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資料●総会で出された声―より良い病院にするための提言 平成13年6月30日に開かれた第1回総会で、会員から出された声です。 Aさん・院長の議会での所信表明について、過去の被害者たちは「今さら聞いてどうなるの」と言っています。過去にどういうことがあったのか、どこが悪いのか、どこに問題があったのかわからないと前に進めないはずです。問題をひとつずつ拾い上げないと改善に向けて進む事はできないと思います。ひとりの被害者の話を、医師・看護婦・技師・病院職員たちが聞いて下さるだけでも勉強になるはずです。 Bさん・でも、被害者が外に向かって出られない(知られたくない)、言いたくても言えない現実もわかって欲しいのです。 Cさん・医療被害者の大変さは、最初にかかった病院で何かある(例えば後遺症)と、次の病院で診てもらえない現実があります。本人は後遺症を少しでも改善したいと思うのですが、責任問題がからむこともあり、他の病院で診てもらうことは、現実には不可能に近い状態です。だから最初に責任をもって、しっかり診て欲しいのです。 Dさん・患者が病院に望むことは、いい医者を連れてきて欲しいことです。こころがない医者では困ります。被害者を出していた医者がいなくなったからといって、問題は解決したとは思えません。院長・副院長を替えて、いい病院になりましたでは被害者たちは納得できません。過去が問われないのはおかしなことです。 Eさん・病院側が、被害者の存在をいっさい認めていないのは納得できないことです。裁判と被害者の存在は別の問題です。 Fさん・『乳がんの名医』として毎年病院で講演会を開き、健診をすすめてきた副院長がなぜ辞めたのでしょうか、院長がなぜ辞めたのでしょうか。院長や副院長を信頼していた患者たちは戸惑っています。 Gさん・信頼してかかった病院で、ミス(出産時の切り過ぎ)がどうして起きたのでしょうか。そしてミスが起きた後、対応を怠り(縫合ミス)、患者を放っておいた医療体制が問題だと思います。 Hさん・病院では、ミスを隠すのが当たり前のようです。本当ならそれ(ミスによって生じた後遺症)を直すのが当たり前だと思います。 Iさん・「(手術で)切られたら痛いんだ」、「(抗癌剤を)飲んだら苦しいんだ」と、患者が医者たちに教えてあげないといけないと思います。医者たちは、患者の「痛み」や「苦しみ」を知らないから、(手術で)切り過ぎたり、脅してまでも(抗癌剤を)やれてしまうと思うのです。 Jさん・『医者が病気になってわかったこと』という本がありますが、これはおかしいと思います。(患者の気持ちが)わかってから医者になって欲しいと思います。 Kさん・今年6月、4月に亡くなった患者の家に事務部長と看護部長が謝りに行った話を知人から聞いたのですが、ご主人が亡くなったことに、ご家族が納得できなかったため、議員を通して院長あて手紙を渡したそうです。 Lさん・議員を通さなければ、病院側は何もしなかったのでしょうか。事故があったとしても、患者家族が気付かず、何も言わなければそのままなのでしょうか。担当医師(事故を起こした本人)がきちんとした説明と謝罪をすべきです。それが一般社会の常識ではないでしょうか。謝 罪することによって反省が生れ、事故の再発防止になると思います。しかし一方で、今回の病院側の対応(仏前に焼香)は、今までの被害 者たちに、ひじょうな驚きと怒りを与えるやり方です。 Mさん・病院で納得できないことが起きた場合、患者は医者のミスだと思い、医者はミスではないと主張します。このズレをうめるためには当事者同士の話し合いが一番重要だと思います。 Nさん・一昨年来、杉山欣司議員が、ご自身の身近にあった病院での不快な体験を議会で話し、市や病院の対応を迫り、改善を求めましたが、同様に不快な体験をしている一般市民にも、同じ様な話をする機会を与え、病院側に対応・改善を求めさせるべきだと思います。それでなければ、「議員だから」という特権階級に対する特別な対応になってしまいます。これでは一般市民は到底納得できません。そして、杉山議員が議会で度々取り上げた問題についての、病院側の最終的な対応の結果も知りたいものです。 Oさん・テレビで紹介していた人間的魅力ある医師は、被害者の話をきいて成長していったと話していました。 Pさん・医師は変なプライドをすてて欲しい。「知らない」は「知らない」と言って欲しい。患者の話には耳を傾けて欲しい。 Qさん・医師もスタートは未熟ですから、ベテラン医師と組んで学んで欲しい。それでないと、一年生はいつまでたっても一年生のままです。「これでいいんですか」と、ベテラン医師とのコミュニケーションをもって欲しい。市立病院ではどうなっているのでしょうか。 Rさん・前副院長が手術が下手なのを知っていた人たちが、黙っていた責任は大きいと思います。少なくとも、同僚外科医・麻酔科医・放射線科医・看護婦たちは知っていたはずです。 Sさん・医者に初めからウソを言われていたら、患者としてどうしようもありません。 Tさん・医者に説明を求めたら「説明をきいてどうするのか」と言われた。患者としては、自分のことを知りたいのです。 Uさん・医者の資質・経験年数・技量不足等の問題の原因が、人件費をかけられないからでは困ります。 Vさん・病院全体が閉鎖社会になっている怖さがあります。前副院長の手術を受けた患者たちが、キズがふさがらないのが当たり前になっていたことも、とても怖いことです。患者が点滴の間違いに気付いて看護婦に言っても、よくあることの様で、何も驚かないでは困ります。知人が点滴を受けた時、血が天井まで吹いたと言っていました。また、ある患者は点滴の針を抜いた時、血が天井まで吹いて、退院するまで血液で汚れた天井を見て過ごしたと言っていました。 Wさん・医療を提供する側と受ける側の意思疎通がはかれれば、風通しの良い病院になるはずです。話し合いの場をもつことを是非お願いしたいと思います。
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