ニュービートルの電球のLED化<Part7> Flux LED

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  フラシャー用Flux LED球の作製


 
現在使用しているリア・ウインカー用のフラッ
シャー球(LED)が少し暗いのが気になっていま
す。そこで、Flux LEDを使用したものを考えま

Flux LED等は「しまりす堂」で調達します。

Flux LEDは左図のような形をしています。大き
さが7.6mm四方の透明な樹脂製で4つ足端子となっ
ています。これを横向きに円周上に並べフラッ
シャーボディの内側のリフレクターに反射させた
らいいのではないかと考えます。さらにもう一枚
基板を作りこの上に通常のLEDを並べ、2段構造
とします。こうすれば、かなり改善されるのでは
ないかと。
現在使用中の2アイズテールの場合、ユニットを
割って中にLEDを敷き詰めてもそれほどたくさん
のLEDが並ばないので、このような仕組みにしま
す。


 


パターン(6組のLED球)


エッチング済みプリント基板



今回もプリント基板を作製します。25mmの円
形基板上に8個のFlux LEDを横に並べた時の回路
パターンにします。4つの足は2本ずつの組みに
なって+-に分かれています。このうちの各1本ず
つはカットして使用しません。ハンダ付けしたと
きに基板側(下側)の2本の端子を結線する回路
を考えます。足の長さを同じにすると足同士が接
触してしまって上手くいきませんので、交互に長
短の差を付けます。

(下図参照)

 


赤・黄色の5mmLEDの場合は16個を直径25mm
の円形基板上にセットします。LED4個で1組を4
組が1球。 4球分。白色の5mmLEDは16個を直
径25mmの円形基板上にセットします。LED3個
で1組を5組+1個の構成。 2球分。Flux LEDの場
合は共通でFlux LED4個を1組を2組で1球。6球
分。以上6球分を1つのポジ感光基板に焼き付け
ます。(左図)


Flux LED(8個)の配列        5mm LED(16個)の配列


穴開け終了し使用する円形サイズに切り抜き後のプリント基板
 
それぞれのLEDの配列は左図のようになっていま
す。Flux LEDの制御は2個の抵抗(75オーム1/
2W)を基板上に組み込んで行います。
赤・黄色の5mmLEDの方は、2W 27オームの
抵抗1本で制御します。白色5mmLEDはCRDで制
御します。

今回ポジ感光基板は通常の紙フェノールでなく、
ちょっと高級なガラスコンポジットを使用します。
これは前者より薄く、穴開け外径切断がしやすい
のと電気的特性はガラスエポキシと同等といのも
のです。(メーカー:サンハヤト40K)半透明な
ので2階建てでも少しは光を通すということを期
待しての起用です。

プリント基板作りの詳細はこちら

プリント基板を使用した方が信頼性が増すので、
面倒ですがプリント基板を使います。円形に切り
抜く作業は、紙フェノールに比べると数段楽で、
仕上がりも綺麗です。価格は紙フェノールより少
し高く、ガラスエポキシより安いです。

スルーホールを1mmのドリル針で開けます。
0.8mmだとFlux LEDの端子が入らない。ドリル
は基板穴開け専用のものを使います。





ハンダ付け終了後の
Flux LED

Flux LEDを基板にハンダ付けします。足の長さ
を合わせるのに苦労します。円形の基板からはみ
出ないように気をつけながらの作業で目が疲れま
す。左の写真で上下位置にサーモンピンク色した
のは抵抗です。LED制御抵抗を立てて、Flux
LEDの足と足の間にハンダ付けしてあります。端
子に触れてしまうとショートしますので、抵抗の
リード線には絶縁チューブを被せて短絡を防止し
ます。


   点灯チェックをしているところを真上から撮影


ハンダ付け終了後の5mm LED
 
Flux LEDのハンダ付けが終了したら、点灯チェッ
クします。いい感じになっています。この様子だ
と、フラシャーユニットに取付たときなかなかよ
さげな雰囲気です。リフレクターに上手く反射し
てくれそうです。

次に5mm LEDをハンダ付けします。こちらは
場を踏んでいるのでそう苦労することなくハンダ
付け終了。仕上がりも満足のいくものとなりまし
た。念のため、できあがった2つのものを1つにして
点灯チェックをしてみます。普通にチェックした
のでは面白くないので、フロント・フラッシャー・
ユニットにセットしてみます。きっちりリフレク
ターに反射していてどの方向から眺めても点灯状
態に大きな変化がありません。普通LEDは真正面
でないと明るくありません。明るい場所では、真
横からは点灯しているかどうかさえわかりません。
意図したとおりの結果が期待できそうで嬉しくなっ
てきました。

次はそれぞれのパーツを合体させる作業です。強
力セメダインで各部を貼り付けます。



上段、下段を貼り合わせ完了

 
      上段、下段の貼り合わせ済みの底面  





Flux+5mmLEDを使用したフラッシャー用LED球
 
先ず、上段、下段を貼り合わせます。乾くまで1
〜2日そのまま放置しておきます。
いよいよ最終段階です。

口金部との合体です。口金は予めカップリングと
パテで合体させておきます(1〜2日経過)。丁
度口金の周囲がカップリングと当たる辺りに
1mmの穴を開けマイナス側のリード線を通しま
す。カップリング上にセメダインをタップリ塗っ
て下段と接着します。

口金とマイナス側のリードをハンダ付けします。
この時ハンダをたくさん盛りすぎるとソケットに
入らなくなります。もし、盛りすぎて入らないと
きは、ヤスリで削り取ればいいですが。
プラス側リード線はグイと引っ張って口金底部に
ハンダ付けします。

これで完成。電球と今回作ったLED球の明るさ比
較をしてみます。下の写真。両方とも明るい場所
でフラッシュ無しで撮影。少し斜め前から撮って
います。リフレクターへの回り込みは予定通りで
す。全体的な明るさも電球の場合と遜色ありませ
ん。

今回のLED球をフロントフラシャーユニットに組み込んでの点灯チェック

         
 
21W電球をフロントフラシャーユニットに組み込んでの
点灯チェック



昼間、LEDフラッシャー点灯
 

         昼間、すべて消灯

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  テール&ストップ用Flux LED球(W球)の作製


ストップ用抵抗<5mmLED:27オーム1/2W・FluxLED:75オーム1/2W>  テール用抵抗:300オーム1/2W
 
今度は、Flux LEDを併用したテール&ストップ
球の作製に挑戦。

基本的な仕組みはフラッシャー球と同じです。違
いは、テールランプとブレーキ時点灯の2回路を
組み合わせなければならないことです。

当初Fluxも5mm砲弾型LEDも両方ともテールと
ストップの明るさの差を付けようかと考えました
が、Fluxはテールとストップの共通とすること
にし、5mm砲弾型LEDで大差をつけることにし
ます。

左図のように回路を決めます。フラッシャー用に
作製したプリント基板を使用します。
下段(Flux LED)は、Flux LEDをハンダ付け後、
ダイオードを2つ基板上にハンダ付けしリード線
を中央の開口部から下側へ通します。

上段(5mm LED)はLEDをハンダ付け後、抵抗、
ダイオードの順にハンダ付けします。この際、口
金の底部までの長さ以下になるようリード線の長
さ、抵抗・ダイオードの位置に気を付けます。





ハンダ付けが完了した上部(真横から撮影)

左が上部の完成写真です。黒くて長いものは収縮
チューブです。下が下部の写真です。左上の黒い
ものが整流用のダイオードでサーモンピンクが制
御用抵抗です。


 ハンダ付けが終了した下部(真上から撮影)


下部の点灯チェック(実際は黄色の部分がもっとも赤い)
 
ハンダ付けが終了したら点灯チェックです。

フラッシャーに比べると一段と明るいです。ストッ
プ、テールとも問題ないことを確認します。合体
後に問題があっても後戻りできないのでより慎重
にチェックします。

次は上段下段の接着です。5mm LED(上段)の
アース線を通す穴を1mmのミニドリルで基板に
開けます。穴の位置は下段のアース線に対して
180度の所にします。穴が開いたらアース線をそ
こに通し、プラス側のリード線を下段基板の中心
に通します。

上段と下段の間を少し開けてセメダインを塗りま
す。塗るというより流し込むという感じで多めに
します。この後上段と下段を圧着し、はみ出たセ
メダインをぬぐい取ります。この状態で1日以上
そのまま放置しておきます。


上段下段を貼り合わせ中

次は、プラス側のリード線をテールとストップに
分けて結線します。それぞれ上段のプラス線の先
端部分に下段のプラス線をハンダ付けします。
左の写真はハンダ付け前のものです。

先程の作業でアース線を上段下段をまとめないで
対角線上に配置したのは、ソケットに取り付ける
時のねじれに対して強くするためです。上段・下
段・口金の3つが完璧に接着されれば問題はない
ですが・・・。今までの経験からこのような処理
を選択します。

いよいよ口金との合体です。今回はテール&ストッ
プ用なので口金の底部に2つの穴が開いています。
口金の型番はBAY15d。適当にどちらかの穴にリー
ド線を通せばいいということではなく、予めどち
らかがテール用、もう片方がストップ用と決まっ
ています。



口金とLEDを結合

Flux+5mmLEDを使用したテール&ストップ用LED球
 

間違ってハンダ付けしてしまうと再度やり直さね
ばならなくなるので、テール用はT、ストップ用
はSと口金にマジックで記入しておきます。

(この位置関係は「LED化のパート3」)

+側リード線を間違えないようにそれぞれを通し
ながら、LED部とカップリング、カップリングと
口金を強力セメダインで接着します。念のため点
灯チェックもこの段階でもしておきます。

この後、+側リード線を口金底部にそれぞれハン
ダ付けします。カップリングの対角線上に1mm
の穴を開け、アース用リード線は、そこを通して
口金の縁にハンダ付けします。

完全に接着剤が乾くまで1〜2日放っておきます。
各部がかっちりと接着されたことを確認してから
ソケットに装着できるかチェックしつつ最終的な
点灯チェックします。

何の問題なくて、テール&ストップ用Flux併用
LED球が完成。

車に装着して、点灯してみると今までのものより
はるかに光が回り込んでいるのがわかります。電
球と全く変わらない明るさです。逆にテールは明
るすぎたかもしれない。fluxだけで充分だったよ
うです。


昼間、ストップ点灯(実際には黄色の部分は真っ赤です)
 

昼間、テール点灯、ノーマル電球時のストップよりも明るい!


テールを夜間横側から撮影。光が回り込んでいるのがよく分かります。

 



テールを夜間真後ろから撮影。黄色部分は実際は真っ赤です。

 

 

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  リバースライト用Flux LED球の作製



今度はFlux LEDと通常の砲弾型5mmのLEDの両
方を使用したリバースライト(後退灯)球に挑戦。

基本的な構想はいままでのウインカー球、テール
球と同じ。違いは5mmLEDを3個1組としてCRD
で制御するところだけ。

 


プリント基板のパターンは左図のようにします。
CRDは、LEDとLEDの隙間に立てて基板にハンダ
付けします。





穴開け、エッチング済みのプリント基板
 

Flux LEDを4個1組を2組1つの抵抗で制御します
のでエンジンがかかった状態でないと点灯しませ
ん。3個だったら12Vでも点灯すると思いますが、
4個だと13.5V〜14V以上ないと点灯しません。
でも、バックするときは必ずエンジンがかかって
いますので問題ないとの判断です。(別に3個1
組でもいいですが、プリント基板をそれ用のもの
を新たに作製する必要があり、これが大変なため
手を抜いただけです。)



ハンダ付け後のLED(左:Flux、右:5mm砲弾型)



左の写真はハンダ付けが完了した状態のものです。
Flux LEDで左右に黒く見えるのは抵抗のリード
線に保護チューブを被せたものです。(サーモン
ピンクのものが抵抗)5mmLEDでLED間の赤黒
く見えるものはCRDです。



 



 ハンダ付け完了後の裏面
   


上段下段接合
 
A-BRIGHT Flux LED(白色Flux LED)は赤、ア
ンバーに比べレンズ部が相当大きいです。直径が
5mmもあります。そのため基板よりすこしはみ
出ていますが、この程度ならスレスレでリバース
ライトユニットの開口部を通り抜けられます。


Flux併用LEDリバース球完成
 


以前作製したリバースライトより当然ながら、確
実にリフレクターに反射しますのでより明るくな
ります。

      



ほとんど真横から撮影


左の写真のように真横からでも点灯しているのが
ハッキリわかります。光が内部のリフレクター
に反射して回り込んでるからですね。これではな
んらフィラメント球と変わりません。何も言わな
ければヤケに白い色の電球だなぁと思われるくら
いで LEDと判別できないでしょう。



超明るいリバースライトの最終型で
チップLEDとPower LEDを使用したユニット一体型
こちら

 

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  スモーカーライトをFlux LEDに




以前作製した通常LEDのスモーカーライトをFlux
LEDのものにします。基板を支えている支柱を取っ
てしまうと、丁度、Flux LEDが2個ぴったり収ま
り、出来上がりがすっきり格好良くできそうです。

カバーをするので見えないから中がどんな状態で
もいいというなら別ですが・・・。どうせやるな
ら格好良くということで始めます。先ず、カバー
を丁寧に外します。周囲の4カ所のストッパーを
上手に外すことができれば、問題はありません。
精密ドライバーを使用すると上手くいきます。

次に基板のカットです。下の図のようにニッパー
でカットします。ついでにボディに付いている4
つの支柱のうち写真で言うと右側の2つを取って
しまいます。これがあるとFlux LEDが2個入らな
い。


+

Flux LEDは、基板が上の写真の状態のとき下向き(端子面が上)にします。
 
左図のようにカット後の基板とFlux LEDをハン
ダ付けします。抵抗は200オームが余っていたの
でこれを流用します。Flux LEDの4つの端子のう
ち使用するのはそれぞれ2つずつです。2つは直
列に接続します。基板、Flux LEDとFlux LEDの
3つは隙間無なくぴっちりと接続しないとカバー
を被せることができません。0.5mmの余裕すら
ありません。ハンダ付けが終了したら、この状態
で点灯チェックします。明るさは以前作製したも
のと大差ありません。見てくれは遙かにこちらの
方がいいです。基板から出ている端子の下側(左
図)が+です。







ハンダ付けの終わった基板+LEDをボディーに組
み込みます。基板にある2つの穴にボディの支柱
を通します。これだけだとすぐ外れてしまいます
ので、接着剤でFlux LEDをボディに貼り付けま
す。支柱にも接着剤を塗って固定します。仕上が
りがスッキリしていてなかなか良い感じです。

接着剤が乾いてからカバーを被せて完成です。


車への取付はこちら

 

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  ポジションライトをFlux LED併用に
<バージョン1>



 
先に作製したFlux併用LED球のミニ版としてポジ
ション球を作ります。2層式にします。

上層部分は左の写真のようにプリント基板を作製
します。この基板の直径は12mmです。5mm砲
弾型白色LEDを4個使用します。2個で1ペアを
CRDで制御します。基板があまりにも小さいので
アースを基板上で1つにできないのでアース線は
LED間を通すことにします。ハンダ付けもプリン
ト基板専用の精密ハンダコテでないと作業できま
せん。


左下の写真で赤いものはCRDです。

 
         LEDポジション球プリント基板


ハンダ付け後の5mmLEDを横から見ると


       ハンダ付け後の5mmLEDを真上から見ると


ハンダ付け後のプリント基板パターン面
 
精密ハンダコテでも ちょっと多めにハンダを盛
りすぎるとブリッジしてしまいます。

左の写真で真ん中下に伸びている白いものはアー
スのリード線です。

大変なのは、Flux LEDのハンダ付けです。本当
に小さいし隙間がほとんどありません。裸眼での
作業は無理です。仕方なしに帽子式のヘッドルー
ペを購入しての作業とあいなります。また位置関
係も相当慎重にやらないと失敗します。逆側の端
子をカットしてしまって使えなくなってしまった
LEDも。でも次回使用しますので捨てないで保管
しておきます。従ってギリギリの数量しかないと
慌てることになります。余裕をもって準備してお
いてよかったです。とにかく途中でイヤになるく
らい面倒です。


Flux LED部


         5mm LED部と合体




はめ込んでからアクリル用接着剤で接着する。その後リード線を通してからハンダ付け。
 
Flux LED部と5mm LED部と合体はセメダインスー
パーXで接着します。接着後は完全に乾くまでま
る1日放っておきます。

端子部は、アクリルサンデーのサンデーPET(1.
5mm厚)を使用します。1つは10mmの正方形
に切り出し、角を取って円形にします。この真ん
中に幅1.5mmで長さ5mmの溝を開けます。リー
ド線を通すため 0.8mmの穴を4つ開けます。も
う1つも10mmの正方形に切り出し、1辺を先の
円形体の溝に刺せるように加工します。その反対
の辺の角を少し落とします。これはソケットの差
すとき差しやすくするためです。リード線を通す
ための穴を2つ開けます。

以上2つのパーツをT字型にアクリルサンデー接
着剤で接着します。リード線を左右に振り分け4
つの穴を上手く通して、さらに端子部の穴を通し、
5mmLED部とFlux LED部の+-のリード線を動か
ないようにそれぞれハンダ付けして完成です。


端子部分の接着
 

        5Wウエッジ球と大きさ比較


ヘッドライトユニット裏側
 
ニュービートルに装着してみます。

なんとFlux LEDのレンズ部分の厚みがありすぎ
て、ポジションランプが通る穴を通過できません。
一番厚みのあるところを 計ってみると16mmも
ある。これでは無理ですね。 12mmなら通すこ
とができるのに残念です。

16mmでもOKな他の車に使用することにします。
トホホ・・・。

再度、暇なときに考えることにします。


他車種への流用についてはこちら

 

 

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  ポジションライトをFlux LED併用に
 <バージョン2>


完成予想図



バージョン1 がビートルには使用できなかったの
でバージョン2を作ることにします。フロント部
はバージョン1を流用します。今回のサイド部は
背中同士を貼り合わせた形のものを1対にします。
またフロント部の5mmLEDはレンズ部分をカッ
トし拡散させることにします。 カットはミニ万
力でLEDを固定し「ピラニアン鋸」で行います。





プリント基板
 


プリント基板をを作ります。
パターンは左図のようにします。

Flux LEDは、足を反対側に貫通させるため少し
ずらした位置にします。電流の制御は240オーム
(1/2w)の抵抗1つでします。

フロント部の5mmLEDはバージョン1と変化あり
ません。


Flux LED部
 

各パーツを半田付けします。
バージョン1作製時のように苦労することなく
Flux LED部分の作業終了。

5mmLEDのフロント部と合体させて完成です。


完成品フロント部(この写真では先端が
丸いように見えますが、実際は平らです)


             完成品全体写真

 

 

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  Flux LED併用フロントフラシャーの作製




以前に作ったLEDフロントフラシャーに問題が発
生したわけではありませんが、ユニット全体が光っ
て見えるものに改善してみようとFlux LEDを24
個と5mm砲弾型LEDを19個使用したものを考え
ます。前作では5mmLEDだけで指向性が強いた
め、特に昼間の点滅時は基板の形がなんとなく分っ
てしまう点が気になっていました。

今回、5mm砲弾型LEDはほとんどを寝かせて使
用しています。フラッシャーユニットのリフレク
ターに当て反射させて、特に昼間従来は基板しか
光っていないように見える現象を改善しようとこ
のような形にします。基板もユニバーサル基板か
らプリント基板にし信頼度もアップさせます。

プリント基板の元となるポジ感光基板の長さが
15cmのものを販売店で扱っていないかも知れな
いので、分割のプリント基板も作製します。しか
しながら、15cm長のポジ感光基板が店頭に在庫
がありました。加工のしやすい(今回はただ直線
でカットするだけなので、特に加工のし易さは必
要ないですが )ガラスコンポジット素材にしま
す。

<製品名:Sunhayato ポジ感光基板43K>





 

LEDの配列は左図のようにします。

四角いのがFlux LEDです。正円が5mm LEDを
立てて使用、砲弾型が寝かせて使用してしている
状態を表します。
小さな赤点がLEDのアノード(+)、黒点がカソー
ド(-)です。

基板の取付穴より前の部分のFlux LEDは、車に
取りつけたときに正面を向くように 斜めに取り
付けます。

アルミ板は、基板の補強を兼ねてフラッシャーユ
ニットへの取り付け用に使用します。1.5mm厚
のものにします。

アルミ板に開けた3つの穴は、左から順に基板固
定用、リード線を通すためのもの、アルミ板をフ
ラッシャーユニットに固定するためのものとなっ
ています。穴の直径は2.5mm、5mm、2.5mm
です。

固定用のボルトは、直径が2.5mmのかなり小さ
いサイズのものを使います。振動で緩まないよう
に緩み防止のワッシャーも使用します。

リード線を通す穴にはゴムブッシュを填めてリー
ド線がアルミ板と干渉してショートするのを防ぎ
ます。 リード線の末端には口金を取りつけます。

口金は純正のソケットに合うように、 突起部分
がオフセットしたBAU15sを使用します。プラス
側のリード線を口金の底部中心にハンダ付けし、
マイナス側 のリード線を口金の縁にハンダ付け
します。

             完成品





 


プリント基板のパターンは左図のようにします。
今回は使用しませんが、一応基板を分割しなけれ
ばならない場合のパターンも考えます。

斜めに配置するFluxの端子のスルーホールは、
通常のものより端子間が狭まりますのでこれを考
慮してスルーホールの位置を決めます。

抵抗やCRDがLED間の隙間に上手く収まるように
配置を考えます。以上はパソコン上で行い、ショー
トなどの誤配線が無いことを確認します。ポジ感
光基板の大きさ合わせてパターン図を配置します。
OHPシートに出力します。プリントアウト後の
OHPシートは、ポジ感光基板の大きさに切り取り
ます。

ポジ感光基板に、OHPシートの裏表を間違えない
ようセロテープで貼り付けます。 インクが乗っ
ている面が上です。

数分感光してから現像作業に映ります。

 



エッチング&穴開け済みのプリント基板

エッチングが済み、基板が完成したら、スルーホー
ルを開けます。専用のドリルで、0.8mmと1mm
の2種類の大きさに開けます。1mmはFluxの端
子用です。

LEDの点数が多いので穴開けにかなり時間がかか
ります。

穴開けが終了したら、フラックスを塗布します。




 
次はLED、CRD、抵抗のハンダ付けです。抵抗以
外は極性に注意して作業します。

上記の配置図を見ながら作業します。

Flux LEDで斜めに取りつける場合、下側になる
端子のツバを取り除きます。ニッパーでカットし
ます。そうしないとスルーホールを通すことがで
きません。

ハンダ付けは1ブロックずつ行い、終了後点灯
チェックをしてOKだったら次に進みます。

左の写真は完成品です。




点灯チェック

全てのパーツのハンダ付けが完了したら、点灯
チェックをします。+-のリード線に12Vの電池
を接続して全てのLEDが点くか確認します。各ブ
ロック毎チェックしているので間違いなく点くは
ずです。

次は、フラッシャーユニットにこの基板を組み込
む作業です。フラッシャーユニットに3mmの穴
をドリルで開け、アルミ板にも同じように穴を開
けます。この穴に3mmのネジを通し、フラッ
シャーユニット内側でナットを使って締め付けま
す。基板の反対側先端に接着剤を塗って固定しま
す。これでしっかり固定できました。

こんどはレンズをフラッシャーユニットのボディ
と接着します。セメダインスーパーXを周囲にタッ
プリ付けてから2つを合わせます。フラッシャー
ユニットを車に固定するネジが収まる部分は、雨
水などが浸入しやすい箇所ですので特別丁寧に行
います。

乾くまで2〜3日そのまま放置しておきます。



フラッシャーユニットに基板の取りつけ完了
 

レンズとボディの貼り合わせ完了。 写真上の黒く見えるパーツは
口金です。この口金を純正のソケットに差し込みます。
上がL、下がR用のユニットです。


 昼間真正面から撮影
 

          昼間、斜め横から撮影


夜間真正面から撮影(白い部分は実際真っ黄色です)

車体に取付後点滅させてみます。真正面から見た
とき今までのモノとの違いは、レンズ全体が光源
になっている点です。いままでのモノだと先端部
分が異常に明るく目立っていました。斜めから見
たときは、以前とほとんど変わりません。

昼間はリフレクターへ反射させた効果がほとんど
見られませんが夜間は効果絶大。

 

 

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  Flux LED併用ラゲッジルーム・ランプの作製


ラゲッジルーム・ランプを横から撮影
 
以前に作ったLEDラゲッジルーム・ランプはまだ
慣れてなくて不細工な出来だったので作り直すこ
とにします。

今回はFlux LEDとフラットLEDの2種類で作る
ことにします。

左の写真はラゲッジルーム・ランプのユニットで
す。通常は、青線で示した部分に5Wのウエッジ
球が収まっています。 ラゲッジルームに取り付
けてある状態では写真の下部(レンズ面)が室内
を向いています。



ラゲッジルーム・ランプを上から撮影
 
左の写真はレンズ面を下にして真上から撮影した
ものです。上の写真同様、青線で示した部分は
5Wのウエッジ球が収まっている位置です。

ウエッジ球の端子部を挟み込んで固定する仕組み
になっています。ウエッジ球の電球部分は約
10mmの円筒形ですので、端子を差し込んで取
り付けると、端子を中心としておよそ5mmがレ
ンズ面に近付くことになります。

日亜超高輝度白色フラットLED NSPWF50BSを
5個と超高輝度白Flux LED SHD-HBWX1を2個
使用します。基板に取り付けた時の高さが基板を
含めて6mm程度となりますので都合がよいです。


自作LEDランプの取り付け位置



基板とLEDの配置は左の図のようにします。
できあがったものをちゃんと取り付けられるかど
うかテストして 奥行きも幅も目一杯大きくしま
す。基板のサイズはタテ12.5mm、ヨコ32mm
です。

基板は以前のようにユニバーサル基板でなく、プ
リント基板を作製します。





基板へのパーツの配置


プリント基板のパターン
 


パーツの配置は左の図のようにします。
薄いブルーがLEDです。2つある正方形の大きい
ものがFlux LEDで小さい長方形がフラットLED
です。

左上にあるパーツは240オーム(1/2w)の抵抗
でFlux LEDを制御します。右下の2個の赤いパー
ツは、2個と3個のグループに分けたフラット
LED用CRDです。

赤丸はLEDのアノード(+)、白丸はカソード(-)
下図がプリントパターンです。


出来上がったプリント基板



左の写真はエッチングと穴あけ済みのプリント基
板です。

全体が小さいのでこの形に切り出すにも、穴あけ
にもかなり気を遣って作業します。


LEDなどのハンダ付けを終えた完成品
 


パーツの半田付けが完了した完成品。

以前に作製したものと比較すると雲泥の差です。
点けばいいというだけでLEDの集合体にすぎなかっ
た前作は、今見ると恥ずかしい作品です。

純正に戻すにもワンタッチで出来、ウエッジ球の
ように熱を出さないのに明るいし消費電力が遙か
に少ないというメリットがあります。


点灯テスト

12Vで点灯チェック。

問題なし。

作り直そうと決めてからここまで来るのに何日
かかったことやら・・・。

 

 

 

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  Flux LED併用グローブボックス照明


矢印のトルクスネジを外す
<トルクスネジのサイズはすべてT20>
 



前記のLEDラゲッジルーム・ランプは、グローブ
ボックスの照明用としてそのまま使えます。

グローブボックスの照明を純正の電球からこの
LEDのものに換える手順です。

グローブボックス・サイドの黒色のカバーを傷
付けないように先端部分に布などを巻いたマイナ
スドライバーでこじって開け取り外します。

2箇所のネジをトルクスレンチまたはトルクスド
ライバーで外します。(赤矢印)

円内は位置を固定するためのツメ。



グローブボックス下部の矢印のトルクスネジを外す
 
グローブボックス下部のトルクスネジ3つを外す。

しかし、ゆるめる程度で完全に外してしまわない
方がいい。
外すのは次の作業が終わってからにする。


グローブボックス内の矢印のトルクスネジを外す
 

グローブボックス内の3つのトルクスネジを外す。
最後の1つが緩むに従ってボックスが下に落ちよ
うとします。ゴンと下に落ちないように手で支え
ながら上記のネジも含め全てを外します。

これで固定されていた状態から解放されます。
リンク部分など傷めないようにゆっくりとボック
す全体を引き出します。

v
グローブボックス裏側
 

左の写真はグローブボックスを裏返したものです。

右サイドに電球のソケットと、グローブボックス
を開けたときONになるスイッチがセットになって
取り付けられています。


グローブボックス照明のスイッチ
 

左はグローブボックス照明のスイッチです。
グローブボックスが閉じた状態では、写真右側の
ノブが押し込まれていますが、グローブボックス
を開けるとこのような形になりスイッチが入る仕
組みです。


グローブボックス照明の配線コネクタ
 
車体側からの配線は


黒:+


茶/青:-


です。


グローブボックス照明用LEDのプリント基板
 

        グローブボックス
照明用LED(LED7コ使用)


グローブボックス
照明用LEDを組み込んだ状態
(まだ配線コネクタは差し込まれていない)
 
LEDランプをソケットに組み込みます。
当然のことながら、LEDが配置してある面が
レンズと向き合うようにします。

以上で完成です。
が、アンプが邪魔して明る
くならない!
次の手を考えなくては・・・。

 

 

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  Flux LED併用オーバーヘッドランプの作製

 




完成予想図
 
オーバーヘッドランプをより明るいものにします。
フラットLEDを10灯とFlux LEDを2灯の計12灯
構成のものにします。

パーツの配置は左図の通り。青い線の入った赤い
パーツはCRDでフラットLEDを2、または3灯を
制御します。ほぼ中央にある黄色のものはFlux
LED用の抵抗です。240オーム(1/2w)。これ
は裏面に取り付けます。




+-

プリント基板パターン
 



プリント基板のパターンです。プリント基板のエッ
チングと穴開け作業が終わったらパーツを半田付
けします。

両端は両口金に基板の先をつっこみ隙間をプラス
チックパテで埋めて固定します。1日ほどそのま
まにしておきます。



正面写真
 

口金と基板からのリード線を半田付けします。こ
れでがっちりとしたルーム球のできあがりです。

裏側の基板がむき出しなので薄いプラスチックの
板を貼り付けて保護します。接着にはウルトラ強
力接着剤ボンド ウルトラ多用途SUを使用しま
す。透明で仕上がりがきれいです。


取り付け時に間違えないよう+-をこのプラ板に
書いておきます。


側面写真


             裏面写真

  さらに進化形の現在のオーバーヘッドランプはこちら 

   

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  Flux LED58個フロントフラシャーの作製


   



 


現在使用中のFlux併用フロントフラッシャーをも
う少し明るくしようと思います。
全部Flux LEDにして、照らす角度を全方向に向け
たものにしようと思います。上下左右を満遍なく
照射するようにLEDを配置するようにします。




 

回路はシンプルにします。

左図の上は平面図、下は側面図。



部品番号 左:1C0 953 155 K 右:1C0 953 156 K
クリヤキャップ:1C0 953 255 A

 

 

取りあえず、ディーラーにフラッシャーユニット
を注文します。今回でフラッシャーユニットを注
文するのが2回目になります。相変わらずメキシ
コ製です。ただ、ユニットが入っていた箱のデザ
インが変わりました。側面がパーツの写真で埋め
られています。以前の箱には英語、中国語、ドイ
ツ語など各国語で「純正パーツ」「純正パーツ」
と隙間なく書かれていました。

価格は片方6,405円で、取付ネジを隠すためのク
リヤキャップ(小さなプラスチック片)は、1つ
597円もします。


プリント基板パターン(同じものを左右ひっくり返して使います)

 

 

これもプリント基板を作成します。
パターンは簡単です。

パターンができたらOHPシートに出力します。
透明フィルムに黒1色でプリントアウトするわけ
です。


エッチング後、大変な穴開け作業終了!


基板を感光させたら、スプレー式の現像剤を使っ
て現像します。
その後すぐ、噴流式卓上エッチング装置に掛け手
エッチングをします。

乾かして、フラックスを塗布します。
表面には鏡面のカッテングシートを貼ります。

問題は穴開け作業です。何せ数が多いですからね。
片方で1時間以上掛かってしまいます。とても一
度に両方をやる気になりません。片方ずつ地道に
仕上げることにします。


LEDの向きの違いが写真だと良くわからないか?
 
3つ直列のセットを2つと4直列を13セットの計
58個をギッシリ詰め込みます。

そのうち、3直列の2セットは左右を照射するよう
にFlux LEDを立てて使用します。上下は各6個で
やはり立てて使用します。

車体には斜めにユニットが取付られるので、LED
の角度を工夫して、真正面から見た場合でもきっ
ちり正面を向くLEDがいくつかあるようにします。

その数24。片方を基板に着け、もう一方の足はぎ
りぎりまで長く使い、斜めにします。

残りの16は通常通りに半田付けします。

半田付けが終了した時点で点灯チェックをします。

 



基板取付金具
 

 

基板をハウジングに固定するための金具を1mm
厚のアルミ板で作ります。

折り曲げる角度を微調整して決めます。


半田面の塗装(酸化防止とショート対策)


基板の半田付け面がハウジングのクロムメッキ
部分に接触するとショートします。
なので、
基板の裏側を銀色塗料で塗ります。

 



金具取り付け後
 

基板との接続は3ミリの皿ネジを2本使用しま
す。



左右各1箇所、3ミリネジでハウジングに固定


ハウジングに基板を固定します。
2本の3ミリネジを使用します。

取り付け後、ゆるみ防止のために超強力接着剤
(ボンド ウルトラ多用途SU)をナットに塗布
します。

 



ネジ頭にも接着剤を塗布して防水処理
 

 

また、雨水などの浸入を防ぐためにハウジングの
外側のネジの頭にも超強力接着剤を塗布します。




ティッシュペーパーとマスキングテープで保護して銀色塗料を吹く
 

 

ハウジングの縁周りのクロムメッキが分離作業
で取れてしまったので、銀色塗料を吹きます。



メッキ部分に塗料が付かないようティッシュ
ペーパーとマスキングテープで保護します。



点灯チェックは9Vで行ったのでまぶしくない!

 

貼り合わせる前に乾燥後、最終チェックを行い
ます。

ショートしてないかもチェックします。


のり付け箇所がわかりますでしょうか?
 

 

レンズ部分と合体させます。ボンド(ウルトラ多
用途SU)を使います。
仕上がり後の色合いがクリアーなためきれいにで
きます。

少しでも隙間があると、走行中の風圧で雨水が侵
入しますので細心の注意をしながら作業します。
特にハウジングのネジ穴周りは要注意です。


ここまでくれば、完成まであと一息
 

 

輪ゴムを巻いて圧着させます。1〜2日はそのまま
置いておきます。



口金を付けて完成

 

リード線に口金を付ければ完成。
口金はBAU15sを使用します。
センターがプラス、側面にマイナスのリード線を
ハンダ付けします。


ネジ隠しのプラスチック片も新品にします
 

    チョット引いてみると・・・、真っ白です。


昼間、消灯時
 
今まで使用してたものを取り外し、これと入れ
替えます。
左上写真で赤丸部分にあるネジ隠しのプラスチ
ック片を、小さめのマイナスドライバーを使っ
て取り外し、プラスドライバーでネジをゆるめ
ます。

ネジが外れたら、ユニットを左右に動かしなが
ら車体から分離します。

ソケットを回して、ハーネスを外せば取り外
し完了です。

取付はこの逆になります。


昼間、点灯時
 
口金をソケットに押し回しで入れます。きっちり
収まっていることを確認して、ソケットをランプ
ユニットに嵌め、回して固定します。嵌めるとき
ユニットの切り欠きとソケットの突起を合わせな
いと嵌りません。

ユニットを車体に取付後最終的な点灯チェックを
します。
ハザードを点けチェックします。
隅々まで光が回り込んでいます。

   

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  <1年後雨水浸入トラブル発生>その対策




 
フロントフラッシャーは、左の写真の円形で
囲った部分を車体バンバーの窪みに引っかけて
写真左側をタッピングスクリューで留めること
で固定する仕組みになっています。


レンズ部分とハウジングを分離して、LEDをセ
ット後、接着剤でくっつけてあります。
車体に固定するため、ハウジング部をネジで締
め付けることによってテンションがかかりレン
ズ部にそれに反発するような力が発生します。

1年程経過して、接着剤とプラスチックの間に
徐々に隙間ができてきたものと思われます。
そこから雨水が浸入し、内部が曇りがちになり
ました。

型取り君付造形補修剤プラリペア
 
接着剤ではダメだということがわかりました
ので別の方法を考えます。
そこで思いついたのが「プラリペア」です。


造形補修剤で溶着してレンズとハウジングを
接着すれば振動や経年変化で剥がれることが
なくなるのではないかと思ったわけです。

粉と液(臭いがきつい)を混合して、欠けた
部分を補っていきます。

プラリペアは近くのホームセンターで購入し
ます。


ネジ取付部のアップ
 
左写真はバンバーにネジで留める部分のアッ
プです。
写真ほぼ中央の黒い円形部分がネジ穴です。

この部分はかなりの量の合成樹脂パウダーが
必要です。当然リキッドもそれ相応に必要で
す。
これくらいの量を使っていると頭が痛くなり
そうなくらいの臭いです。
密閉された空間ではカラダに害がありそうで
す。窓や扉は開放状態で作業し、マスクも着
用します。


引っかけ部分のアップ
 



引っかけ部分横側
 
上の写真はバンバーに引っかける側のアップ
です。
こちら側は、ネジ部より少ない量でまかなえ
ます。
左写真は、この部分を完成後に横から見たも
のです。

左右のフラッシャーを完成させるのに、「型
取り君付造形補修剤」が2キット必要でした。
今回は、「型取り君」は使用しません。


サイド部アップ
 
サイド部のアップです。

これで防水対策は完璧かと思います。

 

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  Flux LED併用3連メーター照明

0
今までの赤色照明
 
今まで使用していた砲弾型赤色LED6個のメー
ター照明を青色にしてみようと思い
ます。

赤色は見やすくていいのですが、他照明との
バランスが悪いかと思い始めたことと、長い
こと使っていて飽いてきたので青色にしよう
と思います。

前方を照らすための砲弾型LED4個を頭部に、
側面を照らすように下部にFlux LEDを2個使
用したT字型にしようと思います。

メーターの構造をチェックしてこれが問題な
く使えることが分かっています。

1
頭部プリント基板
 
以前に作って残っていたプリント基板を使うこ
とにします。

まず、ヘッド部分の基盤に0.8mmのスルー
ホールを開けます。
3個分を慎重に作業します。

2
砲弾型LEDはこの位置でカットします
 
5φ砲弾型LEDは
しまりす堂」より入手します。
型番は、SHD-HBB01です。

基盤に半田付けするにあたって、LEDの足をカ
ットします。できるだけ仕上がり時の高さを低
くするため出っ張りの前でカットします。
これで基盤に密着させて半田付けできます。
4個を限界まで密着させないと直径が大きくなっ
てしまいますのでLED下部に付いているツバを
爪切りできれいに取ってしまいます。

この作業でできたバリもヤスリ掛けしてきれい
にします。


3
頭部を真上から
 
4
        頭部を真横から見ると

5
頭部完成アップ
 
2個のLEDを15mAのCRD1つで制御します。

これで頭部はできあがりです。




6
下部プリント基板アップ
 
次は下部の基盤のスルーホール開けから始めま
す。

この基盤に表裏それぞれ1個のFlux LEDを半田
付けします

パターンは片側しかありませんので、LEDのリ
ード線を上手く使い、表から裏に電気が流れる
ように配線します。

Flux LEDもしまりす堂で入手します。
型番は、日亜 NGPBR70ASです。

7
下部表側Flux LED
 
8
        左の状態を裏から見ると

9
下部表面アップ(ハンダ付け前)
 
10
       下部裏面アップ(ハンダ付け前)

11
CRDを2本重ねてハンダ付け
 
2個のFlux LEDを直列で2つのCRDを並列にして
30mAで使用します。

とにかくスペースに余裕がないので、CRDも2段
積みにしてしまいます。

12
メーター青色照明完成
 
頭部と下部をドッキングして完成です。

リード線を半田付けしただけですがしっかり固
定できたようです。強度を考え3本のリード線の
内1本は反対側から通して半田付けしてあります。

いよいよメーターへの取り付け作業です。

あらかじめ、これが問題なく取り付けられるこ
とをチェックしてあったためなんのトラブルは
ありません。

極性を間違えないようにホルダーに差し込んで
取り付けは無事終了しました。

13
メーター裏側、円内は電球差し込み穴
 
14
       電球差し込み穴アップ


15
昼間点灯時

 
16
        昼間点灯時アップ


17
夜間点灯時
 


夜間、今までより視認性は悪化しました。
す赤色の方が明るく視認性は良かったです。

でも走行中メーターの文字を読むということは
なく、針がどのあたりにあるかをパッと見する
だけなので問題はありません。

スピードメーター、ナビと青色で揃いましたの
で統一感は出たかなという感じです。

 

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  3チップFlux LEDハイマウント・ストップランプ


純正ハイマウントをカットしてみると・・・


 
車検時に点灯しないということで交換された
純正のハイマウントストップランプを割って
基板を取り出したところです。

丁度基板が収まる位置で2つに
分割します。
今回はピラニアン鋸を使って切ります。
LEDに注意しながら作業を慎重に進めます。
ようやく、綺麗に割ることができました。

使用されていたLEDは2000年というかなり
昔にもかかわらず、なんとFlux型。
当時は
砲弾型が主流で、Flux型は希少で高価であっ
たはず。さすがVW、先見性がありましたね。





LED部分拡大


 

純正のハイマウントストップに使われてい
たLEDの
拡大写真です。S TECH製?
下の写真は純正基板の全体写真。
20個のFlux LEDが使用されてます。


                    純正ハイマウント基板



3チップLED



今回やろうとしてるのは同じFlux型ながら
3チップのモノ 。これを28個使ってより
明るいものに変えようと思います。

20を28にするので純正のハイマウント・
ストップランプの内部に収めるのにはびっ
しり隙間無く敷き詰める感じになります。


そこで例よってプリント基板を製作します。


                      自作プリント基板






 
上図のようなパターンにします。問題は
これほどの長さ(約27cm)の感光基板は
店頭では販売されてません。もしあったと
しても、エッチング装置の入れ物に収まり
ません。
なので感光基板サイズは100×150を使用。
パターンの左右からそれぞれ15cmで基板
を作ることにします。丁度真ん中近くに
固定用の穴を開けなければならないので、
実際にはここで分割します。真ん中で合わ
せ、裏から補強板を張り付け一体化します。
当然回路も切れてますのでリード線でブリ
ッジします。

 
                  LED、抵抗をハンダ付後の自作プリント基板





点灯テスト




LEDのハンダ付け終了後点灯テストをしま
す。





 


レンズ部分を取り付け自作基板点灯




     同様に純正基板点灯


再生した右側のツメ(白い部分)


今まで使用していたハイマウントにある
ツメの片方が欠けていて取り付けに難が
あるのでこれを再生します。
残っているツメを型取りし、位置を合わ
せてプラリペアで再生します。

左写真で、右の白い方が再生したもので
す。

数日おいてバリをヤスリで削り取ります。


カバーの取り外し開始



いよいよ、取り替え作業です。

まず、リヤハッチのカバーを外します。
2本のプラスネジを外してから、カバー
の隙間に内張はがしを差し込んで隙間を
大きくし、手を入れて引っ張ってはがし
ます。


取り外したカバー



左写真で上部に2つあるポケット状のも
のがプラスネジで固定されてる部分です。

カバー周囲にあるクリップなどをハッチ
に開いてる穴に差し込んで固定してます。


等間隔で3つほぼ一直線上に並んでます



左写真で下部にある3つの穴がハイマウ
ント固定用のネジ穴です。

3つとも普通のプラスネジです。


少し浮き上がった純正ハイマウント



ウエスをあてがって内張はがしで少し浮
き上がらせたところです。


少しずつ全体を浮き上がらせてから、手
で引っ張り上げて取り出します。


純正ハイマウントが露出した状態



あと少しのところまで来ましたが、その
後が簡単にはいきません。
ネジ止めされていたパーツの向きをいろ
いろな向きに調整しながら引き出します。

このときハッチに傷を付ける恐れがあり
ますので、ハイマウントの周囲をマスキ
ングテープを貼って保護してから作業し
たほうがいいですね。


取り出した純正ハイマウント




       バネ部分の拡大

上が初期型ハイマウントユニット
下が現行の純正ハイマウントアッシー



ネジ穴の付いた黒色のパーツは取り外して付け
替えなければなりません。

外すことは想定されていないようで、ハイマウ
ント側の突起部分はほんとにぴったりサイズで
できてますので、ラジペンで無理矢理外そうと
するとパキッと折れそうです。
冷や汗もんでなんとか外し一段落。
次は、ハイマウントの周囲にゴムのパッキンを
巻く作業です。これも付け替えです。ちょっと
ゆるめなのか、一度巻き終えてもずれてきます。
なので、数カ所を接着剤で止めてしまいました。
ディーラーもこの辺は苦労してるみたいで両面
テープで処理してましたね。




ストップランプ点灯時(雨天・昼間)


完成後の作動状態。
あいにくの雨天なのでよく分からないかも 。
写真ではテール・ストップは、赤ではなくもう黄
色で色が飛んでます。
しかし、実際は真っ赤っかです。ハイマウントも
しかり。
 
 
 
 
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