dc2rlogo

DC2R日誌-2002年7〜12版 ---> 2002年度1〜6月版へ   /  DC2R日誌トップページへ

2002年7月7日-エアダクト Rev.01

エアダクト開口部エンジンルーム側 エアダクト経路 エアクリーナーへ空気を導くエアダクトを交換しました。昨年8月に取り付けた前の物は口径80mmのアルミ製でしたが、今回は口径100mmのステンレス製の骨組みに銀色の耐熱布、というものです。これはかなり長い間(前回、アルミのダクトを取り付けた直後くらい)から手元にあったのですが、何となく「入らないんじゃないかな・・・」と思ってそのままにしておいた物です。今回アルミの物が老朽化した為に外した時に、試しにエアクリーナーの下に縮めて縦に入れてみたら良い感じで入りそうだったので、物は試しと取り付けてみることにしました。
経路は同じですが、前のアルミ製の物の様に予め形を作って通していく事が構造上できないのと径が大きくなる事から、今回はバンパーを外して作業しました。フロント側は、正面から見た時にできるだけ多く開口部が露出している様にしたいのですが、ホーンがある為になかなか思う様な位置に置けません。干渉が起きない範囲でホーンをステーの基部を中心に回転させてできる限り中央寄りに置き、そのすぐ脇に開口部をナイロン・バンドで止めます。後は途中数箇所を同じ様に止めて、最後にエンジンルーム側を、前回のダクト用に作ったステーに止めればOKです。今回は最低部に水抜き穴もきちんと作りました(^^;。

Rev.01.01のエアダクトバンパー側開口部 Arrow-LtoR エアダクトバンパー側開口部 後はバンパーを取り付ければ完成です。で、正面から見てみると、半分くらい隠れてしまっています(笑)。バンパーに穴を開けないで開口部をフルに露出させるには、ホーンの本格的な移設が必要になりそうです。今回は諸般の事情でできませんでしたが、折角大口径化したので、検討しようと思います。

2002年7月13日エアダクト Rev.01.01
Rev.01取り付けから1週間、開口部の小ささが気になって開口部を大きくとるべく再取付けを行いました。再びバンパーを外し、ダクト開口部をできるだけ中央寄りに置きます。エアコンの配管と近くなったので、エアコン配管側に自動車用の断熱/遮音材を巻きつけました。ホーンは前回よりも下に向けて回転させ、ハーネスはクリップを一旦外して、無理なく通る経路にある穴に合う位置に止め直します。
結果、開口部の大半が正面から見た時に露出する形になりました。これなら大口径も活きてきそうです(^^)。

2002年8月1日-「歯打ち音」

ニュートラルにしてクラッチを継ぐとトランスミッションから「からからからから・・・」と音がするのが気になっていました。特にエアコンを使っている時に大きい様な気がしてました。良くわからないんで、ベアリングか何かが傷んでいるのかなぁ(;;)、が、もしオーバーホールなどで下ろすのだったらついでにフライホイールを軽めのモノに♪、などと考えていたら、ひょんな事から音の原因らしきものが判明しました。俗に「歯打ち音(はうちおん)」と呼ばれる物ではないか、と思われます。ちょっと長いですが、あらましを。

コンスタントメッシュ(常時噛合い)式構造のトランスミッションの場合、駆動軸とエンゲージされているギアセット以外のギアセット(ニュートラルの時は全段になります)も常に回転しています。で、ギアとギアの間には当然ながらクリアランスがあるんですが、特にアイドリング時等、エンジン(クランクシャフト)の回転数の微妙な変化は避けられず(有限の気筒数で、例え等間隔であっても不連続に爆発しているのだから仕方ないのです)、この結果エンジン側軸のギアと車軸/駆動軸側のギアの回転数に、連続的に差が生じます。文字で書くと、

エンジン側ギアが車軸側ギアを回す>とある気筒の爆発〜膨張が終るとエンジンの回転(正確には、クランクシャフトの角速度)がちょっと落ちる>エンジン側ギアの回転(角速度)も落ちる>車軸側ギアは、慣性でほぼそのままの速度で回ろうとする(=速い)>車軸側ギア前側がエンジン側ギア後ろ側を叩く>車軸側ギアが減速される>とある気筒で爆発〜膨張が起こり、今度はエンジン側ギアの回転が上がる>エンジン側ギア前側が、速度を落とされた車軸側ギアの後ろ側を叩く>車軸側ギアの速度が上がる>とある気筒の爆発〜膨張が終わってエンジンの回転数がちょっと落ちる・・・

ちょっとわかりにくいのですが、要するに特にアイドリング時などは、ギアは常に一定の力で滑らかに噛合いながら回されている訳ではなく、連続的にお互いに歯をぶつけながら回っていて、この打撃音が直接の放射音やシフトレバー等を介して室内に侵入してくる音になる、という事です。これが「歯打ち音」と呼ばれる物です。因みに、知識の仕入先は某展示会でのクラッチ屋さんの展示ビデオから、でした。

って事で、トランスミッションにギアがある限り、ある程度の歯打ち音の発生は仕方ない様です。が、歯打ち音が室内に侵入してくるという事はトランスミッションがよりソリッドにマウントされている証だ、と、思って満足しておきます(笑)。

2002年8月11日-ドアミラーカバー交換

ドアミラーカバーの割れ 先日、車庫入れの際に見切りを誤って左側ドアミラーを屋根の支柱に当て、ドアミラー、正確にはミラー本体ではなくて塗装されている外殻を割ってしまいました(涙)。普通ならミラーが倒れて傷がつく位で済んだと思うのですが、時速120kmくらいで車庫入れした為・・・ではなくて、たまたま支柱への当たり具合が良くなくて、大きな力がかかってしまった様です。で、中古部品を探そうかと思ったんですが、インターネット上で特定の部品、特にこの様な小物を探すとなるとなかなか思った様には情報が得られず、かといって業者に一軒一軒電話やメール等で当たっていくのも億劫で、「5,000円くらいまでなら純正部品を買ってしまおう」と思ってディーラーで聞いた所、「ドアミラーカバー/6,250円」で外殻のみの部品設定があるという事で、これを取寄せて交換する事にしました。1週間ほどで届き、実購入価格は6,000円でした。

交換ですが、ミラー・アッセンブリは車体に取り付けたまま、中の鏡の部分を強く手前に引くとぼこんと取れてきます。下左の画像で中央やや右寄りにある、ちょっと白黄色っぽい部分がミラーのホルダー、その下と左の白い点がそれぞれ左右、上下方向の駆動機構とのジョイントで、それぞれ球状の端部を持っています。作業自体には特に難しい点は無く、ミラーカバーを組み立てている4本のビス、あとモーターユニットとミラー外殻を止めている2本のビスを外してカバー2つに割って外すとミラーの駆動部だけが車体側に残ります。これに新しいカバーを逆の手順で組み付け、最後にミラーを、各ジョイントのある辺りを、ばちんとはまるまで押し込んであげればOKです。作業時間は正味15分ほどでした。

1-ミラーを外して・・・ 2-カバーを外して・・・ 3-逆に組み付けていけばOK♪
ミラー駆動部 カバーを外したところ 組み付け完了♪

2002年8月13日-KeePreボディコーティング

Keepre1回目処理後 これまでボディ/塗装面のメンテナンスには花王のベガ-ワックス強化タイプを主に使っていたんですが、何となく水垢が目立つ様になってきて、でも自分で水垢を落とすのは面倒だなぁと思い、行きつけのスタンドで数箇月前から扱い始めたKeePre(キーパー)ボディコーティングを頼んでみました。尚これは、KeeP「er」のミススペリング(^^;ではなく、KeeP「re」で、「KEEp uP caRE」、の略だそうです。イギリス英語式だと「keeper=keepre」なのかな、なんて思いましたが、該当単語なし in SPACE ALKの単語検索、だそうです。あとネット検索では人名、地名には何件か「Keepre」がある様です。

脱線失礼(^^;・・・で、元に戻ってこのKeePreボディコーティング、そのスタンドでの料金は室内清掃込みで9,000円で、これって結構いい値段に思えたんで、ホィールも塗装されてるんでそこも処理してね、と馴染みの社長にお願いしました(笑)。後でインターネットであたってみた所、DC2Rクラスだと4,800円〜12,000円位まで料金の設定幅は結構広く、このスタンドの料金は、中どころくらいかなぁ、という感じです。

KeePreは今までのワックスとは異なる原理で塗装面を保護する、との事です。初回はいろいろと処理を行うので9,000円、以降のメンテナンスは2箇月以内毎に実施、が推奨で4,500円/1回だそうです。処理された塗装面はなかなかの艶を出していますが、今の所(店主が見る限りでは)ベガでのワックスがけ直後と差は無い様に見え、また手触りはややもするとベガの方がいい感じ(つるつる)です。画像は、車庫の屋根が映り込んでいる状態でのものですが、これでは状態はあんまり良くわかんないですねぇ・・・撥水加工以外特に何もしていないフロントのウィンドシールドの方が艶やかに見えます(笑)。あとは撥水性や、時間が経った時にどうなっていくのか、またメンテナンス処理を重ねる毎にコーティング層が強化されて色艶が増すって事なんで、その経過をもって価値を判断したいところです。ただ、DC2Rには通常塗装の最外層となる「トップコート」が施されておらずに顔料塗料面が最外層となっていて、ボディ塗面の硬さや強さが一般の塗装より落ちる為に良い状態を保つのがなかなか難しい、と聞いています。って事で経過を見て、もしこのKeePreボディコーティングが謳い文句通りに塗装面を保護し続けてくれるのであれば、継続してみてもいいかな、と思っています。

あと、そのスタンドのKeePreののぼり曰く、「白い車は爆白だ!」、だそうです。白にもいろいろあるので、純白とも真っ白とも言い切れないのだと思いますが、ついに色にまで「爆」付きですか(^^;。

2002年8月16日-タイヤ・ローテーション(POTENZA RE01/2回目)

POTENZA RE01への交換時から約5,500km、1回目のローテーション時から約3,800kmを走り、2回目のタイヤローテーションを行いました。最近の印象は、ロードノイズが大きくなってきたかなというのと、あと、特にブレーキングしながらの下りのコーナー進入など、フロントへの荷重が大きな場面でブレークが以前より早くなったかな、というものです。

因みに、スリップサインはトレッド溝底から約3mmの高さにある様です。ここまでタイヤを使うとして、今回ローテーションで溝深さの残りが5.52mmとなった右フロント内側で計算すると、交換まであと4,000kmほど、つまり街乗りメインでも寿命は9,500kmほどと推定されます。店主DC2Rのこれまで月あたりの平均走行距離は約750kmで、このペースだとあと5箇月強、つまり1年2箇月くらいでこのタイヤを使い切る事になります。また今回リアに移した元フロント側タイヤ内側はスリップサインまであと1mm強で、恐らくほぼ同時かフロントより若干後に使い切る事になると思います。もう一回前後を入れ替えれば少し時期は延びますが、それでも3,800km時点で再度入れ替えてあと500kmほど=計4,300kmほど、ってな計算になります。

うーむ・・・パフォーマンスを考えれば、寿命が短めなのは致し方ない所でしょうか(^^;。

  • 新品時よりの走行距離 : 5,500km
  • 前回ローテーションよりの走行距離 : 3,800km
  • 溝深さ単位 : mm
  • 計測器具 : デプスゲージ(デジタル・ノギス)
  • 荷重時空気圧 : F=215kpa / R=195kpa (標準よりやや高め)
  • 外側 中央 内側
    5.79 4.94 4.43
     
    7.34 7.78 6.87
    1.55 2.84 2.44
    外側 中央 内側
    6.33 6.10 5.63
     
    6.69 6.58 6.33
    0.39 0.48 0.70
    内側 中央 外側
    4.34 4.92 5.83
     
    6.76 7.84 7.10
    2.42 2.92 1.27
    内側 中央 外側
    5.52 6.14 5.57
     
    6.51 6.71 6.40
    0.99 0.30 0.83

    2002年8月29日-BRIDE ZETA II

    BRIDE ZETA II 店主弟氏がエスクードに取り付けていたBRIDEのZETA II(CFRP)を、何と気前の良い事に「くれる」というので有難く頂戴する事にしました。シート色は黒ですが、でも店主的には全然問題なしアンド大感謝、です(^^)。
    シートレールはBRIDEのVタイプ、フルバケット用の標準型を用意しておき、シートを受け取ったその場で早速取り付けです。

    基本的に純正のレカロ(SRII?)を外してそこへのボルトオンなのですが、
    1- シート裏にシートベルト未着用警告灯の配線があるので、これのカプラ-を予め外します。気がつかないと最悪引きちぎってしまうかも(^^;。
    2- シートベルトバックルのキャッチャーのステーには回り止めの為の爪が出ていますが、これを削るか、或いはBRIDEのシートレールの取り付け部の純正相当位置に穴を開けておきます。店主は爪を削りましたが、これだとキャッチャーが下に落ちてしまいますので、装着の度に引き上げる事になります。気になる場合は穴をあけた方が良いかもしれませんが、4+点式シートベルトを使う場合、このステーの取り付けネジをアイボルトに変えて共用すると、キャッチャーが純正相当位置固定だとベルトに干渉します。どちらを取るかはちょっと悩みどころかも・・・。
    3- BRIDEのシートステーは所々塗装がきれいに付いていない部分があり、これが意外と早く錆びだすので、気になる場合は補修塗装しておきます(弟氏からのアドバイス)。
    といった点に注意が必要です。

    で、BRIDEのシートレールには前は上下2個、後は上中下3個の穴が開いているのですが、最終的に前は上、後は下の穴を使う事にしました。これだと店主の場合、体全体がシートに接する感じで座れ、またステアリングが遠い様な事もありません。ただシフトレバーの操作時に上腕がシートのショルダーサポートに触る感じになり、ちょっと気になります。またパーキングブレーキを引く際にはシートから身体を起こし気味くらいにしなければならず、多用する場合は辛そうです。

    で、それとのトレード・オフという訳ではないのですが、サポートはさすがフルバケット、片、腰、また踏ん張った時の腿の支えなど、純正のレカロがベンチシートと感じられる程で、文句なしです。クッションがスポンジ1枚となったお尻からは絶え間ない大小の突き上げが来ますが、店主DC2Rの足回り(ホンダ・アクセスの純正オプションのダンパー+kg/mm DR-Racing)では我慢できないというほどではありません。また後日これで100kmほど走ってみましたがどこが痛くなるという事もなく、むしろ体重が分散されて、いつもは割と痛くなりがちな腰も痛くならず、負担が減って楽になっている様にさえ感じました。

    参考までに重量と着座位置の変化は下の様になりました。
    項目 純正シート ZETA 備考
    重量 18.3kg 12.0kg -6.3kg 0.1kg表示の体重計で測定、各シートレールを含む。ZETA II単体の重量は約6.5kg。
    着座位置 890mm 934mm -44mm 座面最低部がサンバイザー後縁の真下になる様にシート位置を調整し、サンバイザー後縁の合せ線から座面までの距離をグラスファイバー巻尺で測定=数字が大きい方が低い

    重量については、正直な所もう少し軽くなるのではと期待していたのですが、シートステーが予想以上に重かったのでした。また着座位置の変化は、通勤路で農道から幹線路に曲がる時に昨日まで稲の頭越しに見通せていた道が見えなくなり、稲の1日分の生長を差し引いたとしても充分体感できるものでした(笑)。

    2002年11月26日-BRIDE ZETA II フルオーバーホール
    シートを助手席と同じ、赤に張り替えました。BRIDEはシートのメインテナンス・プログラムを用意していて、生地の張り替えや各部パッドの個別販売を受けてくれます。ただ色変更は全面張り替え(フル・オーバーホール)の場合のみ対応という事で、今回はこれをお願いしました。
    近くのショップがBRIIDEを扱っていたので、そこにシートを持ち込んでお願いし、時間は大体2週間くらいかかると言われていたのですが、実際には1週間ほどで完了しました。代金はフル・オーバーホールの定価40,000円+送料2,000円で、計42,000円となりました。
    また、古いヘッドレストパッドをくっつけて出したら、これも一緒に赤に張り替えてくれてあり、嬉しかったです(^^)。

    2002年8月31日-WAKO'S 4CR-40

    POWER FLOWフィルタ@限定色(^^; 前回の交換から2,940km走行の20,953kmでオイル交換を行いました。お店はいつも行く近所のタイヤ館で、オイルを選ぼうとしたら何か品薄気味というか、置いてあるものが少なめ(^^;・・・で、結局置いてあったオイルの中から、WAKO'S 4CR-40(100%化学合成、5W-40、SHグレード)を選びました。かかった費用は、

    品目 金額
    オイル
    (WAKO'S 4CR-40 5W-40、4リッター缶)
    9,900円
    (持っていってなかったけど「10%引きの葉書を良く送って頂いてます」って言ったら11,000円から引いてくれた(^^;)
    オイルフィルタ(BOSCH) 1,550円
    工賃 オイル交換会員、って事で、無料
    消費税 572円
    12,022円


    交換してみての感想は、何かメカノイズが小さくなった、と言うより雑音が減った様な柔らかな音質になった気がするのと、あとVTECがハイカムに切り換わってからの回転の上がりがスムーズで速くなった様に思います。尚これまで入れていたホンダ純正の「(ホンダ) ウルトラゴールド SL 5W-40」ですが、さすが純正のトップラインと言うかさすが9,200円/4リッターと言うか(笑)、時間と距離を経ての性能の変化は今まで入れていた他のオイルのどれより小さかった様に思います。

    それと、いつもオイルと同じタイミングで交換しているスーパーパワーフローのフィルタも交換しました。で、売り場に行ったら「限定色」と銘打って薄い蛍光グリーンっぽい色のフィルタがあったので、思わす購入してしまいました(^^;。店主、結構こういうものに弱かったりします。

    2002年9月4日-T.R.I.C.

    2回のオフラインミーティングに参加させて頂いた、T.R.I.C.に入会しました。店主の会員番号は377番です。

    という事で、いよいよDC2Rに浸かっていく店主でした(^^;。

    2002年9月12日-ドア内張り修理

    ドアトリム補修前 先日フルバケットシートを入れた事で標準シートベルトの「通り」が変わったんですが、そのまま気にせずにドアを開け閉めしていた所、バックルの位置と角度が良くなかった時があったらしくて、シートとドアトリムの間に縦に挟まれる形になってバックルの先端が刺さった、と思われる痕が「肘掛」に当たる部分に(^^;・・・画像だとわかりにくいんですが、内装材がV字型にへこんでその底がバックルの板厚の幅に平らになっています。ドアを閉めてしまえばシートに隠れて見えなくなる位置にあるんですが、直らないかなー、と思いだすと手を入れたくなり、ダメもとで補修を試みる事にしました。

    最初はそのまま、次にドライヤーで温めて両面テープを使って引っ張り出せないかを試してみましたが、完全にトリム表面のクッション材部分を潰して陥没しているらしく、引っ張ると出てくるものの放すと元に戻ってしまいます。どうやら裏側から押すしかない様だということで、「詰め物」をする事にします。

    ドアトリム補修後 ドアトリム補修中 トリムを外して端部からのへこみの位置を測り、その辺りにパネルの裏から、勢い余って内張りのスキンまで破らない様に慎重に、ハンドドリルで小さな穴を明けていきます。パネルだけを貫通した所で、穴から詰め物をします。詰め物を何にするか考えましたが、接着剤や充填材は一発勝負になるのと硬化した時の変化が予測できない為、今回は目が細かめのスポンジを小さく切って使いました。これを明けた穴から細い棒で押し込んで、へこんだ部分の裏側に「拡散」させます。やや出っ張り気味になるくらいにした所で、表側にガラス瓶を強めに押し付けて転がして、形を整えます。これを数回繰り返し、表が(自分としては)OKな状態、裏は詰め物がパネル面一杯くらいになったところでテープで蓋をします。

    で、あーだこーだと詰めたり外したり平らにしたりで最後に蓋をするまで小一時間かかったんですが、痕は残っているものの、一応へこみ具合がかなり改善された、って事で良しとしました・・・って、画像だとどうだったものがどう直ったのか、良くわかんないですね(^^;。

    2002年9月15日-無限・ラジエターキャップ、リザーバータンクカバー

    無限 リザーバータンクカバー 無限 ラジエターキャップ 静岡市にある「スーパーオートバックス・中原店」で9月14日、15日と「MUGEN FAIR」が開催されるという事で、出かけてみました。DC5Rの無限デモカーの展示や部品の販売等があるとの事で、あわ良くば何か部品を、と同乗の奥さんのご機嫌を「お昼は近くの丸子の名物、とろろ蕎麦に致しませう♪」などと言いながら取りつつ走る事一時間強、着いた駐車場はインテRとシビックR密度が非常に高し、の状態です(^^;。

    で、無限の展示(DC2R用の部品もあったのがちょっと嬉しかったです)とスーパーオートバックスの店内をひと渡り見ましたが、特に部品/用品の購入許可が出なかったので(^^;移動し、お昼に蕎麦を頂きつつ「ラジエターキャップとリザーバータンクのカバーが価格的に手頃でございました」と何気なく言ってみた所、「購入を許可する」とのお言葉が(笑)。って事で、早速展示会場まで戻り、先日
    ZETAをくれた店主弟氏のDC2Rにもという事でキャップ2個とカバー4個を購入しました。

    取り付けです。キャップは(冷却水の温度が下がるのを待って・・・待たなくてもできるけど、ちょっと危険&クーラント損失あり(^^;)純正品と交換し、またカバーは長めにできているのを折り返してブレーキ、クラッチのそれぞれのリザーバータンクに長さを合わせて被せます。

    両方とも、店主の使い方だと特にすぐにすぐ必要という物ではないのですが、でも値段がお手ごろで簡単に取り付き、機能も強化されて更にちょっとかっこいいから良いのです(笑)。

    散在する「無限」(笑) 無限 オイルフィラーキャップ 2003年1月10日-無限 オイルフィラーキャップ
    純正のプラスチック製のオイルフィラーキャップはネジ部が折れる事があるというので、機会があったら買いたいなー、と思っていた無限のオイルフィラーキャップを、静岡市へ出かけたついでに上と同じスーパーオートバックス・中原店で購入しました。地元のオートバックス各店ではTRD、NISMO、あとSTIは小物もかなりの品揃えなんですが、無限に関しては今ひとつ力が入っていない様で、オイルフィラーキャップを見つける事はできませんでした。アルミ製のフィラーキャップはカスタム・パーツメーカーから種々発売されていますが、シンプルデザインの無限のものが良さそうに思えました。
    交換自体は純正のキャップと入れ替えるだけですが、最初にキャップ中央の「無限」のメタルステッカーを貼らずに締め、その後に無限のロゴが正対する様にステッカーを貼りました。
    しかし、キャップ破損の予防措置も兼ねると思ってみても、定価7,000円はちょっと高いかなぁ(^^;。

    2002年10月20日-BOSCH OPTIMA LED

    光り方の比較 ノーマルバルブとLEDバルブ 先に上の「スーパーオートバックス・中原店」で買い物をした時に貰った抽選券の当選番号が近くの別のオートバックスで見られるというので確認に行きました。結果は・・・6枚ともペケ(^^;で、抽選券はそのまま1枚50円の「金券」となりました。で、このお店にはそうそう来ないし使っていっちゃおう、と思って、前からちょっと気になっていたLEDのポジションランプを買ってみました。モノは「BOSCH OPTIMA LED」、2個入りで販売価格1,580円です。お店にはBOSCH製とRAYBRIG製のものが置かれていて、できれば白色LEDのものが欲しかったのですが、BOSCH製は無く、またRAYBRIG製のものはあったんですが1,980円で、こんな機会でもあるし何となく安くまとめる方が面白い、って事で、まぁ大丈夫だろうと思ってBOSCHの青色、にしました。
    バルブを並べた画像では、左が標準球、右がLEDです。やや大きいのですが、ライトハウジングの中に突き出すだけなので、特に問題はなさそうです。あと、パッケージにも書いてありますが、極性がありますんで、もし差してみて点かなかったら反転させます。
    で、まずは片方に取り付けて標準球との光り方の比較・・・期待して、ポジション、オン・・・うーむ、なんか想像していたのとかなり違う(汗)・・・、実物は画像で見るよりもずっと暗く、青も濃い感じで妙に迫力があります(^^;。LEDの指向性の為か、ライトハウジング内での反射が標準球より小さく、その部分はとても暗く感じるのですが、正面にまわってLEDの光軸上から見ると高輝度の点光源、という感じになります。

    点灯時 更に、両方交換して確認・・・なんか、ヤバげな見かけになってきました(大汗)。どうしようか、と思ってクルマのまわりをうろうろしていたら、しかしその内に見慣れてきたのか、これはこれでなかなか良いのでは、なんて思えてくるから現金なものです(笑)。

    で、後からなんですが、白色の同じくLED球を入れている人に聞いたら、白色でも何となく全体は暗くて一点が真っ白に明るい感じで、思った様にはライトハウジングが光ってくれない、そうです。という事で2人で、「じゃ、次は赤だな♪」、と懲りない結論に達したのでした(笑)

    追記-2003年4月30日-PIAA スーパーディンプル LED
    やはり懲りていなかった店主(笑)、今度こそは、と、白色のLEDポジション・ランプを買ってきました(^^;。モノはPIAAの「スーパーディンプル LED」で、これはレンズにある幾つかのくぼみがLEDの光を拡散させる、というものです。右の画像の右側がそうなんですが、中央のBOSCH OPTIMAがつるっとしたレンズなのに対して、凹凸があるのがわかります。また内部に反射鏡らしき物があり、これも何かに効くのだと思います。店頭に何種類かのLED球の比較ボードがあり、LEDを6個配した物などもあったのですが、これが一番光が広がっているっぽく感じました。購入価格は1,780円(税別)でした。
    で、取り付けてみて夕明かりの中で点灯したのが更に右の画像です。青より普通っぽくなりました(^^)。光も白く、HID光とのバランスも良さそうです。
    ポジション2種    ポジション球点灯時

    2002年10月22日-無限・チェンジレバーブッシュ

    標準チェンジレバーブッシュ 突然思い立って、以前は在庫無しで果たせなかった無限のチェンジレバーブッシュを組み込みました。組み込み作業をいつもお世話になっている会社の近所のホンダ・ベルノに部品到着後にそのままお願いしてしまった為、画像は無限の部品のものは無く、外した純正のブッシュセットです・・・こんな感じかな、って事で・・・って、実はどれがどこにどう着いているものかわからないんですが(^^;。かかった費用は部品4,320円+工賃7,700円+消費税601円で、計12,621円でした。

    で、費用対効果が大きい、かなり変わる、と聞いていたので、ちょっと期待してしまいながらの印象、です。

    DC2で不満に思っていた数少ない点の一つであるシフトレバーのふにゃっとした感じが殆ど無くなり、丁度FR車などで、トランスミッションから直に生えているシフトレバーのあの感触に近い感じになりました。あとこれによって、特に左右方向のストロークが短く感じられる様になりました。実際に、ゴムのたわみが少なくなった分、シフトノブの動く量は小さくなっていると思います。手に伝わってくる振動の変化は殆ど感じられませんが、ただエンジン回転が落ちてくる時に3,000〜2,500回転くらいの間、共振している様な音と振動がシフトレバー(とリンケージ?)から出ます。またこの共振音を含めて、全体に室内がうるさくなりました。あと、タッチがソリッドになった分、トランスミッション内の様子が手に良く伝わってくる様になり、扱いが少し丁寧になりました(^^;。

    やっぱ、インターフェース部分への投資は効果が直接感じられてお徳、に思います(笑)。

    2002年11月23日-ENERGY SUSPENSION MOTOR MOUNT INSERT

    ENERERGY SUSPENSIONという、ブッシュやマウントなどのポリウレタン部品を作っている会社の商品の一つ、MOTOR MOUNT INSERT(以下、インサート)を取り付けてみました。これは、標準搭載のエンジンマウントの隙間を成形済みのポリウレタン・ブロックで埋め、強化マウントと同様の効果をより安価に実現する、というものです。6人でまとめて、アメリカの大手自動車部品通販会社、SUMMIT RACINGから取寄せました。部品の価格は$37.95(約4,500円)で、送料、税金などを合わせて、1セットあたり約6,800円となりました。

    12:30に作業開始。DC2Rには計5個のエンジンマウントがありますが、このインサートはその内の下側3ヵ所、左右と後のトルクマウントに取り付けます。これら3箇所のマウントへの作業は何れもクルマの下側からとなる為、持ち上げてリジッドラックで支えます。リアのマウントは作業が困難だと聞いていたので、場合によってはショップかディーラーに作業を頼もうと思い、とりあえずフロント運転席側から開始しました。

    店主はHKSのスーパーパワーフローと自家製の遮熱板を取り付けているのですが、この遮熱板がマウントブラケットのボルトにかぶっていて工具が入らない為、スーパーパワーフローと遮熱板を外します。他にはホイールハウス前の下側スプラッシュ・ガードを取り外します。パンタジャッキでエンジンを支えてから、エンジンマウント・ブラケットとマウントを取り外し、マウントラバーの隙間をきれいにしてからインサートを入れ、付属のナイロンファスナーを通して落ちない様にして元通りに組み付けます(2002年12月1日、樹脂製のファスナーを、M4のステンレス・ボルトと交換しました)。マウントのロッキングナット類は、サービスマニュアルによれば「分解時交換」なのですが、ロックタイトを塗って再使用してしまいました(^^;。

    組み込み完了状態 標準エンジンマウント(運転席側、下) 左の画像がDC2Rの標準エンジンマウント、これを挟む様にインサートを2個1セットで取り付けたところが右の画像です。

    今度は助手席側にかかります。こちらではスプラッシュガードに加えてパワステポンプ(ホースはつけたまま)、エアコンのコンプレッサー(同じく)、エキマニの遮熱板を外しました。パワステポンプとエアコンのコンプレッサーを外す時には、ベルトの張りの基準値がわからないので、組付け時の目安になる様にテンションボルトにマジックで合せマークをつけておきました。そうしてやっと、まるで瓦の様な形をしたブラケットを外す事ができました。同じ様にインサートを入れて、各部品を元通りに組み立てます。

    この時点で、休み無しで作業して夕方6時くらいになっていました(^^;が、上、下から見ていると何となくリアのブラケットにも手が届きそうに思えて、作業を始めてしまいました。が、これが一番時間のかかった作業になりました。

    本来はエキマニを外すと作業が早そうだったのですが、ガスケット類の再使用はちょっと躊躇われた為、取り付けたまま作業に入ります。ブラケットのボルト4本は何とか外れたもののブラケットを抜き取るほどのスペースは無く、またマウントにインサートを入れられる位置までブラケットをずらす事もできなかった為、ブラケットの動きを邪魔している、インマニを支えていると思しきステーを外し、更にそのステーにクリップで止まっているホースや配線とヒーターホースを抜き、ヒーターバルブも外して、やっとステーを動かしてブラケットを移動させ、インサートを入れる事ができました。尚、リア側はマウント自体は車体に残したまま、ブラケットだけを外しました。

    途中雨が降ってきてその対策をしたり、その他あーだこーだとやっていて、結局作業が終ってクルマを地面に下ろす事ができたのが深夜0時(^^;・・・まさかこんなにかかるとは・・・サービスマニュアルからは、マウントブラケットの脱着はそれ程困難そうな印象は受けなかったのですが、認識と解釈と読み込みが甘かった様です。

    で、取り付け後の様子ですが、やはり全体に、音と振動がかなり大きくなりました。回転域によっては、街乗り用としては頂けない範囲に入ってきています(^^;。また2,500rpm付近の共振の時の音、振動も大きくなりました。しかし5,000rpm位から上の回転域になると印象は一変し、スロットルオン-オフといった時のツキの良さや、シフトダウンのブリッピング時のレスポンスの良さなどが際立ち、軽量なフライホイールに換装したかの様に感じました。

    2005年11月26日 - エンジンマウント交換
    使用後右フロントエンジンマウントの割れ発生部 初めての本格的サーキットランになる
    2005年 無限サーキット・チャレンジ Rd.4 TC1000でTC1000を15分 X 4セッション走った後、車体やステアリングホイールに伝わってくるエンジンの振動がはっきりと感じられる位に大きくなった為、どこかが千切れてしまったかな、と思い、また走行も5年半/5万キロ超となった為、エンジンマウントを交換しました。作業はいつものホンダ・ベルノにお願いし、交換の際にはインサートを新しいマウントに組み込んでくれる様依頼しました。

    交換後は、細かな振動は多くなって大きな振動は減り、また交換前はかなり大きくなっていた発進時の半クラッチ時のジャダーが殆ど出なくなりました(^^)。

    尚、これまで使用していたマウントですが、千切れ等はなく一見問題なさそうだったのですが、左フロントのみ、各部に亀裂が発生していました(右の画像)。右フロント、リアには、手で変形させて確認できる範囲では亀裂等は無かったのですが、交換後、伝わってくる振動の様子がかなり変わったので、実際にはやれてきていたのかもしれません。
    外したマウント現物を見る限り、インサートは結構きれいに全面で当っている様です。
    あと、作業をしてくれたホンダ・ベルノのメカニックの方から、「インサートがちょうど蓋の様に働いたのか、(距離や時間のわりに)劣化は少ないですね」というコメントをもらいました。意外な効能でした(笑)。

    2002年12月27日-オイル+オイルフィルタ、エアフィルタ交換

    前回の交換から3,055km走行の24,008kmでオイルとオイルフィルタ、スーパーパワーフローのエアフィルタを交換しました。オイルは、印象が良かったので前回と同じ、WAKO'S 4CR-40です。かかった費用は、オイル+オイルフィルタが12,022円、エアフィルタが2,625円(共に税込み)でした。店主の場合、3,000km毎だとほぼ4箇月ごとにオイル/フィルタとエアフィルタの交換になります。これを日割りにすると、約120円/1日・・・ランニングコストって馬鹿にできないです(^^;。


    RedH - DC2R日誌-2002年度記事一覧へ
    - DC2R日誌トップページへ
    - Honda Integra TypeRトップページへ