる程ではありません。が、先行車があったり横に車がいたりで気流が乱れると動き量はやや大きくなり、ちょっと気になります。ボンネット・ピン装着が推奨されていますが、今のところ「突起物」と見なされて車検に通らない様なので、取り付け面がほぼフラットになるクイック・ロック(ズース・ファスナーなど)が適当かもしれません。
回頭性ですが、いつものベンチマーク・ステージに持ち込んで試してみたところ・・・イイかもしれない、と思えました。いつもはフロントが逃げ気味になるところでも、きゅっと内側に向いていこうとします。速度域とGが高めになると、重量差が効いてくる様です(^^)。
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師匠にボンネットの状態を見てもらいました。以前見た同社のものより更に品質が上がっている様で、強度、チリ合せ共に高レベルで、いい品物だとの事です。また「異様なまでにエア噛みが少ない、きちんと抜かれている」との事でした。
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ダクトが開いているので雨水がそこからエンジンルーム内に落ちるんですが、静止状態ではラジエター・ファンの後のシュラウドとエキゾースト・マニホールドの間の隙間辺りになるみたいです。特になにかまずい水の入り方をしている様な形跡はありません。
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使用して1年ちょっと、ボンネットの各部に幾つか、つやが消えて樹脂が変色したスポットができてきました。メーカーによれば、表面のクリアゲルが部分的に濁りを生じた様な状態で性能上は問題ない、ざらついた感じはペーパーとコンパウンド研磨で補修可能、との事です。あと保護策は、紫外線防止効果のあるコーティング剤の使用、ボンネットカバーの使用、裏面への遮熱材取り付けなどとの事ですが、いずれも使用開始と同時か直後くらいから行ってきていますので、これは仕方のない事なのかもしれません。
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使用して2年弱、ここ数箇月間で急速にクリアゲル層の傷みが進んだ様で、山(エッジ状)になっている部分やエンジンの上になっている部分などのつやが無くなったり細かなひびが入った様になった為、クリア塗装を行いました。その際にほぼ使用期間中にわたって貼ってあったステッカーを剥がしたんですが、その部分の色が明らかに周りと違う(=周りはやや黄色味がかった状態)・・・塗装下地づくりの際の研磨で大方のひびや濁りのスポットは無くなったんですが、クリアゲル層の全体的な変色はいかんともし難く、最初からクリア塗装しておけば良かったなぁ、と思います(TT)。
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クリア塗装後2年で、ダクトの直下の窪んだ部分の塗膜が浮き上がる様に剥離してきてしまった為、再度クリア塗装しました。ショップによれば、水が溜まり易い部分である事と排気系の上で熱的に厳しい部分である事で、何かの拍子に塗膜とボンネット本体の間に水が入り、それが熱で蒸発、膨張して塗膜を引き剥がしたのではないか、との事です。
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使用開始から5年半・・・途中2回のクリア塗装を行った表面は良い状態なのですが、ボンネット自体の樹脂材の白濁と思われるものが中央部、ヘッドカバーに一番近い辺りで起きています。
かいおんくん(ボンネット用防音、断熱シート)     ↑Topへ戻る
取り付け時 >> 暫くして
友人から、「グラスマット製のボンネット断熱材があり、ボンネットの塗装の傷みをかなり抑えてくれるらしい。」と教えてもらったのがこれです。メーカーのサイトでは遮音、断熱に効果あり、とお上のお墨付きで謳われています 。セブン-イレブンのネット通販で、3,129円(税抜2,980円)で購入しました。
取り付けは「ボンネットを開けて裏側に貼り付けるだけ」となっていますが、店主はボンネットを外して床に置いて作業しました。裏面の形状にもよると思いますけど、DC2の標準、或いはWurzのカーボン・ボンネットの裏骨の状態で、ボンネットを開けて上向きになってきっちり貼り切るのはかなり困難だと思われます(^^;。幅が広すぎた(爆)為に中央部分を150mmほど切り取った為2分割になりましたが、それでもなかなか大変でした。貼っていく中で裏骨に沿わなくなってしまった部分には切り込みを入れて調整しています。あと、「装着後100kmほどはグラスウールの室内への侵入を防ぐ為、空調を内気循環にしておく」様注意書きがありました=グラスウールを撒き散らすらしい(^^;ので、環境対応策として各エッジと全体に掃除機をかけてみました。
取り付けての感想ですが、音量はさほど変わらない様なのですが、音質が「丸く」なりました。あと、特にアイドリング時のボンネットの振動が小さくなりました。
  取り付けてから高速道路80kmほどを含めて150kmほど走りましたが、貼り付け面から浮いたりはがれたり、という事はありません。また、120kmほど走った辺りから外気導入に切り替えてみましたが、感じられるほど(=ちくちくするほど(^^;)のグラス繊維の室内への入り込みはない様です。遮熱効果も、走ってきて数分後のボンネット表面温度の上昇がごくわずか(体感で数℃?)ほどで、効果をあげていると思われます。
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1年以上を経過しましたが、はがれたり毛羽立ちが目立ってきた、という事はありません。また、かいおんくんのお陰か、カーボン・ボンネットの焼け等は出ていません。実際にボンネット表面の温度も低めで、保護材としてはなかなか優れていると感じます。
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3年半を経過しました。外周の一部がちょっとほつれた様な感じになっていますがが、目立って劣化したり、剥がれてきてしまったり、という事はありません。 またまた更に暫くして
カーボンボンネット使用開始から5年半を経過して、熱的に厳しいと思われる部分に樹脂の白濁が起きています。かいおんくんをもってしても厳しかった、という事でしょうか。かいおんくん自体には問題はありません。
C-West GT Wing Carbon Neo     ↑Topへ戻る
取り付け時 >> 暫くして
純正取付け穴使用のカーボン、それもフルカーボン(ガラス繊維が入っていない)製GTウィングとしては破格の値段だと思います(ダブルフラップ・タイプで78,000円)。ネット通販で込み込み73,100円で購入、納期は約1箇月でした。
各部品の仕上げは良好で取付け穴の類も各部品間できちんと合いますが、造りに関しては、
  ・フラップ側のブラケットの所々に接着剤と思しきものがはみ出している
  ・片側のみですが、翼端板取付け用ネジ穴が潰れていてそのままではネジが入らなかった(タップで修正)
といった点はちょっとマイナス評価です(^^;。
また設計に関しては、
  ・DC2の場合、取付けブラケット(平面)のリアハッチ取付け面(曲面)への馴染みがあまり良くない事
  ・フラップ端部が開放で、翼端板との間にシール材等がないが、フラップ内部への雨水の浸入がないか
などが気になります。ウィングの重量は、純正2.8kgほどに対して4kgほどです。
メインのフラップ内部には数箇所、アルミ押し出し材(アルミ製フラップを短く切った物?)が入っており、また翼端板も厚めでしっかりしていますが、組みあがったウィングは、前後方向は結構高剛性ですが、左右方向にはわさわさと揺れます。あと、店主が享受できたメリットとしては、ウィングがルームミラーでの視界の上端付近に移った為、後方視界が良くなりました(^^)。本来の機能であるダウンフォースの発生については、また別途・・・(笑)。

  雨と洗車(手洗い)を経験した後に翼端板を外してみたら、少しですけどフラップの中に水が残っていました(^^;。シールを考えた方が良いかもしれません。
あと、エア噛みは殆どないのですが、所々に「ゴミ」がくっついたまま成形されています。カーボン・シートか成形型のどちらかについていたんだと思いますが、一つ二つではないし種類も様々なので、この辺りの管理がどうなっているのか、ちょっと気になります。
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フラップ、特にメインフラップ内への雨水の浸入がすごいです。何回かの雨の後、翼端板をちょっと引っ張ってフラップとの隙間を開けてやったら、流れ落ちてその下に結構立派な水溜りができました(^^;。雨水が入るけど抜けないという感じで、このままでは耐久性に影響が出そうだと思い、メインフラップと翼端板の間をシリコン・シーラントで埋めました。
また更に暫くして
気が付いたら、カーボンシートと樹脂の間が「浮いた」感じで隙間があいている様な部分がウィング各部にできていました。エア噛みとは違う感じだし、あと最初から無かったかと言われると自信が無いのですが・・・本当に浮いているのか、押して試してみたいのですが、割れたりするのが怖くて未実施(^^;。
またまた更に暫くして
特にウィングの前縁/後縁の辺りに、細かな気泡の様な「浮き」が目立ってきました。メールで問い合わせてみても返信がなく、ちょっとマイナスなイメージです。そこが割れたり穴があいたり、って事はないんですが。
それから更に暫くして
使用し始めて2年ちょっと、ウィングの上面、後ろから見て左半分が膨らむ様に変形してしまいました。ショップで聞いたところ、時々あって、修理はできないと思う、って事なんですが・・・もうダメかなぁ、と思って、C-WESTにも問い合わせてみたんですが、やっぱり部分修理の様な事はできなくて、また、CARBON-NEOの生産が終了している事から、ウィング部分だけの購入もできないとの事・・・うーん(^^;。
それからまた更に暫くして
使用し始めて丸3年経った頃、ウィングを外す機会があったんですが、動かすとがらがらと音がする(^^;。
膨らんでしまった部分に入っている内側の補強が剥がれて取れてしまったのではないか、と想像します。全体的な取り付けの状態や各接合部は依然しっかりしている様なんですが、どこかで落としたりするのも嫌だなぁ、と思い、使用を止める事にしました。
VOLTEX GT WING Type2     ↑Topへ戻る
取り付け時 >> 暫くして
車検対応しているものである事を前提として、サーキットの高速コーナーでのオーバーステア抑止の為に、できるだけ高く、広く、また純正取り付け穴が使用できるもの、で検討して選択しました。VOLTEX言う所の「Vマウント」タイプで、翼端版と純正ウィングの取り付け穴を結ぶ形で脚が設定されるレイアウトです。

実際の取り付けでは、ちょっと穴が合わない感じではありましたが、修正加工等は無く、そのままボルトオン、です。
DC2Rに取り付けると・・・ちょっと大きい(^^;。以前取り付けていたものと左右幅は同じですが、前後幅(320mm)が大きい事と3Dウィングである事があいまって、かなりの存在感です。
  一番寝かせた状態で、富士ショートサーキット(A1-B3-C2レイアウト)を走りました。ダウンフォースに関しては、角度のセッティング等にもよると思いますが、この状態とこのサーキットとの組み合わせでは、以前のウィングとの差は感じられませんでした。HKSサーキットアタックカウンターによるトップスピードは、以前のウィングの時と変わりません。あと、雨天時に80km/hくらいで走行したんですが、リアウィンドウについた水の流れ方が純正ウィングやC-WEST CARBON NEOとちょっと違う様に思います(リアハッチに沿って縦に流れている感じ)。整流されているんでしょうか?
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一番寝かせた状態でTC2000を走りました。直前に足回りのブッシュを交換している為もあってか、体感できる位に効きました。
最終コーナーの進入(小間物屋号DC2Rでは 4速、メーター読みで165km/hkらい)では、以前はブレーキ〜ステアすると、すっとリアが流れたがると言うか、リアが伸び上がる様な感じで不安定になって恐かったのですが、それが無くなってその分ヨーがしっかり感じられ、安心して切り込める様になりました。
最終コーナーの旋回では、最初、以前よりアンダーステアが強まった感じがしたので、リアの車高を5mm上げてみたところ殆どニュートラルステアの状態になりました。4輪の接地感は格段に上がって安定しています。
ダンロップ・アーチ下では、以前と同じ操作(=スロットルオフのみ)ではリアが踏ん張ってしまい向きを変えきれなくなった為、軽くブレーキを当てて曲がりました。
尚、最高速は以前と変わらない様です(過去の同じ気候の頃で、155〜157km/h、HKS サーキットアタックカウンター/車速センサーから)。
また更に暫くして
富士スピードウェイ・レーシングコースを走ったのですが、トップスピード210km/h前後(HKS サーキットアタックカウンターの、車速信号による速度計)からフルブレーキングすると、がくん、とノーズが下がるのが、車載ビデオから見て取れます。ウィングが効いてリアが下がっている(=フロントが上がっている)のかな、と思いました。
カナード     ↑Topへ戻る
取り付け時 >> 暫くして
以前から良さそうだと思っていた、Yahoo!オークションに出品されているもので、表はカーボン目、裏側はマット状のガラスクロス(黒色ゲル仕上げ?)です。店主は表のカーボン柄側にクリア塗装を行いました。
このカナードはDC2の純正バンパー専用で、取り付け部分(カナード側取り付け穴明け済み)を含めて成型されています。この為、後からステーやブラケットを準備する事無く、またバンパー側への予めの穴あけなしで直接タッピングビスで取り付けられる、となっています。店主はタッピングビスでは心許ない為、M4ボルト-ナットで固定しました。また、純正バンパーにカナードの様な空力的付加物を後付けした場合はバンパーの取り付け部を補強した方が良い様です。カナードを取り付けて補強をせずに高速で走行中、バンパーが落ちた例があるそうです。
とりあえず、DC2R(EG/EK系のシビック等も同じ?)ではタッピングビス+締め込みで自己展開する樹脂ブッシュ、で止まっているバンパー端(フェンダー側)を、上下に大径ワッシャをかませてM6ボルト+ナットでの固定、に変更しました。

一応、全長、全幅を変える事無く取り付き、前縁と横の端面には軟質樹脂製のドアエッジモールを取り付けました。

個人で調べたり確認した範囲では、この状態で保安基準には適合していると判断できますが、公的機関、識者に公式に問合せたり回答を得た物ではない為、もし参考にして何かを行った結果どこかからお咎めを受けたりしても責任は持てませんので、ご自身の責任で判断をお願いします<(_ _)>
  富士スピードウェイ・ショートコースを走ってみました。 ストレートが短くなるレイアウトで、第1コーナー進入時にはメーター読みで140km/h、コーナーのアペックスで110km/h位で、フロントタイヤサイズを225/45-16にしている為、恐らく実速もそれに近いと思います。ここでカナードなしの状態に比べて、フロントが少し安定すると言うか、ノーズの入りが良くなってフロントタイヤのグリップ感が増した様に思いました。あと、以前はリアが僅かにスライドする位では、乗車状態ではそれを殆ど感じなかった(外から撮ったビデオではわかる位)ものが、感じられる様になりました。これがカナードだけの効果なのかはわかりませんが、他の(より低速な)コーナーでは以前との違いを感じられなかった事から、効いているのかな、と思いました。
更に暫くして
TC2000では、ダンロップアーチ下〜第2ヘアピンまで、と最終コーナーの、2つの高速コーナーでフロントの接地感が向上し、また4-3-2速と落しながら入る1コーナー、第1ヘアピン、第2ヘアピンの初期の回頭性が向上した様に思えました。最高速度(最終コーナーまで100mの表示板辺りでの速度)は公式計測で150km/h前後で、カナード無しの過去の同じ気候の頃と変わりませんでした。

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