檜のおもちゃ
水に強く、匂いの良い檜(桧・ヒノキ)という木の
間伐材や端材で作っています。
以前、檜の端材があるので
「なにか良い活用法はないか?」と相談を受けました。
檜と聞いて浮かんだのは、
「檜の家」「檜舞台」「檜の柱」・・・・
そして
「桧風呂」
お風呂のおもちゃを檜でできないかなと思いました。
ラッコの親子
僕はラッコです。
でこぼこのおじさんが作ってくれました。
おじさんは檜の端材をなにかに利用できないかと考えていました。
桧と言えば、桧風呂!
そうだお風呂のおもちゃを作ろう!
そして僕を作ってくれました。
僕が一人きりで浮かんでいると、
淋しがり屋のおじさんは僕に同情してくれました。
そこで、お友達のラッコを作ってくれました。
僕は嬉しくって、嬉しくって
一緒にぷかぷか浮かんで遊んだよ。
疲れたので、お友達の上に乗せてもらったよ。
そしたら !!
あれあれ ??
やっぱり なかよしだね
ワニの親子
それからおじさんはワニ君も作ったんだよ。
今度は最初から親子で作ったんだ。
一緒に泳いだり、東京タワーゴッコしたり、いっぱい遊んであげたんだよ。
でも、この子は甘えん坊のワニ君みたいだね。
お母さんの口の中で守られているんだよ。
そこで、お母さんが、「甘えん坊は知らない」って、行っちゃうと、
しっぽにくっついてついて行っちゃうんだよ。
お母さんは逃げて逃げ出したよ。
お風呂の壁に突き当たって、どこにも逃げられなくなっちゃったんだ。
そこでお母さんワニは
お風呂の壁に登ったよ。
そしたら !!
あれれれ ??
壁にピタッてくっついちゃったんだよ。
これは表面張力って言うんだね。
これはおもしろい!
この力を使って面白いものができないかな?
ウサギとカメ
そうだ!
ウサギとカメの話にしよう!
ウサギが休んでいる間(浴槽の壁にくっつける)に
亀が先に行ってしまう。
といって、檜のおもちゃシリーズができました。
この『ウサギとカメ』は、底が平らになっているため、
水をつけて平らな面にくっつけると、
あら不思議!浴槽の側面でも落っこちないでくっついています。
うさぎ君
なんで落っこちないの?
それはね!
表面張力だよ。
ぜひ、お風呂で「ウサギとカメ」ワールドを楽しんでくださいね。
ウサギとカメの教訓
大人の方へ
「ウサギとカメ」は子ども向けのお話と思われていますが、
大人の私たちにも生きるヒント・子育てのアイデアを与えてくれています。
ウサギが負けて何故カメが勝ったのか?
それは、目標の違いがあるからだともいわれています。
ウサギは単にカメに勝てば良いとだけ思っていたので、
カメを抜いた時点で油断してしまった。
カメはあの山のふもとまで行くことを目標としていたので、
最後まであきらめずに走った。
子育てもにも言えるかもしれません。
その場その場の「○○ができた。」「××ができない。」に
とらわれることのないように子どもを見つめ育て上げていきたいものですね。(T)
“運動会がんばったで賞”のプレゼントに
小さい子達のイベントに運動会があります。
運動会の敢闘賞のお土産にひとついかがでしょうか?
今日一日、子供も大人も頑張って家に帰ってのお風呂は
きっと今日の健闘をたたえ合う親子団らんのひとときでしょう。
そんな時にリラックスできる檜の匂いをかいで、
汗を流すことはなによりの至極のひとときと思います。
そしてそんな時にウサギとカメの話を語ってあげたら何よりと思いませんか?
それも、実際に手にとって分かる人形劇として!
このウサギとカメは底が平らになっています。
平らになっているところがあれば、底に水をつけてみて貼り付けてください。
あら不思議!浴槽の側面でも落っこちないで、くっついてしまいます。
ウサギが休んでいる間に亀が追い越すというシーンも出来ますね。
決して「表面張力なんだよ」なんて教えなくても良いですよ。
「なんでくっつくの?」という疑問には
「ホントだ、不思議だねぇ!」ぐらいで良いと思います。
大きくなって理科で習ったときに、
(昔お風呂で不思議だったなあ)と思ったことは、
このことだったのかと気づくかもしれません。
そんな体験をこのおもちゃはできると思います。
「うさぎとかめ」のおはなしにとらわれなくてもいいですよ。
泳ぎの競争をしても面白いかもしれません。
泳ぎの得意なカメは途中の島で昼寝をして
ウサギに追い抜かれてしまうかもしれませんね。
島は、タオルに空気を入れてふくらませて作ってあげても面白いですね。
みんないろいろ得意なことや自慢できることは違うのですよね。
かくれんぼしたり、鬼ごっこしたり、乗せっこしたりして好きなように楽しんでくださいね。
「カメとウサギ」の人形劇台本案
いち・にい・さん よんしょ
いち・にい・さん よんしょ
♪おいけの そばの ちいさな おやま
ウサギと カメが すんでいた
いち・にい・さん ぴよーん
いち・にい・さん ぴよーん
おっとっとっと
あれー!
石ころかと思ったらカメ君だったのか!
ねえ、カメ君はこんなところで何しているの?
お池のそばで甲羅干しだよ。
甲羅干しって?
お日様に甲羅をあてているんだよ。
カルシュームはお日様にあたってこそ丈夫になるんだよ。
それより、一緒にさんぽに行こう
背中に乗せてくれるならいっても良いよ。
いいともいいとも
それじゃあ行くよ!
いち・にい・さん ぴよーん
いち・にい・さん ぴよーん
ワー落っこちた
ごめんごめん
もう良いよ。自分で歩くよ。
カメ君は遅いからなあ!
それなら競争をしてみようよ。
あの山の上まで行って、戻ってくるんだよ。
うん、山の上まで行って、戻ってくるんだね。
よーい!どん!
いち・にい・さん ぴよーん
いち・にい・さん ぴよーん
ウサギ君は早いなあ!
まあいいや、僕は僕のペースで行こう!
いち・にい・さん よんしょ
いち・にい・さん よんしょ
♪ウサギが ぴょんぴょん はしりだし
カメは のっそり あるきだす
いち・にい・さん ぴよーん
いち・にい・さん ぴよーん
あっ池だ!
僕は水が苦手だから、
いち・にい・さん・ぴよーんと飛び跳ねていこう!
この坂を登ってしまえばすぐ頂上だ!
いち・にい・さん ぴよーん ずるっ!
いち・にい・さん ぴよーん ずるっ!
あれっ?なかなか登れないなあ!
カメ君は??
まだ池の傍だからちょっと昼寝でもしよう!
いち・にい・さん よんしょ
いち・にい・さん よんしょ
♪おいけの そばの ちいさな おやま
ウサギと カメは どうなった?
あれっ?
こんなところでウサギ君が寝ているぞ。
今のうちに・・・
いち・にい・さん よんしょ
いち・にい・さん よんしょ
♪ウサギは グウグウ ねむってる
カメは そのまに おいこした
あと、もう少しだ。
この坂を登ってしまえばすぐ頂上だ!
いち・にい・さん よんしょ ずるっ!
いち・にい・さん よんしょ ずるっ!
あ〜〜〜〜〜〜
池の中に落っこちた!
いち・にい・さん ぺたん
いち・にい・さん ぺたん
あっ!今度は落っこちないぞ!
あーあ、よく寝た!
あれっ?カメ君は?
もうあんなところに居る!
まだ間に合うぞ
いち・にい・さん ぴよーん ずるっ!
いち・にい・さん ぴよーん ずるっ!
やっぱり滑ってしまう!
カメ君、どうやって登ったの?
僕もよくわかんないけど、池に落っこちたら登れたよ。
池に入らなければいけないの?
そうだよ。
水の中も気持ちが良いよ。
ウサギ君も頑張ってみなよ。
そうだね、頑張ってみるよ。
いち、にのドボーン!
いち・にい・さん ぺたっ!
いち・にい・さん ぺたっ!
ほんとに滑らないや!
やったー!僕が一等だ
カメ君ありがとう!
ど・どういたしまして!
いち・にい・さん よんしょ
やっぱり山の上は気持ちが良いね!
やっぱり一等は気持ちが良いね!
♪おいけの そばの ちいさな おやま
ウサギと カメの 競争だ
かあ・かあ!
あっ、もうカラスが鳴く頃だ!
早くおうちに帰らないと
カメ君お先に失礼!
いち・にい・さん ぺたん
いち・にい・さん ぺたん
あれっ?
ウサギ君は遅いなあ!
あんなスピードじゃあ、日が暮れてしまうよ。
♪ウサギは ぺったん 坂下る
カメは 甲羅で すべってく
ウサギ君お先に失礼・・・!
これで、「カメとウサギ」の人形劇はおしまいです。
どっちが早かったのかな?
檜の「ぞうくんのさんぽ」
41ミリの厚さの檜で作った「ぞうくんのさんぽ」です。
でも、この檜の組木は池になる枠がありません。
なぜならば、
水に強い檜なので、池は桶やタライを使って本当に落っことすことができます。
プール開きのおたのしみ会や公演なんかに良いと思いませんか?!
檜のおもちゃの注意事項
・お肌に合わない場合は、ご使用をおやめ下さい。
・使用後は水気を切り、風通しの良い日影で乾かし、繰り返しお使い下さい。
・ヤニがにじんでくることがありますが、人体には害はありません。
・木口の切断面のがさがさは、針葉樹の特徴です。
・同じ檜でも匂いの強さや色や重さが違います。