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「乳がんは清水の風土病事件の真相」と題して地元で講演  2023年10月16日


6月からぼちぼちと配り始めた「乳がんは清水の風土病」事件関連の資料を読んで下さった市議からお招きを受けて、地元で初めて私の体験を伝える機会を得ました。

医療被害者ではない一般の人たちに理解してもらえるか少々心配しましたが、サポーター会議出席の皆様にあたたかく迎えていただき聴いていただくことができました。ありがとうございました。

講演レジメと、当日配布した元原告の久保山さんからのメッセージを掲載します。
 

講演レジメ
「乳がんは清水の風土病」事件の真相     2023年10月14日

・裁判を起こした理由―自分のことを知りたい 
    がんについて、「神のみぞ知る」としか答えてもらえない
    薬について、「奥さんに聞いて」
  提訴前、市政モニター―病院問題でレポート提出
    小坂医師宅で話し合い「神のみぞ知る云々ということは、神経質
               な人にはみんなこう言っている。
               今日も同じことを言った患者がいる。」
              「女房に聞いてくれればうまく答え
               てくれると思った」
    事務部長との話し合い「そんなひどい病院、私でも行かない」
・裁判―民事と刑事  民事は民間の紛争
           誰でも提訴(裁判を起こせる)
           原告と被告(立証責任は原告にあり)
・代理人とは―弁護士(裁判は本人でもできるが、法律の専門家
          である弁護士に依頼し、代理人になってもらう)
・竹下裁判の代理人  
    原告側―静岡の弁護士から東京の弁護士2人へ 弁護士被害
    被告側―高芝利仁弁護士1人 DNA鑑定において国のトップ
    (市側)  「戦没者遺骨のDNA鑑定連絡会議メンバー」
          「ヒトゲノム解析研究に関する検討委員」
           1人=秘密保持のためと思われる
           市側の意気込み―委任の経緯は?
           竹下裁判のキーポイント 意味するところ
           (他の裁判5件は同一、地元医師会顧問弁護士
            2又は3人)
・裁判とは、裁判所を説得する作業
・がんではない証明―ないものを証明―不可能
病院側ががんである証拠を次々と後出し―つぶす作業の連続  
     *ルポライター米本和広氏寄稿「判決の真実」要必読

竹下裁判からわかったこと
・名医どころか手術が下手―下手であればあるほど収入増
 「これほど下手な外科医が日本にいたことに驚いた」(近藤誠意見書)
・初診翌日の生検―証拠隠滅・がん標本登場の場面づくりだったか
・市や清水病院は人権意識ゼロ
・市は市民を守ってくれない―市民を守るどころか保身のみ

乳がん事件の検証が必要
 小坂医師を名医として暴走させた市や病院の体質(小坂医師1人の策とは
  考えにくい)
 蟻地獄状態
 女性が声を上げられないことに付け込んだ悪質な犯罪
  (「乳がん」そのものを黙っていたいし、母・妻・嫁・姑の立場で声を上げ
  られる人がいるだろうか)
 被害者が声を上げなければどうするつもりだったのか
 被害者の数―下手な手術の被害件数(数千)+家族
 がんではなく手術された件数(500?)+家族

◎清水病院は多くの被害者の上に成り立っていることを忘れないで下さい‼ 

参考記事:取材・文ルポライター米本和広氏
  ・月刊『いのちジャーナル』1998年11月号(P.6~14)
  ・      同上        12月号(P.14~26)
  ・      同上    1999年2月号(P.78~81)
  ・別冊宝島『病院に殺される!』1999年(P.82~97)
  ・別冊宝島『病院に殺される!』文庫版2000年(P.134~171)
   (文庫化に際し追記されているため、HPには文庫版を掲載)
  ・月刊現代『虚像の名医』2002年1月号(P.273~284)

*会のホームページに全文掲載しています 
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元原告久保山さんからのメッセージ
手術はいやだいやだと泣いていましたが、子供が二人いるので手術に応じたと思います。
強烈な脱毛、吐き気、病室へ来た看護師さんが急いで点滴を持ち去りました。

  平成元年8月17日
抗がん剤MMC 10mgV

  平成元年8月24日
抗がん剤MMC 10mgV

  平成元年8月30日
濃厚赤血球 2パック  
新鮮血2パック  
血小板30人分

  平成元年9月1日
新鮮血2パック  
血小板30人分

小坂はどうしていいかわからない、どうしていいかわからないを繰り返すだけ。
小坂に勉強しろと言いました。

私が裁判をすると誰にも話していないのに、裁判をやめろと高圧的に言ってきた人と、できるなら裁判をしないで下さいと丁寧に言ってきた人がいた。
私がいい病院を選べなかった事が一番悪かったと思うしかない。

抗がん剤投与と血小板新鮮血、濃厚赤血球では相反する働きです。
血液の基本的な検査方法がわかっていない。

こんなやり方では何百回も失敗を繰り返す。
知り合いの市役所幹部職員と清水病院の職員に裁判をやると言ったら、2人からしっかりやって下さいと励まされた。

苦しい苦しいお父さん助けて
危険だから抗がん剤はくれてませんよ
大量のMMCは何だ
基本的な治療ができてないではないか

                 2023年10月2日 久保山 甲三
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                    竹下勇子(2023年10月16日)

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