5日目・・・8月26日(水)/晴れ時々曇り、のち時々雨・・・テラス・マウンテンに出向く
今朝も早起きして、今度はいつもは寝ている娘も起こして一路ウェスト・イエローストーンの街へ向かいます。彼女に、途中にあるガイザー、プールを見て欲しかったのですが、朝、気温が低い内に立ち上る水蒸気の量は昼間よりも圧倒的に多く、豪快なのです。本当にもくもくもくという感じで湧きあがっています。右の写真で中央やや左寄りにある点々が家族達です。
ウェスト・イエローストーンの街で、この世界では大変有名なバド・リリー(Bud Lilly)の釣具店に入り、今日これからと明日1日にかける為の各種アイテムを仕入れます。フライ(:毛鉤)を何本かと、あと、釣れる場所の情報を手に入れました。へっへっへ、これでばっちりだぜ、あとはテクニックだけだな・・・ちぇっ、売ってないってさ(笑)。
家内が何だかじっと固まってる・・・どうもショーケースの中に入っている綺麗なフライのイアリングが欲しいらしい。これを専門用語で「マッチ・ザ・ハッチ」(魚が食べたい虫と、それを模したフライが適合した、「釣れる」状態)と言います(笑)・・・むーん、釣れてからかなり経っている魚に餌を・・・(笑)。結構大きな出来なのですが、でもイエローストーンの中で着けてると全然違和感がないのですよね、これが(結局買ったらしい(笑))。
その後、ボブ(先のお店の店員さん。かわいいアメリカンおじちゃん)に教えてもらった場所、ギボン川のギボン滝(Gibbon Falls)直下へ行き、買ったばかりのフライ(使ったのは、全長2センチあまりの、アリを模したもの)を使って今回の釣りで最大となる43センチのブラウン・トラウト(Brown Trout)を釣り上げる事が出来ました。ありがとう、ボブ! 君のお陰で、とても思い出深い釣りになった!
この日、ウェスト・イエローストーンから公園内へ戻る時にパークレンジャーに捕まっちゃったBMW(バイクの方)を発見(笑)。この人、追い越し禁止のところでガンガン車を抜いてたからなぁ(^^;・・・。それまではあまり注意して見ていなかったのですが、レンジャーによってはピストルを携行しています。うーむ、警察権もあったのか・・・最初は軍隊がその任にあたったそうですから、なんとなく納得出来たりして・・・。
それにしても公園内、大抵の場所は時速45マイルに制限されているのですが、大半の車はそれに「達していない」。周りの景色を眺めたり、またもしかしたら居るかもしれない野生の動物を探して走る、居たら即止まれる様に、らしいんです・・・ってのは、何日目かに気が付いたら自分達もそうだったので(^^;。あと、大きなキャンピングカーが多いからかもしれません。でも至る所にあるプルアウト(Pull Out/車寄せ)を有効に使い、ほとんどの車がマナー良く道を譲ってくれます♪
釣りを終え、一路北上してマンモス・ホット・スプリングス(Mammoth Hot Springs)へと向かいます。一番最近に熱水現象が始まり、立ち枯れた木が多いのが車窓からでも見て取れるノリス・ガイザー・ベイズン(Norris Geyser Basin)を通り、公園の北側をぐるりと回るアッパー・ループ(Upper Loop)と呼ばれる道路に入ります(現在は一部通行止めになっていて「ループ」としては使えない)。
一但マンモス・ホット・スプリングスの街を通りぬけ、更に進んで一番上の奥、タワー・ルーズベルト(Tower-Roosevelt)まで行き、公園内の各拠点を周ったという実績を作ります。イエローストーンの魅力の一つは広大な公園内の変化に富んだ景色ですが、このタワー・ルーズベルト〜マンモス・ホット・スプリングス間の道路は高原様の広々とした、遠くまで見通せるのに起伏に富んだ景観が素晴らしい道です。途中でムース(Moose)が遥か彼方で草を食んでいる姿を見る事ができました・・・むーん、ほんとに遥か彼方であります(^^;、って事で、拡大図(笑)。ね?ホンモノでしょ?ね?ね?ね? タワー・ルーズベルトのガソリンスタンドで給油後、一路マンモス・ホット・スプリングスまで戻ります。
ここでの目玉は、テラス・マウンテン(Terrace Mountain)、地中から湯と共に運び上げられては流れる石灰が堆積してできた、無数の棚をもつ山です。毎日2トンの石灰が汲み上げられ、また1年間に30センチづつ山が高くなっているのだとの事。特にミネルバ・テラス(Minerva Terrace)はこの活動が盛んで、1週間もすればその景観を変えるのだそうです。このテラス・マウンテンのロウアー・テラス・トレイルも急な上りや階段が多いのですが、前日の勢いを残している御一行は、途中で会ったパークレンジャーにうへうへ一緒に写真に入って下せーよー旦那ぁなどと働きかけつつそのプライドに恥じない強力な観光を続けていくのでありました(笑)。
車に戻り、アッパー・テラス・ループ・ドライブを走ってみます。これはテラス・マウンテン上部を縫う様に走る一方通行の道で、ロウアー側とはまた異なった様子を見せてくれます。
夕方、再びキャニオン・ビレッジに戻ってチェック・イン。をを、今度はかなり広めで、ガス暖房機があるキャビン♪要るんですよね〜、暖房が(^^;。