資料
●静岡新聞 2009年7月13日付夕刊3ページ掲載
6医師業者から接待
静岡市立清水病院 診療科長は兼業も
市が処分検討
静岡市立清水病院(清水区)の診療科長ら複数の医師が取引業者から接待を受けているなどとする内部告発を受けて、市職員法令順守推進委員会は13日までに、診療科長らから事情を聴き、「接待などがあった」との見方を固めた。市は、市職員倫理規則などに基づき、診療科長ら接待を受けたとされる医師6人に対する処分を検討している。
同委員会の調査で、診療科長は埼玉県内の総合病院で4月から毎週土曜に外来診療を行い、報酬を得ていたことも明らかになったとされる。市は、兼業を禁止する地方公務員法に違反しているとして、この診療科長については、減給などの懲戒処分とする方針。
市によると、診療科長ら医師6人は4月中旬と5月初旬の2回、市内の飲食店で、医薬品や医療機器の購入契約を結んでいるメーカー2社からそれぞれ、一人あたり2万円前後の飲食の接待を受けたという。
医師らは「業者との懇親会という認識で参加したが、医療機器や医薬品の選定や購入で便宜を図ったことはない」と説明しているという。
(静岡新聞2009年7月13日夕刊3面)
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