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静岡市清水区にある高野整形外科医院です。

電話でのお問い合わせはTEL.054-371-1322

〒424-0114 静岡市清水区庵原町121-1

院長のひとりごと 2019HEADLINE


富士山マラソン2019に出場(2019/11/25)
久しぶりにフルマラソンに出場しました。フルマラソンを走るのは1年ぶりです。
 

 

 

参加人数が約13000人、その内、外国からの参加者が4000人くらいの国際的なマラソン大会となりました。
例年に較べると、とても暑く(例年はとても寒くて、防寒具が必需品)汗をかき、脱水に注意しながらのランでした。今年は、湖畔の紅葉がとても美しく、湖も綺麗でした。ハーフくらいまで、サブフォーペースで走っていましたが、ハーフを過ぎたあたりから徐徐にペースが落ち、30km以降は踏ん張りがきかず、ヘロヘロで、結局4時間9分くらいかかってしまいました。次回、静岡マラソンでリベンジしたいなあ・・・


チャレンジ富士五湖2019秋に出場(2019/10/08)

久しぶりにウルトラマラソンに出場しました。今年から始まったチャレンジ富士五湖2019秋の100kmに出場しなんとか完走出来ました。(詳しくはこちら)
  

 


前腕挫創の患者さん(09/09)転倒し受傷した患者さんです。他の皮膚科で加療していましたが、腰痛が強くなり受傷後6日目に当院に受診されました。(圧迫骨折がありました)受傷当日、急病センターを受診し、医者から皮膚科に受診するように言われたので、皮膚科に通院していたとの事でした。驚いたのが、創に直接ガーゼを当てていた事です。ガーゼを当てて、創を乾燥させる治療をいまだにしているとは・・・。当然入浴時には、創を濡らさないように言われていました。当院ではズイコウパッドで治療しました。勿論、入浴、シャワー可です。後で患者さんから、当院で治療をしてから痛みがとても楽になった、と言われました。
  
6日後            12日後            18日後
  
25日後           40日後            53日後

下腿皮膚、皮下壊死
(07/25)
仕事中に、下腿に重量物を落とし受傷した患者さんです。
受傷后、2週間位してから壊死を生じ、欠損もかなり広範囲となりました。(詳しくはこちら)
 

 
創が治癒するのに3ヶ月くらいかかりました。創の被覆材はズイコウパッドを使用。勿論、消毒は一切していません。


顔面擦過創
(07/19)
80代前半の女性の患者さんです。転倒し顔面を強打し、他医にて加療し2日後に当院を受診されました。
顔面のガーゼを剥がしておどろきました。創には、ソフラチュールがしっかりと当たっていました。
    
      初診時     ソフラチュールを剥がした後     3日後

ソフラチュールは、湿潤治療が普及していなかった頃は、当院でもよく使っていましたが、ここ10年以上は使用したこともなく、あまり見ることもありませんでした。令和の時代に創の治療に医療機関で使っていることに驚きを禁じ得ません。ソフラチュールはよく観察すると、創の肉芽に食い込み異物として働くため、相当創痛が強くなり、創の治癒を妨げます。今は、医療知識のあまりない患者さんでも創にキズパワーパッド等のハイドロコロイドを貼って受診されることが多いのに・・
速効でソフラチュールを剥がし、ハイドロコロイドの治療に切り替えました。
その後、疼痛は大分改善し、数日で創は治癒しました。

幼児手熱傷
(2019/05/30)
4月22日に投稿した患者さんが、1ヶ月ぶりに来院されました。一見しただけでは、どちらの手が熱傷を受傷していたか分からないくらい綺麗に治っていました。指の動きも、問題ありませんでした。

幼児手熱傷(2019/04/22)
2歳の幼児の手の熱傷です。炊飯器の湯気で受傷し、2日後に当院を受診されました。
初診時の状態です。水疱形成があった為、水疱膜を切除しました。

創面の血行は良さそうです。お母さんは随分と心配されていましたが、創面の状態から判断すると、浅2度熱傷と思われ、痕も残らず良好な経過をたどりそうです。今回はワセリン+ズイコウパッドで治療しました。

3日後 手掌部の水疱膜も切除しました。     6日後


12日後。上皮化が進んでいます。   4週間後。発赤はありますが、創の状態は良好です。

この患者さんは、当院に受診する前に3つの医療機関を受診されていますが、いずれの医療機関も水疱膜はそのままで治療していました。しかも、そのうちの一カ所は「湿潤治療」を謳っている医療機関です。不思議に思えたのは、何故水疱膜をそのままにしていたかです。湿潤治療本家の夏井先生のホームページを拝見しますと、必ず水疱膜は切除しています。水疱膜が破れると、これが異物となって感染の原因になることがあり、また、水疱膜を切除しないと、創面の状態が観察できず、熱傷の深度も正確に判断出来ません。乾燥には注意する必要がありますが、水疱膜の切除は熱傷治療の基本ではないかと思います。