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雑記帳「内部告発事件に思う」 会へ内部告発文書が送られてきたとき、正義感をもつ勇気ある職員の出現に、やっとこういう時がきたのかと時代のながれを感じました。と同時に、この雑記帳で繰り返し書いていますが、小坂時代の病院の体質が今も続いていると思いました。 かつて、病院職員の間では「乳がんは清水の風土病」だと言われるほど乳がん手術件数が多く、しかも下手な手術だったことが、市民にはまったく伝わりませんでした。 「小坂医師は何処へ」で記したとおり、清水病院は2000年に小坂医師がいなくなったことで“過去と決別“したと思い込んでいると思いますが、今回、内部告発によって発覚した医師の兼業や接待の問題は、今さらと思うかもしれませんが、小坂医師のことをうやむやに終わらせたために起こるべくして起きたと思わざるを得ません。 過去と決別ではなく、過去を総括してきちんと反省しない限り、問題は繰り返されると思います。 ところで、清水病院が初めてマスコミに取り上げられた(『月刊いのちジャーナル』(さいろ社)1998年11月号・12月号)時、取材に応じた職員探しが病院内部で行われたと聞いています。 今回、市や病院は内部告発によって市民に不利益となる問題を表面化させることができたわけで、反省のきっかけをつくった内部告発者に感謝すべきだと思います。告発者が不利益になるようなことは断じてあってはならないと思います。 勇気ある職員の存在こそ、病院から被害をなくす礎だと思います。 2009年7月16日 竹下勇子
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