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会報 No.05-2001/02/09

なぜか請求がこない医療費

 平成11年9月、清水市立病院で受けた医療に納得いかないため医療費を支払わず入院中逃げ出した元患者に対して、病院からその後3ヶ月間請求が郵送されてきました。ただし金額が書かれているのみで、明細が書かれていませんでした。それから6ヵ月後、病院の職員と名乗る人から請求の電話がきました。元患者は支払わない理由(治療に納得できない)を説明。その後、その職員から病院職員に話が伝わり、病院長と主治医を交えての話し合いになりました。

 元患者に対し病院長は開口一番「こんな恐ろしい病院にわざわざ来ていただいて申し訳なかった」と一礼。結局、元患者側の納得いく説明を得られずじまいとなり、今だ当時の医療費の請求がきていません。


*病院の未収金について*
平成9年度清水市病院事業会計
決算審査意見書89ページより

清水市立病院で受けた不快な体験

ケース11

外科。乳がん手術後、入院していた人たちがそれぞれ出されていた薬(経口抗がん剤)が違って(メーカー)いた。金額が少しづつ違うので「高い人は悪いのかね」と話し合っていた。

ケース12

外科。乳がん手術後9年目の患者が入退院を繰り返していた。彼女は20種類以上の薬を飲みつづけ、その後亡くなった。

ケース13

外科。60代女性。肝臓の検査をすすめられ、ことわる理由として「お金がないから」と言ったら、いきなりホスピスの話をきかされショックを受けた。

ケース14

外科。静岡で健康診断を受け、「清水に住んでいるから」という理由だけで清水市立病院を紹介された。「一日入院で生検」。生検直後「がんです」と言われ帰宅できず、そのまま長期入院。

ケース15

外科。中学2年生。乳汁分泌を心配し親子で市立病院へ。検査途中で不信を抱き別病院へ。そこの医師から詳しい説明を受け大感激。市立病院で生検の予約が入っていたため、そのまま行っていたら切られるところだった。

ケース16

外科。「大腸がんで3ヶ月しかもたない」と言われ静岡の病院へ。がんだったけどひどいものではなく3ヶ月たっても元気そのもの。その人のお姉さん(乳がん手術体験者)も不信を抱き、静岡の病院へ逃げ出した。

ケース17

泌尿器科。市内高校運動部の男子生徒。血尿が出て市立病院へ。CT、エコーをやり、翌日尿道に管を通す検査をやった。初診の日に薬が2週間分、翌日検査が終ったらまた同じ薬が2週間分出されていた。

ケース18

外科。乳がん手術患者が外科病棟からあふれ、小児病棟、整外病棟まで入っていた。

ケース19

胆石手術で入院中の患者に大腸ファイバーの検査。60、70歳代で検査をやればポリープがひとつやふたつあって当たり前。それが見つかれば鬼の首をとったかのごとく「すぐに切りましょう」脅迫である。

ケース20

40代男性。突然足が動かなくなり、かかりつけ医に連絡。往診して目の前でいきなり市立病院へ入院依頼の電話。夫婦で顔を見合わせ何も言い出せなかった。病院を選べなかった。いい病院になってもらわないと困る。

(次回へつづく)皆様から寄せられた体験談を順次掲載する予定です。

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