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フラシャー用Flux LED球の作製 | |
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現在使用しているリア・ウインカー用のフラッ シャー球(LED)が少し暗いのが気になっていま す。そこで、Flux LEDを使用したものを考えま す。 Flux LED等は「しまりす堂」で調達します。 Flux LEDは左図のような形をしています。大き さが7.6mm四方の透明な樹脂製で4つ足端子となっ ています。これを横向きに円周上に並べフラッ シャーボディの内側のリフレクターに反射させた らいいのではないかと考えます。さらにもう一枚 基板を作りこの上に通常のLEDを並べ、2段構造 とします。こうすれば、かなり改善されるのでは ないかと。 現在使用中の2アイズテールの場合、ユニットを 割って中にLEDを敷き詰めてもそれほどたくさん のLEDが並ばないので、このような仕組みにしま す。
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パターン(6組のLED球) エッチング済みプリント基板 |
赤・黄色の5mmLEDの場合は16個を直径25mm の円形基板上にセットします。LED4個で1組を4 組が1球。 4球分。白色の5mmLEDは16個を直 径25mmの円形基板上にセットします。LED3個 で1組を5組+1個の構成。 2球分。Flux LEDの場 合は共通でFlux LED4個を1組を2組で1球。6球 分。以上6球分を1つのポジ感光基板に焼き付け ます。(左図) |
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Flux LED(8個)の配列 5mm LED(16個)の配列 穴開け終了し使用する円形サイズに切り抜き後のプリント基板 |
それぞれのLEDの配列は左図のようになっていま す。Flux LEDの制御は2個の抵抗(75オーム1/ 2W)を基板上に組み込んで行います。 赤・黄色の5mmLEDの方は、2W 27オームの 抵抗1本で制御します。白色5mmLEDはCRDで制 御します。 今回ポジ感光基板は通常の紙フェノールでなく、 ちょっと高級なガラスコンポジットを使用します。 これは前者より薄く、穴開け外径切断がしやすい のと電気的特性はガラスエポキシと同等といのも のです。(メーカー:サンハヤト40K)半透明な ので2階建てでも少しは光を通すということを期 待しての起用です。 プリント基板作りの詳細はこちら。 プリント基板を使用した方が信頼性が増すので、 面倒ですがプリント基板を使います。円形に切り 抜く作業は、紙フェノールに比べると数段楽で、 仕上がりも綺麗です。価格は紙フェノールより少 し高く、ガラスエポキシより安いです。 スルーホールを1mmのドリル針で開けます。 0.8mmだとFlux LEDの端子が入らない。ドリル は基板穴開け専用のものを使います。 |
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ハンダ付け終了後のFlux LED |
Flux LEDを基板にハンダ付けします。足の長さ を合わせるのに苦労します。円形の基板からはみ 出ないように気をつけながらの作業で目が疲れま す。左の写真で上下位置にサーモンピンク色した のは抵抗です。LED制御抵抗を立てて、Flux LEDの足と足の間にハンダ付けしてあります。端 子に触れてしまうとショートしますので、抵抗の リード線には絶縁チューブを被せて短絡を防止し ます。 点灯チェックをしているところを真上から撮影 |
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ハンダ付け終了後の5mm LED |
Flux LEDのハンダ付けが終了したら、点灯チェッ クします。いい感じになっています。この様子だ と、フラシャーユニットに取付たときなかなかよ さげな雰囲気です。リフレクターに上手く反射し てくれそうです。 次に5mm LEDをハンダ付けします。こちらは 場を踏んでいるのでそう苦労することなくハンダ 付け終了。仕上がりも満足のいくものとなりまし た。念のため、できあがった2つのものを1つにして 点灯チェックをしてみます。普通にチェックした のでは面白くないので、フロント・フラッシャー・ ユニットにセットしてみます。きっちりリフレク ターに反射していてどの方向から眺めても点灯状 態に大きな変化がありません。普通LEDは真正面 でないと明るくありません。明るい場所では、真 横からは点灯しているかどうかさえわかりません。 意図したとおりの結果が期待できそうで嬉しくなっ てきました。 次はそれぞれのパーツを合体させる作業です。強 力セメダインで各部を貼り付けます。 |
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上段、下段を貼り合わせ完了 |
上段、下段の貼り合わせ済みの底面 |
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Flux+5mmLEDを使用したフラッシャー用LED球 |
先ず、上段、下段を貼り合わせます。乾くまで1 〜2日そのまま放置しておきます。 いよいよ最終段階です。 口金部との合体です。口金は予めカップリングと パテで合体させておきます(1〜2日経過)。丁 度口金の周囲がカップリングと当たる辺りに 1mmの穴を開けマイナス側のリード線を通しま す。カップリング上にセメダインをタップリ塗っ て下段と接着します。 口金とマイナス側のリードをハンダ付けします。 この時ハンダをたくさん盛りすぎるとソケットに 入らなくなります。もし、盛りすぎて入らないと きは、ヤスリで削り取ればいいですが。 プラス側リード線はグイと引っ張って口金底部に ハンダ付けします。 これで完成。電球と今回作ったLED球の明るさ比 較をしてみます。下の写真。両方とも明るい場所 でフラッシュ無しで撮影。少し斜め前から撮って います。リフレクターへの回り込みは予定通りで す。全体的な明るさも電球の場合と遜色ありませ ん。 |
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今回のLED球をフロントフラシャーユニットに組み込んでの点灯チェック |
21W電球をフロントフラシャーユニットに組み込んでの 点灯チェック |
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昼間、LEDフラッシャー点灯 |
昼間、すべて消灯 |
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テール&ストップ用Flux LED球(W球)の作製 | |
ストップ用抵抗<5mmLED:27オーム1/2W・FluxLED:75オーム1/2W> テール用抵抗:300オーム1/2W | 今度は、Flux LEDを併用したテール&ストップ 球の作製に挑戦。 基本的な仕組みはフラッシャー球と同じです。違 いは、テールランプとブレーキ時点灯の2回路を 組み合わせなければならないことです。 当初Fluxも5mm砲弾型LEDも両方ともテールと ストップの明るさの差を付けようかと考えました が、Fluxはテールとストップの共通とすること にし、5mm砲弾型LEDで大差をつけることにし ます。 左図のように回路を決めます。フラッシャー用に 作製したプリント基板を使用します。 下段(Flux LED)は、Flux LEDをハンダ付け後、 ダイオードを2つ基板上にハンダ付けしリード線 を中央の開口部から下側へ通します。 上段(5mm LED)はLEDをハンダ付け後、抵抗、 ダイオードの順にハンダ付けします。この際、口 金の底部までの長さ以下になるようリード線の長 さ、抵抗・ダイオードの位置に気を付けます。 |
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ハンダ付けが完了した上部(真横から撮影) |
左が上部の完成写真です。黒くて長いものは収縮 チューブです。下が下部の写真です。左上の黒い ものが整流用のダイオードでサーモンピンクが制 御用抵抗です。 ハンダ付けが終了した下部(真上から撮影) |
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下部の点灯チェック(実際は黄色の部分がもっとも赤い) |
ハンダ付けが終了したら点灯チェックです。 フラッシャーに比べると一段と明るいです。ストッ プ、テールとも問題ないことを確認します。合体 後に問題があっても後戻りできないのでより慎重 にチェックします。 次は上段下段の接着です。5mm LED(上段)の アース線を通す穴を1mmのミニドリルで基板に 開けます。穴の位置は下段のアース線に対して 180度の所にします。穴が開いたらアース線をそ こに通し、プラス側のリード線を下段基板の中心 に通します。 上段と下段の間を少し開けてセメダインを塗りま す。塗るというより流し込むという感じで多めに します。この後上段と下段を圧着し、はみ出たセ メダインをぬぐい取ります。この状態で1日以上 そのまま放置しておきます。 |
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上段下段を貼り合わせ中 |
次は、プラス側のリード線をテールとストップに 分けて結線します。それぞれ上段のプラス線の先 端部分に下段のプラス線をハンダ付けします。 左の写真はハンダ付け前のものです。 先程の作業でアース線を上段下段をまとめないで 対角線上に配置したのは、ソケットに取り付ける 時のねじれに対して強くするためです。上段・下 段・口金の3つが完璧に接着されれば問題はない ですが・・・。今までの経験からこのような処理 を選択します。 いよいよ口金との合体です。今回はテール&ストッ プ用なので口金の底部に2つの穴が開いています。 口金の型番はBAY15d。適当にどちらかの穴にリー ド線を通せばいいということではなく、予めどち らかがテール用、もう片方がストップ用と決まっ ています。 |
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口金とLEDを結合 Flux+5mmLEDを使用したテール&ストップ用LED球 |
間違ってハンダ付けしてしまうと再度やり直さね ばならなくなるので、テール用はT、ストップ用 はSと口金にマジックで記入しておきます。 (この位置関係は「LED化のパート3」) +側リード線を間違えないようにそれぞれを通し ながら、LED部とカップリング、カップリングと 口金を強力セメダインで接着します。念のため点 灯チェックもこの段階でもしておきます。 この後、+側リード線を口金底部にそれぞれハン ダ付けします。カップリングの対角線上に1mm の穴を開け、アース用リード線は、そこを通して 口金の縁にハンダ付けします。 完全に接着剤が乾くまで1〜2日放っておきます。 各部がかっちりと接着されたことを確認してから ソケットに装着できるかチェックしつつ最終的な 点灯チェックします。 何の問題なくて、テール&ストップ用Flux併用 LED球が完成。 車に装着して、点灯してみると今までのものより はるかに光が回り込んでいるのがわかります。電 球と全く変わらない明るさです。逆にテールは明 るすぎたかもしれない。fluxだけで充分だったよ うです。 |
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昼間、ストップ点灯(実際には黄色の部分は真っ赤です) |
昼間、テール点灯、ノーマル電球時のストップよりも明るい! |
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テールを夜間横側から撮影。光が回り込んでいるのがよく分かります。
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テールを夜間真後ろから撮影。黄色部分は実際は真っ赤です。 |
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リバースライト用Flux LED球の作製 | |
今度はFlux LEDと通常の砲弾型5mmのLEDの両 方を使用したリバースライト(後退灯)球に挑戦。 基本的な構想はいままでのウインカー球、テール 球と同じ。違いは5mmLEDを3個1組としてCRD で制御するところだけ。 |
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プリント基板のパターンは左図のようにします。 CRDは、LEDとLEDの隙間に立てて基板にハンダ 付けします。 |
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穴開け、エッチング済みのプリント基板 |
Flux LEDを4個1組を2組1つの抵抗で制御します のでエンジンがかかった状態でないと点灯しませ ん。3個だったら12Vでも点灯すると思いますが、 4個だと13.5V〜14V以上ないと点灯しません。 でも、バックするときは必ずエンジンがかかって いますので問題ないとの判断です。(別に3個1 組でもいいですが、プリント基板をそれ用のもの を新たに作製する必要があり、これが大変なため 手を抜いただけです。) |
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ハンダ付け後のLED(左:Flux、右:5mm砲弾型) |
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ハンダ付け完了後の裏面 |
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上段下段接合 |
A-BRIGHT Flux LED(白色Flux LED)は赤、ア ンバーに比べレンズ部が相当大きいです。直径が 5mmもあります。そのため基板よりすこしはみ 出ていますが、この程度ならスレスレでリバース ライトユニットの開口部を通り抜けられます。 |
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Flux併用LEDリバース球完成 |
以前作製したリバースライトより当然ながら、確
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ほとんど真横から撮影 |
左の写真のように真横からでも点灯しているのが 超明るいリバースライトの最終型で チップLEDとPower LEDを使用したユニット一体型 はこちら
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スモーカーライトをFlux LEDに | |
以前作製した通常LEDのスモーカーライトをFlux LEDのものにします。基板を支えている支柱を取っ てしまうと、丁度、Flux LEDが2個ぴったり収ま り、出来上がりがすっきり格好良くできそうです。 カバーをするので見えないから中がどんな状態で もいいというなら別ですが・・・。どうせやるな ら格好良くということで始めます。先ず、カバー を丁寧に外します。周囲の4カ所のストッパーを 上手に外すことができれば、問題はありません。 精密ドライバーを使用すると上手くいきます。 次に基板のカットです。下の図のようにニッパー でカットします。ついでにボディに付いている4 つの支柱のうち写真で言うと右側の2つを取って しまいます。これがあるとFlux LEDが2個入らな い。 |
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+ Flux LEDは、基板が上の写真の状態のとき下向き(端子面が上)にします。 |
左図のようにカット後の基板とFlux LEDをハン ダ付けします。抵抗は200オームが余っていたの でこれを流用します。Flux LEDの4つの端子のう ち使用するのはそれぞれ2つずつです。2つは直 列に接続します。基板、Flux LEDとFlux LEDの 3つは隙間無なくぴっちりと接続しないとカバー を被せることができません。0.5mmの余裕すら ありません。ハンダ付けが終了したら、この状態 で点灯チェックします。明るさは以前作製したも のと大差ありません。見てくれは遙かにこちらの 方がいいです。基板から出ている端子の下側(左 図)が+です。 |
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ハンダ付けの終わった基板+LEDをボディーに組 み込みます。基板にある2つの穴にボディの支柱 を通します。これだけだとすぐ外れてしまいます ので、接着剤でFlux LEDをボディに貼り付けま す。支柱にも接着剤を塗って固定します。仕上が りがスッキリしていてなかなか良い感じです。 接着剤が乾いてからカバーを被せて完成です。 車への取付はこちら |
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ポジションライトをFlux
LED併用に <バージョン1> |
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先に作製したFlux併用LED球のミニ版としてポジ ション球を作ります。2層式にします。 上層部分は左の写真のようにプリント基板を作製 します。この基板の直径は12mmです。5mm砲 弾型白色LEDを4個使用します。2個で1ペアを CRDで制御します。基板があまりにも小さいので アースを基板上で1つにできないのでアース線は LED間を通すことにします。ハンダ付けもプリン ト基板専用の精密ハンダコテでないと作業できま せん。 左下の写真で赤いものはCRDです。 LEDポジション球プリント基板 |
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ハンダ付け後の5mmLEDを横から見ると |
ハンダ付け後の5mmLEDを真上から見ると |
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ハンダ付け後のプリント基板パターン面 |
精密ハンダコテでも ちょっと多めにハンダを盛 りすぎるとブリッジしてしまいます。 左の写真で真ん中下に伸びている白いものはアー スのリード線です。 大変なのは、Flux LEDのハンダ付けです。本当 に小さいし隙間がほとんどありません。裸眼での 作業は無理です。仕方なしに帽子式のヘッドルー ペを購入しての作業とあいなります。また位置関 係も相当慎重にやらないと失敗します。逆側の端 子をカットしてしまって使えなくなってしまった LEDも。でも次回使用しますので捨てないで保管 しておきます。従ってギリギリの数量しかないと 慌てることになります。余裕をもって準備してお いてよかったです。とにかく途中でイヤになるく らい面倒です。 |
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Flux LED部 |
5mm LED部と合体 |
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はめ込んでからアクリル用接着剤で接着する。その後リード線を通してからハンダ付け。 |
Flux LED部と5mm LED部と合体はセメダインスー パーXで接着します。接着後は完全に乾くまでま る1日放っておきます。 端子部は、アクリルサンデーのサンデーPET(1. 5mm厚)を使用します。1つは10mmの正方形 に切り出し、角を取って円形にします。この真ん 中に幅1.5mmで長さ5mmの溝を開けます。リー ド線を通すため 0.8mmの穴を4つ開けます。も う1つも10mmの正方形に切り出し、1辺を先の 円形体の溝に刺せるように加工します。その反対 の辺の角を少し落とします。これはソケットの差 すとき差しやすくするためです。リード線を通す ための穴を2つ開けます。 以上2つのパーツをT字型にアクリルサンデー接 着剤で接着します。リード線を左右に振り分け4 つの穴を上手く通して、さらに端子部の穴を通し、 5mmLED部とFlux LED部の+-のリード線を動か ないようにそれぞれハンダ付けして完成です。 |
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端子部分の接着 |
5Wウエッジ球と大きさ比較 |
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ヘッドライトユニット裏側 |
ニュービートルに装着してみます。 なんとFlux LEDのレンズ部分の厚みがありすぎ て、ポジションランプが通る穴を通過できません。 一番厚みのあるところを 計ってみると16mmも ある。これでは無理ですね。 12mmなら通すこ とができるのに残念です。 16mmでもOKな他の車に使用することにします。 トホホ・・・。 再度、暇なときに考えることにします。 他車種への流用についてはこちら |
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ポジションライトをFlux
LED併用に <バージョン2> |
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完成予想図 |
バージョン1 がビートルには使用できなかったの でバージョン2を作ることにします。フロント部 はバージョン1を流用します。今回のサイド部は 背中同士を貼り合わせた形のものを1対にします。 またフロント部の5mmLEDはレンズ部分をカッ トし拡散させることにします。 カットはミニ万 力でLEDを固定し「ピラニアン鋸」で行います。 |
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プリント基板 |
プリント基板をを作ります。 パターンは左図のようにします。 Flux LEDは、足を反対側に貫通させるため少し ずらした位置にします。電流の制御は240オーム (1/2w)の抵抗1つでします。 フロント部の5mmLEDはバージョン1と変化あり ません。 |
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Flux LED部 |
各パーツを半田付けします。 バージョン1作製時のように苦労することなく Flux LED部分の作業終了。 5mmLEDのフロント部と合体させて完成です。 |
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完成品フロント部(この写真では先端が 丸いように見えますが、実際は平らです) |
完成品全体写真 |
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Flux LED併用フロントフラシャーの作製 | |
以前に作ったLEDフロントフラシャーに問題が発 生したわけではありませんが、ユニット全体が光っ て見えるものに改善してみようとFlux LEDを24 個と5mm砲弾型LEDを19個使用したものを考え ます。前作では5mmLEDだけで指向性が強いた め、特に昼間の点滅時は基板の形がなんとなく分っ てしまう点が気になっていました。 今回、5mm砲弾型LEDはほとんどを寝かせて使 用しています。フラッシャーユニットのリフレク ターに当て反射させて、特に昼間従来は基板しか 光っていないように見える現象を改善しようとこ のような形にします。基板もユニバーサル基板か らプリント基板にし信頼度もアップさせます。 プリント基板の元となるポジ感光基板の長さが 15cmのものを販売店で扱っていないかも知れな いので、分割のプリント基板も作製します。しか しながら、15cm長のポジ感光基板が店頭に在庫 がありました。加工のしやすい(今回はただ直線 でカットするだけなので、特に加工のし易さは必 要ないですが )ガラスコンポジット素材にしま す。 <製品名:Sunhayato ポジ感光基板43K> |
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LEDの配列は左図のようにします。 四角いのがFlux LEDです。正円が5mm LEDを 立てて使用、砲弾型が寝かせて使用してしている 状態を表します。 小さな赤点がLEDのアノード(+)、黒点がカソー ド(-)です。 基板の取付穴より前の部分のFlux LEDは、車に 取りつけたときに正面を向くように 斜めに取り 付けます。 アルミ板は、基板の補強を兼ねてフラッシャーユ ニットへの取り付け用に使用します。1.5mm厚 のものにします。 アルミ板に開けた3つの穴は、左から順に基板固 定用、リード線を通すためのもの、アルミ板をフ ラッシャーユニットに固定するためのものとなっ ています。穴の直径は2.5mm、5mm、2.5mm です。 固定用のボルトは、直径が2.5mmのかなり小さ いサイズのものを使います。振動で緩まないよう に緩み防止のワッシャーも使用します。 リード線を通す穴にはゴムブッシュを填めてリー ド線がアルミ板と干渉してショートするのを防ぎ ます。 リード線の末端には口金を取りつけます。 口金は純正のソケットに合うように、 突起部分 がオフセットしたBAU15sを使用します。プラス 側のリード線を口金の底部中心にハンダ付けし、 マイナス側 のリード線を口金の縁にハンダ付け します。 完成品 |
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エッチング&穴開け済みのプリント基板 |
エッチングが済み、基板が完成したら、スルーホー ルを開けます。専用のドリルで、0.8mmと1mm の2種類の大きさに開けます。1mmはFluxの端 子用です。 LEDの点数が多いので穴開けにかなり時間がかか ります。 穴開けが終了したら、フラックスを塗布します。 |
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次はLED、CRD、抵抗のハンダ付けです。抵抗以 外は極性に注意して作業します。 上記の配置図を見ながら作業します。 Flux LEDで斜めに取りつける場合、下側になる 端子のツバを取り除きます。ニッパーでカットし ます。そうしないとスルーホールを通すことがで きません。 ハンダ付けは1ブロックずつ行い、終了後点灯 チェックをしてOKだったら次に進みます。 左の写真は完成品です。 |
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点灯チェック |
全てのパーツのハンダ付けが完了したら、点灯 チェックをします。+-のリード線に12Vの電池 を接続して全てのLEDが点くか確認します。各ブ ロック毎チェックしているので間違いなく点くは ずです。 次は、フラッシャーユニットにこの基板を組み込 む作業です。フラッシャーユニットに3mmの穴 をドリルで開け、アルミ板にも同じように穴を開 けます。この穴に3mmのネジを通し、フラッ シャーユニット内側でナットを使って締め付けま す。基板の反対側先端に接着剤を塗って固定しま す。これでしっかり固定できました。 こんどはレンズをフラッシャーユニットのボディ と接着します。セメダインスーパーXを周囲にタッ プリ付けてから2つを合わせます。フラッシャー ユニットを車に固定するネジが収まる部分は、雨 水などが浸入しやすい箇所ですので特別丁寧に行 います。 乾くまで2〜3日そのまま放置しておきます。 |
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フラッシャーユニットに基板の取りつけ完了 |
レンズとボディの貼り合わせ完了。 写真上の黒く見えるパーツは 口金です。この口金を純正のソケットに差し込みます。 上がL、下がR用のユニットです。 |
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昼間真正面から撮影 |
昼間、斜め横から撮影 |
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夜間真正面から撮影(白い部分は実際真っ黄色です) |
車体に取付後点滅させてみます。真正面から見た とき今までのモノとの違いは、レンズ全体が光源 になっている点です。いままでのモノだと先端部 分が異常に明るく目立っていました。斜めから見 たときは、以前とほとんど変わりません。 昼間はリフレクターへ反射させた効果がほとんど 見られませんが夜間は効果絶大。 |
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Flux LED併用ラゲッジルーム・ランプの作製 | |
ラゲッジルーム・ランプを横から撮影 |
以前に作ったLEDラゲッジルーム・ランプはまだ 慣れてなくて不細工な出来だったので作り直すこ とにします。 今回はFlux LEDとフラットLEDの2種類で作る ことにします。 左の写真はラゲッジルーム・ランプのユニットで す。通常は、青線で示した部分に5Wのウエッジ 球が収まっています。 ラゲッジルームに取り付 けてある状態では写真の下部(レンズ面)が室内 を向いています。 |
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ラゲッジルーム・ランプを上から撮影 |
左の写真はレンズ面を下にして真上から撮影した ものです。上の写真同様、青線で示した部分は 5Wのウエッジ球が収まっている位置です。 ウエッジ球の端子部を挟み込んで固定する仕組み になっています。ウエッジ球の電球部分は約 10mmの円筒形ですので、端子を差し込んで取 り付けると、端子を中心としておよそ5mmがレ ンズ面に近付くことになります。 日亜超高輝度白色フラットLED NSPWF50BSを 5個と超高輝度白Flux LED SHD-HBWX1を2個 使用します。基板に取り付けた時の高さが基板を 含めて6mm程度となりますので都合がよいです。 |
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自作LEDランプの取り付け位置 |
基板とLEDの配置は左の図のようにします。 できあがったものをちゃんと取り付けられるかど うかテストして 奥行きも幅も目一杯大きくしま す。基板のサイズはタテ12.5mm、ヨコ32mm です。 基板は以前のようにユニバーサル基板でなく、プ リント基板を作製します。 |
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基板へのパーツの配置 プリント基板のパターン |
パーツの配置は左の図のようにします。 薄いブルーがLEDです。2つある正方形の大きい ものがFlux LEDで小さい長方形がフラットLED です。 左上にあるパーツは240オーム(1/2w)の抵抗 でFlux LEDを制御します。右下の2個の赤いパー ツは、2個と3個のグループに分けたフラット LED用CRDです。 赤丸はLEDのアノード(+)、白丸はカソード(-) 下図がプリントパターンです。 |
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出来上がったプリント基板 |
左の写真はエッチングと穴あけ済みのプリント基 板です。 全体が小さいのでこの形に切り出すにも、穴あけ にもかなり気を遣って作業します。 |
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LEDなどのハンダ付けを終えた完成品 |
パーツの半田付けが完了した完成品。 以前に作製したものと比較すると雲泥の差です。 点けばいいというだけでLEDの集合体にすぎなかっ た前作は、今見ると恥ずかしい作品です。 純正に戻すにもワンタッチで出来、ウエッジ球の ように熱を出さないのに明るいし消費電力が遙か に少ないというメリットがあります。 |
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点灯テスト |
12Vで点灯チェック。 問題なし。 作り直そうと決めてからここまで来るのに何日 かかったことやら・・・。
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Flux LED併用グローブボックス照明 | |
矢印のトルクスネジを外す <トルクスネジのサイズはすべてT20> |
2箇所のネジをトルクスレンチまたはトルクスド |
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グローブボックス下部の矢印のトルクスネジを外す |
グローブボックス下部のトルクスネジ3つを外す。 しかし、ゆるめる程度で完全に外してしまわない 方がいい。 外すのは次の作業が終わってからにする。 |
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グローブボックス内の矢印のトルクスネジを外す |
グローブボックス内の3つのトルクスネジを外す。 最後の1つが緩むに従ってボックスが下に落ちよ うとします。ゴンと下に落ちないように手で支え ながら上記のネジも含め全てを外します。 これで固定されていた状態から解放されます。 リンク部分など傷めないようにゆっくりとボック す全体を引き出します。 |
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v グローブボックス裏側 |
左の写真はグローブボックスを裏返したものです。 右サイドに電球のソケットと、グローブボックス を開けたときONになるスイッチがセットになって 取り付けられています。 |
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グローブボックス照明のスイッチ |
左はグローブボックス照明のスイッチです。 グローブボックスが閉じた状態では、写真右側の ノブが押し込まれていますが、グローブボックス を開けるとこのような形になりスイッチが入る仕 組みです。 |
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グローブボックス照明の配線コネクタ |
車体側からの配線は 黒:+ 茶/青:- です。 |
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グローブボックス照明用LEDのプリント基板 |
グローブボックス照明用LED(LED7コ使用) |
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グローブボックス照明用LEDを組み込んだ状態 (まだ配線コネクタは差し込まれていない) |
LEDランプをソケットに組み込みます。 当然のことながら、LEDが配置してある面が レンズと向き合うようにします。 以上で完成です。が、アンプが邪魔して明る くならない! 次の手を考えなくては・・・。 |
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Flux LED併用オーバーヘッドランプの作製 | |
完成予想図 |
オーバーヘッドランプをより明るいものにします。 フラットLEDを10灯とFlux LEDを2灯の計12灯 構成のものにします。 パーツの配置は左図の通り。青い線の入った赤い パーツはCRDでフラットLEDを2、または3灯を 制御します。ほぼ中央にある黄色のものはFlux LED用の抵抗です。240オーム(1/2w)。これ は裏面に取り付けます。 |
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+- プリント基板パターン |
プリント基板のパターンです。プリント基板のエッ チングと穴開け作業が終わったらパーツを半田付 けします。 両端は両口金に基板の先をつっこみ隙間をプラス チックパテで埋めて固定します。1日ほどそのま まにしておきます。 |
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正面写真 |
口金と基板からのリード線を半田付けします。こ れでがっちりとしたルーム球のできあがりです。 裏側の基板がむき出しなので薄いプラスチックの 板を貼り付けて保護します。接着にはウルトラ強 力接着剤ボンド ウルトラ多用途SUを使用しま す。透明で仕上がりがきれいです。 取り付け時に間違えないよう+-をこのプラ板に 書いておきます。 |
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側面写真 |
裏面写真 |
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さらに進化形の現在のオーバーヘッドランプはこちら | ||
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Flux LED58個フロントフラシャーの作製 | |
現在使用中のFlux併用フロントフラッシャーをも う少し明るくしようと思います。 全部Flux LEDにして、照らす角度を全方向に向け たものにしようと思います。上下左右を満遍なく 照射するようにLEDを配置するようにします。 |
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回路はシンプルにします。 左図の上は平面図、下は側面図。 |
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部品番号 左:1C0 953 155 K 右:1C0 953 156 K クリヤキャップ:1C0 953 255 A |
取りあえず、ディーラーにフラッシャーユニット を注文します。今回でフラッシャーユニットを注 文するのが2回目になります。相変わらずメキシ コ製です。ただ、ユニットが入っていた箱のデザ インが変わりました。側面がパーツの写真で埋め られています。以前の箱には英語、中国語、ドイ ツ語など各国語で「純正パーツ」「純正パーツ」 と隙間なく書かれていました。 価格は片方6,405円で、取付ネジを隠すためのク リヤキャップ(小さなプラスチック片)は、1つ 597円もします。 |
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プリント基板パターン(同じものを左右ひっくり返して使います) |
これもプリント基板を作成します。 パターンは簡単です。 パターンができたらOHPシートに出力します。 透明フィルムに黒1色でプリントアウトするわけ です。 |
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エッチング後、大変な穴開け作業終了! |
基板を感光させたら、スプレー式の現像剤を使っ て現像します。 その後すぐ、噴流式卓上エッチング装置に掛け手 エッチングをします。 乾かして、フラックスを塗布します。 表面には鏡面のカッテングシートを貼ります。 問題は穴開け作業です。何せ数が多いですからね。 片方で1時間以上掛かってしまいます。とても一 度に両方をやる気になりません。片方ずつ地道に 仕上げることにします。 |
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LEDの向きの違いが写真だと良くわからないか? |
3つ直列のセットを2つと4直列を13セットの計 58個をギッシリ詰め込みます。 そのうち、3直列の2セットは左右を照射するよう にFlux LEDを立てて使用します。上下は各6個で やはり立てて使用します。 車体には斜めにユニットが取付られるので、LED の角度を工夫して、真正面から見た場合でもきっ ちり正面を向くLEDがいくつかあるようにします。 その数24。片方を基板に着け、もう一方の足はぎ りぎりまで長く使い、斜めにします。 残りの16は通常通りに半田付けします。 半田付けが終了した時点で点灯チェックをします。
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基板取付金具 |
基板をハウジングに固定するための金具を1mm 厚のアルミ板で作ります。 折り曲げる角度を微調整して決めます。 |
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半田面の塗装(酸化防止とショート対策) |
部分に接触するとショートします。なので、 基板の裏側を銀色塗料で塗ります。
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金具取り付け後 |
基板との接続は3ミリの皿ネジを2本使用しま す。 |
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左右各1箇所、3ミリネジでハウジングに固定 |
取り付け後、ゆるみ防止のために超強力接着剤
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ネジ頭にも接着剤を塗布して防水処理 |
また、雨水などの浸入を防ぐためにハウジングの 外側のネジの頭にも超強力接着剤を塗布します。 |
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ティッシュペーパーとマスキングテープで保護して銀色塗料を吹く |
ハウジングの縁周りのクロムメッキが分離作業 で取れてしまったので、銀色塗料を吹きます。 メッキ部分に塗料が付かないようティッシュ ペーパーとマスキングテープで保護します。 |
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点灯チェックは9Vで行ったのでまぶしくない! |
貼り合わせる前に乾燥後、最終チェックを行い ます。 ショートしてないかもチェックします。 |
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のり付け箇所がわかりますでしょうか? |
レンズ部分と合体させます。ボンド(ウルトラ多 用途SU)を使います。 仕上がり後の色合いがクリアーなためきれいにで きます。 少しでも隙間があると、走行中の風圧で雨水が侵 入しますので細心の注意をしながら作業します。 特にハウジングのネジ穴周りは要注意です。 |
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ここまでくれば、完成まであと一息 |
輪ゴムを巻いて圧着させます。1〜2日はそのまま |
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口金を付けて完成 |
リード線に口金を付ければ完成。 口金はBAU15sを使用します。 センターがプラス、側面にマイナスのリード線を ハンダ付けします。 |
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ネジ隠しのプラスチック片も新品にします |
チョット引いてみると・・・、真っ白です。 |
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昼間、消灯時 |
今まで使用してたものを取り外し、これと入れ 替えます。 左上写真で赤丸部分にあるネジ隠しのプラスチ ック片を、小さめのマイナスドライバーを使っ て取り外し、プラスドライバーでネジをゆるめ ます。 ネジが外れたら、ユニットを左右に動かしなが ら車体から分離します。 ソケットを回して、ハーネスを外せば取り外 し完了です。 取付はこの逆になります。 |
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昼間、点灯時 |
口金をソケットに押し回しで入れます。きっちり 収まっていることを確認して、ソケットをランプ ユニットに嵌め、回して固定します。嵌めるとき ユニットの切り欠きとソケットの突起を合わせな いと嵌りません。 ユニットを車体に取付後最終的な点灯チェックを します。ハザードを点けチェックします。 隅々まで光が回り込んでいます。 |
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<1年後雨水浸入トラブル発生>その対策 | |
フロントフラッシャーは、左の写真の円形で 囲った部分を車体バンバーの窪みに引っかけて 写真左側をタッピングスクリューで留めること で固定する仕組みになっています。 レンズ部分とハウジングを分離して、LEDをセ ット後、接着剤でくっつけてあります。 車体に固定するため、ハウジング部をネジで締 め付けることによってテンションがかかりレン ズ部にそれに反発するような力が発生します。 1年程経過して、接着剤とプラスチックの間に 徐々に隙間ができてきたものと思われます。 そこから雨水が浸入し、内部が曇りがちになり ました。 |
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型取り君付造形補修剤プラリペア |
接着剤ではダメだということがわかりました ので別の方法を考えます。 そこで思いついたのが「プラリペア」です。 造形補修剤で溶着してレンズとハウジングを 接着すれば振動や経年変化で剥がれることが なくなるのではないかと思ったわけです。 粉と液(臭いがきつい)を混合して、欠けた 部分を補っていきます。 プラリペアは近くのホームセンターで購入し ます。 |
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ネジ取付部のアップ |
左写真はバンバーにネジで留める部分のアッ プです。 写真ほぼ中央の黒い円形部分がネジ穴です。 この部分はかなりの量の合成樹脂パウダーが 必要です。当然リキッドもそれ相応に必要で す。 これくらいの量を使っていると頭が痛くなり そうなくらいの臭いです。 密閉された空間ではカラダに害がありそうで す。窓や扉は開放状態で作業し、マスクも着 用します。 |
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引っかけ部分のアップ |
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引っかけ部分横側 |
上の写真はバンバーに引っかける側のアップ です。 こちら側は、ネジ部より少ない量でまかなえ ます。 左写真は、この部分を完成後に横から見たも のです。 左右のフラッシャーを完成させるのに、「型 取り君付造形補修剤」が2キット必要でした。 今回は、「型取り君」は使用しません。 |
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サイド部アップ |
サイド部のアップです。 これで防水対策は完璧かと思います。 |
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Flux LED併用3連メーター照明 | |
今までの赤色照明 |
今まで使用していた砲弾型赤色LED6個のメー ター照明を青色にしてみようと思います。 赤色は見やすくていいのですが、他照明との バランスが悪いかと思い始めたことと、長い こと使っていて飽いてきたので青色にしよう と思います。 前方を照らすための砲弾型LED4個を頭部に、 側面を照らすように下部にFlux LEDを2個使 用したT字型にしようと思います。 メーターの構造をチェックしてこれが問題な く使えることが分かっています。 |
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頭部プリント基板 |
以前に作って残っていたプリント基板を使うこ とにします。 まず、ヘッド部分の基盤に0.8mmのスルー ホールを開けます。 3個分を慎重に作業します。 |
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砲弾型LEDはこの位置でカットします |
5φ砲弾型LEDは「しまりす堂」より入手します。 型番は、SHD-HBB01です。 基盤に半田付けするにあたって、LEDの足をカ ットします。できるだけ仕上がり時の高さを低 くするため出っ張りの前でカットします。 これで基盤に密着させて半田付けできます。 4個を限界まで密着させないと直径が大きくなっ てしまいますのでLED下部に付いているツバを 爪切りできれいに取ってしまいます。 この作業でできたバリもヤスリ掛けしてきれい にします。 |
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頭部を真上から |
頭部を真横から見ると |
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頭部完成アップ |
2個のLEDを15mAのCRD1つで制御します。 これで頭部はできあがりです。 |
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下部プリント基板アップ |
次は下部の基盤のスルーホール開けから始めま す。 この基盤に表裏それぞれ1個のFlux LEDを半田 付けします。 パターンは片側しかありませんので、LEDのリ ード線を上手く使い、表から裏に電気が流れる ように配線します。 Flux LEDもしまりす堂で入手します。 型番は、日亜 NGPBR70ASです。 |
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下部表側Flux LED |
左の状態を裏から見ると |
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下部表面アップ(ハンダ付け前) |
下部裏面アップ(ハンダ付け前) |
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CRDを2本重ねてハンダ付け |
2個のFlux LEDを直列で2つのCRDを並列にして 30mAで使用します。 とにかくスペースに余裕がないので、CRDも2段 積みにしてしまいます。 |
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メーター青色照明完成 |
頭部と下部をドッキングして完成です。 リード線を半田付けしただけですがしっかり固 定できたようです。強度を考え3本のリード線の 内1本は反対側から通して半田付けしてあります。 いよいよメーターへの取り付け作業です。 あらかじめ、これが問題なく取り付けられるこ とをチェックしてあったためなんのトラブルは ありません。 極性を間違えないようにホルダーに差し込んで 取り付けは無事終了しました。 |
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メーター裏側、円内は電球差し込み穴 |
電球差し込み穴アップ |
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昼間点灯時アップ |
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夜間点灯時 |
スピードメーター、ナビと青色で揃いましたの |
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3チップFlux LEDハイマウント・ストップランプ | |
純正ハイマウントをカットしてみると・・・ |
車検時に点灯しないということで交換された 純正のハイマウントストップランプを割って 基板を取り出したところです。 丁度基板が収まる位置で2つに分割します。 今回はピラニアン鋸を使って切ります。 LEDに注意しながら作業を慎重に進めます。 ようやく、綺麗に割ることができました。 使用されていたLEDは2000年というかなり 昔にもかかわらず、なんとFlux型。 当時は 砲弾型が主流で、Flux型は希少で高価であっ たはず。さすがVW、先見性がありましたね。 |
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純正のハイマウントストップに使われてい たLEDの拡大写真です。S TECH製? 下の写真は純正基板の全体写真。 20個のFlux LEDが使用されてます。 |
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純正ハイマウント基板 |
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今回やろうとしてるのは同じFlux型ながら 3チップのモノ 。これを28個使ってより 明るいものに変えようと思います。 20を28にするので純正のハイマウント・ ストップランプの内部に収めるのにはびっ しり隙間無く敷き詰める感じになります。 そこで例よってプリント基板を製作します。 |
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自作プリント基板 |
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上図のようなパターンにします。問題は これほどの長さ(約27cm)の感光基板は 店頭では販売されてません。もしあったと しても、エッチング装置の入れ物に収まり ません。 なので感光基板サイズは100×150を使用。 パターンの左右からそれぞれ15cmで基板 を作ることにします。丁度真ん中近くに 固定用の穴を開けなければならないので、 実際にはここで分割します。真ん中で合わ せ、裏から補強板を張り付け一体化します。 当然回路も切れてますのでリード線でブリ ッジします。 |
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LED、抵抗をハンダ付後の自作プリント基板 |
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LEDのハンダ付け終了後点灯テストをしま す。 |
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レンズ部分を取り付け自作基板点灯 |
同様に純正基板点灯 |
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再生した右側のツメ(白い部分) |
今まで使用していたハイマウントにある ツメの片方が欠けていて取り付けに難が あるのでこれを再生します。 残っているツメを型取りし、位置を合わ せてプラリペアで再生します。 左写真で、右の白い方が再生したもので す。 数日おいてバリをヤスリで削り取ります。 |
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いよいよ、取り替え作業です。 まず、リヤハッチのカバーを外します。 2本のプラスネジを外してから、カバー の隙間に内張はがしを差し込んで隙間を 大きくし、手を入れて引っ張ってはがし ます。 |
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取り外したカバー |
左写真で上部に2つあるポケット状のも のがプラスネジで固定されてる部分です。 カバー周囲にあるクリップなどをハッチ に開いてる穴に差し込んで固定してます。 |
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等間隔で3つほぼ一直線上に並んでます |
左写真で下部にある3つの穴がハイマウ ント固定用のネジ穴です。 3つとも普通のプラスネジです。 |
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少し浮き上がった純正ハイマウント |
ウエスをあてがって内張はがしで少し浮 き上がらせたところです。 少しずつ全体を浮き上がらせてから、手 で引っ張り上げて取り出します。 |
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純正ハイマウントが露出した状態 |
あと少しのところまで来ましたが、その 後が簡単にはいきません。 ネジ止めされていたパーツの向きをいろ いろな向きに調整しながら引き出します。 このときハッチに傷を付ける恐れがあり ますので、ハイマウントの周囲をマスキ ングテープを貼って保護してから作業し たほうがいいですね。 |
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取り出した純正ハイマウント |
バネ部分の拡大 |
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上が初期型ハイマウントユニット 下が現行の純正ハイマウントアッシー |
ネジ穴の付いた黒色のパーツは取り外して付け 替えなければなりません。 外すことは想定されていないようで、ハイマウ ント側の突起部分はほんとにぴったりサイズで できてますので、ラジペンで無理矢理外そうと するとパキッと折れそうです。 冷や汗もんでなんとか外し一段落。 次は、ハイマウントの周囲にゴムのパッキンを 巻く作業です。これも付け替えです。ちょっと ゆるめなのか、一度巻き終えてもずれてきます。 なので、数カ所を接着剤で止めてしまいました。 ディーラーもこの辺は苦労してるみたいで両面 テープで処理してましたね。 |
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ストップランプ点灯時(雨天・昼間) |
完成後の作動状態。 あいにくの雨天なのでよく分からないかも 。 写真ではテール・ストップは、赤ではなくもう黄 色で色が飛んでます。 しかし、実際は真っ赤っかです。ハイマウントも しかり。 |
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