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ちょこっと 言いたい「邦題」 ページ1
注意:ネタばれあります。
コレを読んで、その映画が見たくなるというような効果はありません。
比較は、原題をそのままか直訳か意訳したとして、その意味が邦題とどっちが内容にあっているかなというものです。
英語(もちろん、その他の外国語も)は全然わかりませんので辞書頼み。勝敗の基準は『banbanの主観』です。異論があっても我慢してください。

ほぼ同映画(邦題と原題が同じ、または、ほぼ同じ)の感想はこちら
邦題で映画索引//不完全人物ノート俳優編監督編
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1 心暖まるラブストーリー。ニコラス・ケイジさんはけっこう好きだー。
邦題 天使のくれた時間 勝敗 邦題の勝ち
原題 THE FAMILY MAN
出演 ニコラス・ケイジ ティア・レオーニ 監督 ブレット・ラトナー 2000年アメリカ
愛をとるか仕事をとるかで仕事をとって大成功した男に、天使が愛を選んだ場合の別の人生を体験させてくれる。最後に男が選んだのは、愛か仕事か……。「THE FAMILY MAN」は、「家庭的な男」、かな。仕事を選んで成功した独身貴族の男が、実は家庭的な男だったんだよということなのかな。仕事で成功したほうで、豪華なマンションで豪華な生活をして1人で熱唱していたニコラスさんも幸せそうだったけど、それでも邦題のほうがロマンティックだから邦題の勝ち。

2 スパイもの。あのアンソニー・ホプキンスがスタントに挑戦! した。まあ、いちおう。
邦題 9デイズ 勝敗 原題の勝ち
原題 BAD COMPANY
出演 アンソニー・ホプキンス クリス・ロック 監督 ゴア・ヴァービンスキー 2002年
見始めて前半で、邦題にだまされた、と思っちゃった。何かの期日まで(核がかかわっているのだから、当然、世界の、あるいはアメリカの危機の日まで)あと9日! っていうドラマだと思ってた。予告編見て勝手にそう思い込んでたのは私だけ? 人類史上最悪の9日間というにはぬるかったような気がする。それがストーリー全体のメインじゃなかったし。内容がどうこうではなくて、最初のその思い込みのせいでちょっと楽しめなくて残念だった。だから、原題(「悪い仲間」? 「悪い組織」?)の勝ち。

3 ホラー? ミステリー? サスペンス? ちょっぴりラブもあるにはあるけど……。
邦題 ヴィシャス 勝敗 引き分け
原題 FANGS
出演 ウィップ・ヒューブリー トレイシー・ネルソン 監督 ケリー・サンドファー 2001年アメリカ
ヴィシャスっていかにも原題をカタカナにしただけみたいな題名だけど、邦題だった! VICIOUS(邪悪な、不道徳な、悪意のある)という形容詞です。復讐目的で改良され訓練されたコウモリが、悪徳不動産屋と彼にたかる悪徳警官らを食い殺す、というホラーミステリーサスペンス(詰め込みすぎて、ネタばれ早い。でも、捕獲された1匹のコウモリの動きと表情にはちょっと感動)。原題の「FANGS」は牙という名詞。語感は邦題のほうがホラーっぽいけど引き分けにしとこ。

4 ホラーですね。悪魔ものです。怖いです。
邦題 悪魔を憐れむ歌 勝敗 原題の勝ち
原題 FALLEN
出演 デンゼル・ワシントン 監督 グレゴリー・ホブリット 1997年
これはむずかしい。劇中、悪魔がお気に入りでいつもくちずさんでいるのがローリングストーンズの「悪魔を憐れむ歌(SYNPATHY FOR THE DEVIL)」だし、悪魔さんの所業や経歴(?)にもぴったり。でも、これを歌のタイトルとしてではなくこの映画のタイトルとして見たらどうかっていうと、悪魔が勝利するラストなのに「悪魔『を』憐れむ歌」でいいのかなって…。すばらしい邦題なんだけど、原題の勝ち。

5 コメディ。ブラックコメディっていうの?
邦題 ケロッグ博士 勝敗 邦題の勝ち
原題 THE ROAD TO WELLVILLE
出演 アンソニー・ホプキンス マシュー・ブロデリック ジョン・キューザック 監督 アラン・パーカー 1994年
これは邦題の勝ち。「健康村への道」じゃよくわからないもんね。ケロッグ博士役はアンソニー・ホプキンスだけど、わかって見ていても始めはなんだか信じられなかった。レクター博士の記憶が強すぎたかも。どんな映画かっていうと、ハチャメチャでエッチな映画。

6 SF。未来。ロボット。心暖まるお話。
邦題 アンドリューNDR114 勝敗 邦題の勝ち
原題 BICENTENNIAL MAN
出演 ロビン・ウィリアムス 監督 クリス・コロンバス 1999年
「BICENTENNIAL MAN」って、アシモフさんの小説ですよねえ? 映画があの小説と同じものだとは思えないから、原題はよくないと思うのです。ロボット三原則の扱い方も、あんまり、気に入らなかったし。でも感動して泣いたけど。 

7 ホラー。連続殺人。
邦題 ルール 勝敗 原題の勝ち
原題 URBAN LEGEND
出演 アリシア・ウィット 監督 ジェイミー・ブランクス 1998年
「都市伝説」のほうがいいかな。都市伝説に沿った殺され方で次々に殺人がおこるわけだから。犯人はストーリー上意外というより映画的に意外さを狙った感じでしたね。でも、これ、「ルール2」も「ルール3」も確かあったような…。作ったんだねー。

8 モンスターパニックゥ?
邦題 アタック オブ ザ ジャイアント ケーキ 勝敗 邦題の勝ち
原題 ATTACK OF THE GIANT MOUSAKA
監督 パノス・H・コートラス 出演者はわかりません。 1999年
初めて見ました。ギリシャの映画。宇宙人の発した怪光線によって巨大化したケーキ(実はギリシャの郷土料理でムサカというものですが)が宇宙船の後を追って海岸へ向かう。おかげでアテネの街は滅茶苦茶に…。日本人の私が見るには、やはりムサカよりはケーキのほうがわかりやすかったので邦題の勝ち。怪作でした。ケーキの進軍はいつ終わるのか、というよりこの映画どうやって終わらせるつもりなのかと、ヒヤヒヤしました。

9 連続殺人鬼の青春ストーリー、と言えなくもない。
邦題 クアドロフォニア多重人格殺人者 勝敗 原題の勝ち
原題 THE MINUS MAN
出演 オーウェン・ウィルソン 監督 ハンプトン・ファンチャー 1999年らしい
邦題と原題、どちらが内容に即しているか…って問題以前。主人公の青年は殺人マニアで、理由もなく毒を飲ませて人を殺しながら旅をしている。幻覚を見るし、女性とまともな付き合い方ができないし、確かに問題がありそうな人格だけど、全編見た感じでは多重人格ではなかった。オーウェン・ウィルソンがどんな多重人格を演じるのか、楽しみに見たのにがっかり。だから、「THE MINUS MAN」って意味よくわからないけど原題の勝ち。「クアドロフォニア」って何なのかよくわからないし。

10 アクション、です。 ワイヤーアクションの極致ですよね。
邦題 グリーンデステニー 勝敗 邦題の勝ち
原題 CROUCHING TIGER,HIDDEN DRAGON
出演 チョウ・ユンファ ミシェル・ヨー チャン・ツィイー 監督 アン・リー 2000年
原題の「うずくまった虎、隠れた龍」ってどういう意味なの? 日本語にしてみてもわからない奥深いタイトルらしい。邦題は、武術の達人(チョウ・ユンファ)が保管していた名剣「グリーンデステニー」に焦点をあててつけられている。こっちのほうがわかりやすいことは確か。主人公たちの興味はだんだんと、剣から、武術の後継者さがしのほうに移っていくので、邦題だとズレてきちゃうけど、でもわかりやすいから邦題の勝ち。

11 家族の愛、だと思う。
邦題 電話で抱きしめて 勝敗 原題の勝ち
原題 HANGING UP
出演 メグ・ライアン ダイアン・キートン 監督 ダイアン・キートン 2000年
HANG UPって電話を切るって意味なんですよね。それがどうして「電話で抱きしめて」?(不可能だし)。メグ・ライアンだからほのぼのラブストーリーだと思い込んで見る奴がいると思ったのかな。私は、思いっきりだまされた。ホワアッとしたラブロマンスが見たくてビデオ借りてきたのに、どうしようもない父親に手を焼く娘たちの話で。だから「HANGING UP」って題も何だかよくわからないけど邦題がマイナスということで原題の勝ち。

12 海洋パニック 脱出もの
邦題 ザ・グリード 勝敗 原題の勝ち
原題 DEEP RISING
出演 トリート・ウィリアムズ 監督 スティーヴン・ソマーズ 1998年
「ザ・グリード」って原題のカタカナ化かと思ったけど違いました。何なのでしょうか、グリードって。たぶんGREEDかなと辞書引いてみたら「貪欲、欲張り、食い意地」とあります。ビデオのコピーに「喰って喰って喰いまくる」って書いてあったもんなあ。でも残念(?)な事に、深海から上がってきたミミズみたいなモンスターが豪華客船の乗客3000人を喰いまくる場面には、カメラは間に合わなかったらしい。だからコピーにもだまされた感あり。ということで原題の勝ち。 

13 サイコサスペンス、かな。 
邦題 ゴールデンボーイ 勝敗 邦題の勝ち 
原題 APT PUPIL
出演 ブラッド・レンフロ イアン・マッケラン 監督 ブライアン・シンガー 原作スティーヴン・キング 1998年
「APT PUPIL」は「優秀な生徒」という意味ですかね。ゴールデンボーイは日本では「お気に入り」というような意味のようです。小説の邦題も同じでしたね。ブラッド・レンフロ君がかわいかったから、どっちが勝ちでもいいけど、とりあえず邦題の勝ち。原作とラストが違ったけど、あれはあれで悪くなかった。 

14 サスペンス。 
邦題 サベイランス 監視 勝敗 邦題の勝ち 
原題 ANTITRUST
出演 ライアン・フィリップ ティム・ロビンス 監督 ピーター・ハウィット 2001年
原題は辞書によると「独占禁止の」という形容詞。映画の内容とメッセージには原題がぴったり。でも「サベイランス」も悪くない。ただ、わざわざ「監視」と日本語訳をつけたところがあざとい感じがするね。かといって原題を直訳しても邦題にならないし。ティム・ロビンスがビル・ゲ○ツさんにそっっくりだったので、って理由にならないけど、邦題の勝ち。 

15 戦争もの。 
邦題 スターリングラード  勝敗 邦題の勝ち 
原題 ENEMY AT THE GATES
出演 ジュード・ロウ エド・ハリス トーマス・クレッチマン 監督 ジャン・ジャック・アノー 2001年
戦争ものは好きじゃないのだけど、ジュード・ロウ見たさにビデオ借りました。ポスターの立ち姿の写真もきれいだった。映画全体は暗いトーン(戦争の映画はそこがキライ。だいたい画面が暗いから)で好みじゃなかったけどジュード・ロウは良かった。ドイツ軍将校のエド・ハリスもかっこよかったしね。 

16 アクション。 
邦題 DENGEKI 電撃  勝敗 原題の勝ち
原題 EXIT WOUND
出演 スティーヴン・セガール アンソニー・アンダーソン DMX 監督 アンジェイ・バートコウィアク 2001年
どのへんが「DENGEKI 電撃」だったのかよくわからんかった。警官仲間同士での根性試しごっこで、スタンガンのショックにどこまで耐えられるかというアホみたいな事をやった部分が、唯一の電撃場面だったような…。でも原題も意味よくわからない。すっごい衝撃って意味かな? あ。だから「電撃」? そっかー。それなら邦題の勝ちでもいいかな。テキトーですみません。

17 サスペンス。 
邦題 隣人は静かに笑う 勝敗 邦題の勝ち
原題 ARLINGTON ROAD
出演 ジェフ・ブリッジス ティム・ロビンス 監督 マーク・ペリントン 1999年
充分ドキドキできました。原題「アーリントン通り」よりも邦題のほうがカッコいいから勝ち。

18 法廷 友情。 
邦題 告発 勝敗 邦題の勝ち
原題 THE MURDER IN THE FIRST
出演 クリスチャン・スレーター ケビン・ベーコン 監督 マーク・ロッコ 1994年
ケビン・ベーコンさんの熱演がよかったです。クリスチャン・スレーターの弁護士とケビン・ベーコンの囚人の友情物語でもある。原題「第一級殺人」より邦題のほうがインパクトあるから邦題の勝ち。 

19 SF 古代遺跡のよみがえったミイラの悲恋物語、なんじゃないの? 
邦題 ハムナプトラ 失われた砂漠の都 勝敗 邦題の勝ち
原題 THE MUMMY
出演 ブレンダン・フレイザー レイチェル・ワイズ 監督 スティーヴン・ソマーズ 1999年
「ミイラ」ってタイトルや「ザ・マミー」より邦題のほうが謎に満ちた感じがするし、過去の悲恋の舞台となった都市の名前をタイトルにもってきたのは良かったと思う。最後にやっとよみがえらせた恋人に裏切られたミイラ男はかわいそうだったかも。
「ハムナプトラ2 黄金のピラミッド」も原題の「THE MUMMY RETURNS」よりいいと思います。  
どうも記憶違いがあったようです。ミイラはよみがえった恋人に裏切られたと思っていたのだけど、恋人ミイラは体を取り戻す寸前で主人公たちにやられてしまったのでした。先日TV放映を見てわかりました。肝心なところで記憶違いしているというのはイカンですね。反省。   

20 SF。ファンタジー。
邦題 パラドックス 勝敗 原題の勝ち
原題 WHITE DWARF
出演 ニール・マクドナウ ポール・ウィンフィールド 監督 ピーター・マークル 1995年
SF好きには楽しい映像でした。特に好きだったのは海の場面。原色のドレスが印象的。で、どこが「パラドックス」なのかはわかりませんでした。「WHITE DWARF(白色矮星)」の周りを回る惑星は、昔の文明の遺物である壊れた気象コントロール装置のせいで半分は永遠の昼、半分は永遠の夜の世界に別れて、互いに戦っていたが、和解の時を迎えていた。そこにやってきた医者の卵の地球人青年(だったと思う)が、いろいろな人や物に出会う話です。邦題は意味不明なので原題の勝ち。ナマズみたいな刑務所所長がよかった。 
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