メニュー言いたい放題ほぼ同映画の感想映画索引ショートショートの本棚特派員報告リンクとメール更新記録雑想ファニーギャラリー自己紹介いくつかの場面
ほぼ同 映画の感想 ページ11
注意:邦題と原題が同じ、または、ほぼ同じ映画の感想です。
ネタばれあります。
コレを読んで、その映画が見たくなるというような効果はありません。
感想の基準はもちろん『banbanの主観』です。

『言いたい「邦題」』は こちら
邦題で映画索引//不完全人物ノート俳優編監督編
ページ1ページ2ページ3ページ4ページ5ページ6ページ7ページ8ページ9ページ10ページ12        

201 スーパーマ〜ン 
邦題 メダリオン 
原題 THE MEDALLION 
出演 ジャッキー・チェン(エディ) リー・エヴァンス(ワトソン) クレア・フォラーニ(ニコル) ジュリアン・サンズ(スネークヘッド) 監督 ゴードン・チャン 2003年
不思議な力をもつ伝説のメダリオンを狙う暗黒街のボス、スネークヘッドは、メダリオンの秘密を知る少年ジャイを誘拐する。香港警察のエディはインターポールのワトソンらと協同してスネークヘッドを追っていたが、ジャイを追ってアイルランドへ向かう。が、そこで、ジャイと共にコンテナに閉じ込められ海中に落下、命を落とす。/いきなり主人公が死んでしまいますね。ワトソンとの掛け合いなども面白いです。ワトソンの妻の名前がシャーロットって……。ジャッキー・チェンの映画は楽しいですが、今回、ちょっとワイヤー使いがあからさますぎかな〜という気がしないでもない。でもまあ、設定が設定ですからしょうがないですかね。 

202 中世の007かな。
邦題 ヴァン・ヘルシング 
原題 VAN HELSING 
出演 ヒュー・ジャックマン(ヴァン・ヘルシング) ケイト・ベッキンセール(アナ) リチャード・ロクスバーグ(ドラキュラ伯爵) デヴィッド・ウェンハム(カール) シュラー・ヘンズリー(フランケンシュタイン) 監督 スティーブン・ソマーズ 2004年
バチカンの秘密組織に雇われたモンスター・ハンターのヴァン・ヘルシングが、ヴァレリアス一族の末裔アナ王女を助けてドラキュラ伯爵と戦うお話。/記憶をなくしたヒーロー、おなじみのモンスター、綺麗で強いヒロイン、独創的な武器を発明する助手、あちこちにありそうな設定ですけど面白かったです。時代が中世というのがいいですね。ドラキュラ伯爵が素敵です。記憶をなくしていて○○○マンになっちゃうヒュー・ジャックマンってどこかで見たような気がするけど、気にしない気にしない。退屈しない映画です。  

203 正統な宝探し映画 
邦題 ナショナル・トレジャー 
原題 NATIONAL TREASURE 
出演 ニコラス・ケイジ(ベン・ゲイツ) ショーン・ビーン(イアン) ダイアン・クルーガー(アビゲイル) ハーヴェイ・カイテル(セダスキー) 監督 ジョン・タートルトーブ 2004年
歴史学者でトレジャーハンターのベン・ゲイツは、世界中の秘宝がアメリカに密かに集められ隠されているという先祖からの言い伝えを信じて、秘宝を探していた。が、そのヒントは合衆国独立宣言書に記されている事がわかる。野心家のイアンもそれを知り、宣言書を狙う。/独立宣言書のオリジナルにナゾが隠されているなんて、大胆な設定ですね。で、さすがにディズニーだなあと思ったのは、ちゃんと宝がみつかるところです。刑事のセダスキーがいい味です。   

204 おばさん殺しってことなのね。 
邦題 レディキラーズ 
原題 THE LADYKILLERS 
出演 トム・ハンクス(“教授”) イルマ・P・ホール(マンソン夫人) ツィ・マー(W将軍”) マーロン・ウェイアンズ(ガウェイン) ライアン・ハースト(ランプ) J・K・シモンズ(バンケイク) 監督 コーエン兄弟 2004年
ミシシッピー州の町に、自称古典の教授という男がやってきて、敬虔なクリスチャンである未亡人マンソン夫人の家に下宿することになる。W教授”は古典音楽の練習をするためと言って地下室を借り、仲間と共に仕事を始める。仲間とは、新聞広告で集めた4人(“将軍”、ガウェイン、ランプ、バンケイク)だが、一流とは程遠い男達。彼らは音楽の練習をする振りをして、夫人の地下室から、川に浮かぶ船上カジノの金を保管する地下金庫まで穴を掘り現金を強奪しようという計画だった。まんまと成功した彼らだが、夫人にばれてしまい、相談の結果、夫人を殺す事にする。/そこから手違いが起きてくるわけですが……ブラックコメディって、どう対処していいのかわからない時があります。笑っていいのか悪いのか。とりあえず、W将軍”の特技はすごかった。マンガでしか見たことなかったあの技を、実際にやる人がいるとは。「マダムと泥棒」(1955年)のリメイク作品。

205 オトナのアニメ 
邦題 シュレック2 
原題 SHREK2
出演 (声)マイク・マイヤーズ(シュレック) キャメロン・ディアス(フィオナ姫) エディ・マーフィ(ドンキー) アントニオ・バンデラス(長靴をはいたネコ) 監督 ケリー・アズベリー 2004年
1で愛情を確かめ合ったシュレックとフィオナ姫が、フィオナ姫の両親に会いに行くお話。長靴をはいたネコをはじめとするおとぎ話キャラのほか、有名どころの映画パロディがテンコ盛り。ネコのうるうるマナコは最強。    

206 よく喋る殺し屋。 
邦題 コラテラル 
原題 COLLATERAL 
出演 トム・クルーズ(ヴィンセント) ジェイミー・フォックス(マックス) ジェイダ・ピンケット=スミス(アニー) マーク・ラファロ(ファニング刑事) 監督 マイケル・マン 2004年
真面目で平凡なタクシー運転手マックスが巻き込まれた、殺し屋ヴィンセントとの一夜のお話。アニーという女性客を乗せて、いい気分のマックスが、次に乗せた客は殺し屋だった。5人を一晩で殺す仕事のためにロサンゼルスにやってきたヴィンセント。そうとは知らずに、マックスは報酬につられて、一晩彼を乗せる約束をする。/よくできてると思う。トム・クルーズの殺し屋はよく喋るけど、最後にはタクシー運転手は殺してしまうつもりだからなんだろうね。タイトルは「巻き添え」とか「とばっちり」というような意味らしい(「付随的な事」)。でもそのまんま邦題にしてもわかんないよね。ヴィンセントにターゲットの資料を渡す手下役のジェイソン・ステイサム、やっぱヒゲ濃いわー。 

207 中国の竹ってすごいね。 
邦題 LOVERS 
原題 LOVERS 
出演 アンディ・ラウ(劉 リウ) 金城武(金 ジン) チャン・ツィイー(小妹 シャオメイ) 監督 チャン・イーモウ 2004年
800年代中国、最大の反政府勢力「飛刀門」を追う二人の官吏、劉(リウ)と金(ジン)は、飛刀門の頭目の娘と思われる盲目の踊り子小妹(シャオメイ)を捕らえた。飛刀門のアジトを探るため、金は随風(スイフォン)と名乗って小妹を助け出し2人で逃亡する。劉は密かにその後を追う。任務と割り切っていた金だが、次第に小妹に惹かれていく。/小妹にも劉にも秘密があって、物語は悲しい結末に向かう。全般綺麗ですが、小妹が踊る場面が特に綺麗。  

208 やっぱり火星人とは仲良くなれそうもない。 
邦題 マーズ・アタック! 
原題 MARS ATTACKS! 
出演 ジャック・ニコルソン(デイル大統領) グレン・クロース(マーシャ・デイル) ピアース・ブロスナン(ケスラー教授) マイケル・J・フォックス(ジェイソン) ナタリー・ポートマン(タフィ・デイル) トム・ジョーンズ(トム・ジョーンズ) リサ・マリー(火星人美女) パム・グリアー(ルース) 監督 ティム・バートン 1996年
出演者書ききれません。火星人が動機も理由も不明ながら、とにかく地球で大暴れします。相手が文明社会であるなら友好関係が結べるはず、と信じていた地球(ていうか米国)側は大パニック。/歓迎セレモニー中に、いきなり光線銃をぶっぱなす火星人たち。鳥に驚いたからに違いないと勝手に解釈して右往左往する地球(米国)人たち。火星人がメタモルフォーゼして送り込んできた美女のウォーキングがステキ。冒頭のバーベキューにも笑ったけど、終盤、火星人の弱点が明らかになるところも笑った。マイケル・J・フォックスを久しぶりに見たので懐かしく、昔の作品をまた見たくなったのでした。「ドク・ハリウッド」とか「ティーン・ウルフ」とか好きだったヨ。  

209 ビリー・ボブ・ソーントンはすごいね。 
邦題 スリング・ブレイド 
原題 SLING BRADE 
出演 ビリー・ボブ・ソーントン(カール) ドワイト・ヨーカム(ドイル) ルーカス・ブラック(フランク) 監督 ビリー・ボブ・ソーントン 1996年
知的障害のあるカールは、子供の頃に、母と同級生を殺害して州立精神病院に収容されていたが、25年たち、退院となる。故郷の町に戻るが、自分を虐待した父がいる家には戻れない。カールは機械修理工として修理屋に住み込み、フランク少年と友達になる。/フランクの母のボーイフレンドであるドイル以外は皆いい人で、カールを受け入れてくれるので良かったね。ドイル一人だけが、人間的に弱く悪いというのは気になるけど。で、フランク少年の幸せを守るために、カールは再び罪を犯すわけだけど、その前に意を決して父に会いに行ったカールが、けっこう頭良さそうにみえるので、罪を犯してもまた病院に戻るだけという計算があったようななかったような……素直なココロで見なくちゃいけませんね。タイトルは、刃物の名前で、カールが母と同級生を殺害した時の凶器らしい。  

210 最後にだまされるのは誰か、ということらしい。 
邦題 コンフィデンス 
原題 CONFIDENCE  
出演 エドワード・バーンズ(ジェイク) レイチェル・ワイズ(リリー) ポール・ジアマッティ(ゴドー) ダスティン・ホフマン(キング) アンディ・ガルシア(ビュターン) 監督 ジェームズ・フォーリー 2003年
詐欺グループのリーダー、ジェイクが仲間と一緒にハメたのは、街の黒幕キングの会計士だった。キングに金を返すよう迫られたジェイクは、大きな仕事をして金を返すと約束する。詐欺の相手は、キングの宿敵プライス。マフィアの弁護士で銀行なども経営しているプライスが、キングは大嫌いらしい。ジェイクがスリのリリーを仲間に加えて仕事を開始すると、ジェイクをつけねらうFBI捜査官のビュターンが現れてピンチに……。/だます相手は悪いヤツだし、ジェイクはかっこいいしで、まあいいかなと思うけど、詐欺は詐欺なんだよねえ。誰がだまして誰がだまされるのか、最後までちょっとハラハラ。タイトルは、「信用、自信、信頼」というような意味らしい。 

211 パターンだけど、面白い。 
邦題 80DAYS 
原題 AROUND THE WORLD IN 80DAYS  
出演 ジャッキー・チェン(パスパルトゥー) スティーヴ・クーガン(フィリアス・フォッグ) セシル・ド・フランス(モニク) アーノルド・シュワルツェネッガー(ハピ王子) ダニエル・ウー(パク・メイ) オーウェン・ウィルソン(ウィルバー・ライト) キャシー・ベイツ(ビクトリア女王) 監督 フランク・コラチ 2004年
「80日間世界一周」です。で、ジャッキー・チェンです。いろいろな俳優さんが出演していて楽しいです。オーウェン・ウィルソンとルーク・ウィルソンのライト兄弟が面白かった。アクションも良かった。ダニエル・ウーも出ていたし。  

212 飽きるって。 
邦題 12 THURSDAY 
原題 THURSDAY THE 12TH 
出演 シアラン・ハインズ(マリウス) 監督 チャールズ・ビーソン 2000年
名門バニスター家で起きた殺人事件を、当主で歯科医のマリウス・バニスター、妻ニーナ、ニーナの妹キャンディス、マリウスの養子マーティン、4人の視点から別々に描く。/確かに、視点が違えば事件の見方も変わるけど、4人分も同じ展開を見せられると、ちょっと辟易。テレビキャスターが、いちいち、「バニスター家の誰かが死亡したようだが、誰が死んだのかは、まだわからない」と繰り返すのにも、ちょっと飽きます。ラストもイマイチ……。で、原題はもちろん「12日の木曜日」。邦題もそういう気分だろうと思うけど、「12 THURSDAY」じゃあ違うよね。  

213 すぐわかっちゃう。 
邦題 シークレット・ウインドウ 
原題 SECRET WINDOW 
出演 ジョニー・デップ(モート) ジョン・タトゥーロ(シューター) 監督  デビッド・コープ 原作 スティーブン・キング 2004年
妻との離婚で悩む作家モートのところに、ある日、ジョン・シューターという男がやってきて、以前モートが発表した「秘密の窓」という短編は自分の作品を盗作したものだと言う。それが雑誌に載ったのは、シューターが書いたと主張するよりも3年も前だった。証拠を示せと言うシューターに、モートは掲載された雑誌を見せると約束する。が、雑誌は妻のところに保管されていたり、それを取りに行くと妻と恋人を目撃したりで、なかなか約束を果たせない。/……という時点でわかっちゃうわけだけど、ジョニー・デップが見られたからいいや。 

214 相変わらず、キャスト書ききれん。 
邦題 オーシャンズ12 
原題 OCEAN'S 12 
出演 ジョージ・クルーニー(オーシャン) ジュリア・ロバーツ(テス) ブラッド・ピット(ラスティ) アンディ・ガルシア(ベネディクト) キャサリン・ゼタ=ジョーンズ(イザベル) 監督 スティーヴン・ソダーバーグ 2004年
前作「オーシャンズ11」で、オーシャンたちに大金を盗られたベネディクトが、金の返還を求めてオーシャンたちを捜索。次々と脅しにかかった。金を返さないと命はない。オーシャンたちはイタリアに渡り、盗みの仕事を探す。/ゴチャゴチャしすぎな気がする、かな。前作と違って、各々のテクニックとかがまったく生かされないじゃん。オーシャンズって言う意味ないような感じ。それに、テスが某女優のふりをするって、それは邪道でしょ。 

215 上出来。 
邦題 ボーン・スプレマシー 
原題 THE BOURNE SUPREMACY 
出演 マット・デイモン(ジェイソン・ボーン) フランカ・ポテンテ(マリー) ブライアン・コックス(アボット) ジュリア・スタイルズ(ニッキー) ジョアン・アレン(パメラ) カール・アーバン(キリル) 監督 ポール・グリーングラス 2004年
ボーン・アイデンティティ」の続編。インドでマリーとともに暮らすボーンの元に刺客がやってくる。逃亡をはかったボーンとマリーだが、マリーが殺されてしまう。マリーの復讐と、自分の過去を求めて、ボーンは敵を誘い出すためヨーロッパに渡る。/スピード、サスペンス、アクション、カーチェイス、全部きれいにおさまっていて面白かった。ボーンのかっこよさは前作には叶わないけどね。タイトルは「ボーンの主権」……って何だ? 前作では追われていたボーンが主導権をにぎって、相手の先を行くって意味かな。それとも、記憶を失ったボーンが、自分の記憶を取り戻し、自分自身(の主導権)を得るという事かな。でも「アイデンティティ」は、まだわかるけど、「スプレマシー」なんて書かれても全然意味わからないね。まあ、わからないところがいいのかも。原作は三部作らしいので三作目もあるといいなあ。原作三作目のタイトルは「ボーン・アルティメイタム」らしい。ますますわからない。

216 蛇(じゃ)の道は蛇って事かな。 
邦題 ブルー・ストリーク 
原題 BLUE STREAK 
出演 マーティン・ローレンス(マイルズ) ルーク・ウィルソン(カールソン) デヴィッド・チャペル(タリー) 監督 レス・メイフィールド 1999年
巨大ダイヤ“ブルー・ストリーク”を盗んだマイルズだが、仲間の裏切りでピンチに陥り、ダイヤを建築中のビルに隠してから警察に逮捕される。2年後、刑務所を出たマイルズはダイヤを取り戻そうとするが、建築中だったビルは警察署になっていた。/偽の書類で刑事になりすまして警察署に入り込んだマイルズが、うっかりと次々に手柄をたててしまうところとか、けっこう面白かった。   

217 特撮すばらしい! 
邦題 地球へ2000万マイル 
原題 20MILLION MILES TO EARTH 
出演 ウィリアム・ホッパー(コールダー大佐) ジョアン・テイラー(マリサ) 監督 ネイサン・ジュラン 1957年
これは、全ストーリーを書きたいので、書いてしまいます。アメリカの金星探査ロケットが帰還途中で隕石と衝突。シチリア沖に墜落する。目撃した漁師が沈む寸前のロケット内に入り、乗員2名を救出するが、ロケットは沈んでしまう。乗員の1人はリーダーのコールダー大佐で軽傷。もう1人の科学者は怪我よりも謎の病気にかかっていて死亡する。漁師の息子が、海岸にうちあげられた金属カプセルの中から奇妙なゼリー状の物質を見つけて、ローマから孫娘のマリサと共にキャンプに来ていた生物学者に売りつる。と、ゼリーから2足歩行のトカゲのような生き物が生まれる。それは、金星ロケットが持ち帰った金星生物だった。生物は、地球の空気のせいで成長が促進され、数時間後には人間大に成長して逃亡。アメリカから来た軍関係者とコールダーによって捕獲され、ローマ動物園の研究施設に運ばれる。そこで麻酔で眠らせつつ研究される(東京大学のコロク博士が研究中)が、さらに大きくなっている。そして手違いから覚醒。動物園のゾウを倒し、街中に逃走。コロッセウムに上るがアメリカ軍の攻撃によって死亡する。/金星生物が凶暴化したのは無理もないと思う。卵から孵ったのに、誰もエサもくれないし水もくれない上に、犬には吠えられ、銃で撃たれ、火炎放射で痛めつけられ……凶暴になるよ。たとえ、金星生物の主食が硫黄で、そこらへんのドッグフードじゃダメだったとしても、何か食べさせてやってよ、生物学者のおっさん。ただでさえ、故郷からさらわれて来たわけだし。乱暴な事するなあアメリカ、と思っていたら、ラストではローマのコロッセウムの壁をドカンドカン攻撃。ぶっ壊しちゃった。あれ、どう落とし前つけるんだろう。「科学の進歩には犠牲がつきもの」とか何とか喋ってるし。それはともかく、レイ・ハリーハウゼンのダイナメーションはすばらしい。ゾウとの街中でのアクションはいい! タイトルの2000万マイルというのは、金星までの距離かなあ。一番近づく時で4000万キロとか。2000マイルっていうと3200万キロくらいだから、ちょっと短いかな。  

218 わるいごはいねがー。 
邦題 ヴィレッジ 
原題 THE VILLAGE 
出演 ホアキン・フェニックス(ルシアス) ブライス・ダラス・ハワード(アイヴィー) エイドリアン・ブロディ(ノア) 監督 M・ナイトシャマラン 2004年
電気もガスもない19世紀みたいな森の中の村。村には、森に入ってはいけないという掟があった。森には「語ってはならぬもの」たちがいて、村人を襲うから。村にいる限りは安全、と村のリーダーたちは言う。平和で安全なはずの村で、寡黙な青年ルシアスと盲目のアイヴィーが結婚すると決まった時に事件が起こる。アイヴィーを慕う知的障害者のノアが、ルシアスを刺して重症を負わせてしまった。ルシアスを救うためには薬が必要。アイヴィーは森を抜ける決心をする。/で、ナイトシャマラン監督作品です。まあ、「シックスセンス」でいいじゃん、と思い、「アンブレイカブル」でありゃりゃとなり、「サイン」であまりにもショーゲキのどんでん返しを見てしまったため、余分な期待とか先読みとかしないように気をつけて見ました。良かったです。登場人物たちの一部には、そりゃ自分勝手やろ! 子供には選択権はないんかい! という怒りを覚えますが、話は良かった。「シックスセンス」くらい良かった。村人の人数に比して村の面積が小さいのではないかというのがちょっと気になりましたが、映っていないだけで畑とか広かったのかもしれないし。あれは現代アメリカではお金さえあれば何でもできるってことですかね。

219 浸りきれなかった。 
邦題 2046 
原題 2046 
出演 トニー・レオン(チャウ) チャン・ツィイー(バイ・リン) フェイ・ウォン 監督 ウォン・カーウァイ 2004年
えーと。ストーリーは書くのむずかしい。悲しい男チャウの内宇宙もの、か?/トニー・レオン見られたからいいかー。愛した女にふられて、恋愛に臆病になりクールを装う不幸な男の内面世界が「2046」なわけで。スタイリッシュすぎる映像で、のめりこめたら良かったんだけど、のめりこめなかったので眠くなってしまいました。それにしても、あの予告編とか、ある意味サギちゃう? キムタクはいいから、トニー・レオンを前に出してほしかった。でも、ま、冒頭の「すべての記憶は涙で濡れている」という言葉は良かったね。そんだけかな。

220 しまった! ミュージカルかぁっ。 
邦題 恋の骨折り損 
原題 LOVE'S LABOUR'S LOST 
出演 ケネス・ブラナー(ビローン) アレッサンドロ・ニヴォラ(ナヴァール王) アリシア・シルバーストーン(フランス王女) ナターシャ・マケルホーン(ロザライン) ティモシー・スポール(アーマンド) 監督 ケネス・ブラナー 1999年
第二次大戦前夜のヨーロッパ。ナヴァール国王は3人の学友と共に、3年間女っ気なしで勉学に励むと誓ったが、誓った途端にフランス王女に一目ぼれする。友人3人も、王女の侍女3人に恋をして、誓いは反故に。/ウィリアム・シェークスピアの戯曲を映画化……は、いいんだけど、ミュージカルですか。いきなり歌いだすミュージカルは別に嫌いじゃないけど、映画でやる意味がいまだに理解できないのです。ミュージカルは舞台でしょう。それはともかく、後半、想いが通じ合ったと思ったら王女の父フランス王崩御の知らせが来て4組は別れ別れに。ヨーロッパは戦場になってしまい、王女と再び会うために王たちも戦う。で、戦争終結、めでたく再会、おしまい。前半歌い踊りすぎたね。 
もどるくん ページトップへ

次のページへ

前のページへ

表紙に戻る