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「『被害をなくす会』について」            

 会へ次のような投稿が寄せられました。

■メッセージ
 貴会のHPや活動状況が、全国の医師の知るところとなりました。医師向けサイトでは、整形外科を初め同院の勤務医に退職を勧める書き込みが多くなっています。(といいますか、ほとんどがこの意見です)一般的に、公立病院は給与・待遇面や仕事の質・量、スタッフとの関係など、医師側からは非常に厳しい職場で、医師自身も(特に第一線で働く若手医師ほど)「被害者意識」を持っていることが多い状況です。貴会のスタンスは、清水市立病院を決していい方向へは導かないと思います。「清水市立病院をなくす会」と揶揄されていることをご認識ください


 投稿内容を整理すると、
1. 会のHPや活動状況が全国の医師の知るところとなった
2. 医師向けサイトで、同院の勤務医に退職を勧める書き込みが多くなっている
3. 公立病院は医師側からは非常に厳しい職場である
4. 「被害をなくす会」が「病院をなくす会」と揶揄されている

 以上のように要約できると思うので、1つずつ問題をみていこうと思います。


1. については、このHPが医師の間で話題になっているということだと思います。

2. 最近の記事は、「医師の兼業と接待」についてですが、「兼業と接待」問題と
  「医師サイトで退職を勧める書き込みが多くなっている」ことの関係はあるので
  しょうか。
   投稿をもう一度読んだのですが、接待を受けた当の整形外科医に
  「退職を勧める」書き込みがあっても不思議ではないと思います。しかし、
  清水病院の全勤務医に「退職を勧める」書き込みは理解できません。レベルの
  低い単なる嫌がらせとしか思えません。

3. 「公立病院は医師側からは非常に厳しい職場」と書かれていますが、外部の
  人たちには、どのように厳しいのか知る由もありません。医師側と患者側の
  相互理解のために、「厳しい職場」とは、具体的に教えてください。投稿して
  いただければHPに掲載します。お互いの立場を理解し、溝を埋めるための
  情報が必要だからです。「読者の感想」に掲載している医師たちの投稿
  (「一医師の立場より」その1その2その320代医師より)をご参照してい
  ただければと思います。
  
   投稿の際、お名前は匿名でもかまいませんが、HPに掲載する場合、原稿内容
  の確認が必要になりますので、必ず連絡がとれるように、お名前とメール
  アドレスをお書きください。

   ところで、「厳しい職場」であることと、医療被害者を生じることと関係あるので
  しょうか。「厳しい職場」だから医療被害者を生じていいことにはならないはずです。

   「公立病院は医師にとって厳しい職場である」ならば、患者側はどうすればいい
  のでしょうか。情報がなければ行動しようもありません。「厳しい職場」の情報を
  教えていただければ改善のために協力できることがあるかもしれません。

4. 過去の被害をもとに、同じことが繰り返されないために「被害をなくす会」を
  立ち上げました。

   会のHPに掲載している記事は、誹謗中傷の類は一切なく、私を含め被害者
  のことを書いているだけです。それが、なぜ「病院をなくす会」と揶揄されるのか
  理解に苦しみます。

   会設立のきっかけから12年間にわたる「会の活動」をお読みいただき、
  理性的に判断されるよう願っております。


 投稿者に返信メールを送りましたが、配信されず戻ってきました。医師サイトの情報を伝えて下さったお礼と、誤解をそのままにするわけにいかないので、雑記帳に記しました。

                                   2009年7月22日 竹下勇子



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