「乳がん誤診が全国で」
-- 検診キャンペーンに警鐘 ―
【 誤診ページ開設の目的】
巷ではピンクリボン(乳がん検診キャンペーン)が声高に叫ばれています。検診率を上げて乳がんの早期発見を目指す運動に協賛企業や市民団体も多く参加しています。
しかし、 検診率が上がれば、誤診に苦しむ人が今より増えることを心から憂います。
「誤診」には「見落とし(悪性なのに良性とされる)」だけでなく、「 良性なのに悪性とされる」ケースが少なからずあることを忘れないで下さい。
検診を推進する人たちは、医療者も受診者も「見落し」を心配してのことだと理解できます。検診の時なぜ見落したのかと、後から必ず責任問題が生じるからです。
「悪性」(実は良性)と診断された場合、医療者も受診者も放っておく人はまずいないでしょう。早期発見を喜び合いながら、それなりの治療(手術を含め)に進むはずです。
その後、何らかの事情で良性だったとわかったとしても、よほどのことがない限り、患者には事実を知るすべがありません。
「よほどのこと」とは、誤診が分かった時点で医療者が患者に正直に伝えるとか、診断に疑問を感じた患者が自ら調べる等々、いずれにしても 患者が誤診の事実を知ることは至難の業です。
世間一般では「良性を悪性と診誤る」ことは有り得ないことだと思い込んでいることも、誤診被害に気づきにくい一因かもしれません。
実際には、「乳がん」と言われて手術を受けた後で、「がんではなかった」ことが判明して苦しんでいる女性たちが 全国にいます。
どこにも声を上げることができない誤診被害者たちのためにこのページを設けました。
2010年10月15日 竹下勇子
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