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静岡新聞2010年10月21日付夕刊2ページ掲載

「静岡市側、争う姿勢」
清水病院の心臓治療死訴訟

 静岡市立清水病院(同市清水区)に入院していた市内の当時70代の男性が急性心筋梗塞(こうそく)の心臓カテーテル治療後に死亡したのは、医療ミスがあったためとして、男性の遺族が市に慰謝料など約3900万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が21日午前、静岡地裁(山崎勉裁判長)で開かれた。市側は請求の棄却を求める答弁書を提出し、争う姿勢を示した。
 訴状によると、男性は2008年10月、救急搬送された同病院で腹膜炎の手術を受けた。入院中の同年11月に急性心筋梗塞を発症し、カテーテル治療を受けたが、心臓の右冠動脈から出血し、同月12日に死亡した。
 原告側は「担当医師が治療を誤って右冠動脈を傷付けた上、経過措置を怠って重症化を招き、死亡させた」などと主張している。

                                (静岡新聞2010年10月21日夕刊2面)

 

 

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