2004/12/10

Stuttgart.2
 
 
 
さて、エスリンゲンから戻ってきた私達。いったんホテルに戻って応援用のコスチュームに着替え、試合観戦に向かいます。lumikkaさんのおばあちゃまとお母様とは別行動。
私は・・・もちろんティモ君ユニ。彼が昨季も今季も愛用している(何故だ)黄色のアレです。昨年T様が買ってきてくださったもの。それに、昨日ショップで買った真っ赤なマフラー。VfBのグッズは可愛くていいなあ♪多分に女性ファンを意識したデザインなのか?
普段「ティモ君、襟元にアンダーシャツ見えてたらオシャレじゃないわっ!」とか言っておきながら、寒いもんだから中に長袖インナーと、おまけに襟の詰まったブラウスまで着ちゃって・・・すみません。(襟元はマフラーで隠れるからいいの!)
lumikkaさんはアウェイということで、ちょっと控えめ。密かにヒラメ様ユニ(しかもサイン入り!)を着込み、その上からコートをしっかり着て「秘密の応援モード」。でもコートの裾からユニの裾が見えてます。(笑)「まあ、ティモ君ユニの私と一緒にいれば大丈夫!」ということで、いざ出陣!


2人揃ってホテルのフロントで、「じゃあ、出かけてきまーす」と声をかけると、中から金髪の可愛いお姉さんが「はーい!・・・・あら、フットボール観に行くのね!」と嬉しそう。私の格好を見て、「あ〜、ヒルデブラント好きなんだ!」とニコニコ。「そうなの〜!」と盛り上がる私達。
「で、あなたは誰のファン?」とお姉さんはlumikkaさんに。なんとなく言えないlumikkaさん。私が「・・・ブット」と言ったら、「?」と首をかしげるお姉さん。もしかしてVfBの選手しか知らないのかな。(でもティモ君は知ってるのね)
「じゃあ、行ってきます!」と言うと、「グッドラック!」と可愛い笑顔でパンチングの仕草をしてみせるお姉さん。
うう・・・素晴らしいわ。さすが!


姫バス
この試合は「人気チーム同士の因縁の対決」ということで、チケットの売れ行きも上々。どうも前売りはネットでは買えない状態だったらしく、涙をのんだ日本のレバークーゼンファンも多かったらしいです。私達は発売直後にVfBの公式サイトからオンラインで買ったんですけどね。私もレバークーゼンは結構好きなチーム。ラメロウさんやヒラメ様も好きなんです。だからとっても楽しみ!
このカード、昨季はレバークーゼンの2勝。特に後半戦ではVfBは屈辱の敗戦、しかもそれによってCLの出場権を逃してしまった因縁のカード。今回は何がなんでもリベンジしなくちゃ!
ゴットリープで電車を降りた私達、他の人たちをウォッチングしながら楽しく歩きました。それぞれの贔屓選手のネームの入ったユニを着ているサポーター達。クラニーやヒンケルちゃん、ラーム君あたりがやっぱり多いんだけど、ソルドさんのユニの女の子がいる!「うわー、渋い趣味!お姉ちゃん、男を見る目あるわね!」とか、メイラさんユニの女性に「まあっ、お目が高いわ!」とか。でも、赤や白のユニが多い中、私の「黄色」はやっぱ目立ちまくりなんですが・・・(大汗)。それにしても女性ファンの数がものすごく多いです。ヘルタの時の比ではありません。さすが美形集団♪
スタジアムの正面入り口まで来たら、VfBの選手達を乗せてきたバスが帰るところに出会いました。確かあれは1月に新調したばかりの選手バス。(もちろんベンツ製)でも、そのバスを見た私達はびっくり。「なんじゃこりゃ!」見ての通り・・・ティモ君、メイラさん、あなた達・・・何ですの?ティモ君、その微妙な寄り添い具合は・・・。
「見て見て〜!姫と騎士隊長殿!わははは!もうこれは『姫バス』って呼んじゃうよ!すっごーい!」と大盛り上がりの私達。というか、この「中身を自慢して走る」という感じ・・・まるで「名古屋の嫁入り道具見せびらかしトラック」ですわ。紅白のタスキのかかってるところまで。(T様談)
「『姫』って、ドイツ語で何ていったっけ?あはははは」「わかんな〜い、後で電子辞書で調べる。でもすごいね、アレで遠征に行くんだよね。あはははは」と爆笑しつつ、チケットに書かれたブロックの番号の入り口に向かった私達でした。ブロックNoは39番。バックスタンドとホーム側ゴール裏の間あたり、コーナーキックが目の前に見えるあたりです。
 
ちなみに、「姫」はドイツ語では「Prinzessin」。(だから何・・・・)
 
ゴール前の姫君(違)
私達の席は、前から9番目。このスタジアムは傾斜がゆるくて陸上トラックがあるため、場所によってはピッチが見づらいという話でしたが、この場所は上々。スタジアム床からの高さがない分、エコパとかよりピッチが近い感じです。
今度はこっちサイドでアップしてるティモ君。う〜んやっぱりカッコイイ!今日もクラニーはお休みですが、大型モニターには「ケヴィン、早くよくなってね」の励ましのメッセージが何度も映されていました。後で知ったのですが、この日クラニーはカノジョと一緒にこの試合を見に来ていたとか。メッセージ、嬉しかったでしょうね。
なかなか観客が入りきらないのか、試合時間が来てもまだ始まりません。のんびりしてるなあ・・・。そのうち、やっと選手紹介が始まりました。先週はできなかった「選手コール」にワクワクの私。さあ、行くぞ!「ヌマー・アイーンス、ティーモ」「ヒルデブラーント!」わーいわーい、楽しいっ♪やっぱり羨ましそうなlumikkaさん。そうだよね。来年はぜひバイアレナで!
 
そして、いよいよ試合開始。今日もティモ君は黄色のユニ。ちょっと寒いので長袖です。わーいペアルックだ♪(バカ)
前半、ティモ君は目の前。この日はDFの調子が良すぎて、あんまり出番がなかったんですが・・・(いいことじゃないか)でも、いつでもしっかり集中しているティモ君。そうそう、ティモ君は「足技もすごいGK」という触れ込みなのですが、目の前で相手FWの目前をかすめる、見事にカーブするバックパスを見た時にはびっくり。ちょうど私の位置からだと、カーブしていくのがしっかりわかったんです。「おお〜すごい!」観客もこれに気付いて拍手。ホントに上手いのね、足も。
10分を過ぎた頃、ヘルトさんのFKをヒラメ様がはじき、それをDFのラーム君がゴールに押し込んでVfBが先制!大喜びで盛り上がるVfBサポ、もちろん私も大喜び。でも目はしっかりとティモ君を追って・・・だってこういう時のGKってどうしてるのかTVじゃ見られないし♪ティモ君も大喜びで、嬉しそうな顔で渾身のガッツポーズを3回、4回・・・珍しいくらいオーバーアクション。こんなに喜んでるんだ〜。スタジアムにはロマ民謡の「花の季節」のメロディが鳴り響き、ラーム君コールは3回も。ちょっと珍しい人のTORコールができて嬉しかったです。
 
そうそう、ちょっと面白いことが。この日は他のスタジアムでも試合をやっていたのですが、よそで点が入るとモニターに速報が出るんです。で、バイエルンと対戦していたフライブルクが先制したら、場内は大歓声。でも、その後バイエルンが追いつくと、場内は大ブーイング。ホーム側も、アウェイ側も一緒になって。(爆笑)この2チーム、あそこにはひどい目に会わされてますからね・・・選手を持って行かれたり、監督を持って行かれたり。この時ばかりは敵はひとつ!って感じでした。「無理ないよね」と納得する私達。一緒になってブーイングしたなんてことは・・・・・あったりします。ホホホ。
 
そしてしばらくは攻めたり攻められたり・・・それにしてもVfBのDFは絶好調。ほとんどティモ君までボールが届きません。いいことなんだけどね・・・。「ヨーグルトの国の発酵の美青年」ベルバトフを2人がかりで止めにかかるラーム君とヘルトさん。おおっ、ベルバトフがやたらでかく見える!(笑)それにラメ様、やっぱりキレイで目立つし。生で見られて嬉しい〜♪
ボールが来なくてもしっかり前を見て集中しているティモ君、たまに高いクロスを見事なジャンプで止めたりして。向こうに点の入る気配は全くありません。そのうち雨が強く降ってきました。観客席には大きな屋根があるから平気だけど、選手達はずぶ濡れ。あまり動かないティモ君は寒そう・・・。
追加点が欲しいな〜♪と思っていた前半終了間際、ヘルトさんからのコーナーキックを、今季から新加入のCB・シュトランツル君がヘッドで合わせてゴール!2-0になりました。大喜びのサポーター達、ティモ君は今度はニッコリして拍手。あら、今度は控えめなのね。さっきの燃えるパフォーマンスは仲良しのラーム君だったからかしら?
そして、シュトランツル君の名前をコール。また珍しい人の名前が叫べてなんだかお得?lumikkaさんはさすがにショックそう。う〜ん、ゴメンね。
そして試合はハーフタイムに入ったのでした。
ワニワニ
試合開始が遅れたからか、少々早めに始まった後半。(いいのかそんなんで)今度はlumikkaさんの大好きなヒラメ様が目の前です。向こうのゴールでは、係員さんがゴールの入り口カバーを片付けているのをティモ君がお手伝い。うーん、やっぱり優しいいい子なのね。
後半開始のホイッスル。今度はさっきよりちょっとレバークーゼンも果敢に攻めているみたい。何度かティモ君が飛び出して行ってボールを止めるシーンが見られました。反応早いなあ。飛び出すタイミングも絶妙。見事なプレイには会場が沸きます。いわゆる「スーパーセーブ」のシーンはなかったけどね。
そして、フレブ君が相手DFをすり抜けてドリブル突破し、こちらのFWがヒラメ様と1対1になるシーンが2回ほどありました。でも2回ともしっかりはね返したヒラメ様、さすが!これにはlumikkaさん大喜び。かっこいいもんね!私は悔しかったけど。(笑)近くのおじさん、大声で「しゃいせーー!!」と叫んでいました。ちょっとお下品ですわ・・・。ヒラメ様の後ろには、スタジアムのマスコットのクマが傘をさして踊っています。やっぱ呪いでもかけてるの?
それでもやっぱり点の入りそうにないレバークーゼン。コーナーキックは山ほどもらうんだけど、VfBのDF、あまりにも堅いんです。「なんでこんなにコーナーもらってるのに全然点にならないの?」と怒るlumikkaさん。気持ちはわかります・・・。VfBサポーターはほぼ勝利を確信したのか、終了10分くらい前から観客席でウエーブが起こりました。せっかくだから参加する私。面白いし。アウェイの方で止まるかな?と思ったら、やけくそなのか付き合ってくれるレバークーゼンサポ。あら、ノリのいい人たち・・・もしかして、実は仲良しだったりする?この2チーム。おかげでウエーブは場内を何周も回ります。もうほとんどお祭り騒ぎに。
このまま終わるかと思ったら、後半ロスタイムも押し詰まったころ、レバークーゼンのヴォローニンがフレブ君のドリブルを止めようとしてペナルティエリア内で彼を倒してしまい、PKを与えてしまいました。おまけにヴォローニンはイエローカードをもらって。「なんで〜!この期に及んで・・・」とlumikkaさん。私もあまりの展開にびっくり。このPKを好調のマイスナーさんがきっちり決めて、3-0。ダメ押しです。この試合3回目の「花の季節」と、マイスナーさんのコール!大騒ぎのうちに試合は終了しました。
「もうー、これだけ見事に負けるとかえってすっきりするわ。来年は絶対バイアレナで見るわよ!」と案外サバサバしてるlumikkaさん、大人です♪そして雨の中、ファンにお礼のアピールをする選手達。ティモ君も嬉しそうに拍手しています。ワニのフリッツル君と一緒にバンザーイ!か、可愛い・・・♪そしてティモ君、ユニを脱ぐと、それをサポーター席のファンに渡しました。あ、いいな〜♪もらった人、ラッキーですよね。(サイズいくつくらいなんだろう?)
カンシュタット・フォークフェスト
試合後、スタジアム周辺をウロウロしたあとホテルに戻った私達。今度はlumikkaさんのご家族も一緒に、今日から始まっている「カンシュタット民族祭り」に繰り出すのです。実はここまでまだビールを飲んでいない私。(ワインばっかりだったもんで)何を着ていこうか迷いましたが、結局ユニはそのまま、マフラーをスカーフに代えて、寒さ対策でカーディガンを羽織っていくことに。
Sバーンのバート・カンシュタット駅で降り、会場はすぐ。アトラクションやビアホールのイルミネーションがとてもきれい!昼間とは別世界のようです。「きれいだね〜」と盛り上がる私達。試合後にそのまま寄ったファンが多いのか、会場内にはVfBユニの人が結構いました。「じゃあ、せっかくだから私もやっちゃおう!」と、カーディガンを脱ぐ私。・・・やっぱ目立つわ、このユニ。すれ違う人が振り返ったり、手を振ってくる人も。おお、恥ずかしい。さっさと一杯引っ掛けなくては。(笑)
ビアホール内はごった返して大騒ぎなので、近くの屋台でジョッキのビールとパン付きソーセージを頼みました。lumikkaさんのおばあちゃまはグリューンヴァイン。VfBの勝利を祝ってカンパーイ♪(オマエだけじゃないか)ここで飲んだビールは、VfBのスポンサーをやっている「DINKEL ACKER」のもの。飲みやすくておいしいビールです。慎重にビールを注ぐカウンターのおじさん。ビールを受け取る時、「後でジョッキを返してくれたらお金戻るからね」と言われたのですが、返したら代金は全額戻ってきました。ええ〜、ビール自体はタダ?
テーブルで飲んでたら、後ろに座っていたお兄さん達がこっちを見て手を振っています。お兄さんもVfBユニ。おお〜お仲間だ!さっそく「勝ったね〜、おめでとう!」と和気あいあいの私達。握手をして一緒に写真を撮ったりして。いいなあこういうの。
 
腹ごしらえもできて適当にアルコールも入った私達、きれいなアトラクションを見ながら会場を回ることにしました。生のメリーゴーランド(要はポニー乗馬)とか、結構変わったものも。絶叫マシンもいくつか・・ハンパじゃないくらい怖そう。アレ、酔っ払って乗ってもいいの?
歩いていると、近くのビアホールのテラスで飲んでいたお兄ちゃんたちが「わーお、ヒルデブラント!今日はありがとね〜!」とか何とか声をかけてきました。私が試合に出てたんじゃないっつーの。すっかり慣れたので、「勝ったね〜、よかったね!」と一緒に盛り上がる私。またしても一緒に写真を。(笑)「それ着てると楽しそうね」とlumikkaさん達。ホントに楽しいです。ティモ君、みんなに愛されてるのね。
その後、いろいろ声をかけられたり写真を一緒に撮ったりしつつ、会場内を一周。帰る前に、大きな観覧車にみんなで乗ることにしました。この観覧車、外から見ていると結構なスピードで回っているように見えてちょっと怖そうだったのですが、思い切って。1人3,5ユーロ。回っている観覧車を止めて、係員さんがお客さんを乗せていきます。結構大きなゴンドラです。
乗ってみればそんなに早く回っている感じはしませんでした。高いところに昇ると、お祭り会場が見渡せます。とってもきれい!ホントに夢のような美しさです。「すごいね、乗ってよかったね!」と大喜びして写真を撮る私達。いい思い出になりました。
 
お祭り会場を後にして、ホテルに戻った私達。帰ったら、マダムが私の格好を見て、「まあ、フスバル!いいわね!勝ったのよね!イェーイ!」とダンスしてニッコリ。・・・やっぱすごいわ、このマダム。私も真似して踊ったら、マダムも大喜び。(笑)
その後、Lumikkaさんたちのお部屋にお邪魔してコーヒーをごちそうになり、2人でユニ姿の記念撮影をしました。楽しかったね!

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