2004/10/12

Stuttgart.1
 
 
 
旅行最後の4日間は、シュトゥットガルトと(正確には駅前とメルセデス通りでと言うべきか?)その周辺で過ごしました。
あいにくのお天気続きで、寒い毎日でしたが・・・。
あまりカメラを構えずに動いていたので、実は街中の写真は全然撮ってません。何してたんだ?


金曜日、試合の前日。とりあえず頼まれたお土産を買いに、VfBショップに出かけました。今日はプロの練習はやってないみたいだけど、明日の下見も兼ねて。
最寄り駅は「ゴットリープ・ダイムラー・シュタディオン駅」なんですが、次の日からの「カンシュタット・フォークフェスト」の会場も見たかったので、中央駅からひとつ目の「バート・カンシュタット駅」から歩いてみることに。


ゴットリープ・ダイムラー・シュタディオン
(これは次の日、試合前に撮った写真ですが)
バート・カンシュタット駅で降りてガードをくぐると、すぐに「カンシュタッター・ヴァーゼン」というイベント広場のような場所の前。ここは春と秋に大きなお祭りが開かれる場所です。(普段は何に使ってるんだろう?)次の日から開かれる「カンシュタット民族祭り」の準備で、中には様々なアトラクションやビアホールの建物がいっぱい用意されていました。大きな観覧車が2つ、ジェットコースターも目を引きます。楽しそうだなあ。
てくてく「メルセデス通り」を歩くと・・・遠い。なかなかお目当ての「ゴットリープ・ダイムラーシュタディオン」に着きません。30分ほど歩いてやっと到着。まっすぐ歩くだけなんですけどね。このスタジアムはもう建てられてから70年ほど経っていますが、何度も改装を重ねて外見はとてもきれい。電車からも真っ白な屋根が見えます。ぱっと見はエコパに似てるかな。明日はここで大騒ぎ〜♪
VfBのクラブハウスとファンショップは、ここからさらに少し先。運動公園内の端っこの方です。白い壁に赤い屋根がちょっぴりメルヘンなクラブハウス。その手前にガラス張りの3階建て(?)のショップがあります。(中に入ると小さな2階と半地下がある)練習場ではアマチュアの子達がトレーニングしていました。見たことのあるお顔もちらほら・・・美形FWのゴメス君はプロの方に行っているらしくいませんでしたが。
ティモ君&クラニーユニ
さて、勇気を出して(笑)ショップに出陣。自分がスポーツしないもんだから、スポーツショップってちょっと敷居が高いのよね。「こんにちは〜」と中に入ると、「さすが美形集団のショップ」って感じのカッコイイお兄さんがカウンター内で「ハロー♪」おお、いきなりそう来たか。少々動揺を抱えつつ、店内を眺めると・・・赤と白と緑!赤と白はチームカラー、緑はワニの色。(爆笑)
とりあえず、息子に頼まれたユニフォームを探します。ユニは2階に。VfBユニの他に、PUMAつながりでイタリア代表ユニなんかも置いてあります。なんでやねん!やっぱり今季のホームユニがいいよね、可愛いデザインだし。首のところまで通っている赤いラインがなかなかセンスがいいのです。息子のサイズは・・・ありました。これに22番入れてもらうんだ。
「ついでにGKユニも見ていくか〜」と思って探すと、真ん中あたりに「HILDEBRAND」の見本付きで専用コーナーが。おお、さすが。本人写真も添えておけば売り上げ倍増だと思いますよ、ショップの兄ちゃん。(笑)置いてあったのは4種類。今季の赤、黄、白と、昨季のサードのスカイブルー。スカイブルーは値引きしてたし結構可愛いんだけど、サイズが大きいのしかありませんでした。(小さいサイズの方が売れるのか?)そして、中でも目を引いたのは白。これってオンラインショップの写真じゃ「グレー」にしか見えなかったんだけど、実物は雪のようなまっ白。おお〜可愛い!きれい!清楚〜!もはや「レディの街着にいかが?」ってノリですよこれ!(オイ)切り替えのグレーと黒もいいアクセントだし、ミシンステッチの黄色がまた可愛い♪GKユニを買う予定はなかったのに、ひと目で気に入って購入決定。ティモ君、たまには黄色だけじゃなくてこれも着てね、似合うと思うから。
その他お友達に頼まれたワニグッズと、自分用に応援マフラーを選んで、レジのお兄ちゃんの所へ。ユニを見せて、「これにはクラニー、こっちにはヒルデブラント!」と言ったら、「クラニー?22番でいいね」と。ああ、番号も言わないといけなかったわね。「シュトゥットガルトもつける?」といわれて、「それもつけます」と言ったら、全部一緒に準備されたプリント用紙であっという間にプレスしてつけてくれました。クラニーはやっぱよく頼まれるんだろうな。
「こっちはヒルデブラント、1番、シュトゥットガルトでいいね」と確認され、「OK」と言ったら、こっちの方は名前・ナンバー・チーム名は別々の用紙を組み合わせ、慎重に位置を確認してプレス。こっちは人気がないとかじゃなくて、単にGKユニが高くてなかなか出ないだけかと・・・。(お値段1,25倍です)出来上がったティモ君ユニを「出来たよー、これでいいね!」と広げて掲げて見せるお兄ちゃん。後ろに人が結構並んでるので恥ずかしかったんだけど、「OK、ありがと〜♪」とニッコリ余裕ありげにうなずく私。ドキドキ♪
後ろに並んでたおじさんは、赤のアウェイユニに「ラーム、21番」と頼んでました。あの大きさからすると息子さん用か?
 
夜の女王とクラブハウス
さて、買い物を終えて(買い忘れたものもあったけど)ショップを出た私、ぐるっと練習場の周りを一回りして帰ることにしました。お天気は少々雨模様、人もあまりいなくて、道の脇の木の葉は少し紅葉が始まっています。
しばらく歩くと、練習場のフェンスに面白いもの発見。それがこれ、モーツァルトのオペラ「魔笛」の公演ポスターです。いや別に、これだけなら大して面白いわけじゃないけど、貼ってある場所がね。(笑)シュトゥットガルトで、VfBの練習場のフェンスで、「魔笛」のポスター。しかも一ヶ月も前に終わってる公演なのに〜。なんとなく楽しい気分になり、私は「夜の女王のアリア」を口ずさみながらウキウキとゴットリープ駅に向かったのでした。(思いっきり変だって!)後ろの方に映ってる赤い屋根の建物がクラブハウスです。
一旦ホテルに荷物を置きに帰り、「ここ行ってきたよ〜!」とショップの袋を見せたら、大喜びで「オー、ベリーナーイス!」とガッツポーズのフロントのマダム。ああ、素晴らしいノリだわ。明日が楽しみ・・・♪
 
その晩は、街の中心部・ケーニッヒ通りからすぐのところにある「シュティフト教会」のオルガンコンサートに出かけました。1時間の予定で、1人6ユーロ、プログラム代が1ユーロ。ケーニッヒ通りはおしゃれなデパートやブティックなどが並ぶ今風の歩行者天国ですが、ちょっと脇道に入ると、古風な宮殿や広場、教会などがたくさん残っています。シュティフト教会はその中のひとつ。シラー広場のすぐ近くの大きな教会です。
中に入ってお金を払い、「2階で聴いてね」と言われたので階段を昇って2階の会衆席へ。この教会、外見は古風だったけど中は何だか・・・天井にはガラス板が張ってあり、そこからスポットライトみたいなモダンな照明が下がっています。これって音響的にどうなんだろう。オルガンも新しいもので、とてもモダンなデザイン。シンプルで飾りもないけど、パイプそのものが前衛芸術って感じ。何だか変わってるなあ。どんな音だろう?
オルガニストは、ウィーンから来たペーター・プラニャフスキーさん。曲目は・・・知らない作曲家ばっかり。知ってるのはセザール・フランクくらいかな?う〜ん、ものすごくマニアックなコンサートです。さすがシュトゥットガルト?
演奏テクニックは素晴らしかったですが、肝心のオルガンの音色は・・・どういう原因かはわかりませんが、残響がもう少しあったらな〜というのが正直な感想。オルガン自体の音もかなりきついし、聴いててかなり疲れちゃいました。それまでいい演奏を聴きまくってたせいもあるんだろうけどね。アンコールに応えて一曲弾いてくれたのにはびっくり。普通、教会コンサートではアンコールってほとんどないので。良くも悪くも「いかにも演奏会」って感じでしたね。(バッハアカデミーの演奏もそうだけど・・・)
まあ、オルガンの本来の使い道は「演奏会」ではないので、また礼拝の時には違った表情を見せるのかもしれません。
 
そうそう、この演奏会にティモ君そっくりの若い男性が1人で聴きに来てて。最初は「アレ?まさか本人?」と思ったけど、雰囲気があんなにほわわん♪としていないのですぐに別人と気が付きましたが。でも似てた・・・髪型とか背格好とか。大体、こういう演奏会で若い男性を見ること自体が少ないんですよね。(大抵お年寄りばっかり)
どういう人だったんだろう。バッハアカデミーの学生さんかしら?
しかし、あんな人がいるとは・・・さすがシュトゥットガルト。(笑)
クラニーくまちゃん
さっそくクラニーのコスプレをさせられるくまちゃん。後ろにあるのはティモ君ユニ。
素敵なインテリアと化していたのでした。ウフフ♪

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