月例会レポート

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平成19年2月10日

 久し振りの月例会報告となります。毎月、第2土曜日と第4木曜日に夜の7時から10時過ぎまで開催しております。夕食をともにし、現状報告を含む話し合いと言うか雑談に入り、時間の経つのを忘れてしまう程、話し込んでしまうことが多いです。
 この日の月例会では、テーブルの上に各地の民藝協会で発行された「民藝協会通信」なるものが並べられました。広島民藝協会、名古屋民藝協会、大阪民藝協会、そして東京民藝協会から送られた会報です。カラー印刷で内容も豊か。こちら遠州民藝協会も負けてはいられませんね。
 こう言った情報交換が誌面でなされていますが、徐々にホームページによる情報公開に移行してくる事は間違いないと思います。年に数回発行する協会通信よりは、リアルタイムで公開されるホームページの方が、受け取る側も有効だと感じるからです。

 皆様のお考えは如何でしょうか?



平成18年7月27日

 遠州民藝協会主催の「風の盆の旅」は、御陰様で予定人数に達した為、募集を締め切らせていただきました。ここ数年、企画した旅行はどれも人気が高く、バスは満員で賑やかに出掛ける事が出来ています。「風の盆」もきっと楽しい旅になると思います。
 8月19日から浜松市美術館で開催される「棟方志功展」のチラシと招待券をいただきました。アトリエぬいやの山内さんのお陰で、遠州民藝協会会員分の招待券をもらって下さったようです。こんな所にも、会員としての特典があると思います。
 写真は、月例会での食事風景。今夜は、COCO一番館の宅配カレーでした。皆さん、「からい辛い」と大騒ぎ。でも、結構美味しかったですよ。




平成18年6月10日 

 この日は、総会の反省が大きな議題でした。参加下さった会員の方が多く、大成功の内に閉幕した総会でしたが、やはり、手作りの昼食がポイントだったのでは、と言う意見が多かったです。来年の総会でも、温かい昼食を用意してお迎えしたいと思います。
 また、日本民藝館奨励賞を受賞した遠州民藝協会の葛布ですが、この葛布についてご講演いただいた村井ご夫妻のお話、それから各自持ち寄ったお皿の事について三輪さんにお話を頂戴出来たのも、良かったのではないかと感じております。
 今夜のデザートは、長崎は平戸の「縁起が良いお菓子」と磐田の豆大福でした。



平成18年5月28日 総会 後半の部

 後半は葛布についての話しを中心に進めさせていただきました。それと言いますのは、昨年度の遠州民藝協会の活動目標のひとつとして、外村吉之介先生が出された「葛布帖」から葛布を再現して、日本民藝館展に出品すると言う事が掲げられていたからです。昨年の6〜7月頃から月例会にてこの葛布帖を開き、この柄が良いとか、この縞が素敵だとか意見を出し合い、最終的には2種類の葛布を再現する事になりました。
 この葛布の再現には、遠州民藝協会の会員でおります大井川葛布の村井さんご夫妻、山内染織工房の山内さん、外村先生のお弟子さんでいらした荒谷知子さん、鈴木純子さんにお願いし、11月の館展への出品となりました。
 上の写真は、日本民藝館展で受賞した「奨励賞」の賞状です。芹沢_介先生の型染めによる賞状なんですよ。この賞状だけ見ても、民藝・工藝の素晴らしさを感じずにはいられません。この年に一度の日本民藝館展は、千点を超える出品の中から、大賞・協会賞・奨励賞と言う数点の作品に賞が与えられます。これは、民芸・工芸の今後ますますの発展を促す為の展覧会だと思います。
 そして、左に掲載させて頂きましたのが、今回、奨励賞を受賞した葛布で制作した座布団2点です。遠州地方の葛布の素晴らしさをご覧下さい!写真では(私の撮影が悪いので申し訳ないのですが)その良さが伝わらないかも知れませんが、葛も良し、染めも良し、織りも良し。三拍子そろった葛布が出来上がりました。
 後半の部のメインは、大井川葛布の村井龍彦さんの講演です。葛布の歴史や葛繊維の製法のビデオを紹介されました。また葛布を始めた経緯や、将来の展望をワールドワイドに話していただきました。現場の人のお話はいつもいいですね。(E)
 お腹も一杯になり、睡魔が襲う時間帯でしたが、どうですか、会員のみなさんは真剣に講演に耳を傾けていますね。本で読んだり、人から聞いた知識の受け売りではなく、Eさんのご報告通り、現場の人の実体験は聞く人を惹きつけますね。本当に良いお話でした。村井さん、有り難う御座いました。
 さて、そろそろお開きの時間が近づいて参りました。最後は、恒例のプレゼントコーナーです。
 今回は、会員のリチャード&ミエコポタリーさんと三輪さんからそれぞれの作品を、アトリエぬいやさんから葛布をご提供頂き、参加者全員による「じゃんけん」をし、最後まで残った負け組5名にご提供いただいた品物をプレゼントとしてお持ち帰りいただきました。
 今年も一年、楽しい会の運営が出来るよう、様々な企画運営をしていきたいと思います。 
平成18年5月28日 総会 前半の部

 年に一度の遠州民藝協会総会の開催当日。会員が集い、事業報告や今年度の事業計画を発表すると同時に、手作りの昼食をいただきながら歓談すると言う、楽しいひとときを過ごす事が出来ました。本日、ご出席される会員は30余名。12時開会でしたが、準備の都合でお手伝い出来る会員は10時半に集合して、会場の設置、食事の準備をしていました。
 沖縄壷屋焼きの花器に、山内さんのご自宅から摘んできた花々を投げ入れてみました。テーブルとその下には「民藝」を並べて、会員を迎える準備が完了。今日は、「民藝」を1冊づつお持ち帰り頂く事になっています。皆さん、どの表紙の「民藝」に興味が行くのでしょうか。
 さて、そろそろ11時半頃です。会員の皆さんが少しずつお集まりになってきました。会費の支払い(本日の会費は、食事代実費として1,000円でした)を済ませ、名札(みなさん首に名札を提げていただきました)をいただき、まずは、「民藝」が並んでいるテーブルへと向かって頂きました。
 100冊近く並んだ「民藝」は、その表紙を見ているだけでも、その素晴らしさを実感する事が出来ます。表紙のデザインは、日本民藝館館長で、工業デザイナーの柳宗理さんによります。それと、この「民藝」を通して、柳宗悦を初めとする民藝運動に携わった同士たちが蒐集したコレクションの見事さを、改めて実感する事が出来ました。
 このような素晴らしいコレクションが、日本民藝館にはあるのですから、是非、現在絶版になっている「民藝大鑑」のような、素晴らしい図録を改めて発行して頂ければと思うばかりです。
 写真は、そんな「民藝」を手にとって見ている風景。どの「民藝」にしようかと、あれこれ選んでいる姿がとても微笑ましかったです。
 ひと通りの事業報告や事業計画の発表が終わると、いよいよ食事会の始まりです。会員各自グラスを手に、シャンパンで乾杯。きょうのメニューは、炊き込みご飯、新タマネギとベーコンのサラダ、お漬け物、たまごスープ。飲み物は、お酒、冷たいお茶、温かいお茶。デザートに、スイカ、メロン、お饅頭、それと綾子さん手作りのプリンでした。新会員のAさんは、ご飯を3杯もおかわりして、お腹がぱんぱん状態でしたネ。
 「こう言う場に集うと、沢山食べられちゃうんだよね」。みんなそうでしょうね、ご飯一膳と言う方は居なかったのでは。老いも若きも、紳士も淑女も「おかわりお願いします」の声が飛び交っていました。
 お腹が一杯の様子は、プライバシー尊重のため、掲載を差し控えておきますので、会員の皆さん、どうぞご安心を。
 遠州民藝協会の総会、前半は、こんな感じで楽しく進みました。



平成18年5月25日

 今日の議題は、28日に開催される年に一度の総会の最終打ち合わせでした。総会参加人数が、全会員の半分と言うことで、普段より参加人数が多く、一同とても喜んでおります。
 昨年、遠州民藝協会として、日本民藝館展に出品した葛布が日本民藝館奨励賞を受賞したので、その報告や、ホームページの立ち上げを大型液晶画面を使って、紹介する予定です。
 また、総会参加者全員に、雑誌「民藝」を1冊ずつプレゼントする予定でおりますので、ふるってご参加頂ければと思います。
 今夜の写真は、食後に出た「かりんとう」です。黒砂糖を使ったのでしょうか、とても濃厚な味のかりんとうでした。そう言えば、総会当日は、各自普段使いの5寸皿を持参する事になっております。そのお皿を使いながら食事をするのですが、どのお皿を持っていこうか、今から頭を悩ませております。



平成18年5月13日

 月例会って、どんな事をやる会なんだろう?あれこれ考えるよりも、参加して頂ければ、この楽しさをお分かりいただけるのではないでしょうか。花より団子と言うか、会の審議事項よりも食事が楽しみと言うことで、今回はみんなで食べた夕飯をパチリと写してきましたので、ご紹介させて頂きます。
 今夜のメニューは、具が沢山入った炊き込みご飯、春キャベツのミルクスープ、お漬け物です。少し大きめのお茶碗で頂きましたが、みんなで食べる夕飯は、いつも美味しく感じられ、ほとんどの参加者がおかわりをしていました。そしてデザートにはイチゴ、あと写真には写っていませんが、山崎さんが鎌倉で買ってきてくれた「鳩サブレ」、それと田中さんがチロルチョコを持ってきて下さいました。
 日本では少子化・核家族化が進んでいますが、たまには大勢で同じ釜の食事をするのも楽しいですね。年齢も様々で価値観も違う人間同士ですが、月に2回、夜遅くまで民藝について語り合っています。是非お時間があれば、ご参加頂ければと思います。今夜の会費(夕食代実費精算)は、410円でした。



平成18年4月27日

 アトリエぬいやの2階にて、毎月第2土曜と第4木曜の午後7時から開催される月例会では、夕食をとりながら、民藝や工芸についての話しをすすめ、民藝協会の行事の計画等を話し合っております。しかしながら、話しはどんどんと脱線して行き、この日も話題の中心は思わぬ方向へと進むのでした。
 5月3日から始まる浜松まつりについて。お祭りに使われる「行進ラッパ」が騒がしいから、せめて夜くらいは、よこ笛なんかで「お囃子」を奏でてほしいな。お祭りの半纏も、正統なサイズ(腰までの長さ)が減り、お尻の下までの長い半纏が目立つようになってきました。
 お祭りの衣裳は、時代とともに変わって行くんでしょうね。大リーグのユニフォームだって、パンツが足首まで長いタイプや、ストッキングを見せる膝下までのタイプがあるから、伝統的な衣裳も変わりつつあるんでしょうね。
 話しは横道にそれながらも、今年度の入会会員数の報告、5月に行われる総会の件、今年度の旅行の計画(風の盆を見に行くらしいですよ)等を話し合いました。