3日目・・・8月24日(月)/晴れ・・・オールド・フェイスフル近辺を見学する
朝、近くのファイアホール川で釣りをした後にこのエリアの観光スポットであるアッパー・ガイザー・ベイズン(Upper Geyser Basin)を見てみます。ベイズンとは、店主の記憶によると水溜まり、とか浅い盆、といった様な意味だと思いましたが、この熱水現象の起きている泉(Spring)、溜り(Pool)と間欠泉/噴出泉(Gayser)のまとまったグループをベイズンと呼んでいる様です。最奥の、このベイズンで一番きれいだと言われているモーニング・グローリー・プール(Morning Glory Pool/Morning Glory : 朝顔)まで片道1.4マイル(約2.2キロ)のトレイルを、途中の泉群を見ながら歩きます。
公園内の各種のトレイル(Trail/小径)ですが、車、バイク(:オートバイ)類はもちろん、大半の場所では自転車も乗り入れ禁止です。また、トレイルを外れて歩く事は、基本的に禁止されています。その代り、と言って良いのかどうか分かりませんが、トレイルは非常によく整備されており、たとえばこの様なベイズンでは安全と歩きやすさの為に木張りの歩道(Board Walk)が設けられて、案内板も随所に立てられています。
途中でリバーサイド間欠泉(Riverside Geyser)の噴出予測時間があと20分ほどだという事で、休息を兼ねて待つ事にしました。これはベイズン内を流れるファイアホール川の岸辺にあり・・・結構安易なネーミングであります(笑)。このリバーサイド間欠泉を含み、各間欠泉の脇には適宜メンテナンスされている「噴出時間予測表示板」が置いてあります。これ、次回、次々回あたりの予測時間を書いてあるのですが、手書きで随時書き換えられている様です(びっくり)。パークレンジャーが随時巡回しているので、彼らによって行なわれているのだと思います。
で、うーむ・・・さすがにオールド・フェイスフル間欠泉ほどには律義ではない様で、時間が来てもなかなか吹き出しません(^^;。ベンチで待っているとリスが寄ってきました。手を出すと寄ってくるのですが、これを含め、餌をやったり必要以上に動物に係わる事、また近付く事は公園の規則で禁じられています。が、まぁ座っている周りを走りまわる分には向こうが勝手にやっているのだから良いだろうと思い、そのままにしました(笑)。お陰で間欠泉の噴出を待っている間も飽きないで過ごせました♪
で、更に待つ事かなりしばし(笑)、ををっ、ついにリバーサイド間欠泉が満を持して放つ大噴出(笑)。規模はオールド・フェイスフル間欠泉にかなり負けますが、湯をざんざんと吹き出しては投げ的に川に落すのでエンターティンメント性は抜群です(笑)。しかも5分以上経っても変わらぬ勢いで噴出し続ける持久力(笑)。小粒でもぴりりと辛い芸人魂に、店主見習うところ多し、と心にその勇姿をしっかりと刻んだのでした(笑)。
暫く歩くと、モーニング・グローリー・プールです。その名にふさわしく、形と青がとてもきれいなプールですが、傍らには「投げ込まれたコイン、小石、その他がプールを殺す」と題されて、一年に一回行なわれるプールの清掃風景が掲示されています。確かに開口部は大きいのですが、実際に湯が通る通路は狭く、また流れもそれほど強いものではない様です。
ここから折り返し、来た時とは別のトレイルを辿ってみます。途中には比較的小さな噴出を間近から見られる間欠泉がありますが、をいをい、一部がトレイルまで飛んできてるぞ(笑)。途中、やや高度を上げてベイズンがより良く見える様になった後にファイアホール川を渡ってオールド・フェイスフル間欠泉の裏側に出るとこのトレイルは終りです。終る直前に、そこまでが急な山道になりますがもっと良く全体が見渡せる展望台(Observation Point)があります。店主、登ってみたかったのですが、提案の次の瞬間に反対多数にて否決されました(笑)。