バンコクでの観光で外すことの出来ない王宮とその周辺の寺院。格闘スポーツ好きでなくても一度は見ておきたいムエタイ。 その他、おすすめの観光スポットを紹介しています。
こちらで紹介している寺院は、どれも王宮のまわりに集中しているので、一日あればすべてを観光することができます。 寺院に入場するときには服装に注意。ノースリーブやタンクトップ、ショートパンツやミニスカート、サンダル履きなどでは入場できません。 一部、靴を脱がないと入れない場所があるので、盗難などに遭わないためにも高価な靴を履いていくのは避けた方が良いかもしれません。
チャオプラヤー川沿いの船着場では遊覧船が出航しています。水面を渡る風に吹かれながら古のロマンに思いを馳せましょう。
<王宮/Grand Palace>
タイに来た人が一度は必ず訪れるであろう王宮。実際に王宮として使用されていたのは前国王ラマ8世まで。現国王ラマ9世はドゥシット地区のチットラダー宮殿に住居を移しています。 宮殿は3階建てになっていて、1階から3階までは大理石作りのビクトリア様式、屋根から突き出た尖塔は、タイの伝統的建築様式で作られています。 残念ながら一般に公開されているのは1階の「武具・鉄砲博物館」だけ。外から眺めるだけで我慢しましょう。直立不動で宮殿を監視している警備兵は大変そうだなあ。
<ワット・プラケオ/Wat Phra Keo(別名:エメラルド寺院)>
タイの王室および国家的重要儀式用の一級寺院で、タイで最も高い格式を誇っているワット・プラケオ。王宮のすぐ隣り、同じ敷地内にあります。 金箔で覆われた豪華な仏像や、緻密な装飾に彩られた建築物には圧倒されます。見所の多いこの寺院の中で最も有名なのが、本尊のエメラルド仏。この仏像はエメラルド色の翡翠で作られていて、実際にエメラルドで作られているわけではありません。靴を脱ぎ、この仏像が納められている本堂に入ると、自然と神聖な気持ちにさせられます。 撮影禁止なので残念ながら写真はありません。ぜひ一度そのすばらしさを自分の目で確かめてみてください。
←寺院の壁面に使われている色鮮やかな装飾。ディスクトップの壁紙としても使えます。試してみてください。 (画像上で右クリック→背景に設定)
<ワット・ポー/Wat Pho(別名:涅槃仏寺)>
バンコク最大規模の寺院で、バンコクで最も歴史があるワット・ポー。 王宮からチャルン・クルン通りを渡った場所にあり、タイ・マッサージの総本山としても知られています。このワット・ポーで見逃せないのは全長49m、高さ12mの巨大な涅槃仏。全身を金箔で覆われています。扁平な足の裏にも注目。見事な螺鈿細工が施されています(右の写真)。横向きに寝そべっているので模様も横向き。
ワット・ポーに来たらぜひ伝統的タイ・マッサージを体験してみましょう。30分(150B)、1時間(200B)、ハーブ・マッサージ(300B)のコースがあります。 私はガタイのいいおじさんに30分だけ揉んでもらいました。マッサージに慣れていない私は痛くて死にそうでしたが、子守歌みたいな歌を歌いながらやってくれたのでリラックスできましたよ。 こちらではタイ・マッサージ教室も開催されてますので、関心のある方は参加してみてください。
<ワット・アルン/Wat Arun(別名:暁の寺)>
チャオプラヤー川をはさみ、ワット・ポーの向かい側にあるのがワット・アルン。その姿は10バーツ硬貨にも刻まれています。アルンとは暁、曙という意味。ター・ティアン船着場から渡し船で渡ります。独特のシルエットを持つ重厚な姿は、川を隔てた対岸から見ても感動します。 特に夕暮れ時は夕日に照らし出されて、また格別な美しさがあります。三島由紀夫の遺作「豊饒の海」四部作の三作目「暁の寺」のモデルとなったことでも有名。
船着場ではゲートにいる係りの人に料金を払い、そのまま船に乗り込みます。料金はワット・アルンまでなら3バーツ。目的地によって料金が違うので乗る前に確かめましょう。開放感のある船からは、寺院や高層ホテル、行き交う船などが眺められ、とても爽快な気分に(船から落ちないように注意)。
←船を下りるとこの場所に到着します。道をたどって左に進んで行くと、土産物屋と寺院への入り口があります。入場料は20バーツ。→遠くから見たときの重厚な塔の印象と、間近で見る姿はまるで違います。その繊細な装飾にビックリ。塔には上まで階段がついていますが、私が行ったときには立入禁止になっていて登ることはできませんでした・・・残念。
<ラク・ムアン/Lak Muang(市の柱)>
タイには街を造るときに、まず礎となる柱を立てて街の発展を願うという習慣があります。バンコクの街の柱はラマ1世によって建てられた「ラク・ムアン」(現在のものはラマ4世により再建)。連日多くの参拝客が訪れています。 お供えのジャスミンの花の香りが境内を包み、自然と穏やかな気持ちになります。伝統舞踊が毎日奉納されているので、運が良ければ無料で見学できます。
入り口付近では、中に数羽の小鳥を入れた鳥かごを売っているおばさんがいます。タイには鳥や魚を解き放つことにより徳を積む(タンブン)という習慣があるのですが、これはそのためのもの。 私も鳥を逃がして徳を積もうと思ったのですが、1かご180バーツもしたのであきらめました。これはおそらく観光客料金ではないかと・・・ケチですかね(笑)。そのかわり「市の柱」にはしっかりとお供えをしてきましたよ。お供え物は敷地内の売店で売っています。花輪や線香、金箔、柱に巻く布などがセットになっていて20〜30バーツほどだったと思います。
こちらでお供え物を捧げて祈ります。右の写真でおばあさんが持っているのはおみくじ。木の棒が入った筒を両手で持ち、拝むような体勢で振ります。最初に床に落ちた棒に書いてある数字で占います。私もマネをして筒をシェイクすると・・・「7」と書かれた棒が飛び出してきました。礼拝所の近くに数字が書かれた紙が置いてあるので、7番に対応する紙を探します。結果は・・・タイ語で解読不可能でした。