資料
●静岡新聞 2001年12月19日付朝刊掲載
清水市立病院の
医療過誤訴訟
5000万円で和解へ
清水市立病院で平成六年、脳腫瘍(しゅよう)の摘出手術を受けた市内の男性が失明した件で、市議会は十八日、市が男性とその家族に、五千万円の損害賠償金を支払うことを承認した。二十日の静岡地裁での交渉で正式に和解する予定。
男性は六年一月、同病院で脳腫瘍の摘出手術を受けたが、同年六月に両眼失明となり、八年三月、市と主治医を相手に約二億円の損害賠償を求める訴訟を静岡地裁に起こした。市側は全面的に争ってきたが、今月三日、同地裁から和解が提案されたため、鑑定結果などを考慮して受け入れることにした。同病院は「長い間の原告の苦痛に配慮して、和解に応じることにした」と話している。
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