資料
● 静岡新聞2018年2月15日付朝刊21ページ掲載
清水病院 繰入金26億円超
外来、手術減響く
市議会厚生委
静岡市の2017年度補正予算案などを審議した14日の市議会厚生委員会で、本年度の赤字額が26億円に上る見込みの市立清水病院について、委員から要因などを問う声が上がった。
補正予算案では、病院事業会計に一般会計からの繰入金10億3700万円を追加。17年度全体の繰入金は26億4400万円になった。16年度と比べて約8億円増加している。
病院担当者は要因として、外来患者数の減少や外科医不足による手術数の減少などを挙げた。外来患者数は16年度は18万4200人、17年度は17万5000人になる見込み。
委員からは「赤字は年々増えている。解消できる経営計画になっているのか」「経営リスクを顕在化させるマネジメントが必要」などの指摘があった。担当者は今後の対策について、開業医と連携して紹介患者数を増やしたり、診療体制のPRに努めたりすると説明した。
(静岡新聞2018年2月15日朝刊21面)
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