男声合唱の夕べ(4)(静岡大学グリークラブの思い出&解説本のこと)
男声合唱の夕べ 目次 (1)愛唱歌より その1からその7 (2)多田武彦作品@ その1、その2、その3 (3)多田武彦作品A その4、その5 (4)静大グリークラブの思い出、なまずの孫のこと (5)多田武彦作品B その6、その7、その8 (6)多田武彦作品C その9、その10、その1 |
静岡大学グリークラブの思い出
解説本 なまずの孫1.2.3のこと |
みそら ♪いーざ、わが歌駆けりゆけ、天つ御空、鳥のごと 喜びに、燃ゆる胸 喜びに、燃ゆる胸♪ 晴れて受験勉強から開放されて新入生になった春4月、何の偶然かグリークラブに勧誘されて、そのまま4年間を グリーメンとして過ごしてしまった。荒々しくもあり優しくもある歌声を表現していく男声合唱に、私は魅了されたので ある。総勢30名程の少人数ながらも、年に1度の定期演奏会を開催するのを目標に、日々研鑚を積んでいくことは 当時の私にとって、大変大事なことであった。 ああ懐かしい、それにしても懐かしい。下のセピア色になった第9回から第12回の定演パンフレットを久しぶりに 読み返して見ると、まさに青春の1ページ、いや数ページなのである。 開催した会場にしても、浜松市の1975・浜松市民会館は今の教育文化会館、1976と1978の浜松市青年婦人会館は あいホール・青年女性センターと名を変えているし、静岡市に至っては、1975と1976の静岡市公会堂、1977の 静岡県民会館はすでに取り壊されてなくなり、1978の静岡市民文化会館はその年がオープンの年であったという。 我が静大グリーは、私の卒団後数年で、団員確保がままならず解散してしまい、また、当時の団員たちともほとんど 音信不通となってしまったが、グリーメンだった時に愛唱した歌は、20数年たった今日もおぼろげながら口ずさむ ことができている。 |
第9回定期演奏会 |
第10回定期演奏会 |
||
第11回定期演奏会 |
第12回定期演奏会 |
私が現役合唱団員だった時に、この本を手にすれば、もう少しうまく曲を 表現できたのに!と思わせた著書。 現在3冊が世に出ています。 深沢眞二 著 邦人合唱曲への文学的アプローチ なまずの孫 1ぴきめ 1996年1月刊 所収曲目 ○草野心平の詩から ○合唱による風土記 阿波 ○雪明りの路/吹雪の街を ○若しもかの星に ○蛙の歌(堀悦子)/蛙 ○富士山 ○中勘助の詩から ○アイヌのウポポ ○月に寄せる歌 ○水のいのち なまずの孫 2ひきめ 1999年3月刊 所収曲目 ○北斗の海 ○月光とピエロ ○コンポジション 第3番 ○蛙の歌(南弘明) ○レクイエム(三木稔) ○鐘なりぬ/雪はふる ○東京景物詩 ○おとずれ(トカトントン) ○三崎のうた/三崎のうた・第二 ○雨(八木重吉)/春愁(尾崎喜八) なまずの孫 3びきめ 2002年11月刊 所収曲目 ○柳河風俗詩 ○日本民謡集(清水修) ○はだか ○ひみつ ○コンポジション6 ○月(三木露風/佐藤眞) ○五つのルフラン ○大木惇夫の詩による合唱組曲、遠い母に・西湘の風雅・雨 ○雨 雨(尾形亀之助) ○鳥が・生きる・ヒロシマにかける虹 ○海に寄せる歌 ○輪廻(萩原朔太郎/西村朗) ○嫁ぐ娘に
この本は、著者・深沢眞二氏が所属する合唱団(アラウンド・シンガース、 メンネルコール広友会、合唱団ゆうか)が、レパートリーに取り上げるごとに、 その解説として書き下したもの。 各1冊1,400円(税別) お問い合わせ、お求めは、下記のHPを参照して下さい。 ↑(メンネルコール広友会のHPから、“深沢眞二氏のページ”や“なまずの孫のページ” にお入りください。)
|
|