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「風土病は何処へ」を裏付ける乳癌手術件数 
  

  清水病院のHPに平成18年から22年まで最近5年間の乳癌手術件数が、<乳癌手術症例数は約50例と、手術症例数の多さでは、県下有数であります>として掲載されています。(ページの一番下)

            平成18年  19年  20年  21年  22
乳癌手術件数   37件  44件  52件  47件  47件  

                                      5年間で227です。

  
 乳癌の名医が執刀し、「乳癌は清水の風土病」と病院職員の間で言われていた頃はどうだったでしょうか。私が手術を受けた(平成41月)頃の5年間と比較してみましょう。 

  平成3年   4年   5年   6年   7年 
乳癌手術件数   90件  94件   95件  93件  94件  
                         
                        
5年間で466です。

  年平均93件というのは、年52週のうち、年末年始・盆休み、出張等で手術をしなかったのは5週ほどで、ほかは週2回の手術日ごとに乳癌手術をしていたことになります。

  このままでは清水の女性はみんな切られてしまう、早く被害をくい止めないとと、無我夢中で会を立ち上げた頃(平成12年2月)を思い出します。

  世間一般では「乳癌はふえている」と言われています。なのに、清水では人口は変わらないのに清水病院での乳癌手術件数は半分以下に。変わったのは乳癌の名医が去ったこと。

  手術件数の比較から、乳癌の名医とともに風土病も去ったことがわかりますが、後遺症をかかえる多くの乳癌手術体験者の存在と苦しみは消え去ることはありません。


                                    2012年6月5日 竹下勇子



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