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「また、被害者が」(1)

 男性患者が「異状死」とマスコミ報道された。続報では遺族側代理人の弁護士の会見が載っていた。今後の病院側の対応に注目していきたい。

 そもそも本会を立ち上げたのは清水病院から被害をなくすためだった。被害者が中心となって、同じような思いをする被害者を二度と出さないで欲しいと願いを込めて被害実態を伝えるなどの活動をしてきた。なのに、今回の報道に接し、「またか」と思う。

 会には報道などで公けになった被害のほかにホームページの投稿欄から被害者の声が届く。今月も、手術の技量不足と思われるが、今夏、父親を亡くした男性から後悔しか残らないと無念さがにじみでる投稿がきている。

 被害実態を伝えるために投稿を被害者の声として掲載したいのだが、了解をえられることはほとんどない。だから、被害実態が病院全体(すべての医療従事者)や市民に伝わることはなく、同じことがくりかえされていく。残念だ。
                                   2008年12月28日 竹下勇子



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