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カール・R・トゥーヒグ著で、2003年12月現在出版されている本は3冊。イングリッシュ・グリーンの表紙「イギリス英語Total Book」に続き、ユニオンジャックカラーの赤は「イギリス日常英会話Total Book」青は「フットボールの英語Total Book」。いずれもベレ出版でCD付きで、1700円。日常英会話だけはCDが二枚付いていて2100円です。
最初に出たのが「イギリス英語」ですが、これは最初にアメリカ英語との比較が出ていて、改めて「イギリス」英語に挑戦してみようという方への親切な解説になっていると思います。

3冊とも、一言で言ってしまえば「俗語」と呼ばれる内容が多いかと思いますが、そうだからといって毛嫌いしないでください。俗語って、品の悪い英語という印象をもっている方もいるのではないかと思いますが、決してそんなことはありません。
私が一番気に入って聞き込んだのは赤の「日常英会話」だったのですが、はじめは全くといっていいほど意味がわからないものばかりで、大ショックでした。
いわゆる教科書英語のようなところはすっ飛ばされていて、本当の喋り言葉が山盛りになっています。本を実際手にとって見てみれば判りますが、分厚くて内容もとても密度が高くなっています。
どこのページを開いてみても、面白いフレーズがたくさん見つかるので、空いた時間に少しずつ見ていくのにも便利です。
赤を聞き込んでからイギリスに行ったとき、それまでよく意味がわからず、ただ聞き流していた言い回しがいくつか理解できるようになり、興奮してしまいました。例文は軽めですが、本当に楽しめて役立つシリーズです。

内容の全体的な印象は、やはり男性が著者ということで、男性よりの視点から見た「役立つフレーズ」が多いよう感じますが、レイアウトも明瞭で、読みやすいものです。
個人的に、一番のお勧めです。


「Live From London」
は The Japan Timesからの出版で、こちらは本をお勧めというよりは、断然CDが魅力です。現地録音なのですが、音はクリアでとても聞きやすく、色々なシチュエーションでさまざまな人たちの会話が入っているので、メリハリがあって、聞く人をあきさせません。

機内アナウンスから始まって、ホテルへのチェックイン、ウォーキングツアーの参加や、マーケットでの値段交渉など。こう書くとよくある英会話本の内容と変わらないんじゃ?と思われるかもしれませんが、すべて現地の自然な会話の流れなので、他の本やCDとはまったく違った感じで楽しめると思います。

これからLondonに行く予定の方には、リアルに現地での様子を体感できると思いますが、よりこの本&CDを楽しめるのは、実際に渡英経験のある方だと思います。私はチャプターの合間合間に入る、地下鉄のアナウンスを聞くと、じーんと懐かしくなります。マーケットやお店でのやりとりなども、まるで自分の旅行をたどっているかのようで、ついつい感情移入して聞いてしまいます。
勉強用の教材というよりも、純粋に「楽しめる」一品です。BGMとして聞いていると、とてもシアワセな気分。
価格は1500円。


BBC WORLD 英語リスニング」は、「ニュース・時事問題」「文化・社会」「科学・環境」「芸術・エンターテイメント」「ビジネス・金融」の全5冊シリーズ。2001年から2002年のニュースから取り上げた内容です。DHCから、各1600円で書店に出ています。
全体的にかたい構成で、「遊び」の部分はないのですが、教材としては親切なつくりで、ポイントになる単語やイディオムは、各ページの欄外に記されていて、全トピックの前にはキーワードとなるフレーズがまとめられていて、リスニングの手助けをしてくれています。各ニュースの後には、TOEICを意識した設問があり、理解度のチェックも出来ます。

BBCイングリッシュは普通の話し言葉とは使う単語も喋り方も違いますが、語彙力を増やす為や、実際にBBCニュースを見るための練習には、とても役立つと思います。
ジャンル別に分かれていますので、興味のある分野から試してみるのもいいかもしれません。インタビュー形式なので、さまざまな人の英語が聞ける事もポイントです。
芸術・エンターテイメントでは、今をときめくベッカムさまの声を聞く事も出来ますので、そういった目的で聞いてみるのも一つの楽しみ方でしょう。
イギリス英語を話そう」は、ミツコ・ホフさんという、イギリス人のご主人を持つ日本人の方が出された本です。

上記の3シリーズと違うのは、やはり日本人である著者が、彼女自身英語を学んでいった経験を生かして、日本人の気持ちを汲んでの構成になっている事です。いかにも英語を勉強している日本人がひっかかりそうなポイントを抑えてかかれています。大きく、「学生生活英語」や「奥様英語」などの項目に分かれていて、各項目の中でも、実にさまざまなシチュエーションを想定した単語やフレーズが、ぎっしりと詰め込まれています。
英語だけではなく、コラムもとても多いので、具体的にどんな場面で使うのか、実に微妙な部分にまで気が配られています。

上記のカール・R・トゥーヒグの本が男性的だとすれば、それの女性版と言えるかも知れません。でも、男らしい罵倒英語なんかもきっちり入っていますので、老若男女問わず活用できる本です。
明日香出版社、CD付きで1600円。
English and English

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詳しくはこちらからどうぞ。

イギリス英語の本は他にも沢山出ていますが、私の好みで選んでみました。
また新たにBBC等から出ていますので、徐々に更新していく予定です。