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ほぼ同 映画の感想 ページ12
注意:邦題と原題が同じ、または、ほぼ同じ映画の感想です。
ネタばれあります。
コレを読んで、その映画が見たくなるというような効果はありません。
感想の基準はもちろん『banbanの主観』です。

『言いたい「邦題」』は こちら
邦題で映画索引//不完全人物ノート俳優編監督編
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221 あー、終わっちゃったんだなー。 
邦題 スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 
原題 STAR WARS EPISODE 3/REVENGE OF THE SITH 
出演 ユアン・マクレガー(オビ・ワン) ヘイデン・クリステンセン(アナキン) ナタリー・ポートマン(パドメ) 監督 ジョージ・ルーカス 2005年
27年(かな? )のシリーズ完結(完結というか、ストーリーとしては真ん中だけど、最初から見てきた人にとっては、完結したなあっていう気分でしょ)という感慨がありました。エピソード4を初めて映画館で見た時の感動は忘れられませんよ。もちろん、映像的には1、2、3がすごいんだけど、でも、本物のスペースオペラを初めて大画面で見たっていうのは、また格別でした。で、今回のエピ3では、アナキンがとうとうダース・ベイダーになってしまうわけですが、愛情は切ないものですね。愛するものを失いたくないというアナキンの心の弱みをチクチクと突いてくるダース・シディアス、憎たらしいっす! おまけに、ヘイデン・クリステンセンの綺麗な顔が焼けただれてぇぇぇっ! 惜しい惜しすぎる。でも、ああならないとダース・ベイダーは誕生しないんで……(涙)。それにしても、エピ4、5、6のルークとレイアって、アナキンとパドメの子供なんですよね。美形の遺伝子は、あまり受け継がなかったのですね。ザンネン。まあ、4、5、6は痛快さが大事なので、あまり線の細い美形ばかりでないのが良かったと思いますけど。トリロジーBOX、また見ようっと。

222 ここでも弓引いてはる。
邦題 トロイ 
原題 TROY 
出演 ブラッド・ピット(アキレス) オーランド・ブルーム(パリス) エリック・バナ(ヘクトル) ショーン・ビーン(オデュッセウス) ダイアン・クルーガー(ヘレン) ローズ・バーン(プリセウス) ピーター・オトゥール(プリアモス) 監督 ウォルフガング・ペーターゼン 2004年
ギリシャ神話のトロイ戦争のお話です。ただし神々抜き。トロイとスパルタに和平条約が結ばれた日、トロイの弟王子パリスがスパルタ王妃ヘレンと恋に落ちて国に連れ帰ってしまいます。前々から難癖つけてトロイを攻めたかったギリシャは連合を組んで攻め込んできます。だが、トロイは難攻不落の城壁に守られた国。めちゃめちゃ強い戦士アキレスがギリシャ側につくかどうかが戦況のポイントでした。/トロイのプリアモス王も、兄王子ヘクトルも立派な戦士で政治家なのに、どうしてパリスの我がままを許しちゃうのか疑問。おんなたらしの王子と我がまま王妃のせいで滅びたトロイとトロイの国民は気の毒です。アキレスと戦って死んだヘクトルも気の毒だし、国と息子を失った王も気の毒。ヘクトルの遺体を引き取るために、深夜に1人でアキレスのもとにやってくる老いた父王…じんとしました。ブラッド・ピットが、なかなか筋肉ムキムキで良かったですが、パリスに矢をうたれて死ぬ時にプリセウスに、戦いばかりの人生に慰めをくれたからと感謝して死ぬところが、なんだか興醒めでした。まあ、史実はともかく、木馬にかくれて城内に入り込むなんてセコイ作戦に、アキレスが乗ると思わなかったので(それも、戦いから愛するプリセウスを助け出すため)、その時点でちょっとがっかりしたんですけどね。アキレスがそんなにもプリセウスを愛しているように見えなかったので。ひとつ告白します。これまで「トロイの木馬」って、トロイが作った木馬で、ギリシャに攻め込んだのだと思ってました。逆だったんですね。アホですみません。   

223 バイオレンスな映画って好きじゃないけど、なぜか見たかったの。 
邦題 シン・シティ 
原題 SIN CITY 
出演 ブルース・ウィリス(ハーティガン) ミッキー・ローク(マーヴ) クライヴ・オーウェン(ドワイト) ジェシカ・アルバ(ナンシー) イライジャ・ウッド(ケビン) ベニチオ・デル・トロ(ジャッキー・ボーイ) デヴォン・青木(ミホ) ジョシュ・ハートネット ロザリオ・ドーソン(ゲイル) 監督 ロバート・ロドリゲス 特別監督 クエンティン・タランティーノ 2005年
暴力の街シン・シティの3つの愛のお話、です。劇画調のモノクロ画面のおかげで見られましたけど、暴力シーンが多いです。グシャッ、ドカッ、ガスッって感じ。どの役者さんも妙な役で出ているところが良かった。ミホの殺陣も最高。 

224 とりあえず煙草はやめましょう。 
邦題 コンスタンティン 
原題 CONSTANTINE 
出演 キアヌ・リーブス(ジョン・コンスタンティン) レイチェル・ワイズ(アンジェラ/イザベル) シア・ラブーフ(チャズ) ティルダ・スウィントン(ガブリエル) 監督 フランシス・ローレンス 2005年
人間界を支配しようと、ルシファー(サタン)の息子ラモンが、神との紳士協定を破り人間界への侵入を企てている。それを感知したエクソシストのコンスタンティンが、霊感を持っているためにラモンに狙われている刑事アンジェラを守ろうとする。が、コンスタンティン自身は、肺ガンに冒され余命1年の身だ。/神と悪魔の綱引きが人間界を舞台に行われているらしい。大天使ガブリエルが嫉妬するほど、人間は神に愛されているらしい。宗教はわからないので置いといて、迷いなく悪魔祓いをするコンスタンティン、かっこいいよ。 

225 印象薄い。 
邦題 サスペクト・ゼロ 
原題 SUSPECT ZERO
出演 アーロン・エッカート(トム・マッケルウェイ) ベン・キングズレー(ベンジャミン・オライアン) キャリー=アン・モス(フラン) 監督 E・エリアス・マーヒッジ 2005年
犯人の不当逮捕で左遷されたFBI捜査官のマッケルウェイ。彼の赴任先で、不気味な連続殺人事件が起こる。しかも1人は、彼が逃がした連続殺人犯だった。調べると、他の被害者たちも実は連続殺人犯。容疑者にあがったベンジャミン・オライアンという男には、学生時代から固執する仮説があった。それは、全米を渡り歩きながら連続殺人を犯しているが手口もパターンもバラバラなため容疑を固められない1人の殺人者、サスペクト・ゼロが存在する、というものだった。/いろいろやってるわりには印象の薄い作品でした。最初にベンジャミンが目撃されたレストランで聞き込みをして、男の特徴は、と尋ねると、店の人はこぞって「よそ者としかわからなかった」と答えます。いやいやいや、あんなにツルッツルだったら特徴言えるでしょう。つまり、まあ、作品全体がそういう感じなわけでしょうかね。特徴があるのにどことは言えない……結局印象薄いってことになってしまうわけです。マッケルウェイの昔の恋人で仕事上のパートナーだったフランも、特にそういう設定でなくてもよかったような気がします。ラストのあと、結局マッケルウェイはどうなるんだろうなあ。その辺が全く示唆されずに終わりましたね。  

226 時間経過がわからない。 
邦題 ビッグ・バウンス 
原題 THE BIG BOUNCE 
出演 オーウェン・ウィルソン(ジャック) モーガン・フリーマン(ウォルター判事) サラ・フォスター(ナンシー) ゲイリー・シニーズ(リッチー) べべ・ニューワース(アリソン) 監督 ジョージ・アーミテージ 2004年
サギや住居侵入などの犯罪を繰り返しているジャックは、運気が下がってきたということでハワイにやってきて心機一転をはかる。が、そこでは、富豪のリッチーが地元住民の反対を押し切ってホテル建設を目論んでいた。ジャックが、リッチーの愛人ナンシーに近づくと、ナンシーが、リッチーの金を持ち逃げしようと持ちかけてくる。/サギ師と悪女と悪徳判事が、騙したりだまされたりするお話、らしい。けど、サギ師はあんまり悪事を考えていないように見える。クライマックスの時間経過がどうもよくわからなかった。何度も見たんだけど。ジャックが真相を知ったのが先か、ナンシーを出し抜いたのが先か……セリフや展開から考えると前者だけど、時間的に無理があるような気がするんですよね。んー、まあ、オーウェン・ウィルソンが見られたからいいか〜。タイトルは「大法螺」という意味らしい。事実、ラストで判事が手に入れたクルーザーの船名が日本語(しかも漢字)で「大法螺」って書いてあった。なんで漢字? 1969年「悪女のたわむれ」のリメイクのようです。たぶん、オリジナルのほうが、ナンシーの悪女っぷりがキマッテいると思う。 

227 希望がないなら仕事をくれ、ってとこがいい。 
邦題 フライト・オブ・フェニックス 
原題 FLIGHT OF THE PHOENIX 
出演 デニス・クエイド(フランク) ジョヴァンニ・リビシ(エリオット) タイリース・ギブソン(A.J) ミランダ・オットー(ケリー) 監督 ジョン・ムーア 2004年
モンゴルで油田開発をしていたチームが撤退。双発の輸送機に人員と廃材を乗せて飛び立つが、砂嵐に巻き込まれてゴビ砂漠に不時着。荷物は失われ医師は死亡、無線は壊れて機体は片側大破、水と食料は2週間分だが、救助隊の到着は望めない……その時、チームに居候していたエリオットがある提案をする。/というわけで、奇想天外な脱出を試みる一同の、仲間割れとか水の奪い合いとかエリオットの意外な正体とかが展開します。なかなか面白い。けど、エンディングでは助かった一同のその後の成功の様子などがスナップ写真風に映し出されてました。ジコチューなエリオットまで……ドラマ的にあれでいいのでしょうかね。私はてっきり、ラストの危機一髪劇で、彼はみんなを助けてお亡くなりになるのだなと思って見ていて大ハズレしました。1965年「飛べ! フェニックス」のリメイクだそうですが、新しいほうが上映時間が30分も短くなってますね。オリジナルも見てみたいかも。  

228 あんまり食べたくはないかもね。「爆発・○○団子」 
邦題 食神 
原題 THE KING OF COOKERY
出演 チャウ・シンチー(食神) カレン・モク(姉御) ン・マンタ(エリック) 監督 チャウ・シンチー 1996年
香港で食神レストランチェーンを経営する食神チャウ。驕った態度で人を見くだす男。だが、腹心エリックの裏切りにより一転奈落の底へ。裏路地を徘徊するチャウ。そこで出会った姉御フォウガイと新しい料理「爆発・小便団子」を作ったところ大当たり。勢いを駆ってエリックが立てた新食神との料理対決のため中国の料理学校に向かうが、そこは少林寺だった。そこで1ヶ月、少林寺十八鉄人たちに鍛えられたチャウは、料理対決の場に!/やっぱり少林寺ですよね。料理と少林寺。関係ありそうで全くないけどおもしろい。それにしても、「爆発・小便団子」って、いいんですか、そんなネーミングの料理……(2回も書いちゃいましたよ)。もうね、ミスター味っ子と美味しんぼと料理の鉄人が激しく入り乱れてるって感じです。料理を食べた時の審査員ミス・ナンシーのリアクション最高。「爆発・小便団子」(うあ。3回目)を食べた時のヤクザの親分のインナーワールド、気色わるっ。自分をかばって銃弾に倒れた姉御を想って泣き明かし、白髪になったチャウが、ちょっと坂本龍一っぽくて良かった。最後にハートマークの紙を投げるところもきまってました。    

229 小さい事からコツコツと。 
邦題 バタフライ・エフェクト 
原題 THE BUTTERFLY EFFECT 
出演 アシュトン・カッチャー(エヴァン) エイミー・スマート(ケイリー) ウィリアム・リー・スコット(トミー) エルデン・ヘンソン(レニー) 監督 エリック・ブレス 2004年
日記を読むことにより過去に戻る能力を持ったエヴァンが、少年時代の不幸な出来事を変えて現在を変えようとするお話。現在を変える目的は、ただひとつ、愛するケイリーを幸せにすること。それでも、ケイリーが幸せだと他の仲間のトミーやレニー、はたまた自分自身がめちゃめちゃ不幸だったりするので、なかなかうまくいかない。ケイリーの幸せを願うエヴァンが、最後にたどりついた結論が泣かせます。エンディングは秀逸。別エンディングというのもDVDに収録されていましたけど、本作品のハッピーエンドは、あのエンディングでいいのです。タイムトリップができるというすんごい能力を持つ男が主人公なのに、徹底したラブストーリーというところが良かったです。タイトルは、一羽の蝶の羽ばたきが波及して地球の裏側では竜巻となるかもしれない、というカオス理論(つまり、何が原因でどうなるかは誰にもわかんないよ、って事ですよね)の象徴らしい。確かに、過去をちょこっと変えるだけで現在にどんな影響が起きるかは、ちょっとわからないですよね。変えられるものなら変えたい過去のポイントってものは、誰にもあるとは思いますけど、変えたからって幸せな現在かどうかはわからない、と。  

230 どぴゅーーーん。コレが意外とスカッとした。 
邦題 フォーガットン 
原題 THE FORGOTTEN 
出演 ジュリアン・ムーア(テリー) ドミニク・ウェスト(アッシュ) ゲイリー・シニーズ(マンス医師) 監督 ジョセフ・ルーベン 2004年
ネタバレ……してるかも。最愛の息子を飛行機事故で亡くしたテリーは、14ヶ月たった今も泣き暮らし精神科医のマンス医師のカウンセリングに通う。が、ある日、夫もマンス医師も友人も、テリーに息子はいなかったと言い始め、写真もビデオもなくなってしまう。同じ事故で娘をなくしたはずのアッシュも、自分には娘はいないと言う。混乱するテリー。/という始まりです。まあ、これは予告編で見ましたよね。あとの展開は……どぴゅーん、です(DQNじゃなくて)。いや、まあ、このどぴゅーんは、意外とスカッとしましたけど、ストーリーは……つまりは、フェッセンデンの宇宙? タイトルは「忘れられたもの」というような意味ですかね。でもカタカナでフォーガットンって書かれても、ちょっとわからないっすよね。 

231 象さーーーーん! 
邦題 トム・ヤム・クン! 
原題 TOM−YUM−GOONG!  
出演 トニー・ジャー(カーム) ペットターイ・ウォンカムラオ(マーク巡査) ボンコット・コンマライ(プラー) 監督 プラッチャー・ピンゲーオ 2005年
奪われた象を取り戻すため、トニー・ジャーがシドニーで大暴れ、というお話。王に象を献上してきた由緒ある一族チャトゥラバートの末裔であるカームは、ベトナム人のジョニーに奪われた大切な象のポーヤイとその子のコーンを探しに単身オーストラリアのシドニーに赴く。そこでは、チャイニーズマフィアのローズが動物の密輸を行っていた。/で、アクションです。「マッハ!」のトニー・ジャーのアクション、良かったですよね〜。思いつく限りのアクションを試してみましたって感じでした。今回の「トム・ヤム・クン!」(←やっぱり「!」が付くのね)でも、いろいろな相手と戦ってくれます。でっかいヤツとか剣を持ったヤツとか、むちゃくちゃ多勢な相手とか。格闘技はド素人ですけど、今回、関節技が多かったような気がします。グキッとかグシャッとかボキッとか、音が怖かったです。そして、象さん。まさか、あんなことになっちゃうなんて〜。ひどいです〜。タイトルは……スープですよね。ワル者が経営する店の名前なんですけど、なんでタイトルになってるんでしょうかね。よくわかりません。それから、象を奪う悪党はベトナム人、象にあんなことしちゃったのはチャイニーズ、オーストラリア人の警官は悪徳警官、いい人はタイの人だけでした。 

232 絶対的権力は絶対的に腐敗する、って真理なのね 
邦題 ザ・インタープリター 
原題 THE INTERPRETER 
出演 ニコール・キッドマン(シルビア) ショーン・ペン(ケラー) アール・キャメロン(ズワーニ) 監督 シドニー・ポラック 2005年
復讐か赦しか、真に人間を救うのはどっちや、というお話。23年前に革命の英雄としてアフリカのマトボ共和国大統領となったが今では独裁者で国民の大量虐殺を疑われているズワーニ大統領が、国連で演説することになった。国連の通訳で、マトボの部族の言葉クー語を話すシルビアは、深夜の国連内で偶然ズワーニの暗殺計画を喋るクー語を聞いてしまう。シークレットサービスではシルビア自身が暗殺者ではと疑いつつ警備を固める。担当者はケラーだが、彼は、浮気性の妻を2週間前に交通事故で亡くしたばかり。妻はケラーのもとに戻るところだったが、その途中、浮気相手と一緒に事故にあったのだ。ケラーは亡き妻への愛と憎のあいだで揺れている。/ということで、昔英雄だっただけに、悪くなっちゃうとタチが悪いズワーニ大統領。しょうもないことを考えて国連にやってきて、シルビアの心を乱してしまいます。困りますね。シルビアが話すクー族の復讐と赦しの選択の儀式はなかなかすごいです。家族を殺した犯人の生殺与奪権を手にして、それを行使するかしないか。選択の結果は自分にもかえってくるのです。人間を、というか自分自身を救うのは復讐なのか赦しなのか。考えちゃいますね。

233 セリフどれも長いワ…。 
邦題 V フォー・ヴェンデッタ 
原題 V FOR VENDETTA 
出演 ナタリー・ポートマン(イヴィ) ヒューゴ・ウィービング(V) スティーヴン・レイ(フィンチ警視) スティーヴン・フライ(ゴードン) 監督 ジェームズ・マクティーグ 2005年
イデア(理念)は勝つ、というお話。原作はコミック。近未来。永久議長となったサトラーに独裁支配されるイギリス。マイノリティはことごとく否定され抑圧されている。11月5日、Vと名乗る仮面の男が自らの復讐と自由社会の復活のためにテロを起こす。/というわけで、偶然助けた女性の名がイヴィだと知り、「V」の字に執着するVは因縁を感じて、彼女と関わることになる。Vのイヴィへの自己紹介の長セリフが「V」で始まる単語でいっぱいだというので、英語の字幕を出して、せっせと聞きなおしてみたりしました。ほんと、「V」がいっぱい。国(政府)への忠誠を強要するところとか報道による世論操作とか、なんだか、この国(ワタシが生まれて育って、今も住んでいるこの国ね)の危うい行き先みたいで、ちょっとドキドキ。たしかに、国家の進む道は国民の責任かもしれません。Vの中の人、顔がまったくでない役をやるというのもすごいですね。ラストでちょっと映ったらしいですがわかりませんでした。丸刈りにされちゃうイヴィ、美人なうえに頭の形もきれい。Vがたった一人では、資金もいろいろな作業も難しいのではと思ったりしましたが、そんな野暮なことは気にしない。おもしろい作品でした。脚本・製作はウォシャウスキー兄弟。タイトルは「VはVENDETTAのV」で、VENDETTAは復讐。  

234 わからん。 
邦題 21グラム 
原題 21 GRAMS 
出演 ショーン・ペン(ポール) ナオミ・ワッツ(クリスティーナ) ベニチオ・デル・トロ(ジャック) 監督 アレハンドロ・ゴンザレス 2003年
移植した心臓がダメでやけくそ気味の男の自暴自棄な行動のお話……か? 重い心臓病で1ヶ月の命と宣告されたポールは、事故で死んだ男の心臓を移植して元気になる。が、やがて新しい心臓が合っていないと医者に言われる。再び余命が短いことを知ったポールはドナーの妻クリスティーナに接近する。/というわけですが、ポールさん、何を考えているのかよくわかりませんでした。事故を起こした男ジャックや、夫ばかりか子供たちも失ったクリスティーナ、ポールの子供をほしがる妻メアリーの行動は、まあわかるんですけどね。酸素ボンベを引きずりながらもトイレで隠れて煙草をすうってところからして、ポールがわかりません。移植後にも吸っていたし。それでも命は続く、というフレーズが印象に残りますけど、ポールは、あんまりそんなふうに考えていないみたいな気がします。いや……そんなふうに考えていようといまいと、それでも命は続いていく、ってことでしょうかね。タイトルは、人が死ぬと体重が21グラム減ると言われている、ということで。減った21グラムは、いったい何なのか、と。さて、何なのでしょうね。

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