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資料

第6回 清水市立病院懇話会議事録(2)

 4. 増改築について
 (病院当局)   工事につきましては、3月1日の増築棟引渡しに向け順調に進んでおり、4月1日開院準備の為、診療機器等の移動を3月29日から31日まで行う予定でおります。これに伴いまして、3月29日(金)の外来診療につきましては、全科休診となります。また、増築棟完成記念式典につきまして、増築棟の開院に合わせ、4月1日に行うことも考えましたが、通常どおり外来診療を行うことから、患者さんの迷惑にならないよう休診となる3月29日に診療機器の移動前に多少時間を設け行うこととなりましたので委員の皆様方にも是非出席していただきたいと思います。
 増築棟の完成により、透析が14床から40床となりますが、平成14年度はスタッフの増員を検討する中、30床で当面運営していきたいと考えております。  
  次に外来につきまして、当初計画では1日1000人の外来患者を想定して建築されていますが、現状1日平均1400人以上の外来患者数となっております。これにつきましては、先程の病診連携にも関係あることですが、慢性期の患者さんについては、なるべく地域の開業医へ逆紹介を行い、逆に急性期の患者さんを当院に紹介していただくという連携がうまく取れれば一番良いのですが、幾つかの診療所に受診されている患者さんや当院で診なければならない患者さんもおりますので、そういった患者さんのために外来の拡充を行います。内容としましては、内科・整形外科・外科等の診察室を計6室増やすことになります。  また、内視鏡につきましては、上部・下部専用の内視鏡室とに分ける等の充実を図ります。さらに、目の不自由な方の為に音声案内装置を設け、トイレや受付がわかるようにし院内でなるべく不自由しないような工夫をいたします。
 増築棟の完成により、来年度から既存棟の改築に入ることになります。既存棟においては、救急の拡充、日帰り手術の増加等に対応するため手術室の充実、手術室待合の整備、回復期リハビリ病棟への改築、各病棟に1室病状説明の部屋の整備しインフォームド・コンセントの充実を行うことになります。  回復期リハビリ病棟につきましては、年度途中での開院を目指しておりますので、それに合わせ理学療法士2人の平成14年採用が決まっております。又、作業療法士につきましても、来年度採用試験を実施する予定となっております。

  (委 員)  増改築については、経過報告ということですね。

  5.その他
  (委 員)  回復期リハビリ病棟につきましては、伊豆まで行くのも大変であり地域の要望も強いと思いますので、なるべく早く開院していただきたいと思います。  
  次に、私は今までに2人から清水市立病院に対し裁判を考えたという患者さんから相談を受けたことがあります。1人目の人は、7〜8年前でしたが、もう1人はつい最近相談を受けました。その人は、訴えたくても、その医者がもういないので、どこに訴えていいのか分からないと言ってきました。これからは、リスクマネージャーを進めていく中で、情報の共有化や医療事故の迅速な公開を進めていってもらいたいと思います。  

  (委 員)  その人の具体的な訴えは、どのようなことでしたか。

  (委 員)  開業医では、手術不要と言われたが、市立病院の医師の勧めで手術を行ったところ、体が不自由になったので、元の体に戻してくれということでした。また、私の知らないところで保険が生活保護に切り替わっていたという、少し理解に苦しむようなことも言っていました。

  (病院当局)  全般的な話ですが、インフォームド・コンセントやセカンドオピニオンを受け、危険性等について充分な説明がなされ、患者さんの同意の上であるのなら、患者さんにも責任の一端、つまりは自己責任があるのではないでしょうか。一方的に言われると病院が悪くなってしまう。何処までが病院の責任なのかといった思いもある。  
  これからは、患者の自己責任も問われる時代になってくる。患者さんも不満・疑問等があれば投げかけてもらいたいし、我々も応える準備は出来ています。

  (委 員)  病院側に説明の機会を求めてもいいと思う。ただ、個人だと言いくるめられてしまう可能性があるので、その場合は誰かに立ち会ってもらうことが必要になってくる。問題は、その説明が正しいかどうかということになる。  
  手術を決定したときにインフォームド・コンセントがしっかり行われたかどうかは、その当時行われていたとしても、手術の結果が良くなかったために、インフォームド・コンセントがなされなかったと翻ってしまうことがある。ただ、説明の課程が充分ではなかったかもしれないし、充分説明はしていたけれどもあの方法ではやっぱり嫌だったとか、うまくいくはずであったということもあるだろうし、そこに行き違いが生じたのであれば、今まではそこで訴訟ということになっていたのが、説明をする機会を設けることで、行き違いや思い等の心の問題を解決できるようになるのではないか。

  (委 員)  その方にお会いする機会があれば、病院に相談・説明を求めるように話をさせていただきます。なお、その方がおっしゃるには、2〜3年前の出来事だそうです。

  (病院当局)  情報開示を行っておりますので、病院は説明を求められれば必ず応える体制が整っていることをアピールしていただければと思います。  通院している患者さんであれば、担当医に相談していただくのが一番早いと思いますが、現在通院していない患者さんについては、どのような形でも病院に相談をして下されば対応させていただきます。  

  (委 員)  このケースの場合、一番難しいのは、元の体に戻してくれという訴えであるが、手術をしなければこの様にならなかったと思ったときに、元に戻してほしいが、元には戻らないどうしてくれるのだといったことがスタートになってしまう。やはり最初の説明及び患者の意思決定が重要ということになってくる。

  (病院当局)  結局は、問題が起きた時によく話し合っていくしかないのかもしれません。 セカンドオピニオンも進んでおり我々も努力していますが、その一方で患者さん側 にも遠慮している部分があり、思うようには進んでいないのが実情だと思います。    
  また、セカンドオピニオンを行い、2人の医師の意見が極端に違うこともないのでしょうが、全く同じになることもまずないと思います。その結果を受け、どちらかを患者さん自身が納得の上で選ぶことになるわけですから、そのことについて理解していただけたらと思います。

  (委 員)  二股をかけている患者さんは実際に多いようで、両方の医師に義理を感じ、こっそりかかっているようです。  セカンドオピニオンも患者にしてみれば、主治医に迷惑をかけることになると思っているのでしょうね。

  (病院当局)  徐々に浸透していくことになるのでしょう。

  (委 員)  目指す方向は間違わないように一歩一歩進めていってもらいたいと思います。  

  (病院当局)  昔は、医者の言うことは絶対という時代があったが、時代も変わり、また、医療の過渡期でもあることから、患者さんも戸惑っているように感じています。
 これからは、患者も医師も変わっていかなければならず、患者さんにも自己責任を感じていただきたいし、双方努力して良い医師、良い患者になっていかないとならないと思っています。  

  (委 員)  相談窓口を用意して、患者さんが相談とか説明を求めやすい体制作りをお願いしたいと思います。

  (18:37終了)  
  次回開催日程について 6月頃として後日調整する。

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