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資料

静岡新聞2015年12月26日付朝刊27ページ掲載

 患者の乳房誤摘出
 

千葉県がんセンター
検査結果取り違え

 千葉県がんセンター(千葉市)は25日、早期の乳がんの30代女性患者(千葉県在住)と、別の患者の検査結果を取り違え、誤って30代女性患者の右乳房を手術で全摘出したと発表した。センターは「直ちに全摘出する必要性は低かった」として手術を受けた患者に謝罪した。
 センターは外部の専門家を交えた院内事故調査委員会を設置し、原因を究明する方針。
 センターによると、10月中旬、30代女性患者の乳房に針を刺して組織を採取、がん細胞を調べる検査を実施した。だが、同じ日に検査を受け、進行性の高い「浸潤性乳管がん」と診断された別の50代女性患者の検査結果とセンター内で取り違え、12月上旬、30代女性患者に右側乳房の全摘出手術を行った。センターは、50代女性患者の現在の病状を明らかにしていない。12月15日、30代女性患者の手術時に取り出した検体を調べたところ、取り違えが判明した。

                               (静岡新聞2015年12月26日朝刊27面)

 

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