男声合唱の夕べ(1)(愛唱歌より)

私・稲生は、大学時代の4年間だけ、男声合唱に足を踏み入れていた。

このページは、若かりし頃を回顧しながら作ってみた。

 
男声合唱の夕べ 目次


  (1)愛唱歌より                   その1からその7

  (2)多田武彦作品@               その1、その2、その3

  (3)多田武彦作品A               その4、その5

  (4)静大グリークラブの思い出、なまずの孫のこと

  (5)多田武彦作品B               その6、その7、その8

  (6)多田武彦作品C               その9、その10、その11
  
        愛唱歌より

  その1  われら若人(わこうど)    
静岡大学学生歌

  その2  からたちの花

  その3  叱られて 

  その4  いざたて戦人(いくさびと)

  その5  
アカシアの(みち)

  その6                  男声合唱組曲「雨」より

  その7  わが歌             静大グリークラブ団歌
  


 
その1  われら若人(わこうど)  静岡大学学生歌  

   軽快にはぎれよく                                  高嶋善ニ 作詞   石井 歓 作曲
   
1.沖に流れる(流れる)黒潮や

富士の高嶺のそれよりも(それよりも)

深く気高く逞しく

われら未来を目指す若人の

われらわれらわれらは静岡大学

われらわれらわれらは若人


2.岡にただよう(ただよう)茶の香り

みかんの花のそれよりも(それよりも)

若く清くすこやかに

われら文化を荷う仲間たち

われらわれらわれらは静岡大学

われらわれらわれらは若人


3.(うしお)満ちくる(満ちくる)浜名湖や
 
三保の浜辺のそれよりも(それよりも)

青く広く美しく

われら真理を求む青年の

われらわれらわれらは静岡大学

われらわれらわれらは若人

 

その2  からたちの花

 北原白秋 作詩  山田耕作 作曲  林 雄一郎 編曲

からたちの花が咲いたよ

白い白い花が咲いたよ

からたちの棘は痛いよ

青い青い針の棘だよ
 
からたちは(はた)の垣根よ

いつもいつも通る道だよ

からたちも秋は実るよ

まろいまろい金のたまだよ

からたちのそばで泣いたよ

みんなみんな優しかったよ

からたちの花が咲いたよ

白い白い花が咲いたよ

 

その3  叱られて

   ゆっくりとさびしく                                      清水かつら 作詞   弘田竜太郎 作曲

1.叱られて 叱られて

あの子は 町まで おつかいに

この子は 坊やを 寝んねしな

ゆうべ寂しい 村はずれ

コンと キツネが泣きゃせぬか


2.叱られて 叱られて

口には 出さねど 目に涙

二人の お里は あの山を

越えて あなたの花の村 

ほんに 花見はいつのこと

 


その4  いざたて戦人(いくさびと)

                                            藤井 孝太郎 作詞   グラナハム 作曲

1.いざたて戦人よ 御旗(みはた)に続け(続け)

雄々しく進みて 送るなあだに

歌いて進めよ 歌声合わせて (うしお)のごとくに

正義の御神(みかみ)は われらの守り

われらの守り われらの守り

正義の御神(みかみ)は われらの守り
   

        
2.忘るな勇おし われらの父祖(ふそ)の(父祖(ふそ)の)

続けよ後輩(はらから) 守れこの地を

歌いて進めよ 歌声合わせて 潮のごとくに

正義の御神(みかみ)は われらの守り

われらの守り われらの守り

正義の御神(みかみ)は われらの守り 
  

   


その5  アカシアの(みち)

               鈴木 薫 作詞  多田武彦 作曲 

君と歩いた アカシアの(みち)

僕は一人で 歩いてゆく

君と捜した しあわせの星は

夜霧の中に 消えてしまいそうだ

秋の雨に 濡れながら

溢れる涙に 濡れながら

君と歩いた アカシアの(みち)

僕は一人で 歩いてゆく

秋の雨に 濡れながら

溢れる涙に 濡れながら

君と歩いた すずかけの(みち)

僕は一人で 歩いてゆく

君と捜した しあわせの花は

雨に打たれて 散ってしまいそうだ

 

その6  雨        男声合唱組曲「雨」より

やや遅く、心をこめて  八木重吉 作詩   多田武彦 作曲

雨のおとが きこえる

雨がふっていたのだ。

雨のおとが きこえる

雨がふっていたのだ。

 

あのおとのように そっと世のために

はたらいていよう。

あのおとのように そっと世のために

はたらいていよう。

 

雨があがるように しずかに死んでゆこう。

雨があがるように しずかに死んでゆこう。

その7  わが歌  Das Lied     静大グリークラブ団歌 

                                                  三浦和夫 訳詞   L. Spohr作曲

1.いざわが歌 駆けりゆけ

天つ御空(みそら) 鳥のごと

喜びに 燃ゆる胸

喜びに 燃ゆる胸


2.愛の心 呼び覚まし

強き力 燃えたたす

歌こそは なぐさめぞ

歌こそは なぐさめぞ


3.空にそびゆ 尊さと

胸動かす 美しさ

歌よりぞ 燃え出ずる

歌よりぞ 燃え出ずる

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