資料
● 静岡新聞2013年3月8日付朝刊27ページ掲載
清水病院医療訴訟
静岡市争う姿勢
静岡市立清水病院で検査を受けた母親が死亡したのは止血治療のミスで胃を傷つけられたためだとして、同市清水区の60代男性が市に890万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が7日、静岡地裁(村野裕二裁判長)で開かれた。市は請求棄却を求める答弁書を提出し、争う姿勢を示した。詳細な主張は今後、明らかにする。
訴状によると、男性の母親=当時(79)=は、2003年1月、同病院で肝機能低下の治療のために胃カメラ検査を受けた。この際、胃壁の止血治療をしようとした医師が誤って穴を開け、母親は急激な体力低下で約3週間後に死亡したとしている。病院は死因を「肝不全、腎不全」と診断していて、男性は「胃壁に穴を開けたのが死因と認め、謝罪をしてほしい」と主張している。
(静岡新聞2013年3月8日朝刊27面)
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