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ほぼ同 映画の感想 ページ5
注意:邦題と原題が同じ、または、ほぼ同じ映画の感想です。
ネタばれあります。
コレを読んで、その映画が見たくなるというような効果はありません。
感想の基準はもちろん『banbanの主観』です。

『言いたい「邦題」』は こちら
邦題で映画索引//不完全人物ノート俳優編監督編
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81 長い一日。 
邦題 トレーニング・デイ 
原題 TRAINING DAY 
出演 デンゼル・ワシントン イーサン・ホーク トム・ベレンジャー スコット・グレン 監督 アントア・フークア 2001年
麻薬課に配属された新米刑事が、先輩のベテラン刑事とすごす勤務初日のお話。やり手だけど悪徳刑事のアロンゾ(デンゼル・ワシントン)は、新米刑事ジェイク(イーサン・ホーク)を仲間にひきずりこもうとするが、ジェイクは信を枉げず、アロンゾが違法に手に入れた金を取り戻す。金をマフィアに上納できず、アロンゾは蜂の巣に。デンゼル・ワシントン好きだし、彼の悪役も凄みがあって悪くないけど、映画としては後味が良くなかったかなー。

82 アクション最高。 
邦題 アクシデンタル・スパイ 
原題 THE ACCIDENTAL SPY 
出演 ジャッキー・チェン エリック・ツァン ヴィヴィアン・スー キム・ミン 監督 テディ・チャン 2001年
生物兵器の入ったトランクをめぐって、ジャッキー大活躍、のお話。ジャッキー・チェンの映画は、やっぱりアクション。ギャグも満載、アクションも満載です。 

83 何をするにもお金がいるんだね。 
邦題 ソードフィッシュ 
原題 SWORDFISH 
出演 ジョン・トラボルタ ヒュー・ジャックマン ハル・ベリー 監督 ドミニク・セナ 2001年
対テロの秘密組織が資金調達のために銀行強盗をするという本末転倒なお話。仮釈放中の天才ハッカー、スタンリー(ヒュー・ジャックマン)は、見るからに悪そうな男ガブリエル・シアー(ジョン・トラボルタ)に無理やりスカウトされて銀行のコンピューターをハッキングする事になる。が、彼はガブリエルの屋敷の地下でガブリエル本人の死体を発見。いったいガブリエルとは何者なのか。銀行強盗の末に、人質をとってバスで逃亡するところは、スリルがあってドキドキ。敵かと思えば味方、殺されたかと思えば生きている、失敗かと思えば成功、スカーッとだまされてしまった。 

84 天才もたいへんなんだ。 
邦題 ビューティフル・マインド 
原題 BEAUTIFUL MIND 
出演 ラッセル・クロウ エド・ハリス ジェニファー・コネリー 監督 ロン・ハワード 2001年
天才だけど統合失調症の実在の数学者ジョン・ナッシュのお話。登場する人物の誰がナッシュの幻覚で誰が現実なのか、区別できない作り方はおもしろかった。 

85 荒唐無稽。 
邦題 火山高 
原題 VOLCANO HIGH 
出演 チャン・ヒョク シン・ミナ キム・スロ ホ・ジュノ 監督 キム・テギュン 2001年
「師備忘録」と呼ばれる奥義書を狙って、超人的な戦いを繰り広げる生徒と教師たちのお話。暴力などで8つの高校を退学になったキム・ギョンス(チャン・ヒョク)が、最後の望みを抱いて転校してきたのは火山高。師備忘録を狙う教頭と重量挙げ部主将チャン・リャン(キム・スロ)が共謀して、校長に、「気」を使うと体が麻痺する毒を盛り、その罪を校内No.1実力者茶道部部長ソン(クォン・サンウ)になすりつけたりしている。教頭は学校を牛耳ろうと学園鎮圧教師五人衆を呼び、生徒たちをおさえつける。大人しくしていようと決心してきたキムだが、五人衆のリーダー数学教師マー(ホ・ジュノ)と戦う……って、すごい戦いですよ。嵐は呼ぶわ、宙に浮くわ……。「火山高」と「VOLCANO HIGH」が同じかどうかよくわからないけど、たしかに、VOLCANOは火山だし、HIGHは高だから、いいのかな。 

86 ヴァン・ダムの息子が出てた。 
邦題 ディレイルド 暴走超特急 
原題 DERAILED 
出演 ジャン=クロード・ヴァン・ダム ローラ・エレナ・ハリング クリストファー・ヴァン・ヴァレンバーグ 監督 ボブ・ミショロウスキー 2002年
生物兵器をめぐってテロリスト集団(大勢)とNATO工作員(1名)が列車内で戦うお話。NATO工作員のジャック・クリストフ(ジャン=クロード・ヴァン・ダム)は、ガリーナ・コンスタンティン(ローラ・エレナ・ハリング)という女泥棒の護衛を命じられて彼女と共に大陸鉄道列車に乗る。が、実は彼女は生物兵器を盗み出していた。それを狙ってテロリスト集団が乗り込み、列車を乗っ取ろうとする。生物兵器の容器が割れて中身が漏れ出して、列車内の乗客は次々と発病。たいへんたいへん。でも大丈夫、不死身のジャックが列車の屋根で大暴れ、列車から落とされてもバイクで爆走、列車に飛び移り、テロリスト(複数)をやっつけ、暴走列車を切り離し、爆破寸前で全員を助けるからね。あれだけ強いパパを見れば、長年本当の職業を知らされずだまされていた家族も許してくれるでしょう。っていうか、どうして家族があの列車に乗り込んできてたのかがわからなかったよ。秘密の任務なのに。しかも、列車に乗ってから用心のためにコンパートメント変更してもらってたのに。もう1度見直す元気はないので、そのままにするけど。タイトルは「脱線」という意味。 

87 明日からどうするんだろう。 
邦題 スパイ・ゲーム 
原題 SPY GAME 
出演 ロバート・レッドフォード ブラッド・ピット キャサリン・マコーマック 監督 トニー・スコット 2001年
あと1日で退職予定のCIA職員が全資産と全コネを使って昔の部下を救うお話。私的な目的で中国の刑務所に潜入してつかまってしまったCIA工作員トム・ビショップ(ブラッド・ピット)を、アメリカ政府は、国際情勢と自国の都合のため見捨てることにした。彼の元上司で退職寸前のネイサン・ミュアー(ロバート・レッドフォード)は、トムを救うためにミッションをでっちあげるんだけど、軍の部隊まで動かしてしまって、あとあと大丈夫だったのかしらと気になってしまう。それに、退職後の生活のための資金を全部使ってしまったし。ビショップの私的な目的というのが、元々、ミュアーが原因を作ったようなものなので仕方がないかな。ロバート・レッドフォード、顔のシワがめっちゃ深いけど、それ以外は変わってない。渋さも出ていてかっこよかった。  

88 ジム・キャリーのサイコ野郎ドラマ。 
邦題 ケーブル・ガイ 
原題 THE CABLE GUY 
出演 ジム・キャリー マシュー・ブロデリック オーウェン・ウィルソン 監督 ベン・スティラー 1996年
変なケーブル会社工事人(偽)につきまとわれる男のお話。恋人と別れたスティーヴン(マシュー・ブロデリック)が、ケーブルテレビの工事人(ジム・キャリー)にちょっと友達ぽく接したとたんにつきまとわれてしまう。うんざりした彼が友達付き合いを断ると、今度は嫌がらせをされる。ケーブル・ガイはテレビが大好きだが、両親がTVに子守りをまかせて子供の彼を省みなかったため、人との付き合いができないのだった。スティーヴンの恋人に言い寄るいけすかない男でオーウェン・ウィルソンが出ていた。ジム・キャリーに、トイレで、便器に顔を突っ込まれ殴られ蹴られ乾燥機で火傷させられて重傷を負うさんざんな役。 

89 いろんな映像を思い出した。 
邦題 フィアー・ドット・コム 
原題 FEAR DOT COM 
出演 スティーヴン・ドーフ ナターシャ・マケルホーン スティーヴン・レイ ウド・キアー 監督 ウィリアム・マローン 2002年
呪いのビデオ、ならぬ、呪いのサイトのお話。連続怪死事件を調査していた刑事のマイク・ライリー(スティーヴン・ドーフ)とテリー・ヒューストン(ナターシャ・マケルホーン)は、死亡した人たちがインターネットで、同じサイト「フィアードットコム」を見ていた事を突き止める。そのサイトを見た者は48時間後に死ぬのだ。それも、恐怖にひきつった顔で。それは、アリスター(スティーヴン・レイ)が、誘拐した女を拷問の末に殺すところを見せるサイトで、そこには、以前の被害者ジーニーの姿が映っていた。みんな、サイトでジーニーの姿を見ると、とたんに幻覚に襲われ始める。自分が最も恐れているものの幻覚なので始末が悪い。マイクもサイトを見て幻覚に襲われる。テリーも見るけど、あまりひどい幻覚に襲われずに、サイトでジーニーが見せた不気味映像をヒントにアリスターを探し当てる。呪いによって48時間後に死ぬってところは「リング」を思い出した。それから、幻覚に現れる白いボールを持った少女(少女時代のジーニーだけど)や、暗闇から白いボールだけがポンポンと跳ねてくるところは、ずっと前に見たオムニバス映画「世にも怪奇な物語」の中の一つを思い出した。あれは怖かった。それから、ジーニーが見せた不気味映像は、どれも確かに不気味だったけど、同じような映像なら、Dir en greyってバンドのプロモビデオのほうが不気味だしかっこいい。最も怖かったのは、一人の被害者が見る恐怖の幻覚「ゴキブリの大群」。アメリカのゴキブリってでかい……。

90 逃がしすぎ。 
邦題 ジレンマ〜秒の追跡〜 
原題 DILEMMA 
出演 C・トーマス・ハウエル ダニー・トレホ ソフィア・シャイナス コートニー・ケインズ 監督 エリック・ラーセン 1997年
逃げ出した極悪犯を追いかけるが、骨髄が欲しいので殺すに殺せないお話。少女に骨髄移植をする事と引き換えに、死刑から終身刑に減刑されたサラザール(ダニー・トレホ)が、移送された病院で、仲間の手引きを受け逃亡。サラザールに仲間を殺された刑事のクイン(C・トーマス・ハウエル)は、逃亡する彼を射殺しようとするが、少女の命がかかっているから、と市民生活課のリディアに止められる。追跡するけど、何度も逃げられる。それって、別に、殺せないジレンマのせいじゃなくて、クインらの手際が悪いせいのような気がする。邦題の副題「〜秒の追跡〜」ってほとんど意味ない。ラストでは、無事に手術が成功した少女がベッドでニコニコしているけど、手術直後には見えなかったです。

91 最初から疑いの目で見たらイカン。 
邦題 アンダー・サスピション 
原題 UNDER SUSPICION 
出演 ジーン・ハックマン モーガン・フリーマン モニカ・ベルッチ トーマス・ジェーン 監督 スティーヴン・ホプキンス 2000年
警察だけでなく、妻にも、連続少女レイプ殺人犯と疑われている事を知った男が、腹いせに自白するお話。プエルトリコのサンファンで税務弁護士を営むヘンリー・ハースト(ジーン・ハックマン)は街の名士。彼が、この街で2件目の少女レイプ殺人の第一発見者となり、その供述があいまいだったことから、警察署長のベネゼー(モーガン・フリーマン)は、彼を疑い始める。で、供述の確認と称して署長室にハーストを呼び出して追求すると、次第に、ハーストの秘密が表に出てきてしまう。若く美しい妻シャンタル(モニカ・ベルッチ)との不仲、下町で娼婦を買っていること、妻の13歳の姪に下心を抱いている(と妻が思っている)ことなど。それでも頑強に無実を主張していたハーストだが、妻までもが疑っていることを知るに至り、ついに犯行を自白し始める。ところが……。もちろん、名優2人のやりとりは見所。ハーストのカツラとかベネゼーの2度の離婚とか、人が持っている虚栄心や嫉妬心が小道具やエピソードで細かく表現されていると思う。若い刑事オーエンス(トーマス・ジェーン)の暴走気味な熱さもいい。でも、いちばんよかったのは、モニカ・ベルッチの美貌、かな。最初に登場するシーンで、ドレスを着ようとしている背中とヒップがきれいでした。 

92 シートベルトをしよう。 
邦題 ランナウェイ・カー 
原題 RUNAWAY CAR 
出演 ジャッジ・ラインホールド ニーナ・シエマスコ ブライアン・フックス レオン 監督 ジャック・ショルダー 1996年
自動車がとにかく止まらなくなって爆走し続けるお話。看護師のジェニーは、修理工場に出していた自動車を受け取りに行き、ひょんなことからビジネスマンのエドと大学生、姉の赤ちゃんを乗せることになって走り始める。が、修理ミスで車が暴走。ブレーキはきかずアクセルは全開状態。走る凶器になってしまった。怖い。パトカーの警官ボウが並走してくれたり、警察が道路をあけたりしてくれるが車は止まらない。跳ね橋が上がったままだったり、その先の道路は渋滞していたり、もう大変。やっとガソリンがなくなってスピードが落ちてきてホッとしたら、前方は事故でスクールバスが道をふさいでいる。エドと大学生とジェニーとは、この暴走中に共感が生まれていて、2人はジェニーに全て任せる、と言い、ジェニーはスクールバスをよけて土手に飛び出す。車は横転するも3人はからくも無事だった。良かった良かった。シートベルトしていたほうが良かったんじゃないかと思うけど、助手席のエドは、別にフロントガラスを突き破った様子もなく、3人ともほとんど無傷みたいだった。

93 ミスター・ジングルズがかわいい。 
邦題 グリーン・マイル 
原題 THE GREEN MILE 
出演 トム・ハンクス デビッド・モース ボニー・ハント ジェームズ・クロムウェル ダグ・ハッチソン マイケル・クラーク・ダンカン 監督 フランク・ダラボン 1999年
善人には、この世界は耐え難い、というお話。1930年代のアメリカ。死刑囚として刑務所に送られてきたジョン・コーフィ(マイケル・クラーク・ダンカン)は実は無実で、さらに、病気を癒す不思議な力を持っていた。看守のポール(トム・ハンクス)らは、ジョンの純粋な心に触れ、彼の無実を知るが、どうしようもなく彼を死刑にする。原作が、6ヶ月間、毎月発売されたときにはせっせと買いに行き、読んで泣いた。レンタルで見て泣き、先日、TV放送を見て、また泣いた。   

94 今度はよくわかった。 
邦題 U-571 
原題 U-571 
出演 マシュー・マコノヒー ハーヴェイ・カイテル ビル・パクストン ジョン・ボン・ジョヴィ 監督 ジョナサン・モストウ 2000年
第2次大戦中の潜水艦のお話。ドイツの暗号機エニグマを奪うために、ドイツ軍潜水艦U-571に、友軍に偽装して近づいたアメリカ軍潜水艦が攻撃を受けて沈没。からくもU-571に乗り移ったアメリカ軍クルーは、敵艦であり、しかも航行不能のU-571で帰還をめざす。最初は映画館で見たのだけど、不覚にも寝てしまって、なぜ米軍人がドイツの潜水艦に乗り込むはめになったのかわからなかった。戦争話で潜水艦話は嫌いと言いながらも、ビデオでまた見て、ようやくわかった。後半は緊迫感があっておもしろかった。エニグマというのは「謎」という意味で、英国の作曲家エルガーの変奏曲36番「ENIGMA」から取られたらしい。この暗号を解いたのはチューリング・マシンの考案者、アラン・チューリング。  

95 恐怖と笑いは紙一重。 
邦題 ゴーストシップ 
原題 GHOST SHIP 
出演 ジュリアナ・マルグリース ガブリエル・バーン デズモンド・ハリントン ロン・エルダード アイザイア・ワシントン 監督 スティーブ・ベック 2002年
お宝満載の漂流船で、怖い目にあうお話。タグボートに乗り組むエップス(ジュリアナ・マルグリース)たちは、フェリマン(デズモンド・ハリントン)の話に乗って大型の漂流船に向かう。それは40年前に行方不明になったイタリアの豪華客船アンドレア・グラーザ号だった。船内には金塊がごっそりとあって、一同は大喜び。だけど、エップスは船内で少女の姿を見る。それは、40年前に虐殺された少女の亡霊で……。とにかく、最初の10分が怖い。ここを目を開けて見ていられれば、あとは乗り切れます。って、乗り切ってどうする。 

96 楽しい。 
邦題 ショウタイム 
原題 SHOWTIME 
出演 ロバート・デ・ニーロ エディ・マーフィ レネ・ルッソ ウィリアム・シャトナー フランキー・R・フェイズン 監督 トム・デイ 2002年
堅物の刑事と役者志望のおちゃらけた巡査が、TV局の刑事密着番組に起用されて大騒ぎしながら、犯罪者を逮捕するお話。TV局の密着番組企画に指名された刑事ミッチ(ロバート・デ・ニーロ)は嫌々引き受けるが、コンビとして起用された巡査のトレイ(エディ・マーフィ)は役者志望で、嬉々としてTV向けの刑事を演じる。警察官としての有能度とTV出演者としての能力が正反対なところがおもしろかった。ベテランがたくさん出て安心して見られる楽しいコメディです。ウィリアム・シャトナーが、本人の役として出て、二人に演技指導をします。カーク船長、(体が)丸くなっちゃったなあと思ったけど、「スター・トレック」を米TVで放映したのが1966年から1969年。もう30年以上前なんですねー。

97 成長はほろ苦い時もある。 
邦題 友へ 
原題 CHINGU 親旧 
出演 ユ・オソン チャン・ドンゴン ソ・テファ チョン・ウンテク キム・ボギョン 監督 クァク・キョンテク 2001年
境遇の違う4人の幼なじみの20年にわたる友情のお話。やくざの息子ジュンソク(ユ・オソン)、葬儀屋の息子ドンス(チャン・ドンゴン)、優等生のサンテク(ソ・テファ)、お調子者のジュンホ(チョン・ウンテク)の幼なじみの4人は、成長するとともに次第に離れた道を歩み始める。それでも、やくざのジュンソクと研究者か何かになろうとしているサンテクとが仲良くできたのは、道が全く違ったからなのだろうと思う。ジュンソクとドンスは、やくざとそのナンバー2という近い間柄だったがゆえに、最後には命のやりとりをするはめになる。   

98 宗教映画だったの……? 
邦題 メギド 
原題 MEGIDDO  THE OMEGA CODE 2 
出演 マイケル・ヨーク マイケル・ビーン 監督 ブライアン・トレンチャード=スミス 2001年
人間は神対悪魔の戦いのコマにすぎないというお話、だね。不思議な力をもつストーン(マイケル・ヨーク)が、世界を滅ぼそうとするのを、弟のデヴィッドが阻止しようとする。人類はまっぷたつに分かれてメギド(ハルマゲドンが行われるという遺跡)で戦う。ストーンは実はサタンで、最後にはその姿を現す。デヴィッドはそれにも立ち向かおうとするが倒されてしまう。けど、神の力が光となって地上を一閃すると、地上には光と平和が満ちてめでたしめでたし。サタンも神も、戦うなら人間をコマにしないでね、お願いします。原題の「THE OMEGA CODE 2」の「2」は、1999年「CODE:0000」(原題「THE OMEGA CODE」)の続編だからだそうです。 

99 あの鍵の必要性は? 
邦題 タイム・アフター・タイム 
原題 TIME AFTER TIME 
出演 マルコム・マクダウェル デヴィッド・ワーナー メアリー・スティーンバーゲン 監督 ニコラス・メイヤー 1979年
19世紀イギリスの実在の2人の人物が、タイムマシンで現代(映画が作られた1979年)に現れるお話。1893年ロンドン、H.G.ウエルズ(マルコム・マクダーウェル)は自分が発明したタイムマシンを友人たちに披露していたが、友人の一人ジョン(デヴィッド・ワーナー)は実は世間を騒がす連続殺人犯切り裂きジャックで、タイムマシンに乗って現代(1979年)に逃亡する。ウエルズも彼を追いかけ現代に。そこで知り合ったエイミー(メアリー・スティーンバーゲン)と恋に落ちるが、ジョンがタイムマシンのキーを狙ってエイミーを殺そうと迫る。ウエルズとタイムマシンと切り裂きジャックという設定がおもしろかった。時間移動が2年あたり1分かかるというのも妙にリアルでいい。ただ、現代においてサンフランシスコでウエルズ展をやっていて、タイムマシンが展示されていたからといって、1893年のロンドンを出発して1979年のサンフランシスコに到達するというのは有りなのかなあ。それと、タイムマシンのもう一つのキー。本体の外側についていて、それを抜くと、マシンは時間移動せず中に乗った人間だけがどこかわからない時間の果てに移動してしまうというキーだけど、なんで、そんなものつけたんだろう。まあ、最終的には、そのキーを抜いて切り裂きジャックを飛ばしてしまったので、役にたったというわけだけど。冒頭、ウエルズ自身が、タイムマシンにはオートリターン装置以外にも安全装置を組み込んであると言っていたのだから、悪人に乗っ取られた時のために作っておいたのかな。こんな事もあろうかと、って? それじゃ真田さんだ。原題は「時の後の時」ってことなのですか。つまり「未来」? 

100 ケビン・ベーコンの存在感。 
邦題 トレマーズ2 
原題 TREMORS2:AFTERSHOCKS 
出演 フレッド・ウォード マイケル・グロス ヘレン・シェイバー クリストファー・ガーティン 監督 S・S・ウィルソン 1995年
「ほぼ同映画」の22で感想を書いた「トレマーズ」の続編。グラボイズ騒ぎから5年後、一人でショボく駝鳥を飼って暮らすアル(フレッド・ウォード)にメキシコの油田会社からグラボイズが出たから退治してくれと依頼がくる。1匹につき5万ドルの報酬につられて出かけていくアル。万全の備えで向かったので、グラボイズ退治はおもしろいように進む。が、グラボイズも絶滅の危機に瀕したためか、種を保存しようと突然変異を起こす。巨大ミミズのようだったグラボイズは足の生えた小型恐竜タイプに変異。しかも1匹のグラボイズ第一世代が3匹の第二世代に増えて、アルたちを襲う。前作でアルの相棒だったバズは、どうやらあの地質学者の女性と結婚して幸せに暮らしているらしく登場しない。そのかわりアルが大活躍するけれど、やっぱりバズかなー。まあ、グラボイズたちから避難している最中に、目の前の女性が憧れのプレイメイトだったことがわかってアルも幸せになりそうだったからいいか。トレマーズ3もある。  
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