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会報 No.02-2000/04/10

 平成12年3月4日付要望書に対し、4月5日、市と病院の考え方として、回答を電話で受け、4月8日、世話人会で協議しました。

 その結果「要望書その2」を発送し、再度、市と病院に対し働きかけを続けることにしましたので、ご報告いたします。なを第1回会合を4月15日に予定しておりますが以前お伝えしたとおり被害者のみお集まりください。

   今後共一人でも多くの方々に会に加わっていただき、会の目的を達成できますよう、ご協力お願い申し上げます。

要望書 その2

  「平成十二年三月四日付要望書に対する四月五日電話にての回答に対し、以下のごとく要望しますので、よろしくお願いいたします」

清水市長        宮城島弘正殿
清水市立病院長   石原直毅殿

平成十二年四月十日

清水市立病院から被害をなくしより良い病院にする会

要望主旨

 平成十二年三月四日付配達証明付で、市長と院長に送付した会の要望書に対する、病院側の回答として、回答期限の四月五日夕方、電話にて(文書では出されない由)報告を受けました。

 鉄事務部長様が読み上げた内容を竹下(代表者)が書き留め、当方にて文書にし、翌四月六日、電話にて竹下が読み上げ、鉄事務部長様に内容の確認をしていただきました。

 尚、清水市としても同じ考え方である旨、秘書課の飯沼様、先の鉄事務部長様に、電話にて確認しました。回答は以下のとおりです。


回答

 当院からの被害者として、その対応を求められておりますが、これについては現在裁判中であり、当方の認識と異なっております。また当病院に関して、個々の疑問や相談等につきましては、その都度対応しており、今後も行ってまいります。

平成十二年四月五日

清水市としての考え方
清水市立病院としての考え方

事務部長 鉄 宏治


市および病院の回答に対する会としての考え方は以下のとおりです。

(一)私たちの会は、裁判の原告団の組織ではありません。原告との交渉の場を、要望しているわけでもありません。

(二)病院の医療に不信感をもっている人たちや、より良い病院になって欲しいと願っている人たちの会です。ちなみに四月五日現在、会員は四十八名です。

(三)会は、病院に対する裁判をこれ以上増やして欲しくないと願っています。そのために、病院に不信感をもっている人たちと病院との、意見交換の場をもちたいと考えています。病院内に、病院とは独立した公正で開かれた組織があって、そこで疑問や相談を受け付けるなら、あえて意見交換の場を設けることなど要求はしません。市や病院の回答は、文句があるなら裁判に訴えろと言っているに等しいと思われます。

(四)個々の疑問や相談に、その都度対応していると答えていますが、それは当事者同士(患者と担当医、担当医でなければ医療に詳しくない事務系の取次ぎ人)にすぎず、開かれたものになっていません。現状は個別対応(当事者外には秘密)の示談や話し合いで終わっています。担当医に専門知識を振りかざされれば、患者は知識がないので、それがたとえ嘘であっても、また不満や疑問があっても引き下がるしかないのが現状です。それゆえに会発足式に、七十一名もの人が参加したのです。

(五)今回、文書での回答を避けたこと自体、市や病院の誠意を疑わざるを得ません。 つきましては、患者(被害者)の声をきく機関の設置を要望し、その準備として、患者(被害者)との打ち合わせの機会をつくっていただけることを、再度お願い申し上げます。

 配達証明付で、この一文を送付いたしますので、五月十日までに必ず文書にてお答えください。 『清水市立病院から被害をなくし より良い病院にする会』の第二回会合は五月二十日に予定しています。回答内容については、そこで検討いたします。

平成十二年四月十日

清水市立病院から被害をなくしより良い病院にする会
代表 竹下 勇子

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