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ごく私的なパーツ・インプレッション

● エンジン/駆動系部品

- 無限 エアクリーナ+ボックス
- HKS スーパーパワーフロー
- SPOON SPORTS ECU + ベンチュリー・ビッグスロットル
- Mine's VX ROM
- 戸田レーシング エキゾーストマニフォールド
- SARD スポーツキャタライザー
- 無限 マフラー
- ATS&ACROSS カーボンLSD
- ATS&ACROSS 3-4-5速クロス+96スペックファイナルギア(のち OS技研 4.267ファイナルギア)
- ORC 軽量フライホイール
- タバタ TR236(ACT付き)
- Greddy オイルクーラー
- 無限 バッフル付きオイルパン
- CUSCO オイルキャッチタンク
- ENERGY SUSPENSION MOTOR MOUNT INSERT
- 無限 チェンジレバーブッシュ
- NGK PowerCable と Iriway
- 永井電子 ウルトラ ブルーポイント パワープラグコード
- 二輪車用バッテリー(リジッド製キット)
- アーシング線(自作品)
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無限 エアクリーナ+ボックス     ↑Topへ戻る
取り付け時 >> 暫くして
パワー(というか、トルク?)アップが体感できるという噂の、無限のエアクリーナ+ボックスです。これまでHKSのスーパーパワーフローを20,000km以上使ってからの交換で、Yahoo! オークションで込み込み55,565円で購入しました。取り付け説明書の中の説明図の幾つかにちょっとわかりにくい(店主だけ(^^ゞ?)部分があるのと、バンパーを外しての作業になるのでやや大掛かりな感じがしますが、内容的にはそう難しくないと思います。
取り付けて走り出してまず感じたのが、低回転域(1,000〜2,500rpmくらい)での回り方の滑らかさ、です。ほんとに、何か調整をしたかの様に滑らかで、これがもしかしたらトルクが上がった、って事なんでしょうか。あと、VTECハイカム側は、体感できるくらいにパワフルになりました。カムが切り替わってからレブリミットに達するまでの時間がはっきりわかるくらいに短くなって、パワーが出ている感じです。
吸気音は、スーパーパワーフローに対してそう小さくなった感じはせず、低〜中回転域ではむしろボックスで増幅されて大きくなったたかの様に思えますが、音質は耳につく部分がカットされて上質になった感じです。レブリミット付近では、音質そのままでスーパーパワーフローより小さくなり(それでも結構な音量)、何かたたきつける様な音質だったスーパーパワーフローよりはこちらの方が好みです。
  何か、特に低回転域でのスロットル・オフ時の回転の落ちが、スーパーパワーフローの時より遅くなった様な気がします。走っていて特に不都合な事はないし、低めのギアでのシフトアップ時にギア鳴りする事が減ったんで、これはこれで良いと思いますが。
あと、比較的負荷のかかった状態の2,500〜3,000rpmの間でかなり大きな「んぼぉー」という感じの共鳴音が出ます。室内で会話ができなくなる位の、ナニゴトかと思うくらいの音量ですが、特定の条件、例えば小間物屋号の給排気系構成(無限エアクリーナ・ボックス+無限マフラー+エンジンマウント強化ブロック入り)に限ったものかもしれません。
更に暫くして
うーん、思ったより燃費が伸びない・・・同じ給排気構成の弟氏DC2Rでは、10km/l近くになったそうなんですが、小間物屋号は7〜8km/l前後。
(スーパーパワーフローより)音が小さめなんで、踏み込み気味になってるんでしょうか(^^;。
また更に暫くして
取り付け後1年/10,000kmを走行してエアエレメントを交換しました。メンテナンスキットで洗浄、再利用できるのですが、洗った後の完全乾燥に時間がかかりそうだった為、エアエレメントをもう一つ購入して交互に使っていく事にしました。
交換は、ボックス本体はそのままにしてインテークパイプ側を分解して行いました。使用後のエアエレメントは全面が均一に汚れていて、どこか特定の部分に汚れが集中している、という事がありません。全面からきれいに吸気しているのだと思います。
また、交換した後、ちょっと走ってみたところでは、パワー感、トルク感の変化は感じられませんでしたが、吸気音というかエンジンの音が全体に丸みを帯びた様に思いました。
またまた更に暫くして
エアクリーナ・エレメントを洗ってみました。洗浄剤をだばだばとかけて30分ほど置き、内側から水で流すと、だーっと茶色い水が流れ落ちました。ろ過能力は高い様です。この洗浄剤つけ置き〜水洗い、で結構きれいになるのですが、やっぱり乾燥に時間がかかり、更に基部や先端のコーンの中など、狭いところはなかなか乾かず、この後のオイルの塗布、拡散と合わせると、使える様になるまでには3時間くらいかかります。万が一壊しちゃったりすると取り寄せに時間がかかりそうですし、一つを洗浄して使いまわすのはちょっと厳しいかも(^^;。
HKS スーパーパワーフロー     ↑Topへ戻る
取り付け時 >> 暫くして
明らかに体感できる効果は、VTECハイカム時の吸気(轟)音、です(笑)。低回転域でブリッピングした時にも「しゅばっ、しゅばっ」という音がしていい感じですが、その時のツキはノーマルよりは良くない感じがします。店主が体感できるほどにはトルクの落ち込み等はありません。外気が充分に入る高速高回転時には若干パワーを稼げる様ですが、DC2Rのノーマルのエアインテークシステムはとても良くできているそうで、トータルでそれを上回る事はなかなか難しそうです。という事で、エンジン本体ノーマルだと主に「音チューン」用アイテム、って事になりそうです(^^;。
あと、支持ステーが一本だけで頼りないので、追加ステーを自作しました。
  3年以上、3,000km毎にフィルタ・エレメントを交換しながら使っていますが、特に不具合は起きていません。ただフィルタ・エレメントを透かして見ると向こう側の光が見える事から純正より濾過能力は劣ると思われるので、さらに距離が伸びた時には何かしらの影響が出る可能性はあります。あと実売価格2,300〜2,500円前後のフィルタ・エレメントが使い捨てなのはなかなか痛いです(^^;。位置的に雨や水がかかり易い様で、ちょっと心配ではあります。深い水溜り等はできるだけ避ける様にしています。
かなり暫くして
30,000kmほどを別段トラブルもなく使えてたんですが、こんなとこを見てしまい、まだまだ乗るつもりだった事もあって、無限のエアクリーナ+ボックスに交換しました。師匠曰く、「一発ブローを引き起こす様なモノを吸い込むのを避ける、という事ではないか」、と・・・なるほど、です。
SPOON SPORTS ECU + ベンチュリー・ビッグスロットル     ↑Topへ戻る
取り付け時 >> 暫くして
ECUは、これまで何回か借用したMine's VX ROMが好感触だったのですが、VTECハイカム側への切り替え回転数を純正設定から変えられない(=ショップに問い合わせてもらったのですが、「変えたくない」らしい・・・伝えた希望は、純正マイナス500回転前後)為、残念ながら検討対象から外しました。SPOON SPORTSのものは、切り替え回転数が500回転くらい下げられているとの事です。

ECUの取り付けは、静電気に注意しながら10分ほどで終了。

ビッグスロットルは、入り口径70mm(純正67mm)からバタフライ径65mm(純正62mm)まで広げられています。取り付け自体は、それ程難しい作業ではないと思います。
ビッグスロットルのバタフライから後のボアが65mmに対してインテークマニホールド側取り付け部のボアが実測64.5mmで、寸法上は僅かながら段差ができて口径が絞られてしまいます。 この為、インテークマニホールド側の穴拡大加工が推奨されています。インテークマニホールドを取り外して加工する作業はかなり大掛かりになるので、店主はとりあえず、加工なしで組みました。
尚、純正のインテークマニホールド側の穴は機械加工が入って面取りもされており、段差といっても鋳肌にエッジが立つ様な粗いものにはなりません。
SPOON SPORTSへ問い合わせたところ、この段差がある場合ピークパワーが2〜3ps落ちるそうです。

感想@街乗りで3,000rpmくらいまで、ですが、何となくトルクが出ている様な感じがしてました(発進が楽になったみたいです)。あと、 何故かアイドリングが100rpmくらい高くなった様な気がします。
  富士スピードウェイ・レーシングコースを走ってきました。
VTEC切り替えポイントが5,100rpm辺りに下がった事で、どん、とハイカム側に切り替わる感じは殆ど無くなり、何となくスムーズにトップエンドまで回る様になりました。ただ、新しい切り替えポイントから本来の切り替えポイント辺りまでの間でも明らかにトルクは上がってクルマが前に進むのは感じ取れます。 また、純正ECUでは8,000rpmを超えた辺りから少し伸びが鈍ってくるのですが、9,000rpm位まですっと回る様になりました。が、エンジン本体、動弁系がノーマルのなのであまり回す事は控えました。

レーシングコースは初めて走ったのですが、HKS/サーキットアタックカウンターのスピードメーター(ECUの車速信号を拾っている)によるトップスピードは211km/h、でした。この時の4速→5速へのシフトアップのポイントは、コントロールラインの100mくらい手前だと思います。
Mine's VX ROM     ↑Topへ戻る
取り付け時 >> 暫くして
ショップからお試しで拝借しました。 街乗りの範囲では変わった感じがしませんが、サーキット(TC2000)では、
- 1コーナー立ち上がりから第1ヘアピン(2->3->4速)までの速度の伸びが良い
- バックストレッチ終端の速度が、メーター読みで160km/h -> 165km/hに上がった。また、第2ヘアピンを同時に立ち上がったDC5に離されずについていける
- ノーマルECUでは3速/8,000rpm辺りから伸びが鈍るが、レッドゾーンの始まる8,400rpmを迎えても勢いを落とさずに伸びようとする
といった辺りが変化しました。尚、VTECのハイカムへの切り替え回転数は変えられておらず、またレブリミットは9,000rpm超、くらいに設定されている様です(恐くて最後までは回しきれませんでした)。尚、エアコン作動時のアイドルアップもきちんと行われ、時々あるらしいレース用ROMのデータをコピーしただけの様なモノとは違う様です。

小間物屋号+TC2000の場合、VTECの切り替えポイントを下げた仕様にして最終コーナーの「VTEC落ち」を回避し、エンジン本体側に高回転化の対策を施せば、かなり気持ちの良い状態になると思います。
  TC2000を走った後、返却しました(^^;。
トップエンドのパワー感は魅力ですが、性能をフルに発揮させる為にはエンジン本体(動弁系)や補器(吸排気)にも同時に手を入れた方が良さそうで、要思案、です。
戸田レーシング エキゾーストマニフォールド     ↑Topへ戻る
取り付け時 >> 暫くして
候補は無限と戸田レーシングで検討したのですが、無限4-1は純正に対して地上高がかなり下がるらしいとの事で除外、4-2-1でと考えて、何となく造型がかっこ良かった戸田レーシングを選択しました。同社のサイトに、同社製4-1に対してピークパワーは1.5%ほど低下するが4,500rpm近辺のトルクは15%増える、と書かれているのも潔いです(笑)。
現物はきれいな造りで、要所に、多分実績に基く補強が入っているのもいい感じです。この上に遮熱バンデージを巻きました。多分、10メートルくらい使ったと思います。

で、小間物屋号はタバタの2層ラジエータを組んでいる為か、コンデンサーファン・シュラウドの3本のステーの内1本ががっちり干渉します。見た感じでは、純正ラジエターでバンデージがなければぎりぎりならば当らずに済みそうな取り合いです。
対応としてステーの加工+ファンモーター(の取り付け穴)を拡大して寄せ組みし、その後、ファンとシュラウドの位置を修正、調整しました。

地上高ですが、見た感じでは純正同等かちょっと低い様です。

エンジンをかけて排気漏れをチェックしてからアイドリングさせて乾燥させると、周辺部品には細かなガラスらしき短繊維が一杯付着しています。当分、空調の外気導入はしない方が良さそうです。

街乗りなインプレ@3,000rpmくらいまで。
- 何となく、トルクが出ている様な感じがします(=軽く踏んでも前に出る感じが力強くなり、乗り易くなった)
- 音質は少し、歯切れの良い感じに変化した様ですが、音量は変化していないみたいです

尚、重量を測り忘れましたが、片手で持てる事から98スペック純正(実測で12.6kg)より大分軽くなっていると思われ、フロント・オーバーハング部の軽量化にもなります。
  FSWレーシングコースを走りました。
ダンロップ・コーナーから最終コーナーへの上りながらの低速セクション(2-3速)では、前回(純正エキマニ)より力強い感じがします。
また、3速、4速で旋回する場面では、前に進む感じが強くなりました。トップエンド付近も、純正4-1より少し力強い感じがして、数回、レッドゾーンを超えて9,000rpm位まで引っ張ってみましたが、それ以上に回りそうです。
全体にトルクの底上げがされて、各ギアのつながりが良くなり、少しですが乗り易くなった印象です。が、トップスピードは純正エキマニの前回に2km/h及ばず、の209km/h(ばらつきの範囲かも)でした。

あと、音量は変化していないと書きましたが、室内へ入ってくる音はやっぱり大きくなった様です。
また更に暫くして
SARD スポーツキャタライザーの項にも書きましたが、ストレートの最高速はその時の風の影響を大きく受けるので、これを比較してパワーの目安とするには風向、風速等の条件を考えないとならない様です(^^;
SARD スポーツキャタライザー     ↑Topへ戻る
取り付け時 >> 暫くして
他と比較して低価格だった事、DC2/B18Cの設定があった事から選択(HKSやナイト・スポーツ等では設定がありませんでした)。尚、発注した当時は2009年1月末まで10,000円引き、のキャンペーン中でした(^^;

光にかざして透過の様子を比べると、純正触媒より明らかに開口部が大きくて通りが良さそうです。また、SARDのものの方が担体(=触媒部分)の径が大きく短いので、この点からも通気抵抗は少なそうです。重さは、手で持った感じでは殆ど変わらないと思えました。

取り付けは自体は5本のネジを緩めて純正触媒と交換、ですが、触媒コンテナの後ろ側の3本のネジの内1本が排気経路の上にあって工具のアクセスの為のスペースが非常に狭い事と、マフラーを一旦後ろにずらすのに力が要る為、作業性と安全の面から、ショップ等でリフトで上げての作業をお勧めします。

作業自体は30分くらいで終了しました。

街乗り3,000rpmくらいまでの印象ですが、排気音と言うか「排気系」からの音がちょっと低くこもって大きくなった感じがします。また、一般に低・中回転域のトルクが細くなると聞いていたんですが、感じない、と言うかむしろトルクが増した様な感触です。これは、スロットルボディやエキマニ、マフラー等が純正ではない為、マッチングの結果がたまたまそうなったのかもしれません。

小間物屋号の場合、地上高の一番低い所は今まで触媒のフランジかマフラー(無限)の中間サイレンサーだったんですが、今度はこの触媒の遮熱板になるので、今まで以上に気を付けなければならなそうです。
  サーキット(FSWレーシングコース)のトップスピードで効果を比較しようと考えたのですが、結果から言うと、天候(風の強さと向き)の影響を受けた様で、高回転(=高速)域での効果を明確に把握するには至りませんでした・・・何か歯切れが悪いんですが(^^;
FSWレーシングコースを3回走っての最高速 & 仕様、状況は、

日付 仕様のあらまし ストレート最高速 ベストラップ 記事
'08/12/20 SPOON ECU
+ SPOON ビッグスロットル
211km/h 2'12''18 ストレートは追い風
'09/01/04 '08/12/20
+ 戸田レーシング 4-2-1エキマニ
209km/h 2'08''41 無風
'09/02/06 '09/01/04
+ SARD スポーツキャタライザー
203km/h 2'08''44 ストレートは向い風

FSWのストレート速度は風の影響を大きく受け、10km/h位は普通に変わるそうです。
また、ストレートの速度に影響する最終コーナーの立ち上がり速度(目安は、ストレートに入って3速→4速にシフトアップするポイント)は殆ど同じな様です。

その他、感覚的な面では、7,000rpmくらいで、僅かにですがパワーが盛り上がってくる感じがします。これは取り付け前には無かった様に思います。
あと、音ですが、シャラシャラという感じの乾いた金属質の音が混じり、排気音量は室内/室外とも明らかに、純正触媒より大きくなりました。

それと、200kmくらい走った後にマフラー側のネジの締め付けを確認したら結構緩くなっていて焦りました(^^;
無限製マフラー     ↑Topへ戻る
取り付け時 >> 暫くして
第一印象は、出口が小さい(笑)。音質はノーマルとは異なるものの、音量は拍子抜けする程小さいです(^^;。言われなければ、スポーツマフラーだと気付かれないかも・・・。各部の仕上はさすがに無限という感じです。出力は多分向上してるんじゃないかな、という期待感レベル。元のセンターマフラーの遮熱板に干渉を起こしてからからとうるさいので、遮熱板の隅の方を少し曲げて逃がしました。   こいつ、結構確信犯です(笑)。高回転を多用してマフラーが普段以上に暖まってくる(?)と音量(大きい方に)と音質が明らかに変わる。1年半、15,000kmほど街乗りメインで使った時点での「普段の」音量は相変わらず小さ目なんですけども・・・。
更に暫くして
店主弟氏がDC2Rを購入してこの無限マフラーを取り付けて6箇月、走行10,000kmほどなんですが、これより店主号(2年半、24,000km)の方が明らかに音が大きいです(^^;。無限の話では、走行距離にもよるけど5年くらいは寿命がある(=車検をパスする)、って事なんですが、大丈夫かなぁ。
また更に暫くして
1回目の車検(3年目)に無事パスしました(^^;。確認はディーラー(指定工場)での聴感検査、装着期間は2年10箇月、走行距離は25,000kmほどです。
またまた更に暫くして

2回目の車検(5年目)にパスしました。確認はディーラー(指定工場)での聴感検査、装着期間は4年10箇月、走行距離は45,000kmほどです。音はだんだん大きくなってきましたが、一般的なスポーツマフラーよりは、音量の変化はずっと少ない様です。
ATS&ACROSS カーボンLSD     ↑Topへ戻る
取り付け時 >> 暫くして
作動方式は1.5ウェイで、仕様はショップにお任せ、です。

使用を開始して100km、400km、1,000kmでオイル交換を行いました。最初の内は時折、がこがこ、という様な「作動音」が出ていましたが、400kmでのオイル交換後は、朝一番の走り出しにちょっと出る他は殆どなくなりました。

効果は街乗りでも体感できます。今までタイヤがばたついていた様な起伏のある街中の交差点を、すーっと抜けていきます。

サーキット(TC2000)では、まずは若干のタイムアップ(0.35秒(^^;)・・・しかし師匠からは事前に、LSDを入れて0.2秒、0.3秒タイムが上がる事があるかもしれないけれど、それは本当にLSDを使えているのではなく、使い切れれば1秒の単位で上がる、と言われていましたので「使い切れていない」状態っぽいです。ECUも交換していたので、もしかしたらそっちでタイムアップしたのかもしれません。

初めて体験したメカLSDの感触(ヘリカルLSDではアンダーステアに感じる感触でも前に進む、踏める)と操縦性の変化に戸惑いましたが、部分々々では「お、これがそうかな?」と思える所もあったので、段々仲良くなっていこうと思います。
  オイル交換時期の指定が、街乗り3,000km毎、サーキット走行時は1〜2時間走行毎、となっています。DC2Rの場合、ATS純正ギアオイルを使用すると1回5,000円くらい(4L缶が10,290円で、2L/1回)かかります(^^;。
更に暫くして
富士ショート・サーキット(レイアウトはA1-B3-C2/イン-イン-ミドル)では、今の脚(TC2000に照準)でのベストタイムを0.56秒、以前のミニサーキット仕様の脚のベストタイムも0.33秒更新できました(^^)。1周36秒内外のコースなので、これは効果あり、と思って良いと思います。
メカLSDなしの時の車載ビデオと比べてみたところでは、
  - 3速トップエンドからのA1コーナーでのブレーキングが安定している様に感じた
  - 3速で、かなり登りながら回る奥のB3から最終コーナーひとつ前のコーナーへのつなぎの旋回時間が短い(良く曲がる)
  - 最終コーナーでスロットルをかなり奥から踏み始めても外にはらまずにストレートへ抜けられる様になった
という変化が認められました。

また、気温がかなり低く明け方は氷点下になる様な状態でも、走り出しの差動音や、クラッチの貼り付きで内輪が差動制限を受けて「ざっざっざっ」と滑る様な事、がなくなりました。街中ではLSDの存在は殆ど感じない=駆動系に無理がかからないという事で、これはイニシャルトルクを低くできるカーボンLSDの利点だと思います。
また更に暫くして
カーボンLSDに限らず、前輪駆動車でLSDの効果を積極的に利用してフロントを旋回させるにはパワー(トルク)が掛かっている事が必要で、例えば3速でも4速でも回れるコーナーなら、3速を選んだ方が旋回速度は上がる(=前輪がアウトに逃げなくなる)様です。
また更に暫くして
2年半ほど使用してオーバーホールしましたが、カーボンプレートがかなり磨耗していて、トランスミッションケースの底にどろっとした感じで溜まっていました。また、全体に磨耗したカーボン粉(?)がオイルに混じっていましたが、各ギア、シャフト、シンクロナイザーその他に目立った不具合や磨耗はない様でした。
オーバーホール時にカム角を70度に変更したのですが、これによってか、パートスロットルで旋回〜旋回中にスロットル・オフ(街中の交差点などで旋回中にシフトする様な場面)で、「がちゃん」という音とどこか壊れたんじゃないかと思う様な衝撃がステアリングに伝わってくる様になりました。特に右コーナーで強く出ます(DC2は左右のドライブシャフトの構成と長さが異なり、左=右コーナーでアウト側になる方が長いです)。デフのロックのオン-オフに伴うもので、効きの強いメカニカルLSDでは致し方ないらしいのですが、あまり気持ちのいいものではありません(^^;
ATS&ACROSS 3-4-5速クロス+96スペックファイナルギア(のち OS技研 4.267ファイナルギア)     ↑Topへ戻る
取り付け時 >> 暫くして
ATSの3-4-5速クロスにDC2/98スペックのファイナルギア(減速比4.785)を組合わせるとトップスピードが8,400rpmで190km/hほどになり、富士レーシングコースでは多分ストレート前半で吹け切ってしまう事から、96スペックのファイナルギア(減速比4.400)を組合わせて全体をハイギアード化し、5速トップエンドで富士レーシングコースのストレート終端に到達するか、吹け切ってちょっと足りないかも、と見込まれるくらいにしてみました。
実際に走ってみると、ストレートに3つあるアーチの3つ目の手前あたりで8,400rpmに達してしまい、場合によりますが、小間物屋号では3〜5秒くらい、スロットルを戻しての調整が必要でした。
他のセクションでは、2速が相対的に高くなった事もあって、実質2-3-4-5速のクロスレシオ(5速がノーマルの4速より少し高いくらい)となり、各ギアの継がりが良く、加速感が途切れない感じになりました。あと、減速時の回転合せが楽です。

公道では、ファイナルギアレシオを速くした為か少し発進時にトルクが細くなったかの様に感じますが、少し慣れれば問題のないレベルだと思います。

尚、5速・60km/hは2,500rpmほど、同100km/hは4,000rpmほどになり、遠出をするのは躊躇われるギアレシオ、になってしまいました(^^;。
また、3、4、5速でトルクをかけるとはっきりとわかるギアの唸り音が室内に入ってきます。
高速道路での移動が多い場合、長距離を走る機会が多い場合は、お勧めできないな、と思いました。
  気温が高くなってパワーが出なくなってくると、富士レーシングコースのストレートでちょうど吹け切り位になりました(^^;
更に暫くして
暫く走ってクルマに慣れ、また、再び気温が下がってパワーが出てきたのか、富士レーシングコースのストレートで9,000rpm(お勧めしません(^^;;;;)までOK、としても、6〜8秒くらいアクセルを戻さなければならなくなった為、OS技研製 96スペック互換 減速比4.267のファイナルギアを組みました。
ストレートはほぼ踏み切りか数秒のアクセル戻し、になりましたが、1コーナーを回ってから最終コーナー、ストレートで5速に入るまでの間では、96スペック純正ファイナルギア(減速比 4.4)に対し、シフトアップのタイミングが数秒ずつ遅くなりました。
シフト時の車速も上がっていて、単に「遅くなった」とは言えませんが、コーナー毎のギアの選択も含めてドライビングの再考が必要そうです。
ORC 軽量フライホイール     ↑Topへ戻る
取り付け時 >> 暫くして
先に4.2kgを入れた弟氏が、もっと軽くても良さそうだ、というので、見つけられた中で最軽量のオグラ・レーシング・クラッチ(ORC)のフライホイールを選択。重量は、DC2R純正 : 7.1kg(外したものの実測値)、OCR : 3.8kg、となりました。
トランスミッションをニュートラルにしてクラッチを継いだままでのレスポンスはそう鋭くなった感じはしませんでしたが、クラッチを切ってのエンジン単体の場合のレスポンスの、特に高回転域での変化が顕著で、回転を合わせてのシフトダウンがとても楽になりました。尚、懸念していたアイドリングの乱れはありません。

  交換して2日、発進時や低速移動時に数回エンスト(^^;・・・何と言うか、「停まりそう」と「停まる」の間のマージンが少なく、例えば発進時、今まではクラッチワークだけに気を遣っていれば良かったのが、スロットルワークにも気を遣わなければならなくなった感じです。体感できるレスポンスの良さと扱い易さの対比では、どちらが勝ちかは微妙なところかも・・・。
あと、最初は「アイドリングの乱れはない」と感じましたが、エアコン作動時には、歯打ち音が少し大きくなった感じがしますんで、影響は出ている様です。
更に暫くして
相変わらず気は遣いますが、エンストはさせにくくなりました。発進時の感じは、2速とまではいきませんが、「1.5速発進」ってとこでしょうか。あとなぜか、始動する時のセルの音が小さく、軽やかになりました。
また更に暫くして
組込んでから4年、4万キロほどを走った後にクラッチを分解際に状態を確認しましたが、特に問題はなく、そのまま継続使用となりました。体感でも不具合はありません。
タバタ TR236(エアキャッチタンク付き)     ↑Topへ戻る
取り付け時 >> 暫くして
周りのDC2Rの装着率が高く、実績もある安心感から選択。
コア厚は36mmで、DC2R純正ラジエターの倍くらいあります。本体の取り付けはボルトオンでそう難しい作業ではないと思いますが、「専用」エアキャッチタンク(ACT)は、「TR236専用」という事であってDC2R専用という訳ではなく、取り付けに際しては自分で位置を決定し(高さも考慮が必要)、それに合わせたステー等を製作しなければなりません(^^;
あと、マニュアルに記載されている方法では、DC2R(B18C)の場合、エアは完全に抜けません。かなり念入りにエア抜き作業を行う必要があります。店主の場合は最終的にショップにお願いして、本体とACTをつなぐホースから完全にエアが無くなるまで、30分近くかけて抜いてもらいました。

効果ですが、
-街乗り : 水温 90℃ -> 80℃、油温 100℃ -> 90℃
-サーキット : 水温 100℃ -> 90℃、油温 135℃ - > 130℃
(クーラントはいずれもBILLION スーパーサーモLLC タイプ PG+)
(ラジエター交換と同時に無限ローテンプサーモスタット、ローテンプサーモスイッチを取り付け)

という感じになりました。サーキットは、ノーマル時の温度を取った時に対して外気温は10℃以上下がっていると思われますが、ノーマル時は走り出してすぐにこの温度まで上がってしまった後、5分弱と短時間で走行終了したのに対し、ラジエター交換後の温度は15分間を4セッション走る中で、常にこの温度で安定していたので、効果は大きいと思います。
むしろ、山の下り等の低負荷時のオーバークールが心配です。あと、クーラント量が増えた為か、暖機に時間がかかる様になりました。
  アッパー側のブラケット(純正をそのまま使用)の、下に向かって曲がっている部分がラジエターの角部(溶接部)とこすれてしまう為、当らない様に曲げました。また、装着後にエンジンマウントの交換をディーラーにお願いしたのですが、コア厚があってエンジンが傾かず、難儀しました、との連絡を受けました(^^;。
更に暫くして
40回以上のサーキット走行を含めて3年ほど使いましたが、ラジエター本体に不具合等は出ていません。ただ、ドレインボルトのシール(Oリング)を開け/閉めの作業の際に噛み込み易い様です。これがきちんと噛み込みなく組まれていないと、冷間では漏れていなくても、温度が上がって圧力がかかった時にLLCが漏れ出す場合があります。
Greddy オイルクーラー     ↑Topへ戻る
取り付け時 >> 暫くして
ホンダ車は油温が上がり易く、ショップの話では130℃を超えるとなるとやっぱり不安だという事、VTEC搭載車へのオイルクーラー取り付けは油圧のマネジメントへの影響から賛否両論あるものの、実績としてそのショップでメンテナンスしているS2000、EG6等のホンダ車で、サーキットを含めてオイルクーラー装着に伴うトラブルは出ていない事、油温を下げればそれに伴って水温も下げられる事等から、装着する事にしました。

効果ですが、
-街乗り : 油温 90℃ -> 65〜70℃、水温 : 80℃前後で変わらず
-ワインディング(2〜3速、やや速目) : 油温 130℃ - > 90℃、水温 : 90℃前後で変わらず
-サーキット : 油温 130℃ -> 100℃、水温 : 90℃ -> 80〜82℃(外気温10℃、25分間連続走行)
個人的には、街中での油温は低過ぎと感じていて、ブローバイガス成分が蒸散しないでオイル(とエンジン)寿命に影響を与えないかが気になりますが、サーキットでの油温低下が大きい事と、水温が、B18Cの出力抑制が入る85℃を下回ったという事で、装着の意義はあったと思います。

あと、場合によってはVTECハイカム側への切り替わり時に、瞬間的に油圧が150kpa(おおよそ1.5kg/cm2)位まで落ち込む事がある様ですが、小間物屋号では、油圧計で見ている限りはそこまでの変化はない様です。
  「サーモスタット付き」とされていますが、このサーモスタットはオイルクーラーコアへの流路のバイパス流路に設けられていて、冷却水のサーモスタット等とは逆に、設定温度以下では開、設定温度以上で閉、という動きをするそうです。内部を実際に見た訳ではないので、聞いたり調べたりした範囲のまとめですが、
- 設定温度以下ではバイパス流路を開け、オイルクーラーコアへ流れようとするオイルの一部を、コアを通さずにそのままエンジンへ戻す
- 設定温度〜設定温度以上ではバイパス流路を閉じ、全てのオイルをオイルクーラーコアに流す
という事で、オイルクーラーコアには(オイルの温度に関わらず)常にある程度の量のオイルが流れている様です。オイルクーラーコアへの流路、バイパス流路、油温センサーの位置の相互の関係がはっきりわかりませんが、センサーがコアからの戻りの流路上にあるのであれば、街乗り時の油温が低めな事にも頷けます。
尚、この為に、山道の下り等でスロットルオフが長く続く様な場合には油温、それに引っ張られて水温が下がってきてオーバークールになってしまいます。場合によってはオイルクーラーコアをカバーする等の対策が必要かも。
更に暫くして
緩みが出た場合には見てわかる様に、ショップでフィッティング各部に合わせマークを打ってくれてあるのですが、少し走行した後と、1回サーキットを走った後に増し締めをして以降、緩んだり漏れてきたりという様な事はありません。ただ、オイルクーラーコアの周りには滲む位のレベルでオイルが付いています。
あと、ディーラーでオイル交換を頼む際にトヨタのフィルターを持ち込むのがちょっと心苦しいです(^^;。
また更に暫くして
ほぼ3年、40回以上のサーキット走行を行ってきましたが、油圧に関するトラブルは今のところ出ていません。
無限 バッフル付きオイルパン     ↑Topへ戻る
取り付け時 >> 暫くして
バッフル付きのオイルパンは、幾つかのショップやチューナーからリリースされてますが、知り得た限りでは唯一、「左右方向の仕切り板」が入っている無限製を選びました。他のメーカーのものの現物を見た事はないんですが、見た感じではかなりしっかりと作られています。塗装も、バッフル板を溶接した後にカチオン電着塗装が行われており、純正同等な感じに仕上がっています。また、オイルパンのシール(パッキン)が付属しているのはなかなか良心的だと思いました。

取り付けはベルノに依頼して半日で終了。バッフル付きオイルパンを取り付けても目に見える効果はすぐには出ないのですが、富士のショートサーキットで自車の走行を外から撮ったものを見ていると、ほぼ毎周、決まった場所でオイル煙を吐いているので、オイルは偏ってブローバイの回収経路に入って消費されているのであり、連続走行する中でオイルレベルが下がった時に極力エア噛みを防ぐ為の「保険」と考えようと思います。
  取り付けて以来、エアの吸い込みは経験していません。オイルのメンテナンスと点検のサイクルは今までと変えていないので、効果は出ていると思います。

更に暫くして
5年ほど使ったのですが、追加のバッフル板の溶接箇所4箇所全て、その脇からクラックが入っていました。
何かの衝撃などではなく、振動による疲労破壊の様です。割れ切って落ちる様な事は無さそうでしたが、念の為、ショップで溶接補修してもらいました。
CUSCO オイルキャッチタンク     ↑Topへ戻る
取り付け時 >> 暫くして
B18Cはサーキットを走るとブローバイライン(ブリーザー)から結構な量のオイルを吹くらしく、また実際にサーキット走行を外から撮ってもらったものを観ると、ほぼ毎周特定のコーナーで「ぼわっ」とオイル煙を吐いている為、取り付けました。

「DC2専用」となっているものも幾つかあるのですが、殆どのものは容量が0.6Lから1L内外と小さい事などと、小間物屋号はバッテリーを小型化している為、バッテリートレイ上にスペースがある事から、クスコの汎用オイルキャッチタンク(2.0L)をここに取り付けました。尚、取り付けに際してはバッテリーを更に左に寄せる等の工作を行いました。

配管ですが、B18Cのブローバイラインは(店主の知る限り)カムカバーとクランクケースから出ている2本なのですが、この内カムカバー側は全くオイルを吹かないそうで、クランクケースから出ているブローバイラインにオイルキャッチタンクを割り込ませます。但し、インテークマニホールドに取り付けられているPCVバルブの「下流」にタンクを取り付けたところ、オイルキャッチタンクがエアリザーバとして働くのか、スロットルを戻した時の回転の落ちが一瞬遅れたり、或いはちょっと落ちてから数百回転上がったりします(^^;。乗っていて大きな不都合はないのですが、本来回転数が下がるべきところで上がるのには、ちょっと違和感がある、って事で、最終的な経路は、

クランクケース -> ホース 1 -> オイルセパレータ -> ホース 2'(追加) -> オイルキャッチタンク -> ホース2(PCVバルブ付き、流用) -> ホース3'(追加) -> インテークエアコレクタ

としました。
  通勤とサーキットへの移動に10日間/400kmほど使ったのですが、ホースへの付着も含めてオイルは見られなかったので、街乗りでは標準装備のオイルセパレータが処理できる範囲か、或いは出ても薄いオイルミストの様な状態なんだと思います。その後、TC2000を30ラップほどしたところ、タンクの下1/4くらいオイルが溜まりました。ホースの中にもうっすらとオイルが残っています。ただ、「出方」は、ミストとして出てきたのか、液状のまま出てきたのかはわかりませんが、これだけのオイルがエンジンに入るのを防いだ、って事で、性能やエンジン清浄度合いの面からは効果はあると思います(^^ゞ。
無限・チェンジレバーブッシュ     ↑Topへ戻る
取り付け時 >> 暫くして
DC2Rの数少ない不満点の一つであるシフトレバーのタッチの曖昧さがかなり解消されます。シフトストローク、特に左右方向が短く感じられる様になりました。手に伝わってくる振動の変化は殆ど感じられませんが、ただエンジン回転が3,000〜2,500回転くらいの間、共振している様な音と振動がシフトレバー(とリンケージ?)から出ます。またこの共振音を含めて、全体に室内がうるさくなりました   レバーとトランスミッションの結合剛性が高まったのか、特に高回転時など、シフト時のドッグの弾きや入りにくさなどがかなり改善された、というか、タッチの柔らかさ故に気付かなかった無理な操作をしなくなった様に思います。タッチがソリッドになった分、操作時に手のひらに返ってくる感触が硬いものになり、長時間の操作や或いは速めのシフトワークの連続では手のひらが痛くなりそうな感じがします。
更に暫くして
音振、タッチ共に交換後のものに慣れてしまったんですが、時折チェンジレバーブッシュを交換していないDC2に乗ると、やはりタッチの差(ソリッド感)の違いは明確に感じられます。これは結果的に、トランスミッションの保護にも役立っていると思います。
ENERGY SUSPENSION MOTOR MOUNT INSERT     ↑Topへ戻る
取り付け時 >> 暫くして
標準のエンジンマウントの隙間を成形済みのポリウレタン・ブロックで埋め、強化マウントと同様の効果をより安価に得られる、というものです。5箇所あるエンジンマウントの内、下の3箇所に組み込みます。取り付けはクルマを上げて下からの作業となり、エンジンマウントへのアクセスの為に取り外すものも幾つかあって、比較的手間取るものの部類に入ると思います。
取り付け後には、アイドリングから3,000rpmくらいまでの音と振動がかなり大きくなりました。特にアイドリング時のそれは、各部からびりびりと音がしてきて、街乗り用としては頂けない範囲に入ってきています(^^;。また2,500rpm付近の共振の時の音、振動も大きくなりました。しかし5,000rpm位から上の回転域になると印象は一変し、スロットルオン-オフといった時のツキの良さや、シフトダウンのブリッピング時のレスポンスの良さなどが際立ち、軽量なフライホイールに換装したかの様に感じました。
  店主は発進時、アイドリング+くらいでクラッチを継いでスタートするのですが、その直後、1,000rpm位が一番振動が激しいみたいです(^^;。「んどががががが」という感じで、ちょっとびびります。でもやっぱり、低回転域のデメリットを補って余りある高回転域の気持ち良さと、実際に速さに結びついている様なソリッドな感触は捨て難いです。
でもネジが緩むだけとかならまだしも、どこかが振動が原因で壊れちゃう様な事があったらちょっと考えるかも。
更に暫くして
装着から4箇月、内装の各部から出るびびり音が多くなってきた様に思います(^^;。振動には慣れちゃったんですけども。
また更に暫くして
装着から1年/9,000kmほど走行しましたが、室内の各部から出る音は確実に多くなっています。小間物屋号の場合、ダッシュボードの中心まわりからの音が一番大きいです。マウント本体が壊れてしまった、という様な事はないみたいで、相変わらずエンジンはびしっと支えられてます。
またまた更に暫くして
エンジンマウントを交換する際に、インサートを移植しました。これができるのは、この部品ならでは、です(^^)。外したマウント現物を見る限り、インサートは結構きれいに全面で当っている様です。
あと、作業をしてくれたホンダ・ベルノのメカニックの方から、「インサートがちょうど蓋の様に働いたのか、(距離や時間のわりにエンジンマウント本体の)劣化が少ないですね」というコメントをもらいました。意外な効能でした。
それから更に暫くして
リア側マウントのブラケットボルト(シリンダーブロック側)の3本のうち1本が無くなっていました(^^;。いつの間にか緩んで抜けていた様です。ボルトを入れて締め直したら車室内の音と振動が大きくなりました(=支持剛性復活?)。あと、抜けていたボルトの穴がずれていたので、やはりそれなりの力がかかっている様です(^^;。定期的な締め付け確認が必要そうです。
NGK PowerCable と Iriway     ↑Topへ戻る
取り付け時 >> 暫くして
同時にセットで替えてしまったんでそれぞれの効果はわからないんですが、中速が良くなった様に思いました。しかし、まともに買うとIriway1本2,300円はちょっと(^^;・・・。燃費とかは特に変わらないみたいです。   1年ほど標準熱価(#7)を入れていて、後に#8に変えました。どちらでも問題なく走っています。焼けもそんなに差が無い様です。余談ですが、約75,000km走行のアベニール(SR20DEフルノーマル、標準熱価#5)に1年使ったIriway#7をつけてみたら体感できる位速くなり、排気音が大きくなりました。点火栓、侮るべからず。
更に暫くして
この「イリシリーズ」、使用限度は15,000〜20,000km、だそうです(^^;。標準のプラチナ・プラグが100,000kmって事で、先入観で「同じくらいもつだろう」って思ってました。ロングライフなイリジウム・プラグとしては、同社のイリジウムMAXプラグなどがあります。
また更に暫くして
・・・って事で、気が付いたら#8で24,000kmほどを走っていました(^^;。プラグの接地電極が、通常のプラグだと細くなっていく様に磨耗するのだと思いますが、交換したIriwayの接地電極は、一見まだイケる様に見えたのですが、中心電極の直下から丸くくぼんだ様に磨耗していました。
でも、交換前と後で、体感できるほどのパワー感の差はありませんでした。
永井電子 ウルトラ ブルーポイント パワープラグコード     ↑Topへ戻る
取り付け時 >> 暫くして
気が付いたら使い始めて8年経っていた、NGK Power Cable、と交換しました。一般にプラグコードは2〜4万キロ毎くらい(店主の走行距離では、2.5〜5年毎)に交換した方が良いそうです。
製品の外観はNGK Power Cableの方がかっちりしていて、このブルーポイント・パワープラグコードは全体がシリコン(?)で覆われ、ぐにゃーっとした感じで安っぽい(^^;んですが、このシリコン層が性能の一つのキモである様です。
交換して、レスポンスが良くなった、とか、トルクが増した感じがする、って事はない様ですが、これは、NGK PowerCableの状態が良かったのかもしれません。
  燃費等の変動はばらつきの範囲内くらいです(^^;。ただ、プラグコードは「突然死」するらしいので、ある程度のインターバルで定期的に交換した方が良さそうです。
二輪車用バッテリー(リジッド製キット)     ↑Topへ戻る
取り付け時 >> 暫くして
アルファ(「リジッド」ブランド)が販売している二輪車用バッテリー車載キットを取り付けてみました。バッテリー本体(GS GTX12BS)、端子アダプター、固定用ステーのキットで、送料、消費税込みで15,465円でした。
重量ですが、バッテリー+固定用ステー+固定用ロッド(アルミで自作)で、標準品が9.1kgに対して4.6kgとかなり軽めです。交換後、スターターを回すと、きちんと回って一発で始動・・・というか、小さいとはいえ新品のバッテリーになったからか、むしろスターターの回る勢いは良い感じです(笑)。エアコン、オーディオその他の電装品も、エンジンが回っている限りは問題なく作動しています。

フロント側の軽量化が操縦性に与える影響は・・・正直なところ、わかりませんでした(^^;。

  3週間、ほぼ毎日通勤(片道11キロを約20分で走るペース)に使い、その中では夏季な事もあってエアコンその他を使い続けていますが、セルスターターの回り具合やヘッドライト光量など、特に不安を感じる変化、というものはありません。また補充充電(シールド型バッテリー用の低電流充電)を行いましたが、2時間ほどで満充電になりました。
更に暫くして
12月まで4箇月間使ってみたんですが、不具合はありません。月に1回、補充充電しようと充電器をつなぐんですが、すぐに満充電表示となり、その時の電圧も12.5〜13V弱ほどあります。寒くなってクランキングが少し弱くなったかな、と思いましたが、どうやらオイルの粘度変化によるものらしく、暖まっていれば元気に回ります(^^)。
また更に暫くして
結局、冬に入ってから1回も充電することなく(^^;、無事乗り切って4月になりました。極寒時(窓が凍るくらい)のコールド・クランキング時には(上記した)オイルに負ける感じがあったのですが、その他は問題なく過ごし・・・と言うか、小さなバッテリーに交換してある事を忘れてました(笑)。ただ、DC2Rは時折、一回目のクランキングで始動に失敗するとなかなかエンジンがかからなくなる事があるのですが、そんな時はセルの回る勢いが段々落ちてくるのが感じられて、冷や汗ものでした。
またまた更に暫くして
使用開始から3年半、冬である事も影響してかクランキングがかなり弱くなり、特に1、2日走らずにおいた後はやっと回っている様な感じになる事、満充電しても数日で元の状態に戻ってしまう事から、使用の限界と判断し、交換しました。
アーシング線(自作品)     ↑Topへ戻る
取り付け時 >> 暫くして
市販の品ではなく、自分で作ったものです。よく使われるのはオーディオ用のケーブルらしいですが、店主は電気抵抗溶接機用のステンレス線(6mm径、グラスファイバースリーブ被覆)にステンレス端子を使いました。取り付け直後はちょっとだけ中速が良くなった様に感じました。   線が集中する「端子台」などでは電蝕等が起こって電極が無くなってしまったり、という事もある様ですが、今の所は起こっていません(取り付け後、2年半経過時点でもOK)。
更に暫くして
給排気系にアース線を追加してみました。排気音が若干大きくなって、音質がやや乾いた感じになった様に思えましたが、トルクやパワーの変化はわかりませんでした(^^;。

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