
- あらすじ
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初秋を迎えた偏窟寺。
骨董商・漫玄象が梧道に仕事を持ってきた。なんでも京都の古い資産家・信太(しのだ)家が家財の整理を行うのだという。
きっと掘り出し物のアンティークの時計もあるに違いないから、と吹き込まれて、一も二もなく話にとびつく梧道。が、それは梧道を見合いの席にひっぱっていく為の漫の策略だった。
例によって巻こまれ、信太家の館に向かう偏窟寺の一行。しかし、そこで木乃伊の腕を見つけてしまい───。
- 目次
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- 第一夜
- 第二夜
- 第三夜
- 第四夜(完結)
- 信太家マップ
- 信太家家系図(出題編)
- 回答編
- 登場人物紹介
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- 梧道 修平
魔術師。表の顔は時計屋であるがその経営能力は知力に反比例。一見温厚そうな人間を装っているが、最近正体を隠そうとしなくなってきた。今回の漫の被害者。
- 鬼隆 和哉
鬼一族の青年。一条成志郎が教鞭をとる大学に進学、漫だけでなく一条先生のお守りまでするハメに。根っからの苦労人だが最近反撃することを覚えた。
- 一条 成志郎
ゴーント使い。京都の某大学で民俗学の講師を勤めている。民間伝承や伝説などの蒐集には見境がなく、時々失踪する。ちなみに妻帯者。
- 鼓 樹(タヌ君)
タヌキの妖怪。ボケに特化した愛くるしいみんなの良心。一般常識を欠く一方で、冷静に物事の本質を見抜くことができる。まれに土鍋で茹でられている。
- 稲瀬 提吾郎
閉所恐怖症の雷神。漫の被害者の一人だったが、今回一条成志郎もその天敵だったことが発覚。それ以外には、熱いお茶と饅頭が怖い。
- 漫 玄象
骨董品店・露盗庵を営む。正体は宮廷由来の琵琶玄象の付喪神だが、琵琶牧々(びわぼくぼく)としか呼ばれない。爛れた男性関係で浮名を流す男。
- 櫻田さん
信太家の洋館、通称・西の棟を担当するパーラーメイド。人気沸騰エキストラ。
- 信太綱由翁
信太三姉妹の後見人。古稀をすぎた老人。
- 収録
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GMおよびリプレイ編集はYXが担当しました。
04/10/5・10/9・10/21・10/31日の計四回にわたって収録しました。