資料
●静岡新聞 1996年12月28日付朝刊掲載
慰謝料支払いで和解
清水市立病院訴訟
清水市立病院で平成二年五月、同市内の男性会社員=当時(六一)=が肝不全で死亡したのは、医師の適切な治療が行われなかったためとして、遺族が同病院を経営する同市に慰謝料など三千八百六十万円の支払いを求めた民事訴訟は二十七日までに、市側が遺族に四百八十万円を支払うことで和解が成立した。
遺族は平成四年八月に提訴し、口頭弁論で市側は全面的に争う姿勢を示していたが、ことし七月、裁判所から和解勧告が出されていた。病院側は「このような訴えが起こること自体、患者の家族に対する説明不足といえるので、和解勧告を受け入れることにした」と話した。
|