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病院との交渉

公開質問状

<裸で寝て待ての乳腺外来>

 今春、清水市立病院で乳がん手術(T外科医)を受けた女性から相談の電話がきました。手術日や名前を聞いていますが、プライバシーの問題もあり、ここでは相談者である患者を特定できないように書くことをご容赦下さい。
・診察は問診がなく、上半身裸で寝かされる。女性を捨てなければ通っていられない。涙が出てくる。
・ 手術前の説明に家族で行き、医師からメモをとるよう言われ、メモし始めた途端、「・ メモとるな」・ と怒られた。
・ 入院中に質問したら「 あんたに言ってもわからない」・ と言われ、まともに答えてもらえなかった。
・ 医者に質問したくても何も聞いてもらえないし、答えてもらえない。
・ 腕の痛さを訴えたら「更年期だから」・ 「五十肩だから」・ と言われ、整形外科へまわされた。
・ 薬のことが心配で訊いたら、精神科を紹介すると言われた。
・ なぜ人間扱いしてもらえないのか悔しくて涙が出てくる。

―――相談者の話を聞いていて、入院日数が少なくなっただけで10年前と何ら変わっていないことに驚きました。

 市民が安心してかかれる病院にするためには、この実態を市民に知らせ、改善にむけて市や病院の対応を問うことが最重要課題だと、私たちは考えました。 そこで質問いたします。

質問1:
新聞報道によると、医師の人事を医局に依存しない病院もあると聞きます。清水市立病院の医師は、慶應医局の人事と聞いています。毎年これだけ大勢の医師が入れ替わることについて、医療を受ける私たちからすると、大きな疑問です。市や病院は疑問や問題に思わないのでしょうか。
質問2:医師の異動に係る負担(細かく言えば、名札や名簿の書き換え、引越し費用等)が相当大きいと思いますが、人件費の削減との関係をどうお考えでしょうか。
質問3:短期間で入れ替わる医師の質や育成についてどうお考えでしょうか。「清水市立病院の医師」として、独自の育成は考えないのでしょうか。
質問4:具体的に寄せられた整形外科や乳腺外科における医師の対応について、どうお考えでしょうか。
(今後のこと)
質問5:静岡市と清水市の合併に伴い、両市にある市立病院はどのようになるのでしょうか。病院の名称や、それぞれの病院の役割分担(専門分野の特徴化を図る)などについて、決まっていましたら教えて下さい。とりわけ質問1〜3に関係しますが、静岡病院は京大医局と聞いています。平成10年度地方公営企業年鑑(発行:(財)地方財務協会)によると、医師の平均経験年数は、静岡病院が13年に対し、清水市立病院は5年です。ちなみに医師の平均年齢はいずれも38歳です。合併後、医師の配置等についてどちらのシステムに合わせるのでしょうか。

 人間である以上、社会的立場は違っていても、いつ、誰が、病気になったり、怪我をし たりして医療を受ける立場になるかわからないのです。医療問題の原点は患者です。それぞれの人たちが、ご自分が患者になった時の立場に立って、市民の病院はどうあるべきかお考えいただき、改革に向けての前向きな回答を期待しております。 つきましては、10月31日までに文書にてご回答下さい。

2002年9月30日           
  「清水市立病院から被害をなくしより良い病院にする会」 代表 竹下勇子

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