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会報 No.10-2002/02/05

重野院長に会ってきました。

 今回は「要望書その4」(平成13年7月26日付)に対する病院からの回答を受けて話し合いが実現したものです。平成13年12月4日(火)18時から21時過ぎまで、重野院長と、会を代表して竹下・野村・富田の3名が出席しました。重野院長は 日常業務後の夕刻にもかかわらず、3時間もの時間を割いて下さり、終始穏やかな雰囲気で話し合うことができました。

 話し合いに先立って、会員のみなさまから寄せられたアンケートの集計結果(通信No.9に添付・要望書に対する病院からの回答を受けて)を、重野院長にお渡ししました。その折りに、アンケートに回答して下さった会員たちは「被害者」だけではなく、一般市民も多いこと、清水市立病院を良くしていくためにひじょうに素晴らしい意見がたくさん出されていることを伝え、ぜひお読みになっていただきたいとお願いしました。

 話し合いに入って、会が、傍聴や委員参加を要望している「清水市立病院懇話会」について、その位置付けを伺ったところ、年に2回ぐらい有識者の方々から、病院を良くするためのご意見をいただき、病院側からは、そのためにどういった努力をしているかということを説明しているということでした。諸々の事情によって非公開であり、委員たちは発足時から今のメンバーで構成されているということでした。会からの委員参加については、懇話会の設立の経緯もあり、無理ではないかということでした。しかし、会からの意見については直接、言って欲しいとおっしゃっていました。

 その後の話し合いの中で、重野院長は、物静かな口調の中にも今後の病院改革などについてなみなみならぬご決意をおもちで、日本と在住されていたアメリカの医療との比較のお話をして下さいました。今までの日本の医療は「3分診療」・「たくさんの薬」・「たくさんの検査」など異常であり、これからはもっと変わっていくべきだし、今が過渡期であるとのことでした。医者と患者が「一緒に病気を治していく」という関係が大事なのではないでしょうかともおっしゃっていました。

 清水市立病院の中では、かつてあったようなことを繰り返さないように、また職員たちに対しては「何が起きても、何も隠さないように」と繰り返し話しているとおっしゃっていました。

 そこで会員からのアンケートの中から、平成13年4月に起きた鈴木さんの事故についてのご意見を伺いました。ご家族は、再発防止のためにも、どうしてこうなったのか、何が起きたのか、納得のいく説明をして欲しく、主治医との話し合いを再三要望してきました。にもかかわらず、なぜ実現されなかったのかという問いに対して重野院長は、説明はされていると思う、とお答えになりましたが、実際には主治医からの説明は、いまだに実現されず、家族には伝わっていません。

 話し合いをとおして「これから」についての重野院長の熱い思いはじゅうぶん伝わってきました。そして、私たちからの「身近な地元の病院だからこそ、過去を反省し、良くなって欲しい」との気持ちも伝わったと思います。

 最後に、会の名前から「被害」をとって欲しいという宿題を出されました。

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