資料
●静岡新聞 1991年9月12日付夕刊6ページ掲載
被告側、争う姿勢
医療ミス
損賠訴訟 静岡地裁で初弁論
赤ちゃんが死亡したのは出産時の医療ミスが原因として、清水市を相手取り約七千万円の損害賠償を求めた医療民事訴訟の第一回口頭弁論が十二日、静岡地裁(大前和俊裁判長)で開かれた。被告側は診断など治療に間違いはないとして全面的に争う姿勢を示した。
訴えたのは清水市○○○、会社員○○○○さん(四七)、○子さん(四一)夫婦。
訴状によると、○子さんは昭和六十年八月に清水市立総合病院で初受診。翌年三月、四〇〇〇cを超す巨大児を産む恐れがあると診断され誘導出産を受けたが、陣痛促進剤の投与ミスから突然破水。帝王切開を受けたが、赤ちゃんは三十七時間後に死亡した。赤ちゃんは三六〇〇cの男の子で普通児だった。さらに処置の不備から、○子さんも子宮内膜炎となり、健康を害した。
(静岡新聞1991年9月12日付夕刊6面)
*会事務局注:HP掲載にあたり原告夫婦の住所と名前を秘しました。
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