遺族と示談成立へ
清水病院の医療事故
静岡市は18日、市立清水病院(清水区)で2013年1月に透析治療を終えた男性=当時(83)=が約1カ月後に死亡した医療事故について、遺族側と示談が成立する見込みになったことを市議会議会運営委員会に報告した。賠償金4千万円を支払うため、2014年度病院事業会計補正予算案を開会中の6月定例会に追加提出する。
市によると、男性は12年12月に急性腎不全で入院した。13年1月に透析治療が終了し、首からカテーテルを抜いた際、血管に空気が入り、脳空気塞栓(そくせん)症を発症した。2月に転院先で死亡した。 (静岡新聞2014年6月19日朝刊29面)