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「やっぱり」

 市の職員だった人が知人に漏らした話が伝わってきた。

 「竹下裁判が終わった今だから話せるんだけど、カルテは改ざんされているし裁判に勝てるわけがなかった」

 心と胸のキズ跡にグサリと痛みを感じた。

 「カルテは改ざんされている」―このことは提訴前に証拠保全で入手したカルテコピーを見た時点でわかっていた。しかし証拠はないので裁判で改ざんの主張をできずにいたが、今回の元職員の話であらためて改ざんを確信した。

 証拠保全する1年前、私は市政モニターとして体験に基づいて清水病院の乳癌治療のあり方に疑問を投げかけたレポートを市へ提出した。そのことで小坂医師と彼の自宅で話し合った時、小坂医師は私のカルテを二つ折りにしてセカンドバッグに入れて持っていた。(陳述書十六項参照)

 どういう癌だったのか知りたがっていた私にカルテを見るようにセカンドバッグからカルテを取り出して私に手渡した。私は必死で癌に関する記述箇所を追った。その時、目に飛び込んできたのが『リンパ節転移なし』という単独で一行に書かれた記述だった。

 癌について何も答えてもらえず不安と疑惑がつのっていた私にとって喉から手が出るほど欲しかった情報だったため、その一行が後光がさすように輝き、目に焼きついて記憶していた。

 その記述が証拠保全で入手したカルテにはどこにもなかった。
 やっぱり、最低でも1ヶ所は改ざんされていたのだ。

                                   2008年12月16日 竹下勇子



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